あの空をおぼえてる
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『あの空をおぼえてる』は、ジャネット・リー・ケアリー著の児童文学。原題は『Wenny Has Wings』。2003年2月にポプラ社から和訳版(浅尾敦則訳)が刊行された。
また、舞台設定を日本に変えての映画が制作・公開された。
書籍
[編集]- Wenny Has Wings Janet Lee Carey, Atheneum(July 1, 2002) ISBN 978-0689842948
- 「あの空をおぼえてる」ジャネット・リー ケアリー著、浅尾 敦則訳、ポプラ社 (2003/02) ISBN 978-4591074589
映画
[編集]あの空をおぼえてる | |
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監督 | 冨樫森 |
脚本 | 山田耕大 |
原作 | ジャネット・リー ケアリー |
製作 |
古澤寿斗 木村典代 |
製作総指揮 | 北川直樹 |
出演者 |
竹野内豊 水野美紀 広田亮平 吉田里琴 |
音楽 | 中野雄太 |
主題歌 |
平井堅 『いつか離れる日が来ても』 |
撮影 | 中澤正行 |
編集 | 森下博昭 |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
公開 | 2008年4月26日 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
2007年秋に撮影が行われ、ほとんどのシーンが岐阜で撮影されたものである。家族が住む家はイラストレーター・まつやまたかしの自宅を借りて撮影が行われた[1]。
あらすじ
[編集]10歳の英治はある日、妹の絵里奈と共に事故に遭う。絵里奈は命を落とすも、英治は命をとりとめた。英治は、悲しみにくれる両親を何かと励まそうとするが、父の雅仁はいつまでも悲しみに心を閉ざすばかりだった。
家族が再生していく姿を、英治の目線から描かれている。途中、絵里奈が生きていた頃の幸せそうな家族の様子が、幾度となく登場する。
キャスト
[編集]斜線括弧内は原作における名前。
- 竹野内豊 … 深沢雅仁(チャーリー)(父、写真館を営む)
- 水野美紀 … 深沢慶子(ケイト)(母、リトミック教室の講師)
- 広田亮平 … 深沢英治(ウィル)(長男、小学4年生)
- 吉田里琴 … 深沢絵里奈(ウェニー)(長女、幼稚園児)
- 小池栄子 … ユリコ先生(英治の小学校の担任)
- 松田昂大 … 倉本尚人(ギャラガー)(英治の親友)
- 徳井優 … 倉本繁夫(尚人の父)
- 濱田マリ … 倉本由美(尚人の母)
- 佐野剛基 … ショータ(英治の同級生)
- 上妻成吾 … ケンヤ(英治の同級生)
- 二階天音 … 飯村カズナリ(英治の学校の上級生)
- 影山樹生弥 … 後藤リョースケ(英治の学校の上級生)
- 品川祐 … 高橋勇雄(雅仁の友人)
- 南方英二 … 勇雄の父
- 高見のっぽ … 風船売り
- 中嶋朋子 … 笠井玲奈(慶子の同僚)
- 小日向文世 … 福田正幸(ジェームズ)(英治の小学校のカウンセラー)
- 尾本侑樹奈 … 役名不明
スタッフ
[編集]- 監督:冨樫森
- 製作:古澤寿斗、木村典代
- 製作総指揮:北川直樹
- プロデューサー:藤田義則
- アソシエイト・プロデューサー:三宅はるえ、妹尾智
- 脚本:山田耕大
- 音楽:中野雄太
- 主題歌:平井堅
- 挿入歌:中山うり
- 撮影:中澤正行
- 照明:木村匡博
- 美術:中澤克巳
- 録音:野中英敏
- 編集:森下博昭
- 特別協力:NTTコミュニケーションズ
- 企画・製作:ソニー・ミュージックエンタテインメント
- 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 制作協力:フェローピクチャーズ
- 製作:「あの空をおぼえてる」フィルムパートナーズ(ソニー・ミュージックエンタテインメント、ポプラ社、研音)
歌
[編集]- 主題歌:平井堅「いつか離れる日が来ても」
- 挿入歌:中山うり「月とラクダの夢を見た」「夏祭り鮮やかに」
製作
[編集]企画はサンダンス・カンパニーの木村典代[2]。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと企画・製作の業務提携を交わしていたサンダンス・カンパニー代表の古澤利夫(藤崎貞利)が、木村に薦められて原作を読み、映画化を決めた[2]。
ノベライズ
[編集]集英社文庫でノベライズが発刊されたが、まるっきり本作と異なったストーリーが展開されている。
受賞
[編集]- 第4回フランスKINOTAYO映画祭・ソレイユ・ドール「金の太陽賞」(最優秀作品賞)
脚注
[編集]- ^ まつやまたかし. “自分で建てた憧れのアメリカンハウス”. 2011年6月15日閲覧。
- ^ a b 古澤利夫『映画の力』ビジネス社、2019年、418頁。ISBN 9784828420769。