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福王寺 (広島市)

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福王寺
所在地 広島県広島市安佐北区可部町綾ケ谷
山号 金亀山
宗派 真言宗御室派
本尊 不動明王像
創建年 天長5年(828年
開基 弘法大師空海
法人番号 8240005000550 ウィキデータを編集
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福王寺ふくおうじ)は、広島県広島市安佐北区可部町綾ケ谷にある、真言宗御室派の寺院である。

起源と歴史

創建

828年、弘法大師空海により開基されたと言われている(811年開基説も有り)。寺の縁起文では、空海が山の中に不思議な樹木を見つけ、その枝と根を残したまま仏像を彫った折に、池の中から金色の亀が現れたことから、この寺を金亀山福王寺と名付けたとされる。 安芸武田氏毛利氏の庇護を得て最盛期は2000石程の寺領を持つ一大寺院となったが、その後の広島藩主福島正則の頃に衰退。浅野氏の頃に現在見られるような寺院へと復活を遂げた。江戸時代中期の1779年には火災に見舞われ、この時に金堂等を焼失している。

境内

山門(仁王門)

門の中の通路を挟んで両側に金剛力士像が一対二体安置されている。安土桃山時代、毛利氏の保護下にあった頃の建築で、現在、福王寺に残る最古の建築物。

金堂(本堂)

1977年9月、落雷による火災が発生。この時に金堂を焼失。現在の金堂は1982年に再建された。寺に代々伝わる空海作とされる不動明王像は、この時の火災で炎上し、修繕された後に新しい不動明王像の体内仏として安置されている。

阿弥陀堂 

1851年の再建で、阿弥陀如来像を安置。また回廊を左右に配し、金堂、客殿へと繋がっている。

熊野三社

1707年に再建。権現造りで、銅板を使って屋根が葺かれている。左右には稲荷堂、金比羅堂がある。

武田氏信の供養塔

安芸武田氏の当主で佐東銀山城の初代城主でもある、安芸守護武田氏信の功績を称えて建てられた。

燈明杉

市指定天然記念物で江戸時代の地誌『芸藩通志』にも記載されている。元々5本立っていたが、現在は4本となっている。

金亀池

空海が金色の亀を見つけたとされる池。現在でも亀がいるが、ニホンイシガメという一般的な日本在来種の亀である。

霊水

福王寺境内に湧く水は霊水として珍重されている。

アクセス

  • JR可部線可部駅下車、勝木方面行きバスで10分。福王寺口下車徒歩30分。

関連項目

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