ぱいかじ南海作戦
ぱいかじ南海作戦 | ||
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著者 | 椎名誠 | |
発行日 | 2004年4月 | |
発行元 | 新潮社 | |
ジャンル | 冒険小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
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『ぱいかじ南海作戦』(ぱいかじなんかいさくせん)は、椎名誠による日本の小説。2004年4月に新潮社より発売。「ぱいかじ」とは沖縄方言で「南風」のこと。
2012年には本作を原作とした映画が製作・公開された。
あらすじ
[編集]カメラマンを本業とする男・佐々木は、勤務していた会社をリストラされ、さらには愛する妻・佐和子に逃げられ、一人寂しく暮らしていた。
ある日、佐々木は東京から宛もなく一人沖縄へ旅立つ。飛行機から船へと乗り継ぎ、辿り着いた島(西表島)で出逢った、砂浜に住むホームレス4人と飲み、踊り、笑い、楽しい一夜を過ごした佐々木だったが、翌朝遅く目覚めると、持って来た全財産(バッグや貴重品など)がなくなり、ホームレスが居た仮住まいもそっくり消えていた。
途方に暮れた佐々木は、浜で都会からやってきた青年「オッコチ」、関西からきた美女2人組「アパ」「キミ」と出会う。二人のおかげで料理の質が向上し、防犯用に掘った落とし穴にイノシシまで落ちて大喜び。そんな中、ホームレス4人組の噂を聞きつけた佐々木は、彼らから全財産を取り返すべく、“ある作戦”を決行するために、奴らが居ると思われる離れ島に渡る。見つかった4人は見事な土下座をして謝る。元の浜に帰ると2人組を連れ帰りにきたおばさんたちがいた。元妻の撮影のADもやってきて明日「イントレ」(撮影用の高い足場)が必要だといわれ、土下座の4人もきて木で作り上げる。撮影隊もやってきて忙しくなるが、。
映画
[編集]ぱいかじ南海作戦 | |
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監督 | 細川徹 |
脚本 | 細川徹 |
原作 | 椎名誠 |
製作 |
重村博文 中尾哲郎 中原研一 前田浩子 |
製作総指揮 | 大月俊倫 |
出演者 |
阿部サダヲ 永山絢斗 貫地谷しほり 佐々木希 |
音楽 | 櫻井映子 |
主題歌 | 星野源「パロディ」 |
撮影 | 芦澤明子 |
編集 | 菊井貴繁 |
製作会社 |
キングレコード テレビ東京 BSジャパン アルケミー・プロダクションズ |
配給 | キングレコード/ティ・ジョイ |
公開 | 2012年7月14日 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
放送作家・脚本家として活躍する細川徹が、初めて実写映画のメガホンをとった作品。2011年11月に沖縄県の西表島でロケを行い、2012年7月14日に新宿バルト9他で劇場公開された。
キャッチ・コピーは「終点の先にパラダイスがあった!・・・のか???」。
キャスト
[編集]- 佐々木 - 阿部サダヲ
- オッコチ - 永山絢斗
- アパ - 貫地谷しほり
- キミ - 佐々木希
- マンボさん - ピエール瀧
- 先生 - 浅野和之
- ギタさん - 斉木しげる
- ヨシオ - 大水洋介
- ざます(アパの親戚) - 宍戸美和公
- トラ(ざますの妹) - 五月女ケイ子
- アパの元婚約者 - 飛永翼
- 警察官 - 小渡俊彰
- 米山社長(佐々木の元上司) - 原金太郎
- 佐和子(佐々木の元妻) - 目黒真希
- AD(CM撮影のスタッフ) - 少路勇介
- CM出演の女性タレント - 川満彩杏、桃原遥、芹菜
- 島のおばさん - 加藤ひろみ、田仲洋子
- スーパーの店主 - 知名剛史
- エンゾさん - 桑江良美
- 管理会社の男 - 川満直哉
スタッフ
[編集]- 監督・脚本:細川徹
- 原作:椎名誠
- 製作総指揮:大月俊倫
- 製作:重村博文、中尾哲郎、中原研一、前田浩子
- プロデュース:前田浩子
- 企画:近藤良英、橋本直樹
- 撮影:芦澤明子
- 美術:新田隆之
- 音楽:櫻井映子
- 音楽プロデューサー:緑川徹
- 録音:岡本立洋
- 照明:永田英則
- 編集:菊井貴繁
- 衣裳/スタイリスト:堀井香苗
- ヘアメイク:石邑麻由
- ビデオエンジニア(VE):鏡原圭吾
- アソシエイト・プロデューサー: 森山敦
- ライン・プロデューサー:森太郎
- 制作担当:関浩紀
- 助監督:潮崎遵
- スクリプター/記録:矢野千鳥
- 制作プロダクション:アルケミー・プロダクションズ、ウィルコ
- 『ぱいかじ南海作戦』製作委員会:キングレコード、テレビ東京、BSジャパン、アルケミー・プロダクションズ
- 配給:キングレコード、ティ・ジョイ