ちくたくぼんぼん
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『コーラス』(集英社)にて2009年4月号から2011年10月号まで連載された。単行本は全3巻。
あらすじ
[編集]東京のおばの家で女中として奉公に励む少女・イワ。「善行に励め」という祖父の言いつけを守るイワは、道に落ちていたコウモリを助ける。更に後日イワが拾ったのは、道端で行き倒れていた青年。
純朴な少女と不思議な青年の物語。
登場人物
[編集]- イワ
- 東京で一人暮らしをするおばの家で女中をする少女。
- 夕泡に(コウモリの)三五を吸血コウモリだと吹き込まれ、(人間の)三五が吸血鬼ではないかと勘違いしてしまう。
- 三五(さんご)
- イワが道端で拾ったコウモリ。十五夜に拾ったためこの名が付いた。
- 青木 三五(あおき さんご)
- 時計屋。都一とは一高の同級生。短命の家系で、名前には「四がない=死なない」という意味が込められている。
- 箱川 たわ子(はこかわ たわこ)
- イワのおば。元女優。足を痛めてからはずっと家にいる。
- 箱川 都一(はこかわ といち)
- たわ子の息子。イワのいとこ。留学先のイギリスから帰国し、春から帝大へ。底意地の悪い性格。
- 夕泡(ゆうほう)
- 箱川家の隣家に住む漫画家。
- 里(さと)
- 漫画家を目指し、夕泡の内弟子になった少女。イワとも仲が良い。
- 桝井(ますい)
- 実業家。劇場の取締役でお金持ち。都一の父親。
- 橘 操(たちばな みさお)
- 三五の幼なじみ。都一に想いを寄せる。
- 喜久(きく)
- 三五の母親の家の下女だった老婆。現在は三五の世話をしている。
単行本同時収録
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- ビーチ・イズ・ビューチフル
- 『別冊コーラス』2006年Spring掲載
書誌情報
[編集]勝田文 『ちくたくぼんぼん』 集英社〈クイーンズコミックス〉 全3巻
- 2009年10月19日発売、ISBN 978-4-08-865560-4
- 2010年12月17日発売、ISBN 978-4-08-865610-6
- 2011年12月19日発売、ISBN 978-4-08-865654-0