かつて流通していたアメリカ合衆国の硬貨
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かつて流通していたアメリカ合衆国の硬貨(かつてりゅうつうしていたアメリカがっしゅうこくのこうか)
アメリカ合衆国では、現在流通している1, 5, 10, 25, 50セントおよび1ドルの硬貨以外に、以下の硬貨が発行され流通していた。
- ハーフセント銅貨 (Half cent)
- リバティキャップ(向かって左向きの顔)1793年
- リバティキャップ(向かって右向きの顔)1794~1897年
- ドレイプドバースト1800~1808年
- クラシックヘッド1809~1836年
- ブレイデッドヘッド1857年
- 2セント銅貨 (Two-cent piece)1864~1873年、1タイプ。
- 3セント銀貨、白銅貨 (Three-cent piece)
- 銀貨(タイプ1)1851~1853年
- 銀貨(タイプ2)1854~1858年
- 銀貨(タイプ3)1859~1873年
- 白銅貨1865~1889年、1タイプ。
- ハーフダイム銀貨(5セント) (Half dime)
- フローイングヘア1794~1795年
- ドレイプドバースト(スモールイーグル)1896~1897年
- ドレイプドバースト(ヘラルディックイーグル)1800~1805年
- リバティキャップ1829~1837年
- シーテッドリバティ(ノースター)1837~1838年
- シーテッドリバティ(星付き)1838~1840年
- シーテッドリバティ(女神衣装変更)1840~1853年
- シーテッドリバティ(量目変更年号に矢)1853~1855年
- シーテッドリバティ(量目変更矢なし)1856~1859年
- シーテッドリバティ(表に銘字、裏図案変更)1860~1873年
- 20セント銀貨 (Twenty-cent piece)1875~1878年、1タイプ。
- 1ドル金貨 (Gold dollar)
- リバティヘッド1849~1854年
- インディアンヘッド(小)1854~1856年
- インディアンヘッド(大)1856~1889年
- 2.5ドル金貨(クオーターイーグル) (Quarter Eagle)
- リバティキャップ1796~1807年
- ターバンヘッド1808~1834年
- リバティ(ターバンなし)1834~1839年
- コロネットヘッド1840~1907年
- インディアンヘッド1908~1929年
- 3ドル金貨 (Three-dollar piece)1854~1889年、1タイプ。
- 5ドル金貨(ハーフイーグル) (Half Eagle)
- リバティキャップ(スモールイーグル)1795~1798年
- リバティキャップ(ヘラルディックイーグル)1795~1807年
- ターバンヘッド(キャップドバースト)1807~1812年
- ターバンヘッド(キャップドヘッド)1813~1834年
- リバティ(ターバンなし)1834~1838年
- コロネットヘッド(モットーなし)1839~1866年
- コロネットヘッド(モットーあり)1866~1908年
- インディアンヘッド1908~1929年
- 10ドル金貨(イーグル) (Eagle)
- リバティキャップ(スモールイーグル)1795~1797年
- リバティキャップ(ヘラルディックイーグル)1797~1804年
- コロネットヘッド(オールドスタイル、モットーなし)1838~1839年
- コロネットヘッド(ニュースタイル、モットーなし)1839~1866年
- コロネットヘッド(ニュースタイル、モットーあり)1866~1907年
- インディアンヘッド(モットーなし)1907~1908年
- インディアンヘッド(モットーあり)1908~1933年
- 20ドル金貨(ダブルイーグル) (Double Eagle)
- コロネットヘッド(Twenty D モットーなし)1849~1866年
- コロネットヘッド(Twenty D モットーあり)1866~1876年
- コロネットヘッド(Twnnty Dollars)1877~1907年
- セントゴードン(モットーなし)1907~1908年
- セントゴードン(モットーあり)1908~1933年
この他にも4ドル(ステラ)の試作金貨や、50ドルの記念金貨(ハーフ・ユニオン)が鋳造された。なお、1セント硬貨にはラージセントと言われる大型の銅貨があり、1ドル硬貨も金貨の他に、モルガンやピース図案の銀貨(シルバーダラー)、それに貿易銀も鋳造された。
現在の地金型のイーグル金貨にも50ドルなどの額面記載があるが、あくまで名目上の額面で流通貨ではない。また、従来の仕様の1ドル銀貨や5ドル金貨などが発行される場合もあるが、これも収集家向けの硬貨で、流通用ではない。