いま、ヒロシマが聴こえる・・・全聾作曲家・佐村河内守が紡ぐ闇からの音
いま、ヒロシマが聴こえる…〜全聾作曲家・佐村河内守が紡ぐ闇からの音〜 | |
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ジャンル | ドキュメンタリー番組 |
出演者 | 佐村河内守 |
製作 | |
プロデューサー | 大藤潔 |
制作 | テレビ新広島 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2009年8月6日 |
放送時間 | 15:00-15:55 |
放送分 | 55分 |
「いま、ヒロシマが聴こえる…〜全聾作曲家・佐村河内守が紡ぐ闇からの音〜」は、2009年8月6日にテレビ新広島が放送したドキュメンタリー番組である。フジテレビジョン[1]、東海テレビ放送[2]、テレビ長崎[3]など系列各局でも放送された。
概要
[編集]佐村河内守を1年余りにわたって取材[4]。彼が音楽に込めた平和への思いや原爆への憤りを通して、平和の大切さを後世へ伝える趣旨で制作された[5]。
広島市出身の被爆2世佐村河内守は、障碍と闘いつつ、「原爆は絶対悪」と訴え、被爆者鎮魂のための曲を作曲(ママ)。できあがった「交響曲第1番」は、2008年9月1日、「G8議長サミット記念コンサート〜ヒロシマのメッセージを世界に〜」(広島厚生年金会館ホール)で初演された[4]。
続いて佐村河内は、「被爆という闇と、言葉では表せない深い祈りを感じてもらいたい」[6]として、歌詞のない合唱曲「レクイエム・ヒロシマ(REQUIEM“HIROSHIMA")」を作曲(ママ)。広島の若者たちにこの合唱曲を歌ってほしい、原爆を自分のこととして心に刻め、と願って動き始め[4]、地元の合唱団や学校関係者が呼応した[6][7]。このレクイエムは、2009年5月31日広島平和記念公園で、被爆3世を含む子どもたち126人の合唱によって初演された。平和公園横の親水テラスには、交流のあった野球少年の遺影を手にする佐村河内の姿があった[4]。
スタッフ
[編集]評価
[編集]2009年度の放送批評懇談会ギャラクシー賞テレビ部門第47回奨励賞受賞[8]。2010年の日本民間放送連盟第6回日本放送文化大賞テレビ部門グランプリ候補となった[5]。
ゴーストライター問題発覚後
[編集]2014年2月5日に佐村河内のゴーストライター問題が明るみに出たことを受け、テレビ新広島は公式ウェブサイトで「取材や制作の過程でチェックをおこない番組を制作したが、気付くことができなかった」と謝罪した[9]。
脚注
[編集]- ^ いま、ヒロシマが聴こえる・・・ 2009年8月7日放送終了
- ^ 東海テレビ番組表2009/08/06(木)(夜 19時~)
- ^ KTN番組表08月16日(日)
- ^ a b c d 番組ポスター(画像)
- ^ a b c 日本放送文化大賞/第6回入選・事績
- ^ a b 「ヒロシマ鎮魂の響き 被爆二世の佐村河内さん作曲」 中国新聞、2009年6月1日
- ^ 「いま、ヒロシマが聴こえる・・・」2009年8月8日(土)放送内容 ワイヤーアクション
- ^ 第47回奨励賞受賞作品
- ^ “番組についてのお詫び”. テレビ新広島. 2014年2月23日閲覧。