しろちどり (練習船)
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しろちどり | |
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三重県立水産高等学校の実習船しろちどり、大さん橋にて前から | |
基本情報 | |
船種 | 漁業実習船 |
船籍 | 三重県志摩市 |
所有者 | 三重県[1] |
運用者 | 三重県立水産高等学校[1] |
建造所 | カナサシ重工 |
航行区域 | 遠洋[2] |
船級 | 第3種船[1] |
信号符字 | JHQA[3][4] |
IMO番号 | 9218258[3][5] |
MMSI番号 | 431729000[3][6] |
経歴 | |
起工 | 1999年10月4日[1] |
進水 | 1999年12月3日[1] |
竣工 | 2000年3月22日[1] |
就航 | 2000年 |
現況 | 就航中 |
要目 | |
総トン数 | 499トン[1] |
全長 | 61.96m[1] |
登録長 | 53.30m[1] |
垂線間長 | 53.00m[1] |
型幅 | 9.40m[1] |
型深さ | 3.95m[1] |
最大速力 | 15.576ノット[1] |
航海速力 | 約13.0ノット[1] |
搭載人員 | 70名 (乗組員21名、教官2名、生徒46名、調査員1名)[1] |
しろちどり(しろちどり)は、三重県が所有する練習船。三重県立水産高等学校の実習に使用されている。本項目では、2000年3月に竣工し就航中の船を取り扱う。
概要
[編集]453トンの先代の代船として[7]2000年3月22日に竣工した[1]。
本船はカツオの一本釣りの漁業実習、航海や機関の実習、海洋観測や海洋生物の調査と研究を行う[8][9]。
設計
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- カツオの一本釣り漁船の船型である。
- 船首側は、左舷側が通路、右舷側が作業エリアとなっており、いわゆる左右非対称である[5]。
特徴
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- 船体に大きく Mie と描かれている[5]。
- 5級海技士(航海、機関)養成に使用されており、専攻科では3級海技士の取得を目標としている[7][10][11]。
- 三重県所有の船舶であるが2015年3月に三重県漁業無線局が閉局したため、静岡県漁業無線局所属となった。
- 実習で釣りあげた漁獲物は、静岡県の焼津漁港で水揚げすることがほとんどである。
略歴
[編集]- 1932年(昭和7年)8月5日- 初代三重丸竣工 鋼船95.06トン[7]
- 1948年(昭和23年)5月22日- 2代目三重丸竣工[7]
- 1954年(昭和29年)11月20日- 三重丸竣工 187トン[7]
- 1957年(昭和32年)4月25日- 大勢丸竣工 579トン 三重県立大学、三重県水産試験場と共同で使用[7]
- 1975年(昭和50年)11月20日- 初代竣工 389トン[7]
- 1987年(昭和62年)12月18日- 2代目竣工 453トン[7]
- 2000年(平成12年)3月22日- 3代目竣工 499トン[1]
- 2024年(令和6年)3月19日- 4代目竣工予定 570トン
エピソード
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- 船名の「しろちどり」は三重県の 県の鳥。
- 2008年に、日本の船位通報制度(JASREP)に協力した功績により海上保安庁より最優秀通報船舶として表彰を受けた[12]。
- パラオに寄港する事があり、姉妹校であるパラオ高校と交流している[13]。
- 2012年5月3日から25日の航海でのカツオとビンナガマグロの漁獲は合わせて約11.6トンだった[14]。
- カツオやマグロの解体ショーや販売会が開催される事がある[15]。
- 横浜港に立ち寄る事があり、本州でも本船は撮影可能[5]。
- 2022年現在、本船は水産・海洋系高校の現役実習船としては最古の船となっている。これに伴い三重県は代船建造を決定、2023年度末の竣工(570トンクラス)を目指すとのことである。
画像
[編集]-
三重県立水産高等学校の練習船しろちどり 煙突マーク
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三重県立水産高等学校の練習船しろちどり 横浜港・大さん橋にて後ろから
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三重県立水産高等学校の練習船しろちどり 船首の作業エリア
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三重県立水産高等学校の練習船しろちどり 船体にMieが描かれている
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三重県立水産高等学校の練習船しろちどり 横浜港・大さん橋にて
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三重県立水産高等学校の実習船しろちどり、大さん橋にて後ろから
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三重県立水産高等学校の実習船しろちどりの煙突
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三重県立水産高等学校の実習船しろちどりの後ろ姿
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三重県立水産高等学校の実習船しろちどりが横浜港を出港
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三重県立水産高等学校の実習船しろちどり、横から(横浜港・大さん橋に着岸中)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “しろちどり要目表”. 三重県立水産高等学校. 2017年5月17日閲覧。
- ^ 薮上敦弘, 大内一弘, 清田耕司, 茶園敏文, 水井真治「複数校1隻体制による商船教育に関する一考察(1)」『広島商船高等専門学校紀要 広島商船高等専門学校 編』第35号、広島商船高等専門学校、2013年3月、21-30頁、ISSN 1883-9908、NAID 110009631800、2021年6月1日閲覧。
- ^ a b c 下記MarineTraffic.comによる
- ^ “海上移動業務において使用されるアルファベット順の局の呼出符号表 有効期限:平成29年12月31日 ※6ページ”. 総務省. 2017年7月7日閲覧。
- ^ a b c d 写真より
- ^ “海上移動業務において使用される番号順の局の識別信号の表 有効期限:平成29年12月31日 ※11ページ”. 総務省. 2017年5月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “学校概要”. 三重県立水産高等学校. 2017年5月17日閲覧。
- ^ 浜辺恒彦 (2000年6月15日). “三重県立水産高等学校実習船“しろちどり”漁船 347号 176-188ページ”. 三重県立水産高等学校. 2017年5月17日閲覧。
- ^ “国内海洋調査一覧(2001年度計画状況) 20ページ”. 日本海洋データセンター. 2017年5月17日閲覧。
- ^ “HOME > 各高校案内 > 三重県立水産高等学校”. 三重県. 2017年5月17日閲覧。
- ^ “校長挨拶”. 三重県立水産高等学校. 2017年5月17日閲覧。
- ^ “「JASREP顕彰式」の開催 - 海上保安庁”. 国土交通省 (2008年3月23日). 2017年5月17日閲覧。
- ^ “パラオ便り5・6月号”. 在パラオ日本国大使館. 2017年5月17日閲覧。
- ^ “「高校生レストラン」のメニューに、三重の水産高校生が釣った巨大カツオ”. 伊勢志摩経済新聞 (2012年5月28日). 2017年5月17日閲覧。
- ^ “第2弾!女子高生によるカツオの解体ショー及び新商品開発に関わる試食会”. 新しい里海のまち・志摩 (2011年3月). 2017年5月17日閲覧。