がんばれ!若大将
がんばれ!若大将 | |
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GO For It! Young Guy | |
監督 | 小谷承靖 |
脚本 | 田波靖男 |
製作 | 藤本真澄、田波靖男 |
出演者 |
草刈正雄 湯原昌幸 いけだももこ フランキー堺 関根恵子 丹波義隆 |
音楽 | 広瀬健次郎 |
主題歌 | 草刈正雄「愛の詩をあなたに」 |
撮影 | 上田正治 |
編集 | 池田美千子 |
製作会社 | 東宝映画 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1975年7月12日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 若大将対青大将(加山雄三主演) |
次作 | 激突!若大将 |
『がんばれ!若大将』(がんばれわかだいしょう)は、1975年7月12日に東宝系で公開された日本映画。カラー。シネマスコープ。東宝映画作品。
副題は「Go For It! Young Guy」(ゴーフォーイットヤングガイ)。
キャッチコピーは「恋にアメリカン・フットボールに 爽やか若大将とトラブル青大将が爆笑対決!」。
概要
[編集]かつて加山雄三主演で17作製作され、東宝の名物シリーズとなっていた『若大将シリーズ』を、現代風に復活させた『新・若大将』第1作(通算18作)。プロデュースには藤本真澄、脚本には田波靖男(プロデュースも兼任)と、往年のスタッフが起用され、監督には加山主演『俺の空だぜ!若大将』でデビューした小谷承靖を起用、これ以降の『若大将』は全て小谷が監督を担当する。
加山雄三・大矢茂(ザ・ランチャーズ)[1]に続く3代目の若大将に抜擢されたのは草刈正雄、役名は「梅野正三」(うめの・しょうぞう)となり、スポーツはアメリカンフットボールになった。そして若大将の家族は、フランキー堺扮する父「梅野長太郎」(うめの・ちょうたろう)と関根恵子(現:高橋)扮する妹「梅野志津子」(うめの・しづこ)の2人で、「梅長」(うめちょう)というトンカツ屋を経営している。
一方の敵役・青大将は、旧作の田中邦衛があまりに適役だったため[2]、人選に難航し、クランクインが延び延びになったが[2]、色々と検討がなされ、当時テレビタレントとしても人気が出た湯原昌幸が抜擢された[2]。湯原は「どうせもてる役ではないし、ニクマレ役に徹してやる」とやる気充分の決意を述べた[2]。役名は「井戸山英介」(いどやま・えいすけ)になり、「社長の息子」という設定は変らないが、新たに「空手部の主将」という設定が加えられた。そしてヒロインは女優にして歌手のいけだももこが担当、役名は「鮎子」(あゆこ)となる。
ストーリー展開は基本的に加山版の「大学生編」を次いでおり、更に第1作『大学の若大将』で見られた「浄化槽の蓋で焼肉をする」というシーンも登場しているが、本作ではその浄化槽に青大将が落っこちるという、加山版では見られなかったギャグも存在している。
スタッフ
[編集]出演者
[編集]- 梅野正三(主人公。若大将):草刈正雄
- 梅野長太郎(正三の父):フランキー堺
- 梅野志津子(正三の妹):関根恵子
- 岡本はな(合宿所のまかない婦):賀原夏子
- 岡本鮎子(ヒロイン):いけだももこ
- 井戸山英介(青大将):湯原昌幸
- 松原(アメラグ部のマネージャー):丹波義隆
- 足立:石立和男
- 水沢百合子(デザイナー):浜美枝
- 鹿島鈴乃(長太郎贔屓の芸者):鹿島鈴乃
- 井戸山英造(会社社長。英介の父):藤木悠
- 長谷川吾郎:渡辺篤史
- 安東教授:藤村有弘
- 千吉(「梅長」の板前):小島三児
- 小宮:若宮大祐
- 桜井夫人:塩沢とき
主題歌・挿入歌
[編集]「愛の詩をあなたに」
- 作詞・作曲:林哲司/歌:草刈正雄
「女の仁義」
- 作詞:田波靖男/作曲:広瀬健次郎/歌:鹿島鈴乃
「花の京南かぞえ歌」
- 作詞・作曲:不詳/歌:京南大学アメフト部
「オバQ音頭」
- 作詞:東京ムービー企画部/作曲:広瀬健次郎/歌:京南大学空手部
同時上映
[編集]『東京湾炎上』
映像ソフト化
[編集]1998年に東宝よりVHSソフト版が発売されたが絶版、2020年9月16日に東宝からDVDが発売された[3]。なお同日には『激突!若大将』をはじめ、シリーズ全作が東宝からDVD化された。
備考
[編集]- 三代目若大将の候補として、三浦友和もあがっていた。
- 仮題は「がんばれ!若大将三代目」。またこの作品には、初代若大将・加山雄三と初代青大将・田中邦衛も出演の予定だった。
- 本作と次作『激突!若大将』のOPの「東宝マーク」では、『君といつまでも』の出だしがBGMとして使われている。
- CS放送の日本映画専門チャンネルのコーナー「東宝娯楽シアター」では、当初は草刈版2作は『若大将シリーズ』には含まれず、2003年4月放送の「東宝娯楽シアター・番外編」で2作まとめて放送された。だが2005年には『若大将シリーズ』とされて放送された。