たましいの反抗記 すてるがかち!
表示
『たましいの反抗記 すてるがかち!』(たましいのはんこうき すてるがかち!)は、水城正太郎による日本のライトノベル。イラストはミヤスリサが担当している。2006年、富士見ミステリー文庫(富士見書房)より発行。
ストーリー
[編集]世界最大の学園都市・自転学園に合格した麻紀。学園での生活をしばらく過ごした頃、探検部が遭難する事件が起きる。その直後、謎の力を持つ校章を偶然手にした麻紀は、怪物に変化した教師たちに襲撃される事件に巻き込まれ、やがて学園内での大きな陰謀に巻き込まれてしまう。
登場人物
[編集]- 加治木 麻紀(かじき まき)
- 中等部2年。感情豊かな少女で、小柄ですばしっこい。偶然手にした校章が原因で、事件に巻き込まれてしまう。
- 永里 ハル(ながさと ハル)
- 高等部政治経済学部1年。セールスで知り合った麻紀と事件に巻き込まれ、共に行動することになる。
- 海老原 恵美(えびはら えみ)
- 高等部文学部1年。学部間会議の書記で、協力者として麻紀たちと行動することになる。
- 白星 聖佳(しらほし せいか)
- 高等部所属で、探検部の副部長。謀反を起こした探検部から逃走し、麻紀たちと行動を起こす。
- 勝谷 あかり(かつや あかり)
- 中等部2年で、麻紀の友人。怪物化した教師に捕まってしまう。
- 久米田 安代(くめた やすよ)
- 農学部所属。高飛車な性格で、麻紀から校章を奪い取ろうとする。
- 斗鬼 涼呼(とき りょうこ)
- 探検部部長。島に隠された力を手に入れるために、今回の事件を引き起こす。
- 谷垣 ひとみ(たにがき ひとみ)
- 文学部部長。「虹のリボンの哲学者」の名を持つ。
- 青塚 佐多子(あおつか さたこ)
- 体育学部部長。「青い稲妻」の名を持つ。
- 曽我 京子(そが きょうこ)
- 理工学部部長。「電気の魔法使い」の名を持つ。
- 柴田 若葉(しばた わかな)
- 法学部部長。「法の守り手」の名を持つ。
- 兵藤 祐和(ひょうどう ゆうわ)
- 政治経済学部部長。「カミソリ」の名を持つ。
- 皆元 美里(みなもと みさと)
- 農学部部長。「女帝」の名を持つ。
- 楠 みちる(くすのき みちる)
- 医学部部長。「聖母」の名を持つ。
- 佐伯 亜美(さえき あみ)
- 美術学部部長。
用語
[編集]- 自転学園(オノゴロがくえん)
- 世界最大の学園都市で、中学・高校・大学の一貫教育体制を採用する女子校。太平洋上に存在する島が丸ごと学園の所有となっている。島内の施設や交通、インフラ等はすべて学園の教師や生徒によって管理されている。
- 高等部では、以下のように専門化された学部に分類され、様々な業務を行っている。各学部長は高等部2年生から選出されている。
- 文学部
- 文献の記録やまとめを担当。島内のテレビ制作も行っている。
- 体育学部
- トラックの運転や体力仕事を担当。
- 理工学部
- 島内の発電を担当。
- 法学部
- 学園生活を円滑に進めるために法を策定している。
- 政治経済学部
- 島内の貨幣流通を管理。セールスを行う生徒もいる。
- 農学部
- 食物生産及び供給を担当。業務ゆえに上層部は金持ちが多く、華美な装飾をまとう生徒も多い。
- 医学部
- 医療関係を担当。
- 美術学部
- 建築デザインなどを担当。
既刊一覧
[編集]- 『たましいの反抗記 すてるがかち!』、2006年6月10日発売[1]、ISBN 4-8291-6356-9
脚注
[編集]- ^ web KADOKAWAより(2009年9月24日閲覧)