となみ散居村ミュージアム
となみ散居村ミュージアム Tonami Sankyoson Museum | |
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施設情報 | |
事業主体 | 砺波市 |
管理運営 | (公財)砺波市花と緑と文化の財団 |
開館 | 2006年(平成18年)6月10日 |
所在地 |
〒939-1363 富山県砺波市太郎丸80番地 |
位置 | 北緯36度37分33.2秒 東経136度57分49.8秒 / 北緯36.625889度 東経136.963833度座標: 北緯36度37分33.2秒 東経136度57分49.8秒 / 北緯36.625889度 東経136.963833度 |
外部リンク | となみ散居村ミュージアムホームページ |
プロジェクト:GLAM |
となみ散居村ミュージアム(となみさんきょそんミュージアム、英: Tonami Sankyoson Museum)は、富山県砺波市太郎丸にある公立博物館である。通称は散居村ミュージアム。富山県博物館協会会員。
概要
[編集]散居村で知られる砺波平野全体(厳密には砺波市・南砺市のみが対象)を「博物館」と位置付ける「となみ野田園空間博物館」の中核施設。それぞれ独立した情報館、伝統館、交流館、民具館の4館からなる博物館である。2006年(平成18年)6月10日に情報館、伝統館、交流館の3施設で開館し[1]、2009年(平成21年)6月28日に民具館が開館した[2]。
情報館
[編集]「マエナガレ」という砺波地方の伝統的家屋をモチーフとした建物で、となみ野(砺波平野)各地に点在する散居村などの農村風景、そこに建つ伝統的な建造物など全体が博物館であるとする構想に基づく「となみ野田園空間博物館[3]」の情報発信拠点施設で、施設内には、となみ散居村ミュージアムの総合受付案内や、散居村の紹介コーナー、学習、体験ができるコーナーなどがある。
- 展示コーナー、学習コーナー、体験コーナー
- 研修室
- 事務室
伝統館
[編集]富山県西部の平野部に多く見られる白壁に格子状の木組みが美しい「東建ち(あずまだち)」という、木造平屋建切妻造瓦葺家屋で来客用の式台玄関があり、「アマ」と呼ばれる屋根裏がある2層構造の1915年(大正4年)建築、1958年(昭和33年)に増改築された家屋を移築復元したものである。延床面積98坪(1階・67坪、2階・31坪)
交流館
[編集]こちらも木造平屋建切妻造瓦葺2階建ての大正後期の家屋の「アズマダチ」で、2世帯、3世帯住宅に増改築されたものである。有償で各種会合、講演会、教室などが開催できる。延床面積120坪(1階・80坪、2階・40坪)
民具館
[編集]2009年(平成21年)6月28日にオープンした施設で、建物は木造2階建て、延床面積730m2[2]で、砺波市立出町小学校の旧校舎構造物の一部を移築利用したものである[4]。
主な所蔵品
[編集]- 重要有形民俗文化財
- 砺波の生活・生産用具 - 当ミュージアムおよび、砺波民具展示室で収蔵している砺波の民具6,900点(生活用具 3,202点、生産用具 3,698点〔内 農機具 1,634点[5]〕)が、2017年3月3日付けで国の重要有形民俗文化財に指定された[6][8][9]。
施設情報
[編集]- 開館時間 : 9時 - 18時 (入館は17時30分まで)、各施設利用は21時まで
- 休館日 : 毎週水曜日、毎月第3木曜日(休日を除く)、年末年始(12月29日 - 1月3日)
- 入館料 : 民具館のみ 高校生以上 100円(団体割引 あり)
- 他施設の入館料は無料(各施設利用は別途有料)
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ 『広報となみ』2006年7月号(砺波市役所発行)、3頁"『となみ散居村ミュージアム』オープンより。
- ^ a b 『広報となみ』2009年7月号(砺波市役所発行)、2頁『砺波地域の先人の知恵を伝える 民具館オープン!』"より。
- ^ となみ野田園空間博物館
- ^ a b c d e 『広報となみ』2009年7月号(砺波市役所発行)、3頁『館内のご案内』より。
- ^ a b c 『社説 文化財「砺波の民具」次代への伝承に力注げ』北日本新聞 2017年2月12日5面
- ^ a b 『国重要有形民俗文化財 「砺波の民具」指定へ 文化審答申』北日本新聞 2017年1月28日1面
- ^ 『地道な民具収集に光 「砺波の民具」国重要有形民俗文化財 関係者喜び 半世紀の成果6900点』北日本新聞 2017年1月28日36面
- ^ 文化遺産オンライン
- ^ 『国の重要有形民俗文化財 無形7件 有形3件 文化審答申』北日本新聞 2017年1月28日7面