かがくいひろし
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かがくい ひろし | |
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誕生 |
1955年2月6日 日本・東京都 |
死没 |
2009年9月28日(54歳没) 日本・千葉県松戸市 |
国籍 | 日本 |
教育 | 美術 |
最終学歴 | 東京学芸大学教育学部卒業 |
主な受賞歴 |
2005年 第27回講談社絵本新人賞受賞 2019年明屋本大賞 児童書部門 受賞 |
デビュー作 | 『おもちのきもち』(2005年、講談社) |
活動期間 | 2005年-2009年 |
かがくい ひろし(加岳井 広, 1955年2月6日 - 2009年9月28日)は、日本の絵本作家。
生涯
[編集]東京都出身。1980年東京学芸大学教育学部卒業。美術教員として教鞭をとりながら、人形劇活動や造形作品の発表を行う。2003年、第13回紙わざ大賞展準大賞、2004年、第26回講談社絵本新人賞佳作を受賞(二度目)[1]。2005年に『おもちのきもち』で第27回講談社絵本新人賞を受賞、これがデビュー作となった。2009年に54歳ですい臓がんのため急逝する[2]までの短い期間のうちに、多くの作品を発表した。代表作『だるまさん』三部作シリーズは累計発行部数552万部[3]のベストセラーである。
作品リスト
[編集]- 『おもちのきもち』、講談社、2005年、第27回講談社絵本新人賞受賞。
- 『もくもくやかん』、講談社、2007年
- 『ふしぎなでまえ』、講談社、2008年
- 『はっきよい畑場所』、講談社、2008年
- 『みみかきめいじん』、講談社、2009年
- 『おむすびさんちのたうえのひ』、PHP、2007年
- 『なつのおとずれ』、PHP、2008年
- 『だるまさんが』、ブロンズ新社、2007年、2019年明屋本大賞児童書部門受賞。[4]
- 『だるまさんの』、ブロンズ新社、2008年
- 『だるまさんと』、ブロンズ新社、2008年
- 『おしくらまんじゅう』、ブロンズ新社、2009年
- 『おふとんかけたら』、ブロンズ新社、2009年
- 『まくらのせんにん さんぽみちの巻』、佼成出版社、2009年
- 『まくらのせんにん そこのあなたの巻』、佼成出版社、2009年
- 『がまんのケーキ』、教育画劇、2009年
- 『うめじいのたんじょうび』、講談社、2016年
ドキュメンタリー
[編集]かがくいひろしの世界展
[編集]2023年、没後初めての大規模回顧展「かがくいひろしの世界展」を開催。展覧会は2023年6月、長野県のイルフ童画館での開催を皮切りに、全国7箇所を巡回する[6]。開催会場は、イルフ童画館、花巻市博物館、香美市立やなせたかし記念館、神戸ファッション美術館、八王子市夢美術館[7]、福島県立美術館、みやざきアートセンター。出版された絵本16作の原画のほか、制作段階や構想中だっただるまさんシリーズの続編など、未完の下絵なども展示された。
会場・開催期間
[編集]- イルフ童画館、前期:2023年6月15日(木)~7月30日(月)、後期:2023年8月5日(土)~9月16日(土)
- 花巻市博物館、2023年9月30日(土)~12月24日(日)
- 香美市立やなせたかし記念館、2024年4月20日(土)~6月16日(日)
- 神戸ファッション美術館、2024年6月29日(土)~9月1日(日)
- 八王子市夢美術館、2024年9月14日(土)~11月4日(月)
- 福島県立美術館、2025年1月25日(土)~3月9日(日)
- みやざきアートセンター、2024年11月16日(土)~2025年1月8日(水)
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “著者インタビュー かがくいひろし さん(1/15)”. 楽天ブックス (2009年1月15日). 2015年6月25日閲覧。
- ^ “かがくいひろし氏死去 絵本作家”. 47NEWS. (2009年9月29日). オリジナルの2010年11月10日時点におけるアーカイブ。 2015年6月25日閲覧。
- ^ 「絵本から始まる読書習慣」読売新聞2018年3月20日付朝刊。
- ^ 「明屋本大賞に「ツバキ文具店」など5作」『日本経済新聞 電子版』2019年5月11日。
- ^ "だるまさんの魔法 絵本作家かがくいひろし". NHK. 2023年7月9日. 2023年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月9日閲覧。
- ^ 「「だるまさん」誕生裏側伝える 宮崎市で「かがくいひろしの世界展」」『朝日新聞DIGITAL』2024年11月26日。2024年12月4日閲覧。
- ^ 「4年で16冊の絵本「かがくいひろしの世界展」教員時代の映像も 八王子市夢美術館」『福井新聞社』2024年8月28日。2023年12月4日閲覧。
外部リンク
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