チームN 3rd Stage「ここにだって天使はいる」
『チームN 3rd Stage「ここにだって天使はいる」』(チームエヌサードステージ ここにだっててんしはいる)は、NMB48チームN劇場公演の3rd Stageである。
概要
[編集]NMB48チームNの3rd公演であり、NMB48として初めてのオリジナル公演である[1]。
当初、チームNの新公演は2012年5月に開始される予定であったが、楽曲が間に合わないといった理由から延期が繰り返されてきた[2]。その後、2013年8月23日に東京ドームで行われた『AKB48 2013年真夏のドームツアー〜まだまだ、やらなきゃいけないことがある〜』の中で公演のタイトルと日時が発表されたが[3]、「最高の公演を行うため」としてまたも延期となった[2]。そして、大阪で行われた握手会の場で遂に初日の日程が「11月19日」と発表され、「決意表明」の意味でチケットの発売も決定された[2]。こうして、チームNはようやく初日公演にこぎつけた。5度の延期発表と、1年半の延期の末のことであった[1]。
初日の客席にはプロデューサーの秋元康と総監督である高橋みなみも自ら観覧に訪れ[4]、公演の後にはファンが感謝を示す場面もあった[4]。
公演内容
[編集]曲目
[編集]- overture(NMB48 ver.)
(作曲・編曲:尾澤拓実、歌:TAZ)- 全NMB48公演共通である
- 青い月が見てるから
(作詞:秋元康、作曲:新隼人、編曲:野中"まさ"雄一) - Radio name
(作詞:秋元康、作曲:ヒザシ、編曲:増田武史) - ここにだって天使はいる
(作詞:秋元康、作曲:小川コータ、編曲:原田ナオ) - カトレアの花を見る度に思い出す
(作詞:秋元康、作曲:佐々倉有吾、編曲:佐々木裕) - 夢のdead body
(作詞:秋元康、作曲:吉田敬子、編曲:野中"まさ"雄一) - 何度も狙え!
(作詞:秋元康、作曲:佐々木裕、編曲:武藤星児) - おNEWの上履き
(作詞:秋元康、作曲:村井大、編曲:若田部誠) - この世界が雪の中に埋もれる前に
(作詞:秋元康、作曲:吉木絵里子、編曲:Funta7) - ジッパー
(作詞:秋元康、作曲・編曲:板垣祐介) - 初めての星
(作詞:秋元康、作曲:小網準、編曲:生田真心) - 100年先でも
(作詞:秋元康、作曲:森英治、編曲:楊慶豪) - リボンなんて似合わない
(作詞:秋元康、作曲:you-me、編曲:板垣祐介) - ドガとバレリーナ
(作詞:秋元康、作曲:川浦正大、編曲:光田健一)
アンコール
- 情熱ハイウェイ!
(作詞:秋元康、作曲:早川暁雄、編曲:野中"まさ"雄一) - 少し苦い人生相談
(作詞:秋元康、作曲・編曲:前口渉) - 不毛の土地を満開に…
(作詞:秋元康、作曲:バグベア、編曲:佐々木裕) - NMB48メドレー
演出
[編集]本公演では、阪神タイガースや通天閣など、大阪ならではの演出が散りばめられている[1]ほか、メンバーの個性を生かした演出がなされている。具体例は以下の通り。
- 「Radio name」では、曲が流れている間は「ON AIR」のランプが点灯する。
- 「夢のdead body」では山本彩がエレキギターを弾きながら歌う[1]。楽器を使ってのソロ楽曲は48グループで初である。曲終了時に使用していたピックを客席に投げ込む。
- 「ジッパー」では、渡辺、吉田、上西が衣装の生着替えを披露する演出がある[1]。
- 「ドガとバレリーナ」では、門脇がバレリーナ役を務める[1]。曲中にメンバー全員が衣装の上衣を客席に投げ込む。投げ込まれた上衣は曲終了後に劇場係員によって回収される。
- 「情熱ハイウェイ!」では、メンバーが客席を通ってステージに上がるが、2014年5月29日以降の公演からは舞台袖からの登場に変更されている。
その他
[編集]NMB48劇場では通常、観客の入場方法は当選番号順の整列入場となっているが、前述の通りピックや衣装を客席に投げ込む演出があることから、本公演に限り一部の当選者に限り「天使ブロック」と称した抽選入場を行っている。
NMB48 チームN 3rd Stage「ここにだって天使はいる」公演
[編集]- 公演期間:2013年11月19日[5] - 2014年4月16日
- 出演メンバー
- ユニット曲担当(☆はセンター)
- 夢のdead body(山本)
- 何度も狙え!(☆小笠原・門脇・木下・☆小谷・林)
- おNEWの上履き(☆市川・近藤・白間)
- この世界が雪の中に埋もれる前に(☆岸野・古賀・☆西村・山口)
- ジッパー(上西・吉田・☆渡辺)
- 初めての星(市川・小笠原・上西・白間・山本・吉田・渡辺)
- 100年先でも(市川・小笠原・門脇・木下・小谷・近藤・上西・白間・山本・吉田・渡辺)
2014年組閣体制
[編集]- 公演期間:2014年4月30日 - 2016年12月19日
- 出演メンバー
- 明石奈津子・石田優美・太田夢莉・柏木由紀・加藤夕夏・岸野里香・河野早紀・古賀成美・小谷里歩・城恵理子・上西恵・須藤凜々花・西澤瑠莉奈・西村愛華・村重杏奈・室加奈子・山内つばさ・山尾梨奈・山岸奈津美・山口夕輝・山本彩・與儀ケイラ・吉田朱里
- 山内は2014年5月23日の公演から参加も2015年3月15日付で卒業。須藤は2014年6月22日の公演から参加。與儀は2014年7月2日付で、山岸は2015年3月31日付で、河野は同年4月30日付で、室は同年6月21日付で卒業。明石・石田・城・西澤・山尾は2015年2月4日昇格。柏木は2015年5月24日、村重は同年5月27日の公演をもって兼任解除。
- 2015年3月30日は特別公演として、チームMの近藤里奈・白間美瑠・山田菜々とチームBIIの市川美織・門脇佳奈子・木下春奈・林萌々香・渡辺美優紀が出演。
- 明石奈津子・石田優美・太田夢莉・柏木由紀・加藤夕夏・岸野里香・河野早紀・古賀成美・小谷里歩・城恵理子・上西恵・須藤凜々花・西澤瑠莉奈・西村愛華・村重杏奈・室加奈子・山内つばさ・山尾梨奈・山岸奈津美・山口夕輝・山本彩・與儀ケイラ・吉田朱里
- ユニット曲担当(☆はセンター、各曲各ポジションから一名ずつ出演)
- 夢のdead body
- 山本・西村
- 何度も狙え!
- 河野
- ☆小谷・上西・須藤・山内
- ☆村重・山内
- 室
- 與儀
- おNEWの上履き
- 太田
- ☆加藤
- 山岸
- この世界が雪の中に埋もれる前に
- ☆岸野
- 古賀
- ☆西村
- 山口
- ジッパー
- ☆柏木・吉田・上西
- 上西・古賀
- 吉田
- 初めての星(柏木・加藤・上西・村重・山本・與儀・吉田)
- 100年先でも(太田・柏木・加藤・上西・小谷・村重・室・山岸・山本・與儀・吉田)
- 夢のdead body
※本公演では、メドレー前に新曲の「高嶺の林檎」が披露され、メドレーが、「北川謙二」、「青春のラップタイム」の2曲構成に変更されている。2014年6月22日公演より、「高嶺の林檎」が「イビサガール」に差し替えられ、メドレーも「僕が負けた夏」、「待ってました、新学期」、「青春のラップタイム」の3曲構成に変更された。
NMB48 カトレア組「ここにだって天使はいる」公演
[編集]- 公演期間:2017年6月27日[6] - 2019年2月26日[7]
- 出演メンバー
- ユニット曲担当(各曲各ポジションから一名ずつ出演)
- 夢のdead body
- 安田
- 何度も狙え!
- 中川
- 武井
- 溝川・岩田
- 磯
- 安藤
- おNEWの上履き
- 山田・岩田・梅山
- 堀
- 上西・岩田
- この世界が雪の中に埋もれる前に
- 山本・山田
- 小嶋・山田・水田
- 本郷
- 清水
- ジッパー
- 植村
- 内木
- 須藤・小嶋
- 夢のdead body
HKT48 チームKIV「ここにだって天使はいる」公演
[編集]- 公演期間:2023年2月18日 -
スタジオ収録CD
[編集]公演曲を公演メンバーがスタジオ収録したものである。
ここにだって天使はいる
[編集]『ここにだって天使はいる』 | ||||
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NMB48 teamN の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | laugh out loud! records | |||
プロデュース | 秋元康 | |||
チャート最高順位 | ||||
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NMB48 teamN アルバム 年表 | ||||
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- 収録メンバー
- 市川美織・小笠原茉由・門脇佳奈子・岸野里香・木下春奈・古賀成美・小谷里歩・近藤里奈・上西恵・白間美瑠・西村愛華・林萌々香・山口夕輝・山本彩・吉田朱里・渡辺美優紀
- 収録曲
- overture(NMB48 ver.)
- 青い月が見てるから
- Radio name
- ここにだって天使はいる
- カトレアの花を見る度に思い出す
- 夢のdead body(歌:山本)
- 何度も狙え!(歌:小笠原・門脇・木下・小谷・林)
- おNEWの上履き(歌:市川・近藤・白間)
- この世界が雪の中に埋もれる前に(歌:岸野・古賀・西村・山口)
- ジッパー(歌:上西・吉田・渡辺)
- 初めての星(歌:市川・小笠原・上西・白間・山本・吉田・渡辺)
- 100年先でも(歌:市川・小笠原・門脇・木下・小谷・近藤・上西・白間・山本・吉田・渡辺)
- リボンなんて似合わない
- ドガとバレリーナ
- 情熱ハイウェイ!
- 少し苦い人生相談
- 不毛の土地を満開に…
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f “さや姉&みるきーら念願の初日 NMBチームN、“5度目の正直”で初オリジナル公演”. ORICON NEWS (オリコン). (2013年11月19日) 2013年11月20日閲覧。
- ^ a b c “NMB「チームN」新公演、5度目の延期”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2013年11月3日) 2013年11月20日閲覧。
- ^ “AKB48グループ、全チームのオリジナル新公演日程を発表”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2013年8月23日) 2013年11月20日閲覧。
- ^ a b “NMBチームN初のオリジナル公演初日”. デイリースポーツ. (2013年11月19日) 2013年11月20日閲覧。
- ^ “NMB48劇場 サラリーマン支配人 金子より”. 金子剛 (2013年11月19日). 2013年11月20日閲覧。
- ^ “金子剛のGoogle+”. 金子剛 (2017年6月27日). 2017年9月1日閲覧。
- ^ “NMB48、元旦<2019年新春特別公演>で大組閣を発表!”. Pop'n'Roll (ジャパンミュージックネットワーク). (2019年1月1日) 2019年1月2日閲覧。
参考資料
[編集]- “NMB48が初のオリジナル公演「ここにだって天使はいる」-初日迎える /大阪”. なんば経済新聞. (2013年11月19日) 2021年3月26日閲覧。
- “NMB48チームN「ここにだって天使はいる」セットリスト”. dwango.jp.news. (2013年11月19日) 2021年3月26日閲覧。
- “NMB48チームN新公演で渡辺美優紀「一線を越えられた瞬間」”. dwango.jp news. (2013年11月19日) 2021年3月26日閲覧。
- “NMB「チームN」オリジナル公演、4度目の延期発表”. デイリースポーツ. (2013年10月20日) 2021年3月26日閲覧。