田中和徳
田中 和德 たなか かずのり | |
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復興大臣就任時 | |
生年月日 | 1949年1月21日(75歳) |
出生地 | 山口県豊浦郡豊田町(現、下関市) |
出身校 | 法政大学法学部法律学科 |
前職 | 斎藤文夫神奈川県議会議員秘書 |
現職 |
復興大臣 福島原発事故再生総括担当大臣 |
所属政党 | 自由民主党(山崎派→甘利グループ→麻生派) |
称号 | 法学士(法政大学) |
親族 | 長男、田中徳一郎(神奈川県議会議員) |
公式サイト | 衆議院議員 田中和徳 公式WEBサイト |
第10代 復興大臣 | |
内閣 | 第4次安倍第2次改造内閣 |
在任期間 | 2019年9月11日 - 現職 |
選挙区 |
(比例南関東ブロック→) (神奈川10区→) (比例南関東ブロック→) 神奈川10区 |
当選回数 | 8回 |
在任期間 | 1996年10月20日 - 現職 |
選挙区 | 川崎市川崎区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 1991年 - 1995年 |
選挙区 | 川崎区選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 1983年 - 1991年 |
田中 和德(たなか かずのり、1949年1月21日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(8期)。復興大臣(第10代)。
環境副大臣(第2次安倍内閣)、財務副大臣(第1次安倍内閣)、外務大臣政務官(第1次小泉第2次改造内閣・第2次小泉内閣)、財務大臣政務官(第1次小泉第1次改造内閣)、国土交通大臣政務官(第1次小泉内閣)、衆議院財務金融委員長、自由民主党国際局長、自民党たばこ議員連盟副会長等を務めた。
来歴
山口県豊浦郡豊田町(現、下関市)の農家に生まれる[1]。現在は神奈川県川崎市川崎区小田6丁目に在住[2]。山口県立西市高等学校、法政大学法学部法律学科卒業[1]。大学卒業後、斎藤文夫神奈川県議会議員(後に参議院議員)の秘書を務める[1]。
1983年、川崎市議会議員に初当選し、1987年に再選[1]。1991年、神奈川県議会議員選挙に鞍替えし、当選。1996年、第41回衆議院議員総選挙に神奈川10区から自由民主党公認で出馬し、神奈川10区では新進党前職の永井英慈に僅差で敗れたが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活し当選した。2000年の第42回衆議院議員総選挙では、神奈川10区で民主党から出馬した永井英慈を破り、再選。2001年、第1次小泉内閣で国土交通大臣政務官(災害対策と社会資本整備の担当[3])に任命され、引き続いて第1次小泉第1次改造内閣で財務大臣政務官、第1次小泉第2次改造内閣・第2次小泉内閣で外務大臣政務官を務めた[1]。2006年、第1次安倍内閣で財務副大臣に任命された[1]。2008年より衆議院財務金融委員長[1]。2009年の第45回衆議院議員総選挙では、神奈川10区で民主党の城島光力に僅差で敗れたが、重複立候補していた比例南関東ブロックで復活し5選。
2010年に設置されたシャドウ・キャビネットでは、影の環境大臣に起用された[4]。2011年、同じ山崎派に所属する甘利明が立ち上げた政策集団さいこう日本に参加[5]。
2012年の第46回衆議院議員総選挙では、神奈川10区で前回敗れた城島を比例復活すら許さない大差で破り、6選。選挙後、石原伸晃の山崎派継承に伴い、石原派に参加せず退会した。第2次安倍内閣で環境副大臣(地球温暖化、自然環境の担当[6])を務める[1]。
2014年9月より自由民主党組織運動本部長。同年12月の第47回衆議院議員総選挙は城島を再び破り、7選。
2016年、自由民主党国際局長に就任。
2017年、甘利明、田中同様に石原派への代替わりに反発して山崎派を退会した山際大志郎、無派閥の中山展宏、福田峰之の5人で麻生派に入会した[7][8]。10月の第48回衆議院議員総選挙で8選。2019年9月、復興大臣に就任[1]。
政策・主張
- 永住外国人への地方選挙権付与に賛成。在日韓国人組織の在日本大韓民国民団(民団)の集会に出席した際、「外国人登録者は200万人を突破し、永住者も83万人にのぼる。開かれた国、誇り高い国として、開かれた社会の構築へ、共に地方参政権実現に努力することを約束する」と発言した[9]。2009年の第45回衆議院議員総選挙に際して朝日新聞が実施したアンケート調査では、「「永住外国人の地方参政権を認めるべきだ」の意見に賛成ですか、反対ですか」という項目に対して「どちらかと言えば賛成」と回答した[10]。
- 選択的夫婦別姓制度の導入に反対[11][12]。
- 日本国憲法第9条の改正、集団的自衛権の行使に賛成[13]。
- 原子力発電は日本に必要[13]。
- 日本の核武装について「将来にわたって検討すべきでない」としている[14]。
- 女性宮家の創設に反対[14]。
- ヘイトスピーチの法律による規制に反対[13]。 かわさき市民ネットワークにて(ヘイト解消法で)いけないことは明確になった。地方は条例制定などで問題解決することが使命」と自治体にヘイト規制条例制定を促す。
- 道徳の教科化に賛成[13]。
- カジノの解禁に賛成[13]。
- 治安対策に精通しており、「99%が高校入学、その96%が卒業するんですが、残りの3%の中退者やそれ以下の学歴の人たちが刑務所に入る人の6割を占めている。高校は義務教育でないから問題を起こすとすぐ“退学しろ”となり、家庭に問題がある場合も多いから、犯罪につながりやすい。ここを学校・職安・役所が一体となってケアすれば、初犯の数がぐっと減る。でも要は社会が、刑務所で罪を償った人は普通の人、という認識をもって接してくれるのが一番大事。だから世間の方にもっともっと実情を知ってもらいたいと思っています」と述べるなど、犯罪者の再犯防止のためには出所者の社会復帰へのさらなる支援が必要だとしている[15]。
不祥事
- 田中の政治団体「新都市構想懇話会」が、田中が財務副大臣在任中の2006年に開催した政治資金パーティーで、指定暴力団・稲川会系組長が取締役を務める企業が40万円分のパーティー券を購入していたが、後日田中の事務所が政治資金収支報告書の領収書を訂正した[16]。
人物
- 日中国会議員書画展へ書画を提供している[17]。
- しんぶん赤旗の報道によれば、全国小売酒販組合中央会の政治団体より、2003年までの3年間に計85万円の献金を受けていた[18]。
- 2009年4月、2011年11月に2度にわたり田中の殺害をインターネット上で予告した、川崎市在住の37歳の無職の男が神奈川県警川崎警察署に逮捕された[19]。
- 1983年より保護司を務めている[20][21]。
著書
- 「この国を根こそぎ!信頼の監査制度の実現を(共著)」(東京プレスクラブ新書)ISBN 978-4-905156-06-2
主な所属団体・議員連盟
- 自民党たばこ議員連盟(副会長)[22][23]
- 神道政治連盟国会議員懇談会
- みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会
- 国家主権と国益を守るために行動する議員連盟
- 自民党遊技業振興議員連盟
- TPP交渉における国益を守り抜く会
- パチンコチェーンストア協会(政治分野アドバイザー[24][25])
脚注
- ^ a b c d e f g h 衆議院議員 田中和徳 公式サイト - プロフィール
- ^ “自由民主党神奈川県支部連合会 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表)” (PDF). 神奈川県選挙管理委員会 (2019年11月26日). 2019年12月2日閲覧。
- ^ 第151回国会 国土交通委員会 第11号
- ^ 自由民主党シャドウ・キャビネット
- ^ “自民・甘利氏、政策グループ立ち上げ”. 日本経済新聞. (2011年6月22日) 2016年11月8日閲覧。||
- ^ 第182回国会 環境委員会 第2号
- ^ “甘利明前経済再生相が麻生派へ、側近議員らも 麻生派は二階派を抜き党内第4派閥に”. 産経新聞. (2017年2月1日) 2017年8月26日閲覧。
- ^ “自民党麻生派、拡大路線まっしぐら 甘利明氏入会、谷垣グループ、山東派にも触手 くすぶる警戒論”. 産経新聞. (2017年2月10日) 2017年8月26日閲覧。
- ^ “<参政権>「成立へ邁進の時 神奈川」”. 民団新聞. (2008年3月26日) 2008年3月26日閲覧。
- ^ 2009年衆院選時朝日新聞アンケート回答
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
- ^ 第154回国会請願2311号
- ^ a b c d e “2014衆院選 神奈川10区 田中和徳”. 毎日jp (毎日新聞社) 2017年8月27日閲覧。
- ^ a b “2012衆院選 神奈川10区 田中和徳”. 毎日jp (毎日新聞社) 2017年8月27日閲覧。
- ^ “[https://news.tbs.co.jp/newsi_sp/frontline/20140613.html TBS�$B!V9q2q%H!]”. news.tbs.co.jp. 2019年9月10日閲覧。
- ^ “暴力団関連会社にパーティー券/自民・田中氏側 06年に40万円”. しんぶん赤旗. (2011年10月23日) 2017年8月27日閲覧。
- ^ 日中国会議員書画展 田中和徳
- ^ “自・公・民66人に巨額献金/全国小売酒販政治連盟/本紙調べで判明”. しんぶん赤旗. (2005年8月19日) 2017年8月27日閲覧。
- ^ “ネット掲示板に国会議員殺害予告した無職男逮捕”. J-CASTニュース. (2009年4月3日) 2009年4月3日閲覧。
- ^ “議員立法「再犯防止推進法」を成立させ、即施行世界一犯罪の少ない国・日本の実現を! 衆議院議員・自民党更生保護議連会長自民党再犯防止推進特命委員長 田中和徳 | 川崎区・幸区”. タウンニュース (2017年4月28日). 2019年9月10日閲覧。
- ^ “[https://news.tbs.co.jp/newsi_sp/frontline/20140613.html TBS�$B!V9q2q%H!]”. news.tbs.co.jp. 2019年9月10日閲覧。
- ^ “「自民党たばこ議員連盟」役員(2017/3/7現在)及び役員へのタバコ販売&耕作者政治連盟からの6年間の献金額(万円)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ パチンコ・チェーンストア協会
- ^ “自民党新役員にも多数/カジノ議連メンバー”. しんぶん赤旗. (2014年9月15日) 2017年8月27日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 衆議院議員 田中和徳 公式サイト
- 田中和徳 (kazunori.tanaka.14) - Facebook
議会 | ||
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先代 原田義昭 |
衆議院財務金融委員長 2008年 - 2009年 |
次代 玄葉光一郎 |
公職 | ||
先代 渡辺博道 |
復興大臣 第10代:2019年 - |
次代 現職 |
先代 生方幸夫 園田康博 |
環境副大臣 井上信治と共同 2012年 - 2013年 |
次代 井上信治 北川知克 |
先代 竹本直一 赤羽一嘉 |
財務副大臣 富田茂之と共同 2006年 - 2007年 |
次代 遠藤乙彦 森山裕 |
先代 新藤義孝 土屋品子 日出英輔 |
外務大臣政務官 吉田幸弘 荒井正吾と共同 →松宮勲 荒井正吾と共同 2003年 - 2004年 |
次代 小野寺五典 河井克行 福島啓史郎 |
先代 砂田圭佑 吉田幸弘 |
財務大臣政務官 森山裕と共同 2002年 - 2003年 |
次代 七条明 山下英利 |
先代 今村雅弘 吉田六左ェ門 岩井國臣 |
国土交通大臣政務官 木村隆秀 木村仁と共同 2001年 - 2002年 |
次代 菅義偉 高木陽介 森下博之 |