だれもがポオを愛していた
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『だれもがポオを愛していた』は平石貴樹の長編小説で、1985年に集英社から刊行された。エドガー・アラン・ポーの終焉の地、アメリカのボルティモアを舞台にしている。
だれもがポオを愛していた | ||
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著者 | 平石貴樹 | |
イラスト | 鈴木秀ヲ 柳川貴代 | |
発行日 | 1985 | |
発行元 | 集英社 東京創元社 | |
ジャンル | 小説 ミステリ | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 文学作品 | |
ページ数 | 338 | |
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概要
[編集]ミステリで人気な読者への挑戦状を挿入していたり、アリバイ表などが入っている事で、ミステリファンを喜ばせている。創元推理文庫の解説は、作家の有栖川有栖が書いている。[1]
あらすじ
[編集]米国、ボルティモア郊外で、日系人兄弟の住む館が爆破され、沼の中に消え去った。テレビ局にかかってきた予告電話のとおり、エドガー・アラン・ポーの作品を見立てた事件が次々と発生する。その事件をニッキ・サラシーナとナゲット・マクドナルドが解決する話。
ポオの作品と関連する所
[編集]主な登場人物
[編集]- ナゲット・マクドナルド 本編の語り手
- S・W・**教授 本編の翻訳者
- サラシーナ(更科) 外交官
- ニッキ・サラシーナ(更科丹希) その娘
- エイブ・アシヤ 実業家 日系2世
- テッド・アシヤ エイブの弟
- エリナ・アシヤ テッドの妻
- ロバート・アシヤ デットとエリナの息子
- メアリアン・アシヤ ロバートの妹
- ケンイチ(ケニチ)・アシヤ エイブの従弟の息子
- ジョージ・ワシド アシヤ屋敷の執事
- マーサ・ワシド ジョージの妻
- エイナル・T・ホール 家政婦
- マリー・トッド エイブと離婚した女性
- チェリー・ワシド ワシド夫妻の娘
- リンディ・ジョンソン チェリーの恋人
- ティット リンディのガールフレンド
- ペッパー博士 嘱託医
- A・ジャクソン ゴルフ・クラブの経営者
- ジミー・カダ 弁護士
- ジョン・タイラ 医師
- ジャクリーン・カネダ 骨董商
- ジューシー・レイビア その店員
- カルヴィン・クリヂ 骨董商
- ポール 新聞記者
- ジョン・ハリスン カメラマン
- サキット・グッド ジャクリーンのパトロン
- センゴク 東京の美術商
- ケロッグ警視 捜査官
- ナビスコ 捜査官
- ロン 捜査官
- ヤース 捜査官
- ベディ・クロッカー 捜査官
- バドワイザー 捜査官
- キャンベル 捜査官
- マコーミック 捜査官
- ハインツ 捜査官
出典
[編集]- ^ 平石貴樹. (1997). だれもがポオを愛していた.. Tōkyō Sōgensha. ISBN 4-488-42001-X. OCLC 170184537