うみへび座イプシロン星
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うみへび座ε星[1] Epsilon Hydrae | ||
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星座 | うみへび座 | |
見かけの等級 (mv) | 3.38[1] 3.35 - 3.39(変光)[2] | |
変光星型 | BYと推測される[2] | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 08h 46m 46.51223s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | +06° 25′ 07.6855″[1] | |
赤方偏移 | 0.000121[1] | |
視線速度 (Rv) | 36.4 km/s[1] | |
固有運動 (μ) | 赤経: -228.11 ミリ秒/年[1] 赤緯: -43.82 ミリ秒/年[1] | |
年周視差 (π) | 25.23 ± 0.98ミリ秒[1] (誤差3.9%) | |
距離 | 129 ± 5 光年[注 1] (40 ± 2 パーセク[注 1]) | |
絶対等級 (MV) | 0.4[注 2] | |
物理的性質 | ||
スペクトル分類 | G1III+A8V [1] | |
色指数 (B-V) | +0.68[3] | |
色指数 (U-B) | +0.36[3] | |
色指数 (R-I) | +0.39[3] | |
他のカタログでの名称 | ||
うみへび座11番星[1] BD +06 2036[1] HD 74874[1] HIP 43109[1], HR 3482[1] SAO 117112[1] LTT 12282[1] NSV 4244[1] |
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うみへび座ε星は、うみへび座の恒星で3等星。うみへびの頭を構成する円形の星の中で最も北に位置する[4]。
伴星
[編集]4星からなる多重星で、5つめの星も存在するとされる[4]。1888年にスキヤパレリにより、近接ペアABが発見された[4]。離角の平均は0.2秒で、周期15.3年、距離は8.5天文単位離れている[4]。1.75M☉の3.7等と1.60M☉の4.8等で構成される[4]。Cは、離角3.1秒の7.8等で、1830年にフリードリッヒ・フォン・シュトルーベによって発見された[4]。Aから約130天文単位離れ、AとBのペアを650年かそれ以上の周期で公転している[4]。Dは、0.025L☉、離角19.3秒で825天文単位離れており、他の星と固有運動が同じだが軌道運動は未検出である[4]。
名称
[編集]うみへび座のδ星、ε星、η星、ρ星、σ星は、インド占星術のナクシャトラで第9番目の星宿であるアーシュレーシャー[5](Ashleshā、「抱擁」を意味する)とされていた[6]。2018年6月1日、国際天文学連合の恒星の命名に関するワーキンググループ (Working Group on Star Names, WGSN) は、Ashlesha をうみへび座ε星Aの固有名として正式に定めた[7]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s “Results for eps Hya”. SIMBAD. 2017年8月1日閲覧。
- ^ a b “Results for eps hya”. GCVS. 2017年8月1日閲覧。
- ^ a b c Hoffleit, D.; Warren, W. H., Jr. (1995-11). “Bright Star Catalogue, 5th Revised Ed.”. VizieR On-line Data Catalog: V/50. Bibcode: 1995yCat.5050....0H .
- ^ a b c d e f g h R.バーナムJr. 著、斉田博 訳『星百科大事典』(改訂版)地人書館、1988年2月、237頁。ISBN 4-8052-0266-1。
- ^ Arthur Llewellyn Basham 著、日野紹運, 金沢篤, 水野善文, 石上和敬 訳「補遺 2: 天文学」『バシャムのインド百科』(改訂2)山喜房佛書林、2014年1月、486頁。ISBN 9784796301541。
- ^ Arthur Llewellyn Basham (1954). “appendix II: Astronomy”. The Wonder that was India. p. 490
- ^ “IAU Catalog of Star Names”. 国際天文学連合 (2018年6月11日). 2018年6月18日閲覧。