おっちょこちょい節
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おっちょこちょい節(おっちょこちょいぶし)は、江戸時代、明治時代の流行歌、端唄。「猫じゃ猫じゃ」とも称される。
概要
[編集]文政11年(1828年)から流行し、その後、俗曲に移り、幕末から明治にかけてふたたび流行した。
- 原歌歌詞 - 「蝶々とんぼやきりぎりす、山で、山でさへづるのが松虫鈴虫くつわむし、オツチヨコチヨイノチヨイ」。
- 最も広く流行した歌詞 - 「猫ぢや猫ぢやとおしやますが、猫が、猫が杖突いて絞りの浴衣で来るものか、オツチヨコチヨイノチヨイ」。
妾女の浮気が旦那にバレそうになっている場面。旦那が急に家に入ってきて、どたばたしながら隠した間男を、女が「猫じゃ猫じゃ」とだまそうとしているという歌 [1]。
出囃子
[編集]関連項目
[編集]- 吾輩は猫である - 最後主人公がビールを飲んで「猫じゃ猫じゃ」を踊りたくなる。
- うぐいす芸者歌手 - 俗曲やお座敷歌で戦後アイドル的な人気があった
- 猫おどり - 化け猫が踊った姿からイメージしてできた踊り
- 出久根達郎 - 直木賞作家。著書に『猫じゃ猫じゃ』がある
- 石川さゆり - 2020年アルバム「粋 ~Iki~ 」に「猫じゃ猫じゃ」を収録
- 橋本フサヨ - 猫じゃ猫じゃを振り付けした[2]
- 人間椅子 - ロックバンド。この歌詞を元にした楽曲「猫じゃ猫じゃ」(2013年のアルバム『萬燈籠』に収録)がある。