コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

国府津

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ブッケンシニア (会話 | 投稿記録) による 2010年5月10日 (月) 14:08個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (改名提案)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

国府津(こうづ)


国府津(こうづ)とは、神奈川県小田原市の東部にある地区である。

概要

小田原市の東部、森戸川の河口付近を占め、相模湾に面する。地名は、この地に相模国府の港があったことに由来する。隣接地区はすべて小田原市内で、小八幡、前川(飛地も含む)、田島、上町の各地区と接している。一部に一丁目から五丁目の住居表示がされている。

地形は、東部が大磯丘陵、西部が酒匂川低地となっており、両者の境界が神縄・国府津-松田断層帯による崖になっている。戦前は海を見下ろす丘陵地を中心に政財界人の別荘が置かれた。文人達もよく訪れたという。

道路は、南部相模湾沿いに国道1号(旧東海道)、西湘バイパスが東西に走り、西湘バイパスには国府津インターチェンジと下り線の西湘パーキングエリアがある。地区北端を小田原厚木道路が東西に走るが、地区内にインターチェンジはない。県道では、神奈川県道72号松田国府津線神奈川県道717号沼田国府津線が地区西部を走っている。

鉄道は、地区北部を東海道新幹線が横断するが、駅はなく、一部が弁天山トンネルに入っている。南部に東海道本線、西部に御殿場線が走り、地区内にその分岐駅・国府津駅がある。1887年明治20年)に東海道本線が国府津まで開業し、翌年・1888年に小田原・箱根方面への小田原馬車鉄道(後に路面電車1920年廃止)が開業すると、国府津駅は両者の乗換駅となり、駅前には「国府津館」等の旅館が立ち並ぶようになった。現在でも商店街の一部にその当時の建築物を見ることができる。また、1934年昭和9年)に丹那トンネルが開通するまでは、東海道本線は現在の御殿場線経由で、その急勾配を上るための機関車の増結が国府津駅で行われたため、優等列車の停車駅でもあった。なお、現在のJR東日本国府津車両センターは国府津地区ではなく、隣接する田島地区にある。

現在、西部は工業地帯となっており、日立グローバルストレージテクノロジーズの工場等がある。

主な施設・名所

外部リンク


');