スペースビースト
スペースビーストとは、特撮テレビシリーズ『ウルトラマンネクサス』に登場する、架空の生物。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
宇宙から飛来したといわれる謎の生物群。闇の巨人ダークザギやその尖兵ダークファウスト、ダークメフィストらに操られる。その正体は映画『ULTRAMAN』において、ウルトラマン・ザ・ネクストに敗れたビースト・ザ・ワンの細胞が飛び散って、地球上の生物を取り込んで成長したものである。また、かつてM80さそり座球状星団からやって来た“来訪者”の星も滅ぼしており、“来訪者”が母星を爆破したため消滅したかに思われたが、ダークザギの手によって光量子情報体となって生き延び地球に襲来した。
種類
ペドレオン
- メタノールを主食としている、「ブロブタイプビースト」(blob=形のはっきりしないもの)。人間を喰らい成長する「クライン」、ガスを噴射してなる飛行形態「フリーゲン」、「クライン」が集まって巨大化した「グロース」の3形態に変化する。また、悪性のウイルスの様に、攻撃を受ける度体質変化することも可能。
- 1話でアンファンスのパンチでつぶされ、2話~3話ではメタフィールドで倒されたと思われる。4話でオーバーレイシュトロームに敗れた。体から出すガスや姿を飛行体にもなる所はヘドラに似ている。
- クライン時での体長は5~10m、体重は各個体によってまちまち。フリーゲンでは体長40m、体重30000t。グロース形態では体長は20~50m、体重は25000~45000t(状況によって違う)。
- EPISODE1「夜襲 -ナイトレイド-」からEPISODE4「亜空間 -メタフィールド-」、EPISODE12「別離 -ロスト・ソウル-」、EPISODE37「絆 - ネクサス -」に登場。
バクバズン
- 甲虫にビーストが取り付き生まれた皮膚の硬い「インセクトタイプビースト」」(insect=昆虫)。空を飛び車などを襲う。また、尻尾には鋭い顎のような第2の口があり、ウルトラマンネクサスをも貫いた。
- 2体存在し、1体はウルトラマンネクサスのクロスレイ・シュトロームに、2体目はナイトレイダーのディバイトランチャーに倒れた。
- 体長40m、体重35000t。
- 鳴き声はゴジラのものを使用した
- EPISODE5「適能者 -デュナミスト-」からEPISODE8「M・P -メモリーポリス-」に登場。
ガルベロス
- 生命力の強い「フィンディッシュタイプビースト」(fiendish=悪魔的な)。胸、両肩の3つの部分に口があり、両肩の口から高熱火炎弾を吐く。キックも得意としている。又、目から催眠術で死んだ人間を操って人を襲ったり、幻覚を見せたりする。
- 1回目はコアインパルス、2回目はオーバーレイシュトロームで倒された。ジュネッスブルーとも戦ったが、シュトローム・ソードで倒された
- 体長52m、体重39000t。
- EPISODE6「遺跡 -レリック-」、EPISODE17「闇 - ダークネス -」、EPISODE18「黙示録 - アポカリプス -」、EPISODE35「反乱 - リボルト -」に登場。
ビーセクタ
ラフレイア
- 花のような「ブルームタイプビースト」(bloom=花)。可燃性のある花粉を噴射する為、むやみに攻撃できない。ダークファウストに操られ、共にネクサスを挟み撃ちにするも、弱点である花弁にストライクチェスターのストライクバニッシャーの直撃を受け、花粉に引火。粉塵爆発を起こして死滅した。
- 体長55m、体重48000t
- 毒液を出すのは、ビオランテと似ている
- EPISODE9「警告 -ワーニング-」、EPISODE10「突入 -ストライク・フォーメーション-」に登場。
ノスフェル
- ガルベロスと同じ「フィンディッシュタイプビースト」。やはり生命力が強く、ナイトレイダーのメガキャノンチェスターのメガキャノン・バニッシャーや、ウルトラマンネクサスのクロスレイ・シュトロームを浴びても死なない。その秘密は、口の中にある再生システム。ネズミに似た姿形をしており、体の大きさを自由に変えることが可能。両手の鋭い爪が武器で、これはダークファウストの肌をも貫き、消滅させた威力を誇る。溝呂木によって操られる。
- 1回目はネクサスのクロスレイシュトローム、二回目はナイトレイダーのメガキャノンバニッシャー、最後はネクサスのオーバーレイシュトロームで倒された。
- 身長5〜50m、体重は最大時で39000t。
- EPISODE11「人形 -マリオネット-」からEPISODE16「迷路 - ラビリンス -」に登場。
アラクネア
- オオアリクイと蜘蛛を合わせたような「インセクティボラタイプビースト」(insectivore=食虫動物)。溝呂木がナイトレイダーに所属していた頃殲滅された。
- 身長2〜13m、体重300kg〜7500t。
- EPISODE18「黙示録 - アポカリプス -」に登場。
フログロス
- EPISODE18「黙示録 - アポカリプス -」に登場。
ゴルゴレム
- 別の位相に移動して半透明状態となる「インビジブルタイプビースト」(invisible=目に見えない)。別位相に逃げ込まれるとウルトラマンでも手出しできず、さらにこの力でメタフィールドを破壊する事も出来る。その力の源は背中にある水晶のような発光器官にあり、その部位を破壊されると位相移動が出来なくなる。武器として他にも管状の口吻「ゴルゴレムプロボセス」や、全身の発光点からの破壊光線も有する、まさに難敵。
- ジュネッスのオーバーレイシュトロームで倒された
- 体長55m、体重50000t。
- EPISODE19「要撃戦 - クロスフェーズ・トラップ -」からEPISODE21「受難 - サクリファイス -」に登場。
クトゥーラ
- 別位相に存在する空間「異形の海」から触手を伸ばし人を捕まえる「フィンディッシュタイプビースト」。この触手は飛行中のチェスターを捕らえる事ができ、ウルトラマンに多大な打撃を与えるほど絶大な威力を持つ。
- 一度はネクサスの光の力を奪い、磔にしたものの、ハイパーストライクチェスターのウルティメットバニッシャーにより消滅。
- 体長55m、体重49000t。
- EPISODE22「安息 - キュア -」からEPISODE24「英雄 - ヒーロー -」に登場。
グランテラ
- チェスターの攻撃にもびくともしない強い外骨格を持っている「クラスティシアンタイプビースト」(crustacean=甲殻類)。両手の鋏の間や、尻尾の先端の気門から火球を発射する。そして腹部の甲羅を開くと六つの気門が現れ、ここからより強力な火球を連続発射するのが最大の武器。姫矢消滅後に現れたビーストで、憐が変じたジュネッスブルーと戦うも、憐の捨て身の戦法に破れ、アローレイ・シュトロームを受け消滅。
- 体長53m、体重43000t。
- EPISODE25「予兆 - プロフェシー -」からEPISODE28「再開 - リユニオン -」に登場。
バンピーラ
- 蜘蛛に似た「アースロポッドタイプビースト」(arthropod=節足動物)。体からビースト震動波すらも遮断する霧状の気体を放ち、自らの存在を隠蔽する。その他にも口や尾部から白く発光する強靭な糸を吐き、特殊な波長の鳴き声で人間の意識を奪うことも出来る。スペースビーストにしては珍しく、一戦目で敗北した。
- 体長45m、体重40000t。
- EPISODE29「幽声 - コーリング -」に登場。
リザリアス
- 「レプタイルタイプビースト」(reptile=爬虫類)。口から吐く熱線を武器に、ダークフィールドG内部でネクサスと戦うものの、シュトロームソードで斬り捨てられて、無数の破片を遺し敢え無く敗退。
- 体長51m、体重36000t。
- EPISODE30「観視者 - ウォッチャー -」に登場。
リザリアスグローラー
- ネクサスに倒されたリザリアスの破片を元に、アンノウン・ハンドが再生、進化させたもの。両肩に大きな角が生えていたり、胸の部分に熱線を吐く第二の口が存在したりと、各部分がリザリアスよりも強力になっている。頭と胸、両方の口から同時に熱線を放ってネクサスを攻撃するも、それをかき消して飛んできたアローレイ・シュトロームによって消滅。
- 体長51m、体重38000t。
- EPISODE31「鳥 - バード -」に登場。
メガフラシ
- 初めて市街地に出現した「ノーチラスタイプビースト」(nautilus=オウムガイ)。虹色の光を発生させ、それによって人間を捕獲する。なお、この光はウルトラマンの光線をも無効化することが確認されている。
- 体長55m、体重39000t。
- EPISODE33「忘却 - A.D.2004 -」からEPISOD35「反乱 - リボルト -」に登場。
イズマエル
- 「フィンディッシュタイプビースト」。首はガルベロス、右肩にはグランテラとリザリアス、尻尾はゴルゴレム、背中は映画「ULTRAMAN」のビースト・ザ・ワン、腹はメガフラシとバンピーラ、腕はノスフェルの破片でできている究極のスペース・ビースト。
- ジュネッスブルーのオーバーアローレイシュトロームで倒された
- 体長60m、体重60000t。
- EPISODE36「決戦 - フェアウェル -」に登場。
バグバズンブルード
- 前に出現したバグバズンと同じ種類と思われるビースト。短縮のためカットされた
EPISODE EXに登場。連続行方不明事件の犯人であり、頭部の振動管によりビースト振動波を相殺し、人間に擬態(といってもコートを着てフードをかぶり覆面をつける怪しさ爆発の服装であったが)し、口から発される催涙ガスにより獲物を昏睡状態にする、なおこのガスには甘い匂いがし、もし獲物を逃がしたとき目撃者である獲物を見つけ出すためのマーカーの役割をする、 そして獲物を捕食、そして、親であるバグバズングローラーに食われることでバグバズングローラーの栄養となっていた。 詩織の友人を誘拐し捕食しようとしたところを、憐と詩織に見つかり、一時撤退するが、上述の効果により再び襲撃し、詩織に催涙ガスを浴びせる、その後アンノウンハンドにより巨大化する、なお巨大化後のすがたはアカゲラが人型になったような姿をしている ネクサスと交戦し撃破される、しかしブルードは大量にいたわけである。
個人的には、このブルード全部を巨大化させればネクサスなど容易に倒せたのではないかと思う。
バグバズングローラー
- 前に出現したバグバズンと同じ種類と思われるビースト。打ち切りのためカットされたEPISODE EXに登場。
ギルファス
- バグバズンブルードやバグバズングローラーと同じく打ち切りのため、カットされた
ビーストヒューマン
- 溝呂木やスペースビーストに殺害された人々がビーストの細胞を植え付けられた姿。: