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としまみどりの防災公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
としまみどりの防災公園
IKE・SUNPARK
園内の原っぱ広場 地図
としまみどりの防災公園の位置(東京都区部内)
としまみどりの防災公園
分類 防災公園
所在地
座標 北緯35度43分40秒 東経139度43分21秒 / 北緯35.72778度 東経139.72250度 / 35.72778; 139.72250座標: 北緯35度43分40秒 東経139度43分21秒 / 北緯35.72778度 東経139.72250度 / 35.72778; 139.72250
面積 17,000.18m2[1]
前身 造幣局東京支局
開園 2020年12月12日
運営者 日比谷アメニスNTTアーバンバリューサポート[注 1]共同事業体(指定管理者[3][4]
駐車場 なし(近隣に民間の有料駐車場あり)
アクセス IKEBUS「IKE・SUNPARK入口」停留所下車すぐ
東京メトロ有楽町線東池袋駅から徒歩5分
都電荒川線東池袋四丁目停留場から徒歩5分
公式サイト https://ikesunpark.jp/
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としまみどりの防災公園(としまみどりのぼうさいこうえん)は、東京都豊島区東池袋四丁目にある、豊島区立の公園。区内最大面積[5]の公園である。愛称はIKE・SUNPARK(イケ・サンパーク)。

歴史

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造幣局東京支局の周辺は木造住宅の密集地であり、豊島区町会連合会では1984年より跡地を防災公園として活用することを要望していた。2013年に造幣局の移転が決定。2015年に、豊島区はこれまでにも区内の防災公園整備の実績のある都市再生機構(UR)と基本協定書を締結。跡地3.2ヘクタールのうち1.7ヘクタールにはとしまみどりの防災公園(愛称:IKE・SUNPARK)、残りの土地の2/3は東京国際大学のキャンパスに活用し、1/3は暫定施設としてとしまキッズパークが整備される[6]。防災公園建設の資金調達には、P-PFI方式が活用された[5]。2019年5月より防災公園の工事が始まり[7]、2020年7月11日に部分開園。同年12月12日に全面オープンした[8]。としまキッズパークは2020年9月26日に開園し、同日より、池袋駅周辺を巡回する電気バス「IKEBUS」が本園とキッズパークとの間のプロムナードに乗り入れを開始して、「IKE・SUNPARK」停留所が開設された[9]。但しIKEBUSの園内乗り入れ及びIKE・SUNPARK停留所は2024年1月31日限りで廃止され、代替の最寄り停留所として2月1日よりサンシャインシティ東側にIKE・SUNPARK入口停留所が新設される[10]

2021年度都市住宅学会・業績賞、2020年度全建賞<都市部門>を受賞[11]

園内

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外周に沿って防火樹林のシラカシが植えられ、東京国際大学・キッズパークとの間はイチョウ並木の約170mのプロムナード。IKEBUSおよび緊急車両以外の車両の通行はできず、IKEBUS通行時には警備員が誘導する[12]。中央部は面積約6,600m2[5]の芝生の「原っぱ広場」で[13]、南側にカフェ[14]、プロムナード側には4軒のキャビン型店舗からなる「KOTO-PORT」がある[15]。KOTO-PORTは、最大7店舗まで増設する計画がある[16]。毎週末には埼玉県農産物や、豊島区や交流都市の名産品を販売する「ファーマーズマーケット」が開催される[17]。園内には、豊島区由来のソメイヨシノをはじめヒメリンゴアジサイイロハモミジロウバイなど四季の植物が植えられている。カフェに近い一角にはコミュニティガーデン(市民農園)があり、花や野菜が栽培されている[18]

災害時には2,500人収容の一時避難場所として機能し、安全が確認されたのちに隣接する豊島区立朋友小学校に避難者を誘導する。原っぱ広場はヘリポートとしての機能も有する。園内には消火用水や生活雑用水に使える井戸、非常用発電機、備蓄倉庫、かまどベンチなどがあり、救援物資が届く段階においては区内各地の拠点に搬送する拠点ともなる[13]

脚注

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注釈

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  1. ^ 旧社名はNTT都市開発ビルサービス[2]

出典

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  1. ^ としまみどりの防災公園(愛称:IKE・SUNPARK)”. 豊島区役所 (2021年4月25日). 2021年5月5日閲覧。
  2. ^ 街づくり推進体制強化に向けた新たな会社2社の設立について”. NTTアーバンソリューションズ、NTT都市開発、NTT都市開発ビルサービス、NTTファシリティーズ (2021年5月12日). 2024年10月26日閲覧。
  3. ^ としまみどりの防災公園”. 提供価値の取り組み. NTTアーバンソリューションズ. 2024年10月26日閲覧。
  4. ^ 造園施工(その2)”. 事業内容. 日比谷アメニス. 2024年10月26日閲覧。
  5. ^ a b c 「イケ・サンパーク(としまみどりの防災公園)」が7月11日(土)にオープン!』(プレスリリース)豊島区役所、2020年7月10日https://www.city.toshima.lg.jp/013/kuse/koho/hodo/r0206/2007101044.html2021年5月5日閲覧 
  6. ^ 【特集】「IKE・SUNPARK」(東京都豊島区東池袋)」(PDF)『WEB UR PRESS』第63巻、都市再生機構、2020年10月31日、9-12頁、2021年5月5日閲覧 
  7. ^ (仮称)造幣局地区防災公園について” (PDF). 豊島区役所. 2021年5月5日閲覧。
  8. ^ 造幣局東京支局跡地に「IKE・SUNPARK(としまみどりの防災公園)」が完成しました』(プレスリリース)都市再生機構、2020年12月14日https://www.ur-net.go.jp/news/20201214_tohto_ikesunpark.html2021年5月5日閲覧 
  9. ^ 9月26日からIKEBUSが新ルートを走ります” (PDF). 広報としま 令和2年9月1日号特集版. 豊島区. p. 8 (2020年9月1日). 2021年5月5日閲覧。
  10. ^ 2月1日(木)から IKEBUS のルート・運賃・ダイヤが変わります” (PDF). 広報としま 令和6年1月11日号. 豊島区. p. 1 (2024年1月11日). 2024年1月29日閲覧。
  11. ^ としまみどりの防災公園(IKE・SUNPARK)”. UR都市機構. 2021年7月16日閲覧。
  12. ^ 造幣局地区まちづくりに関する説明会を開催しました。” (PDF). 豊島区役所 (2019年7月9日). 2021年5月5日閲覧。
  13. ^ a b 施設情報・防災機能”. IKE・SUNPARK. 2021年5月5日閲覧。
  14. ^ EAT GOOD PLACE
  15. ^ KOTO-PORT(IKE・SUNPARK)
  16. ^ KOTO-PORT」(PDF)『IKE・SUNPARK PAPER』第2号、IKE・SUNPARK、10頁、2021年5月5日閲覧 
  17. ^ イケ・サンパークファーマーズマーケット(IKE・SUNPARK)
  18. ^ コミュニティガーデン(IKE・SUNPARK)

外部リンク

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