中央競馬
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中央競馬(ちゅうおうけいば)は、日本中央競馬会 (JRA) が主催する競馬である。1954年9月25日に東京競馬場、京都競馬場において初めて開催された。
概要
開催
現在、中央競馬は10の競馬場で年間で最大288日行われる。10の競馬場は競馬場一覧を参照。原則、週末の土・日曜日の2日間を4週、計8日間で1つの開催である[1]。1年はうるう年がなければ52週と1日なので、52週÷4週=13ということで関東で13開催、関西で13開催、その他で10開催行われる。開催は1月1日を基点、12月31日を終点とした「暦年制」である。詳細は開催一覧を参照。
競走
1日に開催される競走は最大12である。競走は競馬番組に従って行われるが、混雑緩和のため、ジャパンカップ開催日の東京競馬は11競走、有馬記念開催日の中山競馬は10競走である(東京優駿開催日の東京競馬は2001年までは10競走、2002年から2005年までは11競走であった。2006年の以降の競馬番組では東京優駿開催日は12競走を編成している)。
「競走は日の出から日没までに行われなければならない」とされるが、通常は第1競走が10時頃、途中昼休みを挟んで、最終競走が16時15分前後(11月から1月は日没が早いので若干繰り上がる)である。なお、2004年からは薄暮開催が行われるようになった。
入場・開門・指定席
競馬開催日の競馬場への入場には200円または100円の入場料が必要である。ただし、15歳未満の入場は無料。競馬非開催日の競馬場(パークウインズ)ならびに場外馬券売場 (WINS)は入場は無料。馬券購入が目的となることから、競馬場およびWINSへの未成年者(20歳未満)の入場は禁止されている(ただし、競馬開催中の競馬場については、保護者の同伴があれば入場可能である)。開門は原則9時(阪神競馬場は8時50分)であるが、グレードワン競走開催日などで来場者が多い場合には繰り上げられる。
各競馬場とも、指定席を設けてあるが、料金は各競馬場、席によって異なる。指定席はJRAカードによる前売発売と当日発売の併用である。指定席があるエリアへは指定席を購入していない客は入れないが、馬主席章や馬主席通行章を持っている人は指定席エリアに入れる。グレードワン競走開催日の入場ならびに指定席の販売は、例外となる。GI級競走における入場券・指定席券の販売を参照。
勝馬投票券
中央競馬では勝馬投票券(馬券)を各中央競馬場(非開催の競馬場含む)ならびに場外勝馬投票券発売所 (WINS) 、一部の地方競馬の競馬場や場外馬券売場(主に中央競馬の施設の設置されていない地区)で、該当競走の発走時刻の前まで購入できる。またPAT(電話投票)会員制で、電話投票やインターネット投票(i-modeやEZwebといった携帯電話のインターネット接続サービスなど)でも馬券を購入できる。未成年者は勝馬投票券の購入ならびに譲り受けが禁止されている。
以前は中央競馬でも、東日本と西日本で勝馬投票券が購入できる競走は異なっていたが(全国発売のグレードワン競走を除き、東西でブロック化されていた)、現在は概ね全国どこの競走でも購入できる。ただし、現在でも一部の馬券売場では、勝馬投票券が購入できる競走および購入できる額が制限されている。販売している勝馬投票券種類についてはJRAで発売している勝馬投票券を参照。一部の競走では前日発売も行っている。
競走馬・騎手・調教師
中央競馬に出走できる競走馬は、後に掲げた例外を除き、中央競馬に厩舎を置く調教師に管理されたサラブレッド系の馬に限定されている。競走馬の産地は日本産のほか、日本国外産(JRAでは「外国産」と定義)でも構わないが、外国産馬は出走が制限されている。
- 指定競走においてのみ、地方競馬に厩舎を置く調教師に管理されたサラブレッド系の馬(一部競走に限りアラブ系の馬も可)も出走できる。
- 特別指定競走においてのみ、地方競馬に厩舎を置く調教師に管理されたサラブレッド系の馬で、認定競走に勝利した2歳、3歳の馬も出走できる。
- 国際競走(2006年は87競走)に限り、日本国外に厩舎を置く調教師に管理されたサラブレッド系の馬も出走できる。
騎乗できる騎手は、中央競馬の騎手免許を所持していなければならない。所持していない場合には、短期免許などを取得しなければならない。調教師として開業するには、中央競馬の調教師免許を所持し、なおかつ日本中央競馬会から馬房が割り当てられなければならない。割り当てられる馬房は、美浦トレーニングセンター、栗東トレーニングセンターにある。騎手ならびに調教師の免許は3月1日を更新の時期としている。
歴史
昭和時代
- 日本中央競馬会発足以前の国営競馬については競馬の歴史を参照。
- 1954年(昭和29年)
- 1959年(昭和34年)
- 1964年(昭和39年)11月15日、シンザンが史上2頭目の三冠を達成。
- 1965年(昭和40年)5月14日に竣工した新潟競馬場で、7月10日より22年振りに新潟競馬が再開される。
- 1968年(昭和43年)12月8日の開催をもって繋駕速歩競走が全面廃止される。
- 1969年(昭和44年)11月11日、栗東トレーニングセンター開場。
- 1972年(昭和47年) 馬インフルエンザ蔓延のため、2月下旬まで関東地区の競馬開催が中止される。
- 1974年(昭和49年)5月3日、皐月賞で初のシード制(のちに単枠指定制度に改められる)実施。適用第一号はキタノカチドキ。
- 1978年(昭和53年)4月10日、美浦トレーニングセンター開場。
- 1981年(昭和56年) 馬名入りゼッケンが使用を開始する(当時は同年創設されたジャパンカップのみに限定)。
- 1982年(昭和57年)3月23日、千葉県印旛郡白井町(現・白井市)にJRA競馬学校が開校。
- 1983年(昭和58年)11月13日、ミスターシービーが史上3頭目の三冠を達成。
- 1984年(昭和59年)
- 1986年(昭和61年)11月2日、メジロラモーヌが史上初の牝馬三冠を達成。
- 1987年(昭和62年) 日本中央競馬会の略称がJRA(Japan Racing Association)に改められる。
平成時代
- 1991年(平成3年)
- 1994年(平成6年)
- 1996年(平成8年)
- 3月2日 中央競馬史上初の女性騎手3名がデビュー。
- 7月14日 札幌スプリントステークスでノーブルグラスに騎乗し、優勝した安田富男が史上初の全10場重賞制覇を達成。
- 1998年(平成10年)8月9日、シーキングザパールがモーリス・ド・ゲスト賞(仏GI)に優勝、日本調教馬初の海外国際GI制覇。
- 1999年(平成11年)
- 障害競走にグレード制が導入される。
- 1月31日 メイセイオペラがフェブラリーステークスに優勝、地方競馬所属馬初の中央競馬GI制覇。
- 12月4日 拡大馬番号連勝複式勝馬投票券(ワイド)の全国発売が開始される。
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2004年(平成16年)
- 日本中央競馬会創立50周年を記念してJRAゴールデンジュビリーキャンペーンを行う。
- 9月11日 馬番号三連勝単式勝馬投票券(三連単)の全国発売が開始される。
- 2005年(平成17年)10月23日 ディープインパクトが史上6頭目(無敗では2頭目)の三冠を達成。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
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競馬場一覧
- 札幌競馬場(北海道札幌市中央区)
- 函館競馬場(北海道函館市)
- 福島競馬場(福島県福島市)
- 新潟競馬場(新潟県新潟市北区)
- 東京競馬場(東京都府中市)通称:府中競馬場
- 中山競馬場(千葉県船橋市)
- 中京競馬場(愛知県豊明市)
- 京都競馬場(京都府京都市伏見区)通称:淀競馬場
- 阪神競馬場(兵庫県宝塚市)通称:仁川競馬場
- 小倉競馬場(福岡県北九州市小倉南区)
※強調書体で表示された競馬場ではGI級競走が開催される。
詳細
- 札幌競馬場は地方競馬のホッカイドウ競馬も開催している。また中京競馬場も2002年以降休止中であるが地方競馬の登録を残している。他に中央・地方の競馬がともに開催された中央競馬の競馬場は函館、福島[3]、新潟の各場があるが、現在はいずれも撤退している。
- 現在は上記10か所だが、戦前の日本競馬会体制時には以下の競馬場が存在した。実質上の開催は戦後行われていなかったが、長らく「休止」扱いとされていた。年間36開催の根拠もここにあった(12競馬場×3開催)が、1994年の競馬法改正にによって開催競馬場から削除された。
- また、現在の東京競馬場が開設される以前は現在の目黒区下目黒に競馬場があった。
- 目黒競馬場(1933年廃止・中央競馬創設以前)
- 競馬場の所有者は中京以外は国からの譲渡、中京競馬場の所有者は名古屋競馬株式会社である。
コース
中央競馬の競馬場はいずれも芝コースとダートコースで競走が行われる。新潟、中山、京都、阪神の各競馬場は芝コースが内回りと外回りの2つのコースを持つ。芝コースは、競馬を行うと磨耗するため、各競馬場によって芝の磨耗状態、生育管理などを踏まえたうえで移動柵によって適宜コース幅を変更して、円滑な競走ができるようにコース幅が設定されている。コース幅によって最内からAコース、Bコース、Cコースとアルファベット順に名前がつけられている。
コースの幅員が広く開催が多い東京、京都では移動柵によってコース幅を4~5段階、その他の競馬場は2~3段階で調整される。コース幅の設定は各競馬場毎の方針によって決められ、GI級競走が集中する春季と秋季に最内のAコースかBコースを使用し、それ以外のシーズンは移動柵をより外側に出すという方針の競馬場もある。一方で2004年の秋季から2005年の春季の京都競馬場のように、秋季から春季にかけてAコース→Bコース→Cコース→Dコースの順に徐々に外側へ柵を出していき、芝の成長が著しい夏季に馬場を回復させて、再び秋季にAコースから使っていくという競馬場もある。またローカルの場合、概ね開催の前半がAコース、後半がBコースに設定することもある。使われない場所では芝生の養生、あるいは痛んだ箇所の補修を行う。1、2回京都(1~2月)では積雪時の対策のため外側にも柵が設けられる(かつては1回東京(1~2月)でも行われていた)。
特に、芝の磨耗状態が激しいほど競走の波乱要素になるともいわれる。また、冬季は積雪などによる芝生の損傷などの可能性を考慮して芝コースの競走を大幅に減らし、ダートの競走を多くしている。
また、ファンサービスの一環として、主として春季・夏季開催の最終日終了後に芝コースをファンに一般開放されるケースも増えているが。開放する場所は競馬場によって異なり、天候や芝生の磨耗状態などの都合で開放しないこともある。
また、過去に砂コースというのが存在した。これは現在のダートコースとは若干違っており、砂分が多いコースであったが、ダートコース導入により順次転換され現在では存在していない。古い競走記録に砂コースの記録が残っており、存在していたことを伝えている。
各競馬場での最大入場人員記録
2006年終了時点[4]
- 札幌競馬場 … 60,549人(1976年7月11日 札幌記念)
- 函館競馬場 … 29,757人(1974年9月1日 函館3歳ステークス)
- 福島競馬場 … 47,391人(1993年7月11日 七夕賞)
- 新潟競馬場 … 35,135人(1991年4月28日 同日開催の第103回天皇賞・春の影響)
- 東京競馬場 … 196,517人(1990年5月27日 日本ダービー)
- 中山競馬場 … 177,779人(1990年12月23日 有馬記念)
- 中京競馬場 … 74,201人(1996年5月19日 高松宮杯)
- 京都競馬場 … 143,606人(1995年11月12日 エリザベス女王杯)
- 阪神競馬場 … 92,986人(1997年7月6日 宝塚記念)
- 小倉競馬場 … 36,745人(1997年2月16日 小倉大賞典)
開催一覧
1年の開催は例年、以下のように開催が行われる。なお、暦の関係で月の対応が一部ずれる場合がある。また、暦の関係で月に土曜日が5回あるときは、原則として2回目の土曜日がある週をその月の第1週とする。ただし、3月開催の高松宮記念は、必ず3月の第4週。
月 | 関東 | 関西 | その他 |
---|---|---|---|
1月 | 1回中山 | 1回京都 | |
1回小倉 | |||
1回東京 (2月第3週)フェブラリーステークス | 2回京都 | ||
2月 | |||
2回中山 | 1回阪神 | ||
3月 | 1回中京 (3月第4週)高松宮記念 | ||
3回中山 (4月第3週)中山グランドジャンプ、皐月賞 | 2回阪神 (4月第2週)桜花賞 | ||
4月 | 1回福島 | ||
2回東京(5月第1週) NHKマイルカップ、(5月第2週)ヴィクトリアマイル | 3回京都 (4月第5週)天皇賞(春) | ||
5月 | 1回新潟 | ||
3回東京 (5月第3週)優駿牝馬、(5月第4週)東京優駿、(6月第1週)安田記念 | 2回中京 | ||
6月 | |||
2回福島 | 3回阪神 (6月第4週)宝塚記念 | 1回函館 | |
7月 | |||
2回新潟 | 2回小倉 | 2回函館 | |
8月 | |||
3回新潟 | 3回小倉 | 1回札幌 | |
9月 | |||
4回中山 (9月第4週)スプリンターズステークス | 4回阪神 | 2回札幌 | |
10月 | |||
4回東京 (10月第4週)天皇賞(秋) | 4回京都 (10月第2週)秋華賞、(10月第3週)菊花賞 | ||
3回福島 | |||
11月 | 5回東京 (11月第4週)ジャパンカップ | 5回京都(11月第2週) エリザベス女王杯、(11月第3週)マイルチャンピオンシップ | |
12月 | 5回中山 (12月第3週)朝日杯フューチュリティステークス、(12月第4週)中山大障害、有馬記念 | 5回阪神 (12月第1週)ジャパンカップダート、(12月第2週)阪神ジュベナイルフィリーズ | 3回中京 |
備考
- 概要にもあるとおり、競馬の開催は土曜日と日曜日が原則である。ただし、祝日に開催することもある[5]。以下では近年、行われた事例を掲載する。過去の事例は競馬の開催を参照。
- 近年、成人の日がハッピーマンデー制度で1月第2月曜日に曜日固定されたこと、また有馬記念競走を年末ぎりぎりの開催で調整しているため、年始開催は1月5日に1日のみ開催を行い、翌週の週末は成人の日と合わせた3日間連続開催が多い。なお、2006年までは第1回の中山および京都開催の初日は1月5日に固定されていたが、2007年は1月6日に開催された。そのため、開催日が1月5日に固定されていた京都・中山の金杯も開催日固定の重賞競走ではなくなった。
- 敬老の日もハッピーマンデー制度の対象となったこと、ならびに近くに秋分の日の休日があるため、2004年から9月(例年では4回中山・4回阪神・2回札幌)の3連休の開催を2つの競馬場で日程を調整して開催している。2008年の場合は9月13日が札幌・中山、14日が中山・阪神、15日が札幌・阪神となっている。
- 東京競馬場の開催については、毎年5月5日に同競馬場に近接する大國魂神社で祭事が行われる関係上、競馬開催の土・日曜日と重複した場合でも競馬の開催は行われず、その前後に開催日を振り替されていたが2007年より開催可能となった。(関東で第3場開催および関西で開催が行われる場合も同様に振り替えされていた。)
- 施設改善工事、馬場改修工事、災害などにより競走が行えない場合には、原則として同一地区の他の競馬場に振り替えて開催する。振り替え開催の事例は競馬の開催を参照。
- 地方競馬との間で、原則12月28日~1月4日は中央競馬を開催しない慣例があったが、2003年12月28日に中央競馬が施行されたことで破られ、現状は12月29日~1月4日となっている。
- 2006年の競馬法施行規則の改正により2007年以降は開催日数が弾力的に運用されることになった。このため、2007年は1回中山・1回京都の開催日数が7日間(1月6~8、13、14、20、21日)、4回東京・4回京都の開催日数が9日間(10月6~8、13、14、20、21、27、28日)となる[6]。
- 中央競馬では、土日開催が原則だが、外国では平日に行われることもある。イギリスの競馬日程の詳しくはこちら。
薄暮開催
中央競馬では、2004年度に中央競馬50周年記念「JRAゴールデンジュビリーキャンペーン」の一環として、7月から9月の函館競馬場および札幌競馬場における発走時刻を通常より1時間遅くし、第1競走は10:55に、15:25発走の第9競走をテレビ中継放送の関係上メイン競走扱いとした上で、16:40と17:10に発走する第11,12競走(いずれも特別競走で第11競走は準メイン競走扱い)を「函館(札幌)はくぼ」と題した薄暮競走を試行的に実施した。これが大好評を得たため、2005年度も継続されることとなった。また2005年度からは小倉競馬場でも薄暮競走が開催されるようになり、2006年からは東京優駿(日本ダービー)開催日も薄暮開催が行われるようになった。
2007年度の夏季薄暮開催の概要
- 期間 7月14日(第2回函館、第2回小倉初日)~9月2日(第1回札幌、第3回小倉最終日)
- 対象となる競馬場 函館競馬場(~8月5日まで)、札幌競馬場(8月11日~)、小倉競馬場(全期間)
- 薄暮競走の対象 函館、札幌は第11,12競走、小倉は第12競走のみ
- 発走時間 第1競走は函館、札幌は10:40、小倉は10:20。最終競走は函館、札幌が17:10、小倉は16:50とする。
- 特別競走 3場とも第9~11競走を特別競走に割り当て、メイン競走は2004年~2006年と同様にテレビ中継の配慮上15時台に行うことにし、函館、札幌は第9競走(発走15:25)、小倉は第10競走(15:35)を割り当てる。なお特別4競走開催の場合は第9~12競走も特別競走の対象となる。メイン競走の発走順序は函館・札幌→小倉→新潟(15:45)となる。
- またこれに伴い、重賞競走の日曜日開催分の前売りも17:30までで締め切る。(通常は17時締め切り)
2007年度秋季開催の準薄暮開催
- 期間 9月17日・第4回阪神競馬4日目、10月8日・第4回京都競馬3日目。
- 対象となるレース それぞれ当日の最終第12競走
- 発走時間 当該競馬場の第1競走を10:10開始。メイン競走は第10競走とし15:20、最終第12競走は16:40発走とする。
2008年度の春季薄暮開催の概要
- 期日 6月1日(東京優駿開催日)
- 第1競走は東京が10:05、中京は9:50。特別競走は、東京は通常のGI級開催日と同様に第8~12競走、中京は第9~11競走である。東京のメイン競走の東京優駿と中京のメイン競走の名古屋城ステークスはともに第10競走に編成されて、中京が15:15、東京が15:40。最終競走は中京が16:40、東京は17:00で目黒記念が行われる。
特別競走・重賞競走
特別競走は原則として第9~11競走(11競走の場合は第8~10競走)の3競走であるが、 近年は第3場(ローカル開催)や、GI級競走と障害重賞の開催場の最終競走を特別競走にしたり、夏季を中心とした第3場開催の重賞開催日、及びGI級開催場の特別競走数を4~5競走(通常クラシック競走や天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念があるときは5競走、他は4競走)に増やしたりすることもある。
また、GI級開催日は、当該競走をその日のメイン競走として盛り上げるため、全開催場の競走出走時間・順序を調整し、同時開催のGI級以外のメイン競走(重賞・平地特別)をGI級競走の前(15時台の前半 一般には第3場→GI級の行わない主場の順)、GI級競走は15時台後半に行うようにしている。ただし、11月最終週に行われるジャパンカップ&ジャパンカップダートと、12月開催の中山競馬場での朝日杯フューチュリティステークス、有馬記念については、日没の時間等を考慮して通常の冬季編成と同じ順序(ジャパンカップウィークは東京→京都、中山のGI級開催日は中山→中京→阪神)で発走する。また、場内やウインズの混雑緩和という理由で、ジャパンカップ開催日の東京競馬場は11競走、有馬記念開催日の中山競馬場は10競走(特別競走はそれぞれ後半5競走)になる。
なお、前述の通り、2006年から東京優駿開催日の第10競走に東京優駿、第12競走に薄暮開催として目黒記念が行われることになった。中央競馬で重賞競走が2つ以上同じ開催日に同じ競馬場で行われた例は2004年11月28日のJRAゴールデンジュビリーデーのジャパンカップダートとジャパンカップがある。しかしこれはJRA創立50周年記念行事の一環として行われたものある。
重賞競走を除く特別競走でも出走頭数が8頭以下になった場合は予定の競走順序を変更することもあり、その日の特別競走で最も賞金条件の高いクラス(一般にはオープン、1600万円クラス)を割り当てるメイン競走であっても準メインなどに降格させることもまれにある。
特別競走の名称は原則として次のものに統一されている。
- 2歳・3歳限定競走 - 草木(むらさき賞は除く)
- 4歳(夏開催以降は3歳)以上の競走 - 地名(旧国名、広域名含む)・地域の名所や風物(山、湖など)・時候・誕生石などその他の名称
- 地名や名所に関してはその競馬場が所属している地域の名称が取り上げられる。
- 北海道開催は北海道と青森県(主として函館開催)関係。
- 福島は青森県以外の東北、栃木県関係。
- 中山は千葉県、茨城県、東京都関係。
- 東京は東京都、神奈川県、埼玉県、山梨県関係。
- 新潟は新潟県、長野県、群馬県関係。
- 中京は愛知県、岐阜県、三重県、静岡県関係。
- 京都は京都府、滋賀県、奈良県、北陸地方関係。
- 阪神は兵庫県、大阪府、和歌山県並びに中国(山口県除く)・四国地方関係。
- 小倉は九州地方・山口県関係。
また、日中の昼休みをこれまでの第5競走終了後から第4競走終了後に変更して12時台の開催にも積極的に取り組んでいる。
GI級競走
中央競馬で施行される最高峰のグレードワン[7](GIおよびJpnI)競走は以下の通り。施行順は2008年の競馬番組に従って並べられている。競走の施行場所、1着本賞金、施行コースなどの詳細は各項目に譲る。太字の競走は国際格付けを得られている競走(GI)、それ以外の競走はJRA独自の格付けによる競走(JpnI、2007年より)である。
- 参考:競馬の競走格付け
競走名 | 備考 | 出走可能性齢 | |
---|---|---|---|
1 | フェブラリーステークス | 冬のダートチャンピオン決定戦 | 4歳以上 |
2 | 高松宮記念 | 春の短距離チャンピオン決定戦 | 4歳以上 |
3 | 桜花賞 | 牝馬三冠競走 第1戦 | 3歳牝馬 |
- | 中山グランドジャンプ | 春の障害チャンピオン決定戦 | 4歳以上 |
4 | 皐月賞 | 牡馬クラシック三冠競走 第1戦 | 3歳牡馬・牝馬 |
5 | 天皇賞(春) | 長距離チャンピオン決定戦 | 4歳以上牡馬・牝馬 |
6 | NHKマイルカップ | 3歳マイルチャンピオン決定戦 | 3歳牡馬・牝馬 |
7 | ヴィクトリアマイル | 春の古馬牝馬チャンピオン決定戦 | 4歳以上牝馬 |
8 | 優駿牝馬(オークス) | 牝馬三冠競走 第2戦 | 3歳牝馬 |
9 | 東京優駿(日本ダービー) | 牡馬クラシック三冠競走 第2戦 | 3歳牡馬・牝馬 |
10 | 安田記念 | 春のマイルチャンピオン決定戦 | 3歳以上 |
11 | 宝塚記念 | 春のグランプリ競走 | 3歳以上 |
12 | スプリンターズステークス | 秋の短距離チャンピオン決定戦 | 3歳以上 |
13 | 秋華賞 | 牝馬三冠競走 最終戦 | 3歳牝馬 |
14 | 菊花賞 | 牡馬クラシック三冠競走 最終戦 | 3歳牡馬・牝馬 |
15 | 天皇賞(秋) | 中距離チャンピオン決定戦 | 3歳以上牡馬・牝馬 |
16 | エリザベス女王杯 | 秋の牝馬チャンピオン決定戦 | 3歳以上牝馬 |
17 | マイルチャンピオンシップ | 秋のマイルチャンピオン決定戦 | 3歳以上 |
18 | ジャパンカップ | 芝の国際招待競走 | 3歳以上 |
19 | ジャパンカップダート | ダートの国際招待競走 | 3歳以上 |
20 | 阪神ジュベナイルフィリーズ | 2歳牝馬チャンピオン決定戦 | 2歳牝馬 |
21 | 朝日杯フューチュリティステークス | 2歳牡馬チャンピオン決定戦 | 2歳牡馬・牝馬 |
- | 中山大障害 | 秋の障害チャンピオン決定戦 | 3歳以上 |
22 | 有馬記念(グランプリ) | 秋のグランプリ競走 | 3歳以上 |
GII級以下の競走は各競馬場の項を参照。
GI級競走における入場券・指定席券の販売
- 1990年代以後、GI級開催競馬場は、大勢のファン、特に競馬ブームの一時期は10万人を超すファンが観戦に訪れた。そのため、JRAでは混雑緩和という名目で、一部GI級競走(クラシック三冠競走や天皇賞、有馬記念[8])では前売りされる記念入場券を事前に購入しないと当日のGI級開催競馬場に入場できない、入場制限が実施された。現在は当日入場もできるようになっているが[9]、それでも前売り券を購入している人を優先し、当日券や回数券購入者は時差入場(開門後から30分後)してもらう処置が取られるケースもある。
- 主要GI級競走では指定席券を全て事前の前売りとしているケースも多い。競馬場の指定席の種別によってJRAカード(クレジットカード)による予約制と、葉書申し込みや競馬場で指定席を購入した利用者を対象とした抽選による発売とに分かれているので、JRA発表の告知を参考にされたい。
障害競走のグレード制
現在地方競馬に障害競走は存在しないため、日本では中央競馬のみで行われている。
1999年に平地競走の重賞競走と同様、障害競走の重賞にもグレード制が導入。中山グランドジャンプと中山大障害はJ・GIに格付けされており、中山競馬場の名物と言われる年に2回しか使用されない大障害コースを使う。馬も騎手もこの春のグランドジャンプと暮れの大障害のタイトルを目指す。
JRAで発売している勝馬投票券
JRAで発売している勝馬投票券は、単勝式(通称:単勝)・複勝式(複勝)・枠番連勝複式(枠連)・馬番連勝複式(馬連)・馬番連勝単式(馬単)・拡大馬番号連勝複式(ワイド)・馬番号三連勝複式(3連複)・馬番号三連勝単式(3連単)の8種類である。
○…発売 ▲…限定発売 ×…発売なし
単勝 | 複勝 | 枠番連複 | 枠番連単 | 馬番連複 | 馬番連単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ▲ |
中央競馬における3連単の発売は、最終競走から数えて4競走前までの競走(12競走の場合、第9~12競走の4競走)に限られている。2006年10月から同じ馬の単勝と複勝を同じ金額で一括購入できる「応援馬券」が発売されている。
通常は開催日の前日に出馬投票を行い馬番を抽選で決定し、開催当日にすべての競走の発売を開始する(日曜日のメイン競走では、前日の土曜日に発売される場合もある)。GI級の場合は前々日に出馬投票~馬番決定を行い、それ以後発売を開始する。
投票カード
投票カードとは、勝馬投票券を購入する際に使用されるマークシートのカードである。ごく僅かな口頭窓口(口頭によって勝馬投票券が購入できる窓口)以外の窓口で勝馬投票券の購入の際に必ず記載しなければならない(口頭窓口でも投票カードでの購入は可能)。 現在、投票カードは3種類あり、緑色の基本タイプ・赤色のボックス&フォーメーション・青色の連複&連単ながしである。いずれも両面印刷であるが、緑色の基本タイプのみ両面同時の利用が可能である。赤色のボックス&フォーメーション・青色の連複&連単ながしのタイプは1枚で片面の利用により、どちらかのタイプのみ利用可能。
数年に一度、デザインが変更される(近年は勝馬投票券の種類の増加に対応するための変更が多い)。昔の投票カードは自動発売機で対応の問題もあり、ある期間は利用可能であるが、余りに古い投票カードは対応できなくなる。
緑色の基本タイプ
緑色の基本タイプは全種類の馬券に対応。両面を利用することで、1枚で1競走に1種類8点または2種類4点ずつ(馬単に限りウラを利用することで購入可能点数が増える)まで購入が可能。
- 競走の行われる競馬場をマーク。
- 札幌、函館、福島、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神、小倉の10場の下にある○から1つだけ選ぶ。
- 例えば京都のレースを投票したいなら京都の下の枠を潰す。
- 札幌、函館、福島、新潟、中山、東京、中京、京都、阪神、小倉の10場の下にある○から1つだけ選ぶ。
- 競走番号をマーク。
- 1~12の上から1つだけ塗り潰して選ぶ。
- 第11競走を投票したいなら11の下の枠を潰す。
- 1~12の上から1つだけ塗り潰して選ぶ。
- 馬券の種類をマーク。
- 単勝、複勝、単(勝)+複(勝)(応援馬券)、枠連、馬連、ワイド、馬単、3連複、3連単の9つの下にある○から1つだけ選ぶ。
- 枠番号(枠連のみ)または馬番号(その他7賭式)をマーク。
- 購入金額をマーク。
- 30,20,10,5,4,3,2,1と万円・千円・百円の組み合わせ。4800円分を購入する場合は、30・10・5・3・百円にマークすることになる。
- 前日発売の競走(重賞など)では、カード左上の「前日発売」をマーク。
- 馬単のみ裏(1着・2着の逆順の組み合わせ)も購入できる。
- 馬単のみ・ウラの○枠を塗り潰すと馬券で『⇔』と『各』が登場。「8-18」をウラにマークをして購入すると、8-18と18-8の2つの組み合わせを購入でき、さらに『各』は100円だったら200円となる。
- 単+複(応援馬券)は、単勝と複勝を同時に購入することになるため、マークカードに記入した金額が100円だったら購入金額は倍の200円となる。なお、この馬券に関しては好きな「馬」を応援していただくという意味をこめて、馬番号および馬名の上部に、「がんばれ!!」(例:「がんばれ!!ディープインパクト」)と言う文字が印字される。
赤色のボックスタイプ
赤色のボックス&フォーメーションタイプは、単勝、複勝を除く6種類の馬券に対応している。片面を利用して、1枚で1競走のボックス買いまたはフォーメーション買いのみ可能。なお、ボックス買いでは枠連のゾロ目は含まれず、購入もできないので注意。
- 競走の行われる競馬場をマーク。
- 競走番号をマーク
- 馬券の種類をマーク。
- 馬番号または枠番号をマーク。
- 番号は何点選んでも良い。
- 購入金額をマーク。
赤色のフォーメーションタイプ
- 競走の行われる競馬場をマーク。
- 競走番号をマーク。
- 馬券の種類をマーク。
- 馬番号または枠番号をマーク。
- 購入金額をマーク。
青色の流しタイプ
青色の連複&連単流しタイプは、単勝、複勝を除く6種類の馬券に対応している。両面とも流し買いのために利用されるが、片面は、枠連、馬連、ワイド、3連複に対応した連複流し。もう一面が馬単と3連単に対応した連単流し用であり、1枚ではどちらか片面のみが利用可能。3連複と3連単は1頭流し、2頭流しともに対応している。
- 競走の行われる競馬場をマーク。
- 競走番号をマーク。
- 馬券の種類をマーク。
- 『軸』と『相手』の馬番号または枠番号をマーク(『軸』は上表で/『相手』は下表で記入)。
- 購入金額をマーク。
入場テーマソング・発走ファンファーレ (発走合図)
中央競馬では、以前から出走馬が本馬場入場する際に著名作曲家が作った入場テーマソングを演奏(テープ)しているが、1987年に中央競馬会の略称がNCKからJRAに変更されたのを契機に、同年12月より各競走のファンファーレも著名作曲家制作のものに順次変更された。GI級競走については一部競走を除き楽団(主に陸上自衛隊、海上自衛隊付属の音楽隊、地元の交響楽団、地元の大学の吹奏楽部)による生演奏が行われている(ローカル開催(特に夏季)での重賞でも地元のブラスバンドによる生演奏が行われる場合もある)。
ただし、ファンファーレが定着すると、GI級競走を中心に観客がその曲に合わせるかの様に手拍子を打つようになり、特に観客から近いスタンド前に発走地点のある競走(例・東京芝2,400m、京都芝2,000m)などで競走馬に悪影響を与えるケースが発生した。これはゴール前で実況映像のタイミングに併せて紙吹雪・クラッカー・紙テープやゴミなど[10]を投げ散らす者と並んで、万一の事故を考えれば競馬の公正確保にも関わる重大な問題であり、JRAは「それらの行為は絶対におやめ下さい」とファンに宣伝しているにも拘らず、その対応に現在も苦慮している。
基本的には観客のモラルと行動の節度に訴えるほかないものであるが、これには限界があり、後に追加された障害競走のファンファーレについては、その作曲の際「手拍子を打ちにくいこと」が主要コンセプトの一つになったほどである。平地競走のファンファーレについても、多くはこの手拍子の問題を理由として何度か変更の話題が上がっている。
また、現在ではすっかり定着したファンファーレの生演奏だが、近頃は本番での演奏ミスが多発し、競馬ファンや競馬評論家から演奏を行った団体やJRAに対し苦情が寄せられるケースが発生している(2005年安田記念のフライング演奏等)特に、音の高低差が激しく、演奏難易度の高い札幌・函館競馬場の重賞ファンファーレにおいてこれらの事例が目立つ。
特殊なケースとして中京競馬場で開催される名鉄杯がある。これについては1000万下という下級条件戦であるにもかかわらず、賞を提供している名古屋鉄道の看板車輛の一つである名鉄パノラマカーのミュージックホーンの音色をアレンジした独自のファンファーレが用意され、また名鉄所属のブラスバンドが生演奏でファンファーレを行っている。
この他、2004年のJRAゴールデンジュビリーキャンペーンの「名馬メモリアル競走」にも特別にファンファーレが用意された。
入場テーマソングの曲
いずれも関東はすぎやまこういち、関西、北海道は鷺巣詩郎の作曲。ただし、「サラブレッドマーチ」のみ渡辺岳夫の作曲で、鷺巣詩郎は編曲者である。なお、「サラブレッドマーチ」は、下記の重賞競走用入場曲が導入される前は、全ての競馬場で重賞競走用入場曲として使用されていた。なお、2008年より一般競走と特別競走の入場テーマソングが変更となり、東日本主場、西日本主場、第3場にそれぞれ分けられる。また、新馬戦用の入場曲(これは全場共通)も加わる。なお、一般競走と特別競走、新馬戦の入場テーマソングを作曲したのは椎名邦仁である。
- 一般競走(2007年まで)
- 東日本(東京・中山・福島・新潟) 「白馬のギャロップ」
- 西日本(京都・阪神・中京・小倉)、北海道(札幌・函館) 「炎のウィナー」
- 特別競走(2007年まで)
- 東日本 「パドックマーチ」
- 西日本、北海道 「サラブレッドマーチ」
- 新馬戦(2007年まで)
- 「ヤングマン」
- 一般競走(2008年から)
- 東日本「ザ・マジェスティックマーチ」
- 西日本「ヒーローズ・プレリュード」
- 第3場「グリーングラスマーチ」
- 特別競走(2008年から)
- 東日本「アンセム・フォー・ブレイブズ」
- 西日本「レジェンドウィルビギン」
- 第3場「アバブ・ザ・スカイ」
- 新馬戦(2008年から)
- 「ザ・ライジングサン」
- 重賞競走(GIII級・GII級競走)
- 東日本 「クロマチックマーチ」
- 西日本、北海道「ドラマチックワン」
- GI級競走
- 東日本 「グレード・エクウス・マーチ」
- 西日本 「ザ・チャンピオン」
ファンファーレの作曲者
- 東京・中山:すぎやまこういち
- 京都・阪神:宮川泰(阪神のGI・宝塚記念は除く)
- 宝塚記念:早川太海(一般公募作品最優秀賞)
- 札幌・函館:鷺巣詩郎
- 福島・新潟:服部克久
- 中京[11]・小倉:川口真
- 障害競走(障害コースのない札幌・函館を除く全競馬場共通):三枝成彰
- 名馬メモリアル競走(2004年のみ。全競馬場共通)
- 上半期:フランツ・フォン・スッペ(喜歌劇「軽騎兵」序曲)
- 下半期:ジョルジュ・ビゼー(「カルメン」組曲より『前奏曲』。ちなみにこの曲は名古屋競馬場の一般競走のファンファーレとして使用されている。なお、かつて関西での大レースでは同じく「カルメン」から『衛兵の交代』の冒頭のファンファーレが使用されていた)
提供番組(主催番組)
JRA主催の競馬中継番組の場合、JRAのCMが流れ、番組の最初と最後にJRAがスポンサーであることを発表しているが、この場合は「提供 JRA」(「この番組は、JRA、日本中央競馬会の提供でお送りします。」)ではなく「主催 JRA」(「主催は、JRA、日本中央競馬会です。」もしくは「この番組は、JRA、日本中央競馬会の主催でお送りします。」)とクレジットされる。
脚注
- ^ 2006年に競馬法施行規則が改正され、2007年からは1開催における開催日数は最大12日までとなる。ただし、1年間に開催できる日数は原則288日(36開催×8日)に制限されているためある競馬の開催日数を増やすと、別の競馬の開催日数を減らすことになる。
- ^ 2007年11月17日・18日に福島競馬場で第3回開催の第9日・第10日、同月23日に東京・京都両競馬場で第5回開催の第9日、24日・25日に中京競馬場で第3回開催の第9日・第10日が開催されることになった。これに伴い、当初11月24日(土曜日)に予定されていた第52回京阪杯(京都第11競走)は、開催日が1日繰り上がって、11月23日(金曜日・勤労感謝の日)に行われることになった。また23日に競馬が開催されることから、同日に後楽園・新橋・梅田・難波の各ウインズで予定されていた第27回ジャパンカップ(11月25日・東京第10競走)の金曜発売は行われないこととなった。
- ^ 『地方競馬史』第一巻 地方競馬全国協会 1972年による。
- ^ 競馬の特性上、途中退場する客も多数いることや、中央競馬では再入場の際にはあらためて入場券を購入する必要があるため、他の競技・イベントなどとは違い、この人員がすべて同じ時間帯に競馬場に入っているわけではない。
- ^ 競馬法および競馬法施行規則の規定により、中央競馬が開催できる日は日曜日、土曜日、国民の祝日に関する法律で定められた休日、1月5日から7日のいずれかである。
- ^ 1月の開催を10月に振り替えたのは、例年体育の日にマイルチャンピオンシップ南部杯が開催されることからこの日に東京競馬場で競馬を開催することで東京競馬場および福島競馬場で盛岡競馬の場外発売を行えるようにするためである。他の祝日の開催は相互発売を行わない地方競馬との調整となるため現状では困難である。また脚注2でも紹介したが、馬インフルエンザの影響で8月18日・19日の札幌・新潟・小倉開催が中止になったことに伴い、11月17日・18日に福島、23日に東京・京都、24日・25日に中京競馬を追加振り替え開催することとなった。ただし、開催日表示は従来からの開催日はその日数(日付)をそのまま変更せず、追加開催日の分に第9(10)日目を追加するスケジュールにした(例・11月23日から25日の東京・京都は順に第9・7・8日目、11月24日・25日の中京は第1・2日ではなく第9・10日としている)。
- ^ ただしJpnIをグレードワンと呼ぶのは明らかな誤り。正しくはジーワン。
- ^ 改修工事中(現スタンド完成前)の東京競馬場では天皇賞(秋)、ジャパンカップも入場制限が行われた。
- ^ 2005年12月25日の有馬記念(中山競馬場)は事前発売の前売券(記念入場券)のみとなり、前売入場券を持っていないと入場することができなかった。(回数券による入場もできなかった。なお回数券には入場制限時には使用できない旨の注意書きが書かれている。)これは無敗の三冠馬として絶大な人気を博したディープインパクトが出走を予定しており、中山競馬場における混雑を緩和するための措置である。
- ^ 1990年代の一時期には旗を振り回す者がいたし、2000年の宝塚記念に至っては、フリスビーと思しき円盤状の物体が飛ばされた模様がDREAM競馬をはじめとするテレビでの競馬中継の画面に映し出されるシーンが見られた。DREAM競馬キャスターだった宮川一郎太が「物を投げ込まれるのはやめましょう」と視聴者に注意喚起したこともあり、井崎脩五郎に至っては、「投げた者を特定している」と雑誌で公言したこともある。
- ^ 高松宮記念(GI)のファンファーレは京都・阪神で使用されるGI級用ファンファーレとなる。また1991年に阪神競馬場、1994年に京都競馬場の改修工事の際に中京・小倉で同時開催となった際は主場扱いの中京で京都・阪神のファンファーレが使用された。
関連項目
- 地方競馬
- 中央競馬テレビ・ラジオ中継一覧
- 競馬の開催
- 競馬の競走
- 日本の競馬の競走体系
- 競馬学校
- 競馬の競走一覧
- JRA賞
- ワールド・サラブレッド・レースホース・ランキング(インターナショナル・クラシフィケーション改め)
- 競馬新聞
- 降着制度