「元日」の版間の差分
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[[File:Comerica Bank New Year's Parade 21.jpg|サムネイル|2010年の元日を祝うパレード]] |
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2024年1月8日 (月) 13:09時点における版
国民の祝日 |
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1月 |
元日:1月1日 成人の日:1月第2月曜日 |
2月 |
建国記念の日:2月11日 天皇誕生日:2月23日 |
3月 |
春分の日:春分日 |
4月 |
昭和の日:4月29日 |
5月 |
憲法記念日:5月3日 みどりの日:5月4日 こどもの日:5月5日 |
7月 |
海の日:7月第3月曜日 |
8月 |
山の日:8月11日 |
9月 |
敬老の日:9月第3月曜日 秋分の日:秋分日 |
10月 |
スポーツの日:10月第2月曜日 |
11月 |
文化の日:11月3日 勤労感謝の日:11月23日 |
その他 |
休日 - 振替休日 - 国民の休日 |
元日(がんじつ)は、新年を迎える年の最初の日。日付はグレゴリオ暦では1月1日(日本の改暦前、太陰太陽暦では旧暦の正月一日)。元旦(がんたん)ともいうが、この場合は特にその日の朝を指すこともある[1]。
暦法と元日
元日は正月の新年を迎える年初の日である。しかし、年は繰り返すもので、どの季節を年初にしても記年法上問題はなく、太陽暦(特にユリウス暦やグレゴリオ暦)では1月1日そのものに天文学的な意味は特にない[2]。
なお、1月1日以外を年初とする暦法も存在する[2]。太陽暦に基づきながらも、元日が1月1日ではない暦法もあった。例として、フランス革命暦では、葡萄月(ヴァンデミエール)1日が元日とされた。その日はグレゴリオ暦では9月22日から9月24日の間と、グレゴリオ暦1月1日とは大きなずれが生じていた(実際、フランス革命暦最終日となった1805年12月31日はフランス革命暦14年雪月(ニヴォーズ)10日であり、これは葡萄月を1月、果実月(フリュクティドール)を12月と数えると、4月10日に相当する)。
各国の元日
日本
日本では明治から大正・昭和前期まで皇室行事である四方拝にちなみ、「四方節(しほうせつ)」と呼ばれて祝祭日の中の四大節(紀元節、四方節、天長節、明治節)の一つとされてきた。
1948年(昭和23年)公布・施行の国民の祝日に関する法律(昭和23年7月20日法律第178号)第2条により、四方節に代わって「年のはじめを祝う」ことを趣旨とする国民の祝日となった。
日本各地では、元日の1月1日から1月3日まで(三が日)、または「松の内」[注 1] までを特に「お正月(おしょうがつ)」と呼んでこれを尊重し、毎年この時期独特の行事や慣習が執り行われる。
かつてはほとんどの店舗が休みであったが、1990年代にダイエーが日本のスーパーマーケットとして初めて元日営業を開始し、2013年にはそごう・西武が、大手百貨店として初めて元日営業を開始した。
フィリピン
フィリピンでは大晦日(12月31日)から元日にかけて爆竹や空砲によって新年を祝う風習がある[3]。
元日と元旦
「元日」に類似する言葉として「元旦」がある。『大辞泉』では、本来「旦」は「朝・夜明け」の意であるから「元旦」は「元日の朝」(初日の出)を指すとしている[4]。
他方、『日本国語大辞典』等では、「元旦」は「元日」と「元日の朝」の両方の意味を持つとしている[1]。『新撰漢和辞典』は、「旦」という漢字自体に「いちにち」という意味はあるとしており、例えば、「月旦」は、「毎月一日」のことを指す。
「元旦」は中国語から日本語へと輸入された語彙であるが、宋代の中国語文献においても
正月朔日,謂之元旦,俗呼為新年。(正月の一日は、元旦といい、俗に新年とも呼ぶ)
といった「元日」の意での用例が見られる[5]。
日本においては、室町中期の文明本節用集が、
元旦 ゲンタン 正月一日
とする一方、17世紀の日葡辞書は、正月の「アシタ」(朝)と語釈する。
また、坂口安吾の『新春・日本の空を飛ぶ』(1951年)において
のような用例が見られる。
元日の行事
- 全国の郵便局で年賀はがきの配達出発式
- 四方拝
- ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート - 毎年元日にウィーン楽友協会の大ホールで行なわれている。
- 全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝) - 1988年(昭和63年)の第32回大会より元日に開催されている。
- 天皇杯全日本サッカー選手権大会 - 1968年度(昭和43年度)の第48回以降、2014年度(平成26年度)の第94回と2018年度(平成30年度)の第98回、2021年度(令和3年度)の第101回以降を除いて元日に決勝戦が開催されている。