くっすん大黒
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『くっすん大黒』(くっすんだいこく)は、町田康の処女小説である[1][2]。
概要
[編集]同書は、1996年に雑誌「文學界」に発表され、翌年の1997年に「河原のアパラ」とともに単行本として出版された町田康にとっての初めての小説[1][3][4]。
同作品は、第116回芥川龍之介賞にノミネートされた他、第7回Bunkamuraドゥマゴ文学賞や第19回野間文芸新人賞を受賞している[5][6][7]。
あらすじ
[編集]3年前に働くのが嫌になり、仕事を辞めて毎日酒を飲んで放浪する自堕落な生活を送っていたため、妻に家を出て行かれた主人公の楠は、それらの理由を全て自分の家にあった不気味な金属の大黒のせいにし、その大黒を捨てる旅に出る[8][9]。
脚注
[編集]- ^ a b “くっすん大黒 - 国立国会図書館リサーチ”. 2020年11月25日閲覧。
- ^ “くっすん大黒(くっすんだいこく)の意味 - goo国語辞書”. goo辞書. 2020年11月25日閲覧。
- ^ デジタル大辞泉. “くっすん大黒とは”. コトバンク. 2020年11月25日閲覧。
- ^ “町田 康 | 著者ページ”. 東洋経済オンライン. 2020年11月25日閲覧。
- ^ “町田康(まちだ こう)-芥川賞受賞作家|芥川賞のすべて・のようなもの”. prizesworld.com. 2020年11月25日閲覧。
- ^ “受賞作品 | Bunkamuraドゥマゴ文学賞 | Bunkamura”. www.bunkamura.co.jp. 2020年11月25日閲覧。
- ^ “野間文芸新人賞 過去受賞作 | 講談社”. www.kodansha.co.jp. 2020年11月25日閲覧。
- ^ “町田康 『くっすん大黒』 が描くパンク文学の世界”. HolisticStyleBook (2018年1月25日). 2020年11月25日閲覧。
- ^ “文春文庫『くっすん大黒』町田康 | 文庫”. 文藝春秋BOOKS. 2020年11月25日閲覧。