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富士急ハイランド

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富士急ハイランド(ふじきゅうハイランド、Fujikyu Highland, Fuji-Q Highland, Fuji-Q)は山梨県富士吉田市新西原五丁目と山梨県南都留郡富士河口湖町船津にある富士急行系列の遊園地国道139号バイパスより富士山側にあり、コニファーフォレスト部分は富士吉田市松山。

富士急ハイランド。手前のコースターは「ええじゃないか」(富士急ハイランド駅近くで撮影)
富士急ハイランドの全景(河口湖・天上山から撮影)

概説

観覧車からの景色

1961年に開園した富士五湖国際スケートセンターが前身。同年に設置された富士急行河口湖線・ハイランド駅(現富士急ハイランド駅)に合わせて1964年に「富士急ハイランド」へ改称。主な附帯施設にホテル・ハイランドリゾート(1986年開業 現ハイランドリゾートホテル&スパ)、富士山を題材にした美術品を専門に集めた美術館フジヤマミュージアム2003年開館)、ふじやま温泉2006年オープン)がある。

FUJIYAMAドドンパええじゃないかの3大コースターをはじめとした、多くの絶叫マシンがある。冬には世界最大規模のアイススケートリンクも開業する。

各遊園地で縮小傾向にある絶叫マシンだが(遊園地そのものが縮小傾向にある。また鉄道事業者が遊園地を経営している所も減っている)、全国的に見て、絶叫マシンを主軸にした遊園地はこの富士急ハイランドとナガシマスパーランドが筆頭として上げられ、絶叫マシンファンの間では「東の富士急・西のナガシマ」という言葉もよく囁かれる。絶叫マシンが多いのは、富士急行社長の堀内光一郎が絶叫マシンのファンであるからとも言われており、事実「ええじゃないか」は、アメリカシックスフラッグスマジックマウンテンにある四次元コースター「X(エックス)」に堀内自身が乗った上で導入を決定したという。

ギネス記録を更新するため、1996年以降5年おきに大型コースターが建設される。2006年7月19日登場の「ええじゃないか」で通算8アトラクション13項目のギネス記録を達成。

また、絶叫マシン以外にも、多数のキャラクターにちなんだアトラクションが存在する点が注目に値する。機動戦士ガンダムゲゲゲの鬼太郎ドラえもんきかんしゃトーマスとっとこハム太郎ルーニー・テューンズバッグス・バニーなど)、全国でも有数のキャラクター関連のアトラクション展開に成功している遊園地である。2009年1月までは、リカちゃんを基にした体験型アトラクションも営業されていた。

山梨県外ではこの「富士急ハイランド」が「ふじきゅう」と呼称されることが多く、広告での赤い富士に「Q」のロゴマークもそれを意識したものである。また、東海道新幹線新富士駅からの快速バスでは、富士急ハイランド行きのバスのローマ字表記は「FOR FUJIKYU」となっている。

しかし山梨県の富士北麓地域や静岡県東部など、富士急行線沿線および富士急行グループの路線バスが運行されているエリアでは、「ふじきゅう」という呼称は一般に富士急行株式会社およびその鉄道路線・バス路線を指すことが多く、遊園地「富士急ハイランド」は、「ハイランド」と呼称されている場合が多い。

映画『香港発活劇エクスプレス 大福星』のロケ地となり、ジャッキー・チェンが富士急ハイランドの観覧車を使ったスタントシーンが撮影された。また後述するTBSドラマ版『タイヨウのうた』のロケ地としても登場した。

バラエティー番組の『クロノス』『ジャンプ!○○中』などのエリアにもよく使われる。これまでに富士急ハイランドの敷地内で行われたゲームは4つ(単発番組時代を含む)。また、首都圏から比較的近いという立地条件も幸いし、多数のバラエティ番組の収録が実施され、多くの芸能人が訪れている。多くの場合、タレントお笑い芸人罰ゲームの一環としてFUJIYAMA・ええじゃないかを初めとする絶叫マシンに搭乗させられている。

園内には、ヘンテコな文面の看板(例:「世界初人力コースター GEISHA 2051年開業!」「世界初 はねるコースターTONOSAMA 2027年開業」「2004年4月1日 この場所でツチノコが発見されました。目撃された方は富士急ハイランドUMA課まで TEL999-999-999」など)やゴミ箱に奇妙なイラストなど若者を意識したものが書いてあったりする。前者では、看板下に「(富士急行マークの富士山が逆さで、Qがそのままのロゴ)富士急ローランド」と表記されている。また、ドドンパ・ええじゃないか建設中のときも、工事用フェンスに看板が貼り付けられてあった事がある(例:「史上最強アトラクション7月OPEN!(ドドンパ)」「このアトラクションは車をも超えてしまった…(ドドンパ)」「2006 Episode 3 公開決定! 絶叫シリーズ3部作 ついに完結!!(ええじゃないか)」など)。

主な施設

絶叫系アトラクション

ファミリー系アトラクション

ミッションクリア系アトラクション

  • GUNDAM CRISIS(ガンダム クライシス)
  • 武田信玄 埋蔵金伝説 風林火山

ホラー系アトラクション

トーマスランド内アトラクション

  • トーマスとパーシーのわくわくライド
  • ガタゴトだいぼうけん!
  • ロックンロールダンカン
  • みんなでツイスト
  • ハッピーハロルド
  • いたずらクランキー
  • うきうきクルーズ

ハムハムどきどき!おうこく内アトラクション

  • フワフワお空の大冒険
運転休止中だった「バードメン」を子供向けにリニューアルしたもの。
  • どきどき森のかくれんぼ
既存の「スーパー・スカイサイクル」をリニューアルしたもの。ナガシマスカの建設により、コースが短縮された。
  • ゆらゆら海のハムシップ
既存の「海賊船パイレーツ」をリニューアルしたもの。子供向けに、以前より振幅が狭くなっている。

カートゥーンラグーン内アトラクション

  • カートゥーン・タイフーン
既存の「ウェーブ・スインガー」をリニューアルしたもの。
  • ウォーターパドラー
既存の「ウォーターエース」をリニューアルしたもの。冬期はスケートリンク営業の為休止。

キッズスタジオ

アイススケートリンク(冬期営業)

  • クリスタルラグーン
  • コニファーフォレスト SEIKO-OVAL

その他の施設

  • ハイランドリゾート ホテル&スパ
  • リゾートプール(夏期営業)
  • ふじやま温泉
  • フジヤマミュージアム
  • 岡崎朋美メモリアル 富士急スケーターズミュージアム


これから公開される施設

2009年7月18日に、下記の3つのアトラクションが公開される。

  • 鉄骨番長 
回転ブランコタイプのアトラクションで、最高到達地点47mは日本一である。
最高速度は51kmで、回転をしながら高さ59mのタワーを上昇下降する。
  • 最恐戦慄迷宮
既存の戦慄迷宮4.0をリニューアル。
究極にまで「最恐」にこだわった今回のリニューアルで、新たな部屋が多数追加される他、既存の部屋や長い廊下などもリニューアルが行われ、館内のルートが完全に変更される。全長も過去最長の900mに延び、所要時間60分以上となる予定。その他アクター(人間)の驚かし、音響や機械仕掛けを強化し、史上最恐のお化け屋敷に生まれ変わる。
  • 稲川淳二の棺桶劇場
既存のドクロ・ナ・キモチ 棺桶墓場をリニューアル。
自分の身体に合った棺桶の中に入り、リアルな音響、そしてその他特殊効果により恐怖体験を味わう以前のコンセプトはそのままに、施設の内装外装のリニューアル、そして稲川淳二の怪談話を聞くという要素が今回のリニューアルで加えられる。 なお怪談話は、富士急ハイランドにまつわる話である。

営業を終了した施設

  • ジャイアントコースター(1966年 - 1996年7月)
オーソドックスなキャメルバック式コースター。当時コース全長が1380mでギネスに認定された。かつて初代引田天功が脱出劇を行った事でも有名。跡地にはトーマスランドと戦慄迷宮4.0が建設され、営業している。
  • ムーンサルト・スクランブル(1983年 - 2000年4月)
「プレッツェルノット」と呼ばれるひねりの加わった2連続ループが特徴の往復式コースター。当時高さ66m、時速105km、最大加重力6.5Gでギネスに認定された。跡地にはドドンパが建設され、営業している。
  • ダブル・ループ(1980年 - 2005年7月)
名称の通り2回転するコースターで、最大加重力は5.6G。巻き上げ装置にチェーンではなくワイヤーを使っていた。現在跡地にはええじゃないかが建設され、営業している。
  • フライングコースター・バードメン(2000年7月 - 2001年5月)
当初日本初登場となる腹這い状態で乗車する2人乗りのコースターだった。2001年5月にブレーキゾーンによる急停車により乗客2名が重傷となり、そのまま閉鎖。現在はライドを変更し、ふわふわお空の大冒険(ハム太郎の子供向けコースター)として営業している。
  • ロッキー・スライダー(1974年 - 2008年1月)
ロッキー山脈をイメージしたウォーターライド。大きな落下が2回あった。老朽化により閉鎖。跡地にはナガシマスカが建設され、営業している。
  • ワイキキ・ウェーブ
荒波にもまれたかのような体験をできるアトラクション。跡地にはトンデミーナが建設され、営業している。
  • 凄腕( - 2009年3月)
としまえんにある「トロイカ」と同機種。元々は「スーパー・アーム」という名前であり、パニックロックの側にあった。ドドンパ建設の際にレールがこの場所を通る事となった為、ドドンパの垂直タワー下に移設された。カラーリングは以前より濃くなり、中国風のデザインに変更され、名称も変更された。跡地には鉄骨番長がオープン予定。
当初は2006年12月31日までとなっていたが、好評により翌年の1月上旬まで営業していた。現在はガンダムクライシスがオープン。
  • 戦慄迷宮(旧ハイランドホステル)
現在は場所を移設し、戦慄迷宮4.0としてオープン。跡地にはええじゃないかがオープン。
  • リカちゃんタウン(2002年 - 2009年)
現在はキッズスタジオがオープン。
  • てちてちひまわりかんらんしゃ( - 2009年5月末)
小型の観覧車。『ハムハムどきどき!おうこく』内にあった。

オリジナルキャラクター

絶叫戦隊ハイランダー

戦隊ヒーロー風のキャラクター。主に園内を徘徊している。見た目は戦隊ヒーローだが、自動販売機の小銭をあさったりベンチで寝ていたりと、実際は非常にだらしなく情けない姿をさらしている。また、いつの間にかメリーゴーランドやティーカップなどのアトラクションに乗っている事もある。

2002年頃登場した当初は単独で赤いコスチュームだったので「徘徊ヒーローハイランダー」という名前だった。しばらくして青いコスチュームにリニューアル。その後ピンク、イエロー、グリーンも登場し5人となった。現在では、富士急ハイランドのテレビCMにも出演している。CM内では「ええじゃないかレッド」「FUJIYAMAブルー」「ドドンパピンク」「ナガシマスカイエロー」「トンデミーナグリーン」と、園内の主要アトラクションに乗車して登場している。さらに「樹海大星人」とその子分「ジュッカー」という敵キャラクターも存在している。

園内の人気アトラクション(ドドンパ・FUJIYAMAなど)のキューラインに設置されている大型モニターでは、園内での注意事項に関する寸劇や、ハイランダーが活躍するコメディドラマを随時、放映している。

オスQとメスQ

2003年頃にテレビCMで登場したロボット。オスQは痩せ型で頭が丁髷になっており、眼鏡をかけていて、腹周りに「愛」と書かれたバックルのベルトを着けている。メスQは太っていて頭が文金高島田になっており、目つきが鋭く、胸の部分には「平和」という文字が書かれている。それぞれ「愛」「平和」と書かれた場所からドドンパの車両を発車する。ローソンでフリーパスの前売り券を買った人には、チケット販売窓口にてオスQとメスQのキーチェーン付きフィギュアが貰えた。それ以降は登場していない。

野外フェスティバル

交通アクセス

鉄道

トーマスランド号

バス

ラッピングバス

ハイランドバスターミナル

ハイランドバスターミナルは、ホテルハイランドリゾート前にある富士急行バス停留所である。下記以外の路線は全く別の場所である富士急ハイランド停留所に発着するので注意が必要。

停車するバス路線

富士急ハイランド停留所

富士急ハイランド停留所は、富士急ハイランド駅前にある富士急行バス停留所である。

停車するバス路線
  • 甲府駅 - 石和温泉 - 県立博物館 - 御坂峠 - 河口湖駅 - 富士吉田駅
  • 富士吉田駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 大石プチペンション村
  • 富士吉田駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 西湖民宿
  • 富士吉田駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅 - 精進湖入口 - 本栖湖 - 下部温泉郷
  • 三83 三島駅 - 裾野駅 - 御殿場駅 - 須走 - 籠坂峠 - 旭日丘 - ホテルマウント富士入口 - 富士吉田駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅(急行)
  • 御84 御殿場駅 - 須走 - 籠坂峠 - 旭日丘 - ホテルマウント富士入口 - 富士吉田駅 - 富士急ハイランド - 河口湖駅

自動車

関連項目

富士吉田駅からでも富士急ハイランドのコースター群が見える

外部リンク

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