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いっかくじゅう座アルファ流星群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いっかくじゅう座α流星群
α-Monocerotids (AMO)
放射点
星座 いっかくじゅう座
赤緯 +1°
特徴
期間 11月15日 - 11月25日
極大 11月21日
速度 65 km/s
天頂出現数 var
流星群の一覧も参照

いっかくじゅう座アルファ流星群(いっかくじゅうざアルファりゅうせいぐん、国際略号 AMO、IAU番号 246)は、11月に活動する流星群11月15日から11月25日に活動し、極大は11月21日または11月22日。速度は65 km/sと、流星群の速度の限界である73 km/sに近い。通常天頂出現数 (ZHR), は低いが、ときに1時間足らずの間に記録的な流星嵐をもたらす。このような流星嵐は1925年1935年1985年1995年に観測された。1925年と1935年の流星嵐は1,000 ZHRに達した[1]ピーター・ジェニスケン英語版は、長周期彗星ダストトレイルが、ときどき惑星の摂動により地球の公転軌道に入ってくることにより流星嵐が引き起こされるとの仮定のもと、1995年の流星嵐を予測した。ジェニスケンはスペイン南部で、ドイツ流星協会の観測者チームの補助を受けて観測している最中に、流星物質が長周期彗星の軌道を移動していることを確認した。1995年の流星嵐で、研究者は正確な流星群の放射点や、極大時の太陽経度英語版を決定することができ、極大になっている時間が1時間未満と短いことも分かった。母天体は、長周期彗星だと考えられているが、未確定である[2]

2019年、ジェニスケンとエスコ・ライチネンは、協定世界時2019年11月22日4時50分(東部標準時11月21日23時50分)ごろに流星嵐が始まると予測した[1][3]。流星嵐は15分ほど続き、1995年の流星嵐と同様に、1時間あたり400以上の流星が出現すると予測された[4][5]。しかし、協定世界時5時ごろの極大では、予測されていた数よりずっと少ない数の流星しか現れなかった[6]

関連項目

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脚注

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  1. ^ a b “Intense Meteor Outburst Expected from the Alpha Monocerotids”. Sky & Telescope. (13 November 2019). https://www.skyandtelescope.com/astronomy-news/observing-news/intense-meteor-outburst-expected-alpha-monocerotids/ 16 November 2019閲覧。 
  2. ^ Jenniskens, P.; Betlem, H.; De Lignie, M.; Langbroek, M. (1997). “The Detection of a Dust Trail in the Orbit of an Earth-threatening Long-Period Comet”. Astrophysical Journal 479: 441. Bibcode1997ApJ...479..441J. doi:10.1086/303853. 
  3. ^ Likely Alpha Monocerotids (AMO#246) outburst on the morning of November 22, 2019”. meteornews.net. 20 November 2019閲覧。
  4. ^ Ashley Strickland (November 20, 2019). “Mysterious comet will cause a rare ‘Unicorn’ meteor storm this week”. Fox 5 News. November 21, 2019閲覧。
  5. ^ Caitlin Harvey (November 20, 2019). “'Unicorn meteor storm' to bring dazzling display on Thursday”. KDRV. November 21, 2019閲覧。
  6. ^ Meteor Shower Was a Dud, But Showing Up Was Half the Fun”. スカイ&テレスコープ. 2020年1月25日閲覧。

外部リンク

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