そのとき、みんなテレビを見ていた!
そのとき、みんなテレビを見ていた! | |
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ジャンル | 地上アナログ放送終了記念特別番組 |
出演者 |
徳井義実(チュートリアル) 鈴木奈穂子(NHKアナウンサー) 他 |
製作 | |
制作 | NHK※1 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2011年7月24日 |
放送時間 | 第1部:10:05 - 11:53 第2部:13:05 - 15:00 |
放送分 | 第1部:109分、第2部:115分 |
回数 | 1 |
特記事項: ※1=東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律によりアナログ放送の終了が2012年3月31日に延期されていた岩手県(盛岡)・宮城県(仙台)・福島県(福島)の3県を除く44都道府県で放送。 |
『そのとき、みんなテレビを見ていた!』(そのとき、みんなテレビをみていた!)は、日本放送協会(NHK)がアナログテレビジョン放送終了を記念し、2011年7月24日に総合テレビジョンで放送した特別番組。東日本大震災の影響によりアナログ放送終了が2012年3月31日に延期されていた被災3県のアナログ放送終了日に放送された『東北3県 さようならアナログ!もっとデジタル!』(とうほく3けん さようならアナログ! もっとデジタル!) についてもここで記述する。
概要
[編集]日本におけるアナログテレビジョン放送は、NHKが1953年2月1日に東京で始まって以来、58年半にわたるアナログ放送の歴史は被災3県を除き、この番組の放送日をもって終了した。東日本大震災の影響で岩手県・宮城県・福島県(以下被災3県)ではアナログ放送終了が2012年3月31日に延期されていたため、被災3県では東北地方の各放送局が制作した地域発ドラマの再放送[1]に差し替えられた。被災3県ではアナログ放送終了日となる2012年3月31日の11:00~11:54にアナログ放送終了カウントダウン特別番組として『東北3県 さようならアナログ!もっとデジタル!』が仙台局をキーステーションに放送されたあと、同日の正午を以て被災3県のアナログ放送が終了し、日本全国で完全デジタル化が完了した。これで、日本のアナログ放送は完全に廃止され、約60年の歴史に幕を閉じた。
全国版
[編集]第1部
[編集]第1部は『NHKとっておきサンデー』の時間枠を使い、58年半にわたったアナログテレビジョン放送の歴史を振り返る。また、これに合わせて秋葉原地区で実施するイベントの会場や総務省地デジコールセンターなどとも中継を結ぶ。そして気象情報を挟み、アナログテレビジョン放送を看取ることになっている。
ただ、アナログテレビジョン放送では、気象情報が最後の番組となり、アナログ放送終了の告知を1分間放送した後、静止画のお知らせ画面に移行した。送信機の電源を完全に落とす時間は各放送局の任意となるが、ほとんどの放送局では23:59に完全停波された。
このアナログ終了告知は鈴木奈穂子によって行われ、Eテレの生放送中のアナログの画面モニターを映し、受信相談窓口の「地デジコールセンター」の連絡先番号をアナウンス。その後「どーもくん」が手を振る1枚画「長い間ご覧いただき、ありがとうございました」を映したものである。なおこのフォーマットは後に2012年3月31日の被災3県でのアナログ終了時にも、谷地健吾によって踏襲されて行われた。(ただしこちらのどーもくんは手を振らずに敬礼している静止画となっていた。)
第2部
[編集]第2部は当然のことながらデジタルのみでの放送となった(前述の通り、被災3県では未放送のため)。アナログ放送の終了を受け、デジタル時代のテレビの在り方を考えていく。引き続き秋葉原からの中継もあるほか、デジタル化が間に合わなかった近隣等への呼びかけ・支援告知も行われた。
タイムテーブル
[編集]時刻 | アナログ | デジタル |
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10:05 | 第1部「ありがとう アナログテレビ」 | |
11:53 | 気象情報 | |
11:59 | アナログ放送終了のお知らせ | |
11:59.55 | ホワイトバック画面にどーもくんが手を振って 「長い間ご覧いただきありがとうございました」 の文面をNHKロゴとともに表記[2] |
正午ニュースのオープニング |
12:00 | 以後停波まで静止画によるお知らせ | ニュース |
12:15 | NHKのど自慢 | |
13:00 | ニュース | |
13:05 | 第2部「デジタル放送の魅力」 | |
15:00 | 終了 | |
~23:59 | 停波 |
キャスト(全国版)
[編集]- 司会
- コメンテーター
- ゲスト
- 萩本欽一(コメディアン、地デジ化応援隊員) - 第2部のみ
- 高橋英樹(俳優、同上)
- 加藤茶(コメディアン・タレント) - 第2部のみ
- 江川達也(漫画家) - 第1部のみ
- 池上彰(ジャーナリスト、元NHK解説委員) - 第1部のみ
- 輪島功一(ボクシング解説者・元プロボクサー) - 第1部のみ
- 山田五郎(評論家、大学教授) - 第1部のみ
- 石田純一(俳優)
- 森公美子(歌手・タレント)
- 杉浦太陽(俳優)
- 中川翔子(タレント・歌手)
- ナレーション
放送地域(全国版)
[編集]岩手県・宮城県・福島県の3県を除く44都道府県
関連項目(全国版)
[編集]- 囲碁・将棋フォーカス
- シューイチPRESENTS テレビ60年「これまで」「これから」カウントダウン - 日本テレビ系列[3]の地上デジタル移行関連特別番組。
- FNS27時間テレビ めちゃ×2デジッてるッ!笑顔になれなきゃテレビじゃないじゃ〜ん!! - フジテレビ系列[4]で2011年7月23日の18時30分から24日20時54分まで生放送された25回目のFNSの日。24日の『笑っていいとも!増刊号生スペシャル』にて地上デジタル放送の完全移行を行った。
- マツダオールスターゲーム2011 - アナログ放送終了となった7月24日の第3戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)をテレビ朝日系列で中継。冒頭で1分間、過去のオールスター戦の映像と共にアナログ放送の歴史を振り返った。
- 地上デジタル放送関連番組
- 2011年のテレビ特別番組一覧
東北3県 さようならアナログ!もっとデジタル!
[編集]東北3県 さようならアナログ!もっとデジタル! | |
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ジャンル | 地上アナログ放送終了記念特別番組 |
出演者 | 谷地健吾(NHK仙台放送局アナウンサー) 他 |
製作 | |
制作 | NHK※1 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2012年3月31日 |
放送時間 | 11:00 - 11:54 |
回数 | 1 |
特記事項: ※1=東日本大震災に伴う地上デジタル放送に係る電波法の特例に関する法律によりアナログ放送の終了が2012年3月31日に延期されていた岩手県(盛岡)・宮城県(仙台)・福島県(福島)の3県で放送。 |
『東北3県 さようならアナログ!もっとデジタル!』(とうほく3けん さようならアナログ もっとデジタル)は、東日本大震災の影響によりアナログ放送終了が延期されていた被災3県でのアナログ放送終了日となる2012年3月31日、被災3県のNHK総合テレビ(NHK盛岡・NHK仙台・NHK福島)で11:00~11:54まで放送された特別番組。この番組では、東北を沸かせた懐かしい映像を振り返った。
そのあと気象情報を放送し、アナログテレビジョン放送では、気象情報が最後の番組となり、再び谷地健吾が登場してアナログ放送終了の告知を1分間放送した後、静止画のお知らせ画面に移行し、以後停波まで静止画によるお知らせを表示した。送信機の電源を完全に落とす時間は各放送局の任意となるが、被災3県に於いてもほとんどの放送局で、23:59に完全停波された。被災3県のアナログ終了ではどーもくんのイラストと文面こそは他の地域と同じであるものの、どーもくんが手を振る映像は使用せず、静止画像での使用であった。またホワイトバック画面に「長い間ご覧いただきありがとうございました」の文面をNHKロゴとともに表記されていた。
キャスト(東北3県)
[編集]勤務局は放送当時のもの。
- 司会
- 谷地健吾(仙台局アナウンサー)
- ゲスト「チーム地デジ化」
- リポーター・ナレーション
- 合原明子(仙台局アナウンサー)
放送地域(東北3県)
[編集]岩手県・宮城県・福島県の3県
関連項目(東北3県)
[編集]- 2012年のテレビ特別番組一覧
- 第84回選抜高等学校野球大会 - 本番組の放送当時阪神甲子園球場で開催中で、NHKで中継していた。被災3県では本番組の編成上Eテレに移して放送する予定だったが、当日は雨天中止だったため、高校野球中継内でのアナログ放送終了は行われなかった。なお最後の番組は住所変更届けについての案内と、時報までのフィラーとして東京都内の空撮を放送していた。
- 宮城テレビ放送『ミヤテレ復興祭』-宮城テレビ放送で2012年3月31日の11:35〜12:00に放送された特別番組。
- 東北放送『ありがとう!アナログ放送』-東北放送で2012年3月31日の11:59~12:00に放送された特別番組、被災3県の民間テレビ局としては唯一、通常放送終了前に特別番組を放送した。
- 被災3県の他局では昼前のローカルニュースで触れるだけに留まり、ローカルニュース終了後も静止画によるお知らせ画面に切換わる12:00まで通常のCMが放送されていた。
脚注
[編集]- ^ 『お米のなみだ』(仙台局制作)、『エコ婚』(福島局制作)を第1部。『続・遠野物語』(盛岡局制作)、『スキップ!〜商店街が生んだアイドル〜』(山形局制作)を第2部に当たる部分で放送。
- ^ 映像は同一であるものの、各放送局別で送出。そのため、地域によっては切り替えの際に正午のニュースのオープニングに入る東京・渋谷のNHK放送センター屋上のお天気カメラ映像が一瞬映っていたところもあった。
- ^ アナログ放送終了が延期されたテレビ岩手・ミヤギテレビ・福島中央テレビ各局と独自の特番を放送したテレビ大分及びFNS27時間テレビをネットしたテレビ宮崎を除く。
- ^ テレビ大分を除く。