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さざなみCD

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『さざなみCD』
スピッツスタジオ・アルバム
リリース
録音 2006年3月 - 2007年6月
ジャンル ロック
時間
レーベル ユニバーサルJ
プロデュース スピッツ&亀田誠治
チャート最高順位
  • 週間1位(オリコン
  • 2007年度年間52位(オリコン)
ゴールドディスク
  • プラチナ(日本レコード協会
  • スピッツ アルバム 年表
    CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection

    CYCLE HIT 1997-2005 Spitz Complete Single Collection
    2006年
    さざなみCD
    (2007年)
    とげまる
    2010年
    『さざなみCD』収録のシングル
    1. 魔法のコトバ
      リリース: 2006年7月12日
    2. ルキンフォー
      リリース: 2007年4月18日
    3. 群青
      リリース: 2007年8月1日
    テンプレートを表示

    さざなみCD』(さざなみシーディー)は、日本ロックバンドスピッツの通算12作目のオリジナルアルバム2007年10月10日ユニバーサルミュージックより発売。レーベルはユニバーサルJ。初回盤のみスリップ・ケース仕様。

    概要

    [編集]
    • 前作『スーベニア』から2年9か月振りとなるオリジナルアルバム。
    • 『スーベニア』の全13曲のレコーディング期間は約3ヶ月間と集中的だったのに対し、本作では1年以上前から4回に分けてレコーディングされた。
    • 収録シングル「魔法のコトバ」「ルキンフォー」「群青」のジャケットイラストを手がけた福田利之が、本作でもイラストを担当した[1]。カバーモデルは早川みどり[2]
    • エンジニアは前作に引き続き高山徹だが、「僕のギター」「魔法のコトバ」の2曲と「群青」のミキシングは牧野英司が担当した。マスタリングはスティーヴン・マーカソン
    • 当初、アルバム名は『夕焼け』の予定だったが、「夕焼け」という曲は33rdシングル「群青」のカップリングに収まり、アルバムに収録されないこととなった。しかし、アルバム名は大和言葉にしたかったため、収録曲の「漣」から『さざなみ』へ、それだけだとインパクトが弱かったため、CDをつけて『さざなみCD』となった[3]
    • 前作から引き続き、オリコンアルバムチャート1位を獲得。オリジナルアルバムとしては、『三日月ロック』以降3作連続の1位獲得となる。

    収録曲

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    CD
    全作詞・作曲: 草野正宗、全編曲: スピッツ & 亀田誠治
    #タイトル作詞作曲・編曲時間
    1.「僕のギター」草野正宗草野正宗
    2.「桃」草野正宗草野正宗
    3.群青草野正宗草野正宗
    4.「Na・de・Na・de ボーイ」草野正宗草野正宗
    5.ルキンフォー草野正宗草野正宗
    6.「不思議」草野正宗草野正宗
    7.「点と点」草野正宗草野正宗
    8.「P」草野正宗草野正宗
    9.魔法のコトバ(Strings金原千恵子)草野正宗草野正宗
    10.「トビウオ」草野正宗草野正宗
    11.「ネズミの進化」草野正宗草野正宗
    12.「漣」(Strings:金原千恵子)草野正宗草野正宗
    13.「砂漠の花」草野正宗草野正宗
    合計時間:

    楽曲解説

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    1. 僕のギター
      草野曰く、「雨の中のストリートシンガーのイメージの曲」。
    2. 群青
      33rdシングル。アルバムの中では初期に録音されたもの。バッキングボーカルスキマスイッチ大橋卓弥と女性シンガーソングライター植村花菜が参加している。MLJ「アーティスト公式サウンド」CMソング
    3. Na・de・Na・de ボーイ
      韻を意識した早口でリズミカルなAメロが特徴。歌詞中に韓国語の「アラッソ」(「OK!」「わかったよ」という意味で、日常会話でよく用いられる口語)が使用されている。
      さわって・変わって」の天神駅同様、「明大前」という固有名詞が入る。
    4. ルキンフォー
      32ndシングル。
    5. 不思議
      ディスコ調の曲。田村曰く、「こういう曲をレコーディングできるようになったのは最近になってから」とのこと。
      2013年に石田祐康監督の短編アニメーション映画『陽なたのアオシグレ』の主題歌に起用された。
    6. 点と点
      同年2月から4月にかけて行なわれたファンクラブ会員限定ツアー「GO!GO! スカンジナビア vol.4」ですでに披露されていた曲。仮タイトルは「薄化粧」。
    7. P
      こちらも「GO!GO! スカンジナビア vol.4」で披露されていた曲。ローズ・ピアノによる演奏が基調となっている。
    8. 魔法のコトバ
      31stシングル。映画『ハチミツとクローバー』の主題歌として書き下ろされた。
    9. トビウオ
      歌詞中に「波照間から稚内へ」と、固有名詞が使われている。
    10. ネズミの進化
      「GO!GO! スカンジナビア vol.4」で披露されていた曲。
    11. タイトルチューン。草野曰く、「昔からアイディアとしてあったものが、形になった」。仮タイトルは「鳥以外」。
    12. 砂漠の花

    アナログ盤『さざなみLP』

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    • 「シャララ」「ラクガキ王国」「夕焼け」(シングル「魔法のコトバ」「ルキンフォー」「群青」それぞれのカップリング曲)の3曲を追加収録した2枚組アナログ盤『さざなみLP』が同年12月26日にリリースされた。
    • 羽海野チカ(『ハチミツとクローバー』の作者)による書き下ろしイラストを封入。

    A Side

    1. 砂漠の花
    2. 不思議
    3. 点と点
    4. P

    B Side

    1. ラクガキ王国
    2. 魔法のコトバ
    3. トビウオ

    C Side

    1. 夕焼け
    2. 群青
    3. シャララ

    D Side

    1. 僕のギター
    2. ネズミの進化
    3. Na・de・Na・deボーイ
    4. ルキンフォー

    演奏

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    群青

    不思議

    点と点

    P

    魔法のコトバ

    ネズミの進化

    • 川瀬正人:Percussion
    • 皆川真人:Organ

    • 金原千恵子グループ:Strings
    • 亀田誠治:Programming

    砂漠の花

    出典

    [編集]
    1. ^ MdN編集部 2018, pp. 46–47, 64, 77, 190–191, 234.
    2. ^ MdN編集部 2018, p. 46.
    3. ^ MdN編集部 2018, p. 77.

    参考文献

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    • MdN編集部『スピッツのデザイン』(初版)エムディエヌコーポレーション、2018年2月11日。ISBN 9784844367109