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かつラーメン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

かつラーメンは、秋田県小坂町ご当地ラーメン[1]。狭義には、醤油ラーメンにタマゴ(鶏卵)で閉じたトンカツを乗せたもの[1]。広義には、ラーメントンカツを乗せたもの[2]

小坂町には、明治時代から1990年(平成2年)まで小坂鉱山が存在した。鉱山から掘られた鉱物は、小坂町から青森県野辺地町まで運ばれた。この運搬ルート上にかつラーメンを提供する店が点在しており、「かつラーメン街道」とも呼ばれる[2]

概要

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小坂町の「奈良岡屋」がタマゴで閉じるタイプのかつラーメン発祥の店と言われている[1]

1970年(昭和45年)頃、小坂鉱山で働いていた若い労働者たちが、小坂七夕祭山車を制作していた時期に夜食として食べていた。当初は裏メニュー扱いであったが、やがて正式メニューとなった[2]

小坂町のかつラーメンは、「こさかまちかつらーめん」として2024年文化庁100年フード「未来部門」に認定された[3]

その他の地域のかつラーメン

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かつラーメン街道におけるかつラーメンを以下に挙げる。

青森県五戸町
「からから亭」[2]
味噌カツをラーメンに乗せる。1995年(平成7年)頃に客のリクエストから発生し、看板メニューとなった。
青森県十和田市
「たんちゃ亭」スタミナみそカツラーメン[2]
ハバネロも使われている味噌ラーメンにトンカツを乗せる。
「与作」カツカレーラーメン[4][5]
2000年(平成12年)以前に、常連客からの「カツカレーとラーメンを一緒に食べたい」という依頼から生まれた。
青森県野辺地町
「松竹」スペシャルメニュー[4]
チャーシューメンにトンカツと千切りキャベツを乗せる。常連客の「トンカツとチャーシューメンが一度に食べたい」という要望から生まれた。

出典

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  1. ^ a b c るるぶ秋田 角館 乳頭温泉郷 '18』JTBパブリッシング、2017年、95頁。ISBN 978-4-533-11700-8 
  2. ^ a b c d e 小野麻衣子 (2017年3月3日). “青森~秋田「カツラーメン街道」で5店めぐり。インパクトがすごい!”. 女子SPA!. 扶桑社. p. 1. 2019年1月30日閲覧。
  3. ^ 秋田の郷土料理3件が「100年フード」に認定”. 秋田放送 (2024年5月13日). 2024年5月20日閲覧。
  4. ^ a b 小野麻衣子 (2017年3月3日). “青森~秋田「カツラーメン街道」で5店めぐり。インパクトがすごい!”. 女子SPA!. 扶桑社. p. 2. 2019年1月30日閲覧。
  5. ^ 福田栄美子 (2017年6月27日). “青森の夜はちょっとヘビーに〆る! 「カツカレーラーメン」は飲んだ後に”. マイナビニュース. マイナビ. 2019年1月31日閲覧。

関連項目

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