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かなしい坂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯35度39分52.81秒 東経139度30分03.09秒 / 北緯35.6646694度 東経139.5008583度 / 35.6646694; 139.5008583 (かなしい坂)

坂上側
坂下側

かなしい坂(かなしいさか)は、東京都府中市にある

名前の由来

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玉川上水は当初、現在の京王線多磨霊園駅近辺を通す予定であった。しかし工事がこの坂にまで達すると、導水した水がすべて地面へと染み込んでしまった。そのため玉川上水はコースを北へ移し、工事を再開した。 工事に関わった役人たちは、失敗の責任を問われて処刑された。その際に役人が「かなしい」と嘆いたことから、この坂に「かなしい坂」の名が付いたといわれ[1]、今に至っている。

誘導してきた水が字金尻(府中町谷戸の南端)へ落ちてしまい、そこの字名の金尻(かなしり)が「かなしい」と呼び習わされていたので、そこにある坂道を「悲しい坂」と読んだとの説もある[2]。祝儀等の際にはこの道を通らないという話もある[3]

登場する作品

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アクセス

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  • 最寄り駅 - 京王線多磨霊園駅下車、南西方向へ徒歩5分
  • 所在地 - 東京都府中市清水が丘3丁目41[5]東郷寺正門北側

出典

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  1. ^ 府中市 文化スポーツ部文化振興課『いしぶみ草紙 路傍の語り部たち』府中市、2010年3月、12頁。 
  2. ^ 三田村鳶魚『三田村鳶魚全集 第一七巻』中央公論社、1976年9月25日、185頁。 
  3. ^ 『三田村鳶魚全集 第一七巻』中央公論社、1976年9月25日、186頁。 
  4. ^ 杉本苑子『玉川兄弟』朝日新聞社、1974年。ISBN 9784167224202 
  5. ^ 府中市立郷土館編『府中市内旧名調査報告書』府中市教育委員会、1985年11月30日、24頁。 

外部リンク

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