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S.I.C.

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S.I.C.(エス・アイ・シー)とは、バンダイが販売を行うフィギュアのシリーズ名である。

概要・歴史

正式にはSuper Imaginative Chogokin(=超合金という名称だが一般には略称であるS.I.C.と呼ばれている。 竹谷隆之安藤賢司といった人気原型師を起用し東映特撮作品 - 特に石ノ森章太郎作品 -を原型師独自の解釈で立体化し、そのセンスに共感するファン層から人気を博している。
元々は石ノ森が東映にキカイダー00ロボコンの新作の企画を持ちこんだ事に端を発する、どちらの企画も当時の東映にやる気はなく(ロボコンの企画は、ロビーナのデザインなどが後年の「燃えろ!!ロボコン」の参考になった)、キカイダー00の企画がバンダイに持ちこまれて実現した。これは石ノ森最晩年の時期であり、VOL.1のキカイダーの原型は石ノ森自ら監修した。
1998年春、東京おもちゃショーバンダイブースにおいて試作品が展示され話題となり、同年12月のVOL.1キカイダーを皮切りに発売されたが、当初は一部マニアを除いた一般層には認知されず、人気シリーズとは呼べずワゴンセールの常連とも揶揄されていた存在であったが、可動フィギュアとバイクがセットになった商品・VOL.11サイドマシーン&キカイダーや、平成ライダーが商品化された頃から若年層の注目を集めだし、現在まで続く人気シリーズとなった。
当初は固定ポーズのスタチュー的フィギュアであったが、前述のVOL.11サイドマシーン&キカイダー以降は関節可動を特徴の一つとしたアクションフィギュアとなっている。また、VOL.6イナズマンに端を発する、「外装を換装する事によるフォームチェンジ」ギミックも、本商品の特徴の一つとなった。

一部商品は限定生産となっているが、実際には、限定生産ではない商品も在庫が売れてしまえば再販が行われない限りは店頭に並ぶことはほぼなく、専門のショップやネットオークションなどではプレミア価格で取引されている。また、再販が行われた場合でも、パッケージの色合い等に微妙な差異が見られる場合も多々あり、一部マニアにはこれも収集対象となっている。以上のようなことから「すべての商品が限定である」とも言えなくはない。(もっともこれは、あらゆるマスプロ商品に等しく言われる事ではある)

商品一覧

S.I.C.

  • VOL.1キカイダー
  • VOL.2ビジンダー
  • VOL.3キカイダー00(ダブルオー)
  • VOL.4ハカイダー
  • VOL.5キカイダー01(ゼロワン)
  • VOL.6イナズマン
  • VOL.7仮面ライダー
  • VOL.8仮面ライダー2号
  • VOL.9仮面ライダーV3
  • VOL.10ロボット刑事K
  • VOL.11サイドマシーン&キカイダー
  • VOL.12ハカイダー&バイク
  • VOL.13仮面ライダークウガ(ライジングマイティ、グローイング、アルティメット)
  • VOL.14仮面ライダー&サイクロン
  • VOL.15仮面ライダー2号&ショッカーライダー
  • VOL.16仮面ライダーBLACK RX&仮面ライダーBLACK
  • VOL.17シャドームーン&仮面ライダー BLACK(グリーンバージョン)
  • VOL.18仮面ライダーV3&ライダーマン
  • VOL.19仮面ライダーアギト(グランド、フレイム、ストーム)
  • VOL.20アナザーアギト&仮面ライダーアギト バーニングフォーム・シャイニングフォーム
  • VOL.21仮面ライダーアマゾン&ジャングラー
  • VOL.22仮面ライダークウガマイティフォーム (マイティ、ドラゴン、ペガサス、タイタン)
  • VOL.23仮面ライダー龍騎(龍騎サバイブ)
  • VOL.24仮面ライダーナイト(ナイトサバイブ)&王蛇
  • VOL.25オルタナティブ・ゼロ&仮面ライダーリュウガ
  • VOL.26仮面ライダーZO&ドラス
  • VOL.27仮面ライダーゾルダ&仮面ライダータイガ
  • VOL.28仮面ライダー555(ウルフオルフェノク)
  • VOL.29仮面ライダー555・ブラスターフォーム&オートバジン
  • VOL.30仮面ライダーカイザ&仮面ライダーデルタ
  • VOL.31アクマイザー3
  • VOL.32仮面ライダー響鬼(響鬼装甲)
  • VOL.33仮面ライダー響鬼・紅&仮面ライダー轟鬼
  • VOL.34仮面ライダー威吹鬼&仮面ライダー斬鬼
  • VOL.35仮面ライダー剣(キングフォーム)
  • VOL.36仮面ライダーギャレン&仮面ライダーカリス(ジョーカー)
  • VOL.37仮面ライダーレンゲル&仮面ライダー剣・ジャックフォーム
  • VOL.38キカイダー01&ダブルマシーン
  • VOL.39仮面ライダーG3(G3-X)&仮面ライダーG4
  • VOL.40仮面ライダーアギト&マシントルネイダー

S.I.C.CLASSIC

  • VOL.13仮面ライダークウガ(ライジングマイティ、グローイング、アルティメット) 2007年6月再販
  • VOL.18仮面ライダーV3&ライダーマン 2007年6月再販
  • VOL.23仮面ライダー龍騎(龍騎サバイブ) 2007年8月再販
  • VOL.20アナザーアギト&仮面ライダーアギト バーニングフォーム・シャイニングフォーム 2007年9月再販
  • VOL.21仮面ライダーアマゾン&ジャングラー 2007年11月再販予定
  • VOL.28仮面ライダー555(ウルフオルフェノク)2007年11月再販予定

S.I.C.限定品

  • シルバーバージョン(イベント限定販売)
    • キカイダー
    • ビジンダー
    • キカイダー00
  • アーティストスペシャル
    • キカイダー
    • ビジンダー
    • キカイダー00
  • レッドハカイダー
  • ブルーハカイダー
  • シルバーハカイダー
  • ロボット刑事K(パワーアップバージョン)
  • アナザーシャドームーン
  • ドラスレッドバージョン
  • 仮面ライダー裁鬼&仮面ライダー鋭鬼&仮面ライダー弾鬼
  • 仮面ライダークウガライジングフォームスペシャル
  • PSソフト『仮面ライダーV3』プレゼントキャンペーン(100名)
    • 仮面ライダーV3・ブルーバージョン
  • 『KIKAIDER00』誌上限定
    • キカイダーブラックバージョン
  • 『月刊ホビージャパン』誌上限定
    • 仮面ライダークウガアメイジングマイティフォーム専用パーツ(100名プレゼント)
    • アナザーRX(受注生産)
    • 仮面ライダーリュウガサバイブ(受注生産)
  • 東映ヒーローネット』限定
    • 仮面ライダークウガ(アルティメットフォームダークアイズバージョン・アメイジングマイティフォーム・グローイングフォームクリアーバージョン)(抽選販売)
    • ハカイダー四人衆フル可動バージョン(受注生産)
    • 十面鬼ゴルゴス(受注生産)
    • 仮面ライダー龍騎(ブランク体)&仮面ライダー王蛇(ブランク体)(受注生産)
    • 仮面ライダーJ(受注生産)
    • 仮面ライダー555・アクセルフォーム(受注生産)
    • プレ・アマゾン(受注生産)
    • 仮面ライダーギャレン・ジャックフォーム(受注生産)
  • イベント『S.I.C. Imagination Works』限定
    • 仮面ライダー響鬼(マジョーラカラーバージョン)
    • 仮面ライダーリュウガ[ドラグブラッカー] 
  • イベント『S.I.C. Imagination Works Ani-com 2007 Hong Kong』限定
    • 仮面ライダー轟鬼(マジョーラカラーバージョン)<2007年7月会場販売>

※日本ではホビージャパン誌上および東映ヒーローネット通販にて受注(現在は受注終了)

S.I.C.匠魂

S.I.C.と同様のコンセプトで造られている手のひらサイズのトレーディングフィギュアである。1つ500円程度と低価格であるにも関わらず、完成度が高い。ラインナップは4種類×2色+シークレット1つの全9種で、シークレットは通常ラインナップの色違いとなっている。当初、通常ラインナップはノーマルカラーと、同一の造型で単色のメタリックカラーで、メタリックカラーの方はどちらかと言えば「はずれ」的な要素もあったが、VOL.5で投入された仮面ライダークウガのホワイトカラーでは単なる色違いではなく、劇中に登場した体色の白い形態である「グローイングフォーム」を表現するため造型もノーマルカラーとは一部異なっており、続くVOL.6からはアーティストカラーとして、また、一部造型を異なるものに変えることで『HERO SAGA』に登場したオリジナルカラーや劇中に登場した別フォームなどを表現するようになっており充分鑑賞に堪えうる商品となっている。また、VOL.3ではラインナップ中、ロボコンのみメタリックカラーが他のラインナップと異なるカッパーとなっており、これがアーティストカラーのはしりと言えなくもない。
販売形態はコンビニやおもちゃ屋の店頭で、中の見えない箱(ブラインドボックス)に入れられて販売されている。しかし、大箱の中に規則正しく並んでいるため、ファンや転売屋の間ではすぐにシークレットを含む全商品の配置の情報が流れ特定の場所のみを抜き去る行為などが問題となっている。このため、一部店舗では、一度すべての商品を取り出し配置を変える、大箱なしで商品のみを大量に陳列するなどの対策をとっている。サーチも参照。

  • VOL.1
    • キカイダー(ノーマルカラー/ブロンズカラー)
    • 変身忍者 嵐(ノーマルカラー/ブロンズカラー)
    • スカイゼル(ノーマルカラー/ブロンズカラー)
    • ガッタイダー(ノーマルカラー/ブロンズカラー)
    • シークレット
  • VOL.2 
    • 仮面ライダー1号(ノーマルカラー/ブルーメタリックカラー)
    • グランゼル(ノーマルカラー/ブルーメタリックカラー)
    • ザビタン(ノーマルカラー/ブルーメタリックカラー)
    • ハカイダー(ノーマルカラー/ブルーメタリックカラー)
    • シークレット
  • VOL.3
    • 仮面ライダーV3(ノーマルカラー/メタリックカラー)
    • キカイダー01(ノーマルカラー/メタリックカラー)
    • イビル&ガブラ(ノーマルカラー/メタリックカラー)
    • ロボコン(ノーマルカラー/メタリックカラー)
    • シークレット
  • VOL.4
    • 仮面ライダーストロンガー(ノーマルカラー/ホワイトカラー)
    • イナズマン(ノーマルカラー/ホワイトカラー)
    • ビジンダー&サイドマシンB(ノーマルカラー/ホワイトカラー)
    • キカイダー&サイドマシンA(ノーマルカラー/ホワイトカラー)
    • シークレット
  • VOL.5
    • 仮面ライダークウガ(ノーマルカラー/ホワイトカラー)
    • キカイダー00(ノーマルカラー/ホワイトカラー)
    • ハカイダー(ノーマルカラー/ホワイトカラー)
    • ハカイダーバイク(ノーマルカラー/ホワイトカラー)
    • シークレット
  • VOL.6
    • 仮面ライダー1号(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • ワルダー(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • シャドームーン(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • サイクロン号(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • シークレット
  • VOL.7
    • 仮面ライダー龍騎(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • ロボコンVer.2(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • 仮面ライダーBLACK(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • バトルホッパー(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • シークレット
  • VOL.8
    • 仮面ライダーアギト(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • マシントルネイダー(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • 仮面ライダーブラックRX(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • アカレンジャー(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • シークレット
  • VOL.9
    • 仮面ライダー1号[THE FIRST](ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • サイクロン[THE FIRST](ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • 仮面ライダー響鬼(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • ロボット刑事K(ノーマルカラー/アーティストカラー)
    • シークレット
  • 匠魂SPECIAL
    • レッドハカイダー
    • ブルーハカイダー
    • シルバーハカイダー
    • レッドハカイダーバイク
    • ブルーハカイダーバイク
    • シルバーハカイダーバイク
    • パーフェクトキカイダー&サイドマシンA
    • ビジンダー(立ちポーズ)&サイドマシンB
    • 仮面ライダークウガ(アルティメットフォーム)

※全9種類、シークレットなし

  • 『S.I.C.SUPER COLLECTION』誌上限定S.I.C.匠魂
    • ショッカーライダー6体セット
  • イベント『S.I.C. Imagination Works』入場特典(非売品)
    • キカイダー(クリアブルー/クリアレッド) 当日券入場者対象
    • キカイダー(クリアスモーク) 前売券入場者対象
    • キカイダー(クリア) プレステージ入場者対象

S.I.C. 魂コレクターズ

これまではフィギュアのみ、あるいは台座が付属するのみであったがこのシリーズでは大型のジオラマとなっており、フィギュアも複数体付属する。HERO SAGAの立体商品化。

  • HERO SAGA Vol.1 「脱出」

※製品発表当初は『HERO SAGA』と同じサブタイトル「潜入」であったが、月刊ホビージャパン連載の特別編としてこの製品を使用した特撮書き下ろしストーリーが掲載され、商品名もそれにあわせ「脱出」と改められた。

その他

  • S.I.C.CLASSIC

人造人間キカイダー THE ANIMATION』に登場した"アニメ版キカイダー"を立体化した商品。尚、本家S.I.C.の"C"は"Chogokin"の"C"であるが、S.I.C.CLASSICの"C"は"Colection"の"C"である。

    1. キカイダー
    2. ハカイダー
    3. 量産型ハカイダー

S.I.C.を使用した改造作品

VOL.11サイドマシーン&キカイダー以降、「関節可動をするアクションフィギュア」と「ほぼ同サイズのソフビ人形」を使用した改造法。

月刊ホビージャパン2002年6月号に掲載されており、韮沢靖氏によってソフビのアナザーアギトなど合計7体を可動化させた。

    • 2.色の変更

月刊ホビージャパン2002年11月号に掲載されており、VOL.14仮面ライダー&サイクロン 、VOL.15仮面ライダー2号&ショッカーライダー を新1号、旧2号、改造サイクロンをS.I.C.の原型師である安藤賢司によって制作された。

他にも2005年1月号掲載されてたVOL.23仮面ライダー龍騎のドラグレッダーをドラグブラッカーに変更したり、VOL.25オルタナティブ・ゼロをオルタナティブに変更されている。

    • 3.原型師独自の解釈で立体化

S.I.C.の特徴である「原型師独自の解釈で立体化」を最大に使用した改造法。基本的には「S.I.C.化されたシリーズのS.I.C.化されていないライダーの制作」か「S.I.C.化されていないライダー」の2つがある。

前者の「S.I.C.化されたシリーズのS.I.C.化されていないライダーの制作」は響鬼シリーズを使用した関東十一鬼が2006年11月号から12月号までに製作されたり(販売されている7体は除く)や2007年6月号には剣シリーズを使用した映画の新世代ライダー(グレイブ、ラルク、ランス)が制作されている。

後者の「S.I.C.化されていないライダー」はホビージャパン中には読者投稿ページに掲載されたりする。この場合では「原型師独自の解釈(個性)が12分に出る」が出ることが多い。

また、ネットオークションにおいてもかなり高額で取引されている。

派生商品

*S.I.Cのパロディとして、2007年冬のワンダーフェスティバルで安藤賢司作「クラッシャーカズヨシ」フィギュアが50個販売された。

関連書籍

外部リンク

関連項目

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