白石良夫
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(かなづかい入門 歴史的仮名遣いVS現代仮名遣から転送)
白石 良夫(しらいし よしお、1948年 - )は、日本の国文学者・国語学者。学位は、文学博士(九州大学・論文博士・1999年)(学位論文「江戸時代学芸史論考」)。元佐賀大学教授。
人物
[編集]愛媛県生まれ[1]。1974年九州大学文学部国文科卒業。1977年同大学院修士課程修了。
純真女子短期大学講師、1980年北九州大学講師、1983年文部省教科書調査官、1999年「江戸時代学芸史論考」で、文学博士の学位を九州大学より取得。2004年文部科学省主任教科書調査官。2009年佐賀大学文化教育学部教授[2]。
国語教科書検定に従事しながら研究を行った。
著書
[編集]単著
[編集]- 『最後の江戸留守居役』筑摩書房〈ちくま新書〉、1996年。ISBN 4480056742 ※依田學海の評伝
- 『幕末インテリジェンス:江戸留守居役日記を読む』新潮社〈新潮文庫〉、2007年。ISBN 9784101328515
- 『江戸時代学芸史論考』三弥井書店、2000年。ISBN 4838230826
- 『説話のなかの江戸武士たち』岩波書店、2002年。ISBN 4000236334
- 『本居宣長「うひ山ぶみ」全読解:虚学のすすめ』右文書院、2003年。ISBN 4842100354
- 『かなづかい入門:歴史的仮名遣 vs 現代仮名遣』平凡社〈平凡社新書〉、2008年。ISBN 9784582854268
- 『古語の謎:書き替えられる読みと意味』中央公論新社〈中公新書〉、2010年。ISBN 9784121020833
- 『古語と現代語のあいだ:ミッシングリンクを紐解く』NHK出版〈NHK出版新書〉、2013年。ISBN 9784140884096
- 『注釈・考証・読解の方法:国語国文学的思考』文学通信、2019年。ISBN 9784909658173
- 『虚学のすすめ:基礎学の言い分』文学通信、2021年。ISBN 9784909658494
共著
[編集]校訂など
[編集]- 井沢蟠龍『広益俗説弁』校訂、平凡社東洋文庫、1989年。ISBN 9784582805031
- 井沢蟠龍『広益俗説弁・続編』湯浅佳子共校訂、平凡社東洋文庫、2005年。ISBN 9784582807356
- 本居宣長『「うひ山ぶみ」全訳注』、講談社学術文庫、2009年。ISBN 9784062919432