おおたザクラ
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おおたザクラ | |
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花と若葉 | |
所在地 | 岐阜県大野郡白川村荻町385 本覚寺境内 |
座標 | 北緯36度15分27.0秒 東経136度54分19.4秒 / 北緯36.257500度 東経136.905389度 |
樹種 | オオタザクラ (Cerasus serrulata ‘Ohta-zakura’) |
播種 | 約200年 |
伐採 | 1969年(枯死した1樹) |
管理者 | 岐阜県指定文化財(天然記念物) |
おおたザクラは、岐阜県大野郡白川村にある一本桜。樹齢約200年の八重桜である。世界遺産に登録されている白川郷荻町地区の本覚寺の境内にある。
地元では塩釜桜と呼称していた八重桜である。1969年(昭和44年)に植物画家太田洋愛が、この塩釜桜が通常の八重桜と異なることに気づき、詳細な写生と枝を1本持ち帰り、植物学者大井次三郎らに調査を依頼する。その結果、従来に確認されたことがない新品種であることが判明し、太田洋愛の名前よりオオタザクラと命名されている。
栽培品種としてはオオシマザクラを基とするサトザクラ群に属し、栽培品種名は「オオタザクラ」であるが[1]、ここでは原木の「おおたザクラ」を中心に記述する。
特徴
[編集]- 八重桜の一種であるが、花弁が90枚以上、めしべ15~20本という大型の八重桜である。
- 本覚寺の境内に2本のみある。そのうち鐘桜の南側の桜(樹齢約200年 樹高6.7m、幹囲目通り2.3m)が、1969年に新種に認定され、オオタザクラと命名されている。現在は本堂の南側にある桜(樹齢約100年)も同類とされている。おおたザクラは門外不出であるが、現在は新宿御苑や一部の寺院に植樹されている。
- 元々は3本あり、樹齢350年の古木も存在していたが、伊勢湾台風、第2室戸台風などの影響で1965年(昭和40年)ころに幹が折れてしまい1969年(昭和44年)に枯死している。
- 1970年(昭和45年)に白川村天然記念物に指定、1972年(昭和47年)7月12日に岐阜県指定文化財(天然記念物)に指定される[2]。また、2003年(平成15年)に飛騨・美濃さくら三十三選に選定されている。
- 開花は毎年5月中旬。
所在地
[編集]交通アクセス
[編集]高速バス・路線バスで白川郷バスターミナル下車。同所までの交通アクセスは白川郷#路線バスを参照のこと。