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『'''ぷよぷよ'''』(''Puyo Puyo'', 日本国外では''Puyo Pop'')は、[[コンパイル_(テレビゲームソフト会社)|株式会社コンパイル]]の代表作である[[落ち物パズル]]ゲームの[[シリーズ (作品)|シリーズ]]。また、このシリーズにブロックとして登場する[[グミ]]型の[[怪物|モンスター]]の名前でもある。 |
『'''ぷよぷよ'''』('''Puyo Puyo''', 日本国外では'''Puyo Pop''')は、[[コンパイル_(テレビゲームソフト会社)|株式会社コンパイル]]の代表作である[[落ち物パズル]]ゲームの[[シリーズ (作品)|シリーズ]]。また、このシリーズにブロックとして登場する[[グミ]]型の[[怪物|モンスター]]の名前でもある。 |
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[[1998年]]に[[キャラクター]]を含めた著作権が[[セガ]]へと移り、現在はセガが続編を製作している。 |
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上記『フィーバー』の続編。前作の要素に加え、自分を有利にするアイテム(「くりぷよアイス」や「ぷるぷよんぼ」など全72種)という[[システム]]が誕生した。さらに、約10人の新キャラクターが登場。また、連鎖ボイスも新規のものに変更されている。 |
上記『フィーバー』の続編。前作の要素に加え、自分を有利にするアイテム(「くりぷよアイス」や「ぷるぷよんぼ」など全72種)という[[システム]]が誕生した。さらに、約10人の新キャラクターが登場。また、連鎖ボイスも新規のものに変更されている。 |
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== ぷよぷよ! == |
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=== 外伝的な作品 === |
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==== パズルゲーム ==== |
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* ぷよぷよBOX(プレイステーション) - メガドライブ版の初代、通を完全移植し、さらに[[コンピュータRPG|RPG]]風の「ぷよぷよクエスト」、シリーズのルールを混合して遊べる「ごちゃまぜぷよぷよ」などのモードが収録されている。ファンからは何故アーケード版ではなく音質の悪いメガドライブ版を移植したのかと疑問の声もあがっている。1・通・SUN・よ~ん(GBC版準拠)の全てのルールを包括し、シリーズのキャラクターも多数登場する総集編だが、操作性が少し鈍く、ぷよの色が偏ってしまうというバグもある。 |
* ぷよぷよBOX(プレイステーション) - メガドライブ版の初代、通を完全移植し、さらに[[コンピュータRPG|RPG]]風の「ぷよぷよクエスト」、シリーズのルールを混合して遊べる「ごちゃまぜぷよぷよ」などのモードが収録されている。ファンからは何故アーケード版ではなく音質の悪いメガドライブ版を移植したのかと疑問の声もあがっている。1・通・SUN・よ~ん(GBC版準拠)の全てのルールを包括し、シリーズのキャラクターも多数登場する総集編だが、操作性が少し鈍く、ぷよの色が偏ってしまうというバグもある。 |
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== ぷよぷよにおける基礎用語 == |
== ぷよぷよにおける基礎用語 == |
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=== 対戦・戦術に関する用語 === |
=== 対戦・戦術に関する用語 === |
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; 連鎖 |
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== ブーム到来と衰退 == |
== ブーム到来と衰退 == |
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=== ブームの到来 === |
=== ブームの到来 === |
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アーケード用へ移植される際、対戦要素を前面に押し出す事で爆発的に流行した。 |
アーケード用へ移植される際、対戦要素を前面に押し出す事で爆発的に流行した。 |
2006年12月8日 (金) 14:06時点における版
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『ぷよぷよ』(Puyo Puyo, 日本国外ではPuyo Pop)は、株式会社コンパイルの代表作である落ち物パズルゲームのシリーズ。また、このシリーズにブロックとして登場するグミ型のモンスターの名前でもある。
1998年にキャラクターを含めた著作権がセガへと移り、現在はセガが続編を製作している。
概要
『テトリス』の登場により空前の落ち物パズルゲームブームが生まれ、多くのパズルゲームが世に出された。『ぷよぷよ』もまた、そのような時代に生まれたパズルゲームの中の一つである。その為、メガドライブ版の『ぷよぷよ』では取扱説明書に「もともとオリジナリティのないゲームです(苦笑)。」と書かれている。
当初はドミノの牌が降ってきて、同じ数字や連番になるように積む『どーみのす』というゲームを開発していたが、遊べる段階まで実際に作ってみたところ全く面白くなかったため、開発を断念。その後、コンピュータRPG『魔導物語』のスタッフが関わり、ドミノをぷよぷよという魔導物語に登場する魔物に置き換え、それに伴いルールも一新した別のゲームに作り変える形で開発された。
最初に世に出たのは、1991年10月25日に同時に発売されたMSX2版とディスクシステム版(発売は徳間書店インターメディア)。この時点では、雑誌「マイコンBASICマガジン」上で記事を執筆しているライターにより、対人戦の面白さが大いに評価されていたものの、大きな話題を呼ぶことは無かった。しかしその後、画面・サウンド・モード・操作性などに大幅な改良を加え、コンピュータとの対戦モード「ひとりでぷよぷよ」が追加されたアーケード版とメガドライブ版が発売(ともに発売はセガ)。これをきっかけに、大ブームが巻き起こり、瞬く間にテトリスと並ぶ落ち物パズルゲームの代名詞となった。
シリーズ続編に、『ぷよぷよ通』(-つう)・『ぷよぷよSUN』(-さん)・『ぷよぷよ~ん』がある。また、一部機種では『なぞぷよ』シリーズが数作、その他にも番外編的な作品が多数登場した。アーケードとドリームキャストではリズム系の『ぷよぷよDA! -featuring ELLENA System-』も出ている。
「もともとオリジナリティのないゲーム」がここまでシリーズ化したのは、当時アーケード用の対戦型格闘ゲームで一般化していた対戦プレイという要素を落ち物パズルに持ち込んだことが大きい。ぷよぷよ以前の落ち物パズルは面クリアがなく難易度が徐々に上昇する中でどれだけミスをしないで長時間続けられるかを競う「自分自身との戦い」の要素が大きかったが、本作ではCPUの操るキャラクターや他のプレイヤーという「対戦相手との戦い」がテーマとなり、ゲームセンター等で対人対戦が大いに盛り上がることとなった。
コンパイル破産後はセガにシリーズ版権が譲渡され、続編『みんなでぷよぷよ』、『ぷよぷよフィーバー』、『ぷよぷよフィーバー2【チュー!】』『ぷよぷよ!』が製作されている。
シリーズ一覧及び解説
詳細は次項以降、および別記事を参照。
このほか、『なぞぷよ』シリーズなど番外編的な作品が多数存在する。→#その他の作品
旧世代ぷよぷよ(旧ぷよ)
次世代のぷよぷよ(新ぷよ)とタイトルが同一であるため、区別の為に電波新聞社から発売されたムック「オールアバウトぷよぷよ」では旧ぷよと、MOOKタイプディスクステーション21号ではすでにシリーズを重ねていたためこの呼び名が不適切だと考えたのか(『ぷよぷよ~ん』の発表にあわせたシリーズ紹介の記事だったため)プロトタイプぷよと呼ばれていた。現在では単に、MSX版やFC版と呼ばれることが多いようだ。現在「旧ぷよ」という用語は『ぷよぷよフィーバー』に対してそれ以前の作品を区別する際にも使われる。
この頃はまだシステムは確立されておらず、ぷよの色が6色あり(ドミノの名残か。後の作品では5色)、組みぷよが1Pと2Pで一致しない他、ぷよが「人型」になる(同じ色の人が上下に重なると肩車をし、横に並ぶと手をつなぐ)、黄色ぷよがカーバンクルになるというオプションもある。ゲームモードはENDLESS(後の「とことんぷよぷよ」)、2PLAYER(後の「ふたりでぷよぷよ」)、MISSION(後の「なぞなぞぷよぷよ」)の3つ。コンピュータとの対戦やキャラクター、「連鎖ボイス」はまだ存在しない。相手側に一度に送りつけることができるおじゃまぷよの最大数に制限があり、MSX2版とディスクシステム版が最大30個まで、ロムカートリッジ版が最大18~255個の間から設定可能。このシステムの名残である「画面に一度に降るおじゃまぷよの数が最大30個まで」という制限は、これ以降のぷよにも引き継がれていく事になる。
- ぷよぷよ(MSX2/2+) - 接着時のいわゆる「ぷよぷよ感」はまだなかったが、ぷよのデザインが新ぷよ以降で多く使われたものに非常に近い。ぷよは全部で6色、灰色や黄緑色のぷよが存在する。
- ぷよぷよ(ファミリーコンピュータ ディスクシステム) - 内容はMSX版とほぼ同様。しかしぷよのデザインと色が変更され、全色がMSX版のみどりぷよ型(丸っこい中華饅頭のような形状)に似た形状となっている。販売は徳間書店インターメディア。「ファミマガディスク」シリーズのVol.5として発売されたが、このシリーズ中で唯一、一般公募作品ではない。また、書き換え専用ソフトのためパッケージ販売はされていない。
- ぷよぷよ(ファミリーコンピュータ ロムカートリッジ) - 前述のディスクシステム版をベースとし、ロムカートリッジ版として再販。販売は徳間書店インターメディア。バッテリーバックアップ機能を搭載しないため、ミッションモードの進行状況の記録はパスワード方式で行う。アーケード版などの新ぷよが登場した後に発売されたためか、対戦時に発生するおじゃまぷよの最大数を変更できる機能が追加されている(ただし一度に降る量は最大30個)。最大値である255個に設定すれば、より新ぷよに近いルールになる。
ぷよぷよ
前記の旧世代ぷよぷよ(旧ぷよ)やぷよ通以降の作品と区別するために新ぷよ、ぷよ1などと呼ばれることがある。『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』で初代ぷよぷよと呼ばれているのはこの作品のことである。
この新ぷよでは「ひとりでぷよぷよ」(CPU戦)や自キャラの連鎖ボイス、キャラクターなどが登場し、一回の連鎖でのおじゃまぷよの数の制限がなくなる(画面に一度に降るのは最大30個)。基本的なシステムはこの作品で完成されている。
- ぷよぷよ(アーケード) - メガドライブ上位互換である System C2 基板で開発された。ゲームモードは「ひとりでぷよぷよ」「ふたりでぷよぷよ」の対戦モードのみで、コンシューマ版にはあるエンドレスモード「とことんぷよぷよ」はない。アーケード版には「マージンタイム」と呼ばれる制限時間が設定されており、対戦が長引くにつれ、おじゃまぷよの量が徐々に増加していく(コンシューマ版のマージンタイムは、標準ではオフになっているが設定変更で有効にできるものが多い)。エンディングのBGMは「魔導音頭」。各ステージ間に加えられたデモや、タイトルでの操作デモも特徴的だった。
- ぷよぷよ(メガドライブ) - アーケード版に非常に忠実な移植だが、4連鎖分×2人分=8種類あった連鎖ボイスが2種類しかなく、ひとりでぷよぷよの対戦相手のボイスも収録されていない。また、連鎖ボイス再生時はBGMが一旦停止する。エンドレスの「とことんぷよぷよ」モード(通称とこぷよ)、スタッフロールが追加されている。メガドライブ本体とのセット販売バージョンも登場し、メガドライブのキラーソフトとなった。
- ぷよぷよ(ゲームギア) - ぷよが単色表示で形状も全て同じなため「グミぷよ」の異名がある。2台で通信対戦可能。ぷよの接地回数に制限がないために、ぷよを回転し続け接地を繰り返すだけで永遠に固定しない(他のバージョンでは8回程度接地するとすぐに固定される制限がある)という問題があり、漫才デモも収録されていない。BGMも一部変更となり、ボイスは出力されない。「なぞぷよ」モード有り(本体同梱や単体でも発売)。
- ぷよぷよ(PC-9801) - 出来は悪くないが「ぷよぷよ感」は微妙。グラフィックが全面的に描き直されている。対戦中のボイスはない。フィールドの天井がなく、予告ぷよが横に表示されるのが特徴。タイトルのBGMは、音源違いだがゲームギア版と同様。なぞぷよモードあり。
- す~ぱ~ぷよぷよ(スーパーファミコン) - 画面解像度の問題からレイアウトが変更された。アーケード版にあるボイスはすべて入っている。隠しモードに入る事で、おじゃまぷよのレート(消したぷよの量に対して相手に送りつけるおじゃまぷよの量)を大まかに変更したり、CPU同士の対戦を見る(ウォッチモード)事などが可能。コンパイル開発だが、販売はバンプレスト。
- ぷよぷよ(ゲームボーイ) - 表示領域の狭いモノクロ画面という悪条件にもかかわらず発売された。GB本体でプレイする時は白黒の濃淡と形状でぷよを区別することになる。スーパーゲームボーイにも対応しており、これを使えばカラー表示となりソフト単体で対戦も可能だが、画面の出来が良くないためあまり見やすくはならない。SGBでプレイした場合は色数の関係か緑ぷよが無く、青ぷよが水色ぷよ、緑ぷよが青ぷよに変更されている。ボイスは出力されず曲数も少ないが、漫才デモはアニメーションなどが簡略化されてはいるものの、ほぼ完全に収録されている。開発はウィンキーソフト、販売はバンプレスト。
- ぷよぷよCD(PCエンジン) - 各ボイスを有名声優が担当。漫才デモがCD-DAで再生される唯一のぷよぷよである。販売はNECインターチャネル。全面クリア後に2周目として漫才デモのアレンジバージョンが収録されている。
- ぷよぷよ(FM TOWNS) - 画面のクオリティはSFC版と同様、ただし画面レイアウトはアーケード版に準拠。画面を見る限りは非常に忠実に移植されているが、操作性や動きが悪い(例えばぷよ回転ボタンの連打がきかない)など、中身の完成度の面では至らない部分がある。開発CSK総合研究所。
- ぷよぷよ(X68000) - アーケード版の移植。絵は完璧だが「ぷよぷよ感」がうまく再現されていない。開発はSPS。
- ぷよぷよ(Windows3.1) - WinGを使用。開発はボーステック。画面はPC-98版と同様なため「ぷよぷよ感」はいまひとつだが、至るところでデモ版CD-ROMが配布された。なぞぷよモード有り。
- ぷよぷよ(Windows95) - グラフィックが描き直され非常に美麗になっている。なぞぷよモード有り。
- ぷよぷよ(Macintosh PPC) - Windows95版の移植。
- ぷよぷよ(CX-100) - カシオのカラーワープロ版。
- ぷよぷよ(U1) - パナソニックのカラーワープロ版。
- ぷよぷよCE(Windows CE) - ひとりでぷよぷよ専用。
- ぷよぷよCE2(Windows CE) - カラーディスプレイに対応した。
- ぷよぷよ(S!アプリ 50K) - S!アプリへの移植版。
- ぷよぷよ豪華版(S!アプリ 256K) - 上記の豪華版。
同じルールのものが日本国外でも発売されている。ただし一部を除きキャラクターが差し替えられている。→#日本国外
ルール
- フィールドは横6マス×縦12マスの格子で構成される。格子の1マスにつき1個のブロック(ぷよぷよ略してぷよ)を置くことができる。ただし、上方向は、画面外に1マス分だけぷよを置くことができる。ただし機種によっては2マス分置ける場合もある。
- 上からぷよが2つ1組で落下してくる。プレイヤーはぷよを回転、横移動、高速落下のいずれかの操作を行う。
- 落下してきたぷよがフィールドの床やほかのぷよに衝突すると、その位置にぷよが固定される。「回転」すると固定を回避できるが、回せる回数に制限がある(機種により異なる)。ただし、初代ぷよぷよでは両側をぷよに挟まれていると回転できない。
- 固定されたぷよと同色の'ぷよ'が周囲4方向にいる場合、それらは互いにくっつく。
- ぷよが4個以上くっつくと消滅し得点となる。
- ぷよの消滅により上にあった'ぷよ'が落下する。このとき再びぷよが4個以上くっつくと消滅し、連鎖が起きる。
- 左から3列目が一番上まで埋まると"窒息して"ゲームオーバー。
対戦ルール
- 対戦形式の場合、ぷよを消すと得点に比例した量の「おじゃまぷよ」と呼ばれる特殊なぷよが相手のフィールドに降る(画面に一度に降る最大量は30個)。
- 「おじゃまぷよ」は4つ以上くっついても消滅しない。通常のぷよを消滅させると、同時に隣接していたおじゃまぷよも消える。
- おじゃまぷよが降って来る前に相手側のフィールドに「予告ぷよ」が出てくる。種類は「小ぷよ(1個)」、「中ぷよ(6個)」、「岩ぷよ(30個)」の3種類。
- 先に左から3列目が上まで埋まった方が負けである。
ぷよぷよ通
相手から送られたおじゃまぷよを打ち消せる「相殺」システムが導入され、これが以後のシリーズの基本形となった。
ぷよぷよSUN
独自要素として、連鎖に巻き込んで消すと攻撃力が上がる「太陽ぷよ」が導入された。また、今作以降連鎖ボイスが主人公以外のキャラクターにも追加された。
ぷよぷよ~ん
「特技」と「ステージ」の概念が導入された。アーケード・パソコンでは発売されていない。
みんなでぷよぷよ
- みんなでぷよぷよ(ゲームボーイアドバンス)・セガソニックチームが開発、これ以降に開発された作品はコンパイルが関与していない。ベースとなっているルールは『ぷよぷよ通』。
ぷよぷよフィーバー
キャラクターをほぼ完全に一新、「連鎖のタネ」が落ちてくる新システム「フィーバーモード」を搭載。登場キャラクターも、アルルとカーバンクル以外はすべて新キャラクターとなった。
ぷよぷよフィーバー2【チュー!】
上記『フィーバー』の続編。前作の要素に加え、自分を有利にするアイテム(「くりぷよアイス」や「ぷるぷよんぼ」など全72種)というシステムが誕生した。さらに、約10人の新キャラクターが登場。また、連鎖ボイスも新規のものに変更されている。
ぷよぷよ!
この項目には発売予定の新製品、提供開始前の新サービス、開店前の店舗、営業・運用開始前の交通機関・車両などに関する記述があります。ウィキペディアは未来を予測する場でも宣伝サイトでもありません。Wikipedia:検証可能性に基づき、正確な記述を心がけてください。また、特に重要と思われることについてはウィキニュースへの投稿も検討してください。 |
ぷよぷよ15周年記念作。「ぷよぷよ」「ぷよぷよ通」「ぷよぷよフィーバー」のルールを収録。さらに、一定時間ごとにフィールドが180度反転する「だいかいてん」や、通常の4倍の大きさで戦う「でかぷよ」、ぷよが水に浮かぶ「すいちゅう」、お題が次々と出てきてそれをクリアしていく「なぞぷよ」(くわしくは下記参照)、その他、「サーチライト」や「はっくつ」、「こおりづけ」、「ばくだん」、「ずっとフィーバー」を収録。それぞれに個性のあるゲームを楽しむことができる仕様となっている。
キャラクターは、初代ぷよぷよからの復活も含め全22名の予定。初心者でも安心、連鎖の組み方を学べる「じゅぎょうモード」も収録。イメージキャラクターに蛯原友里を起用。
- ぷよぷよ! (ニンテンドーDS)
- 2006年12月14日発売予定。ニンテンドーWi-Fiコネクションで全国のライバルとぷよ勝負することができる。
- ぷよぷよ! (プレイステーション2)
- ぷよぷよ! (プレイステーションポータブル)
- 2007年春発売予定
オンライン版(フィーバー)の現状
2006年の3月から12月にかけての、不定期に15周年カーニバル版を行っている。期限は、ぷよぷよフィーバーOfficial Web を参照。 また、これに、担当する日も、本製品版の使用も可能。
その他の作品
ここでは、ぷよぷよシリーズ本編ではない関連作品(『なぞぷよ』など)について述べる。
なぞぷよ
詰め将棋のように、あらかじめフィールドに設置してあるぷよと指定されたぷよを使い、設定された条件(「X連鎖するべし」「ぷよ全て消すべし」など)を満たすという、従来のぷよぷよとは少し異なるゲーム。壁などの障害物などが登場する作品も存在する。
各種ぷよぷよシリーズの1モードとして収録されている場合が多い。「ミッションモード」「なぞなぞぷよぷよ」「タスクモード」などの名称でも呼ばれる。
以下は独立した単体ソフトとして発売されているもののみ記載する。
- ゲームギア+1 なぞぷよ(ゲームギア) - ゲームギア本体とのセットでのみ販売された。
- なぞぷよ2(ゲームギア)
- なぞぷよ アルルのルー(ゲームギア) - マップ上を歩き、敵モンスターとなぞぷよ勝負をする形式となっている。魔導物語のように、体力は表情で表示される。
- なぞぷよ(PC-9801) - 初代ぷよぷよのような漫才デモが存在する。
- す~ぱ~なぞぷよ ルルーのルー(スーパーファミコン) - 「アルルのルー」のリメイクで、ルルーを主人公とした新シナリオも追加された。消す事が出来ない「鉄ぷよ」が初登場。
- す~ぱ~なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記(スーパーファミコン) - 前作の続編で、内容がさらにパワーアップ。フィールドマップなども追加されている。
- ぷよぷよ タスクモード(iアプリ)
- なぞぷよ(S!アプリ 50K)
- なぞぷよ(EZアプリ (Java) ・BREW)
この他、『ディスクステーション』にも単体作品のなぞぷよが数作収録されている。
外伝的な作品
パズルゲーム
- ぷよぷよBOX(プレイステーション) - メガドライブ版の初代、通を完全移植し、さらにRPG風の「ぷよぷよクエスト」、シリーズのルールを混合して遊べる「ごちゃまぜぷよぷよ」などのモードが収録されている。ファンからは何故アーケード版ではなく音質の悪いメガドライブ版を移植したのかと疑問の声もあがっている。1・通・SUN・よ~ん(GBC版準拠)の全てのルールを包括し、シリーズのキャラクターも多数登場する総集編だが、操作性が少し鈍く、ぷよの色が偏ってしまうというバグもある。
- ぷよりん(キーチェーンゲーム) - ぷよは三種類、窒息(詰まり)の判定が独自の物で、何処かの列の天井にぷよがくっつくとゲームオーバーになる。当時流行していた携帯型ゲーム『テトリン』にネーミングや形態が非常に類似している。
- カラーぷよりん(キーチェーンゲーム) - ぷよりんの後継機として発売されたカラー版だが、オレンジぷよが着地するまで明滅を繰り返すためモノクロと比較して非常に見難い。
- ぷよぷよ(ゲーム電卓) - 4×4のフィールドで3色のぷよを消していく。連鎖ボイスは「ファイヤー」のみ。特徴としてぷよが3匹くっつくだけで消える。
- ソニック メガコレクション(ニンテンドーゲームキューブ) / ソニック メガコレクション プラス(プレイステーション2/Xbox) - 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』の関連作品を集めたもの。収録作品のうちの1つとして日本国外版ぷよぷよの"Dr. Robotnik's Mean Bean Machine"(ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン)が収録されている。
- 機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ(ゲームボーイアドバンス) - バンダイより発売の『機動戦士ガンダム』のSDキャラが登場するぷよぷよ。ぷよの代わりにハロが降ってくる。ゲームシステムは「ぷよぷよ通」のルールを採用。連鎖時にキャラクターが叫ぶセリフをプレイヤーが選択して編集できるのがセールスポイント。使用できるセリフのコレクション要素もあり。
- さわって!ぷよぷよ(プラスe) - 画面上のボタンを押しぷよを操作する。1Pと2Pが交互に操作する事により対戦もできる。
- ストレスレスレッスン れすれす(プレイステーション) - コンパイルから許諾を得てマックスファイブが1997年に製作したゲーム。基本的な内容はぷよぷよだが、キャラクターが異なり恋愛ゲームのようなストーリーとなっている。
- ぷよぷよ(旧バージョン)(iアプリ) - とことんぷよぷよのみ。
- とことんぷよぷよ(iアプリ) - 上記の改訂版。
- ひとりでぷよぷよ(iアプリ) - ひとりでぷよぷよのみ。新規の漫才デモになっている。
- ふたりでぷよぷよ よこ(iアプリ) - ふたりでぷよぷよのみ。携帯電話を2人で持って対戦する。
- ふたりでぷよぷよ たて(iアプリ) - 上記の縦バージョン。
- ぷよぷよDX(iアプリ)・上記の全てと「タスクモード」を一つのiアプリにまとめた物。
- ひとりでぷよぷよ(S!アプリ 50K) - ひとりでぷよぷよのみ。漫才デモはぷよぷよ (1) と同様。
- ふたりでぷよぷよ(S!アプリ 50K) - ふたりでぷよぷよのみ。携帯電話を2人で持って対戦する。
- ぷよぷよ(EZアプリ (Java) ・BREW) - とことんぷよぷよのみ。
- ひとりでぷよぷよ(EZアプリ (Java) ・BREW) - ひとりでぷよぷよのみ。漫才デモはぷよぷよ (1) と同様。
- ひとりでぷよぷよ豪華版(EZアプリ (Java) ) - 上記の豪華版。
- ふたりでぷよぷよ(EZアプリ (Java) ) - ふたりでぷよぷよのみ。携帯電話を2人で持って対戦する。
- ぷよぷよズラシ(iアプリ) - ぷよぷよを左右にずらして消していく。画面デザインは「フィーバー」をベースにしている。
その他ぷよシリーズ
- バランスゲームす~ぱ~ぷよぷよ(玩具) - ツマミを回して磁石の強度をランダムに変えた後、交互にトレイの上にぷよを載せていくゲーム。経年劣化で永久磁石が弱り、難易度が上がる側面も?
- ボードゲームぷよぷよマスターズ(玩具) - ランダムにボックスからぷよぷよを取り出して置いていく対戦ゲーム。本体付属のルーレットでおじゃまぷよの数を決めるため、連鎖数とおじゃまぷよの数は余り関係ない。
- キャラカセットぷよぷよ(玩具) - タカラ社製の玩具『キャラルシール』専用ソフト。ぷよぷよと銘打たれているが、通やSUNの敵キャラクターなども印刷できる。電子ゲームとしては「ぷよらーチェック」という相性診断占いが内蔵されている。
- ぷよぷよスロット(メダルゲーム) - 上下にローテーションする5列のぷよをボタンで止め、画面が固定された後ぷよが消滅する。得点に応じて配当がある。
- ぱちぷよ(メダルゲーム) - ハンドルをひねるとぷよが打ち出され、一定量のぷよが出ると打ち止めになり、ぷよが消滅する。得点に応じて配当がある。
- す~ぱ~ぷよぷよびんご(プライズ) - 1つしかないボタンを3回押すだけの攻略要素のないゲーム。景品はキャンディで、最大の役で6つ出てくる。飴の種類が10種類のうえ、規則正しい順番で出てくるためコレクション要素もほぼないと言っていい。
- ぷよしょっと(プリクラ) - 当時流行っていた写真を印刷するゲーム筐体「プリント倶楽部」からの派生。「ぷよぷよSUN」をベースにしたフレームで印刷ができる。一般のゲームセンターには置かれず、ぷよまん本舗に設置されていた。コンパイルクラブによると、最低一度はフレームの増設が行われている。
- ぷよぷよDA! -featuring ELLENA System- (アーケード、ドリームキャスト) - 魔導キャラを使った音楽ゲーム。ディスクステーションに収録された『ブロードウェイ伝説 エレナ』のシステムをベースとしている。
- たいぷ da ぷよぷよ(Windows95) - ぷよぷよとタイピング練習ソフトが融合したゲーム。グラフィックなどは「ぷよぷよSUN」がベースとなっている。
- わくわくぷよぷよダンジョン(セガサターン) - 魔導キャラを使ったローグライクゲーム。タイトルに「ぷよぷよ」と銘打ってはいるものの、その内容はむしろ「魔導物語」に近い。
- わくぷよダンジョン決定盤(プレイステーション) - 上記SS版のリメイク作品。
- ぷよぷよ外伝 ぷよウォーズ(ゲームボーイカラー) - シミュレーションゲーム。
ぷよぷよシリーズの源流であるコンピュータRPGについては『魔導物語』の項目も参照。この他、『ディスクステーション』にもぷよ関連ゲームがいくつか収録されていた。
日本国外
日本国外では、魔導物語のキャラクターではなく別キャラクターに差し替えられて発売されるケースが多い。
- PUYOPUYO(アーケード) - 魔導キャラのままセリフとボイスだけが翻訳されている。天使に見えるという理由で、ハーピーの翼がなくなっているほか、キャラクターの名前も大幅に変更されている。
- Dr. Robotnik's Mean Bean Machine(ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン)(GENESIS) - メガドライブ版「ぷよぷよ」のジェネシス移植版だが、敵キャラクターがDr.エッグマンをはじめとした『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』のキャラクターに差し替えられている。ただし主人公はソニックではない。ゲーム画面にはカーバンクルが登場し、パスワードでコンティニューができる。日本でも「セガアーカイブス フロム USA Vol.2」、「ソニック メガコレクション」「同 プラス」、「メガドライブ プレイTV」などの収録ソフトの一つとして何度か登場している。
- Dr. Robotnik's Mean Bean Machine(ゲームギア) - ゲームギア版「ぷよぷよ」をジェネシス版と同様にキャラクターのみ差し替えて移植したもの。
- Dr. Robotnik's Mean Bean Machine(セガ・マークIII) - ゲームギア版の移植。
- Kirby's Avalanche(SNES) - 販売は任天堂。スーパーファミコン版「す~ぱ~ぷよぷよ」のアレンジ版で、BGM、キャラクター、背景は『星のカービィ』の世界観に合うよう差し替えられているが、ぷよだけはそのまま。キャラクターグラフィックやBGMは「星のカービィ 夢の泉の物語」と「カービィボウル」から引用されており、新規のストーリーデモも付いている。
- Kirby's Ghost Trap(ヨーロッパ向けSNES) - "Kirby's Avalanche"と同内容。
- Qwirks(Windows3.1) - 開発、販売はスペクトラムホロバイト (Spectrum HoloByte) 。テトリスの開発者アレクセイ・パジトノフが監修を務める。ベースはぷよぷよ (1) だが、キャラクターやBGMなどは独自の世界観の物に差し替えられている。このゲームだけの独自要素として、消すと色々な効果が現れるクリスタルぷよ (Crystal Qwirk) が出現する。日本でも、日本語ガイド付きの英語版がスペクトラムホロバイトジャパンより発売された。
- Qwirks(Macintosh) - Windows版の移植。
- puyopop FEVER(プレイステーション2) - 日本国外版ぷよぷよフィーバー。
- puyopop FEVER(プレイステーションポータブル)
ぷよぷよにおける基礎用語
対戦・戦術に関する用語
- 連鎖
- ぷよを4個以上くっつけ消滅させることで上にあったぷよが落下し、再び落ちてきたぷよが同色で4個以上くっつき、消滅すること。対戦における重要な戦法の一つ。尚、普通に4つ色を並べて消す行為だけでも連鎖と呼ばれ、消された回数(○回)に応じて○連鎖と呼ばれる。
- 消された回数、くっつけたぷよの数に応じて相手のフィールドにおじゃまぷよが落ちる。
- おじゃまぷよ
- 多くのぷよを消したときに相手フィールドに降ってくる透明なぷよ。
- 1回のぷよ消去で得た得点に比例して生じるおじゃまぷよの数は増える。したがって、同時消しや連鎖などで高得点を得れば、その分だけ降るおじゃまぷよは多くなる。おじゃまぷよに隣接した通常のぷよを消すと同時におじゃまぷよも消える。
- その名の通り連鎖作成の過程においては非常に邪魔になる場合が多く、これを沢山相手のフィールドに落とすことによって相手フィールドを埋め、相手の連鎖の邪魔をし勝利に持ち込むことが対戦において重要な鍵となる。
- しかし、場合によっては逆にこれを上手く利用して連鎖を伸ばしたり、ホーリーカウンター等のおじゃまぷよを逆にカウンターとして利用されることもあるので、中途半端な連鎖によるおじゃまぷよは相手を陥れるどころか自分を危機に晒してしまうこともある。さらにはおじゃまぷよが落下しただけで連鎖を伸ばす手立てとなる場合もある。
- 同種のぷよに「固ぷよ」「得点ぷよ」なるものがある。固ぷよは2回以上隣接させるか、二ヶ所から囲んで消さないと完全には消えてくれず、得点ぷよは消すことで得点となるものである(通、SUN、よ~んで登場)。よ~んではさらに3ダメージ以上を与えないと消えない固ぷよも登場する。
- 予告ぷよ
- フィールドにおじゃまぷよが落ちるときに目安となる、フィールドの上に表示されるお邪魔ぷよの落下数表示。
- 小ぷよは一個単位、大ぷよ(中ぷよ)が1列である6個単位、その他30個単位の岩ぷよ(隕石ぷよ)、フィールドサイズを遥かに超えたものに星ぷよ(フィールド30段分に相当、フィールドは12段)やキノコぷよ、王冠ぷよ、月ぷよ、彗星ぷよ、土星ぷよといったものがある。
- なお、登場する予告ぷよや、予告ぷよのおじゃまぷよ換算数はシリーズによってまちまちである(降る数についてはそれぞれのルールを参照)。
- 相殺(そうさい)
- ぷよぷよ通以降の対戦で導入されている対戦システム。
- 予告ぷよが表示されてるときにこちらも連鎖をすることで、その得点分だけ予告ぷよが減ること。
- 表示されてる予告ぷよ以上の得点を出せば、その差分だけ相手へおじゃまぷよを送れる。
- レート
- 相手のフィールドにおじゃまぷよを1つ落とすのに必要な得点。
- 当然、小さいと有利であり大きいと不利である。CPU戦や対人戦で難易度を変えるとそれぞれレートが全く違うことが分かる。
- 定型積み・不定形積み
- 定型積みは規則正しく定まった形が連続して続く連鎖の土台を使った連鎖とされ、不定形は上記の積み方以外のもの(土台が規則的でない連鎖)とされる。
- ぷよ界ではこの定義についてしばしば論争(→定型・不定形議論)が起こっている。問題としてこの定義だとGTRを利用した連鎖やミルフィーユやホーリーカウンターと呼ばれる連鎖が定型積みに含まれなくなる事が挙げられる。
- 代表的な定型積みには鍵積み、階段積みなどが挙げられる。
- 発火点
- 連鎖の開始地点となるぷよのこと。また、このぷよを消し連鎖を開始することを発火と言う。
- 折り返し
- ぷよのフィールドは横6列しかない為、普通に連鎖を伸ばしていくとフィールドの両端に追いやられる。そこで連鎖の発火点を上に上げ、連鎖の進行方向を逆に切り返していくテクニックのこと。
- 連鎖尾にもよるが、基本的に折り返しが出来ないと7連鎖以上の連鎖は組むことができない。
- GTR
- 折り返し法の一種。
- 連鎖全体の総称としてGTRが使われることがあり、連鎖の名前としてしばしば間違われるが、GTRは折り返しの作法であって連鎖全体の総称にはなりえない。
- フィーリング連鎖
- 対戦における戦術の一つで、適当にぷよを置き発火させることで偶然生じる連鎖のこと。
- 特に連鎖作成を意識せず置いていくということでこう呼ばれる。
- のほほ積み、ハーピー積み、ユウちゃん積みがこの部類に入る。
- ツモ
- 降ってくるぷよの順番、またはぷよそのもの。麻雀が元ネタと思われる。組みぷよと呼ばれる場合もある。
- 階段積み
- 定型積みに属する連鎖法。
- 同じ色のぷよを1つから3つ縦に揃えた土台を何列も並べ、その土台の上に左右の土台に合った色ぷよを置き発火させることで連鎖を生じさせる積み方。メリットとして、ぷよがフィールド一杯に埋まったときの飽和連鎖量が多いことから、とことんぷよぷよで特に効果を発揮する。尚、デメリットとして潰しに弱く、大連鎖を積むスピードがツモによって待ち待ちで大抵遅いことから、ぷよぷよ通以降の対戦では弱いとされる。
- 連鎖の作成方法の中では最もメジャーなものである。
- 挟み込み
- 対戦における戦術の一つで、積み方の名称。
- 同じ色のぷよとぷよを、違う色のぷよで挟み込み、その挟み込まれたぷよを消すことで連鎖を起こす積み方。
- 鍵積み
- 挟み込み連鎖の一種。対戦における戦術の一つ。
- 潰し・速攻・催促
- 対戦における戦術の一つ。速攻はその名のとおり試合開始早めに連鎖を打ち相手を打ち崩すこと。相手が上級者の場合は大抵それ以上の連鎖で打ち返される場合が多い。
- 催促は互いに大連鎖の組み合いになったとき、先に相手の本線を発火させる意図で小さな連鎖を繰り出すこと。ぷよぷよ通以降では先に本線を発火させた方が、連鎖中に相手本線を伸ばされ不利な状況になることが多い為である。
- 潰しとは相手のフィールドを埋める目的で発火させる小さめの連鎖。催促、速攻も一種の潰しだとも言える。
- 凝視
- 上級者同士の対戦においてよく見られるテクニックの一つで、プレイ中に自分のフィールドを見ずに相手のフィールドを見て状況を把握すること。
- 特にぷよぷよ通における対戦においてはこのテクニックが使えないと上級者に勝つことは極めて難しい。
- マージンタイム
- 時間制限のこと。「リミット」とも呼ばれ、当初はアーケード版にのみ存在した。この時間制限を超えると徐々におじゃまぷよのレートが下がっていく。レートが下がれば、互いにおじゃまぷよの降る数が多くなり、決着がつきやすくなる。勝負をはやく決着させることの他、緊張感を増した白熱する対戦にさせる目的のシステムだと思われる。
- フィーバー合戦
- ぷよぷよフィーバー、ぷよぷよフィーバー2における対戦内容を表す用語。
- 通常の連鎖ではなくフィーバーによる大連鎖を互いに発火しあい、勝負を決める方法。
- フィーバー潰しやフィーバーゲージのこともあってか、この合戦にもつれ込んだ場合は原則としてツモ数の多いキャラが有利である。
- フィーバー待ち(フィバ待ち)
- ぷよぷよフィーバー、ぷよぷよフィーバー2における戦術の一つ。
- 通常フィールドではなくフィーバーモードで勝負を決めようとするために相手の連鎖を待ち、一個ずつ相殺をしてゲージを溜め、フィーバーモードに突入しようとしていくこと。
- フィーバー潰し
- フィーバーの連鎖を発火し終えた直後に潰しを入れて次の種を発火させないようにすること。
- フィーバー合戦などで特にマージンタイムが切れたときに多用される。
- これをやられた相手は発火色が来ないとその時点で負けが確定される。
- 起爆点
- 大連鎖を起こす際のスイッチとなる部分。一般的には高い位置にある方が良いとされる。(おじゃまぷよに潰されにくくするため)
- 位置が低いと苦労して積み上げた連鎖の起爆点をおじゃまぷよたった1個に潰されて涙を飲む事も多々。
全国の有名なぷよぷよプレイヤー(ぷよらー)
- 三須 健太郎(ミスケン)
- ミスケンこと三須健太郎はぷよぷよ通におけるかつての全国一の最強プレイヤー。
- 様々な大会に名乗りを上げ、優勝を連ねてその名を轟かせた。
- その強さははっきり言って異常とも言えるほどで、周りのプレイヤーを全く寄せ付けず、現在の全国一である服部ですら当時の三須にとっては相手にならなかった。
- 2004年5月に行われたナミキ(明大前のゲームセンター・現在は倒産)での頂上決戦でこそ苦戦を強いられたものの、結果として公式全勝、殆どミスケンの圧倒的な勝利を見せ付ける結果となっている。
- 三須はこの最後の決戦を機に引退を決意、同氏のサイトの掲示板では仕事で忙しくなっているからと公表している。
- 同年12月にサイト更新を停止、ネット上からも姿を消したが、その強さは現在でも名高い。
- 服部 崇(くまちょむ)
- くまちょむこと服部崇はぷよぷよフィーバーにおける現全国トップの最強プレイヤー。
- ぷよぷよ通でもミスケンに次いで全国二位(事実上一位)である。今や誰もが認めるぷよ界の頂点に君臨する王者である。
- 2004年5月に行われたぷよぷよ通、ナミキでの頂上決戦100本勝負では95-100とミスケン氏とほぼ互角の戦いを演じている。
- 現在はWin版のぷよぷよフィーバーオンラインやぷよぷよ2ちゃんねると呼ばれるぷよ通形式のネット対戦にも出没しており、どちらでもほぼ敵なしの状態である。
- 2006年6月10日にぷよぷよフィーバーでの韓国のトッププレーヤーと対決し、さらに2006年10月14日にぷよぷよSUNの20連鎖を達成した。
ブーム到来と衰退
ブームの到来
アーケード用へ移植される際、対戦要素を前面に押し出す事で爆発的に流行した。
アーケード版発売には、雑誌『マイコンBASICマガジン』における手塚一郎らの熱心な宣伝が貢献したと言われる。その後マイコンBASICマガジンでは、ぷよぷよに関するさまざまな記事が書かれ、それをまとめたムックも発売された。
ぷよぷよはもともと、同社のRPG『魔導物語』の派生作品として製作された。タイトルのぷよぷよは、魔導物語に出現するキャラクターの名前である。また「ぷよぷよ」アーケード版以降で登場している自キャラとなる「アルル・ナジャ」及び敵キャラクターも同作品の登場キャラクターの流用で(完全リニューアルの「ぷよぷよフィーバー」シリーズを除く)、ストーリーモードの後半は同作をなぞっている。「ぷよぷよ」の成功を受けてか、その後一時は魔導物語が各ゲーム機に移植されたり、パソコン向けに続編が作られたが、「ぷよぷよ」のみをプッシュしすぎたため、今では「ぷよぷよ」は知っているが、本家である魔導物語は存在自体を知らないユーザーも多い。
「ぷよぷよ」は一大ヒットとなり、メガドライブの販売に貢献する一方で、あらゆるコンピュータに移植された。また、コンパイル主催の大会が「渋谷ジャック」(ゲームギアと対戦ケーブルを持って渋谷を歩き回り、参加者同士で対戦して予選を勝ち抜いた)をはじめ全国各地で開催され、参加者は「ぷよら~」、その優勝者は「ぷよマスター」「ぷよキング」と呼ばれた。大会は好評で、拡大に従って全日本ぷよ協会が発足した。
続編の登場
初代ぷよぷよの対戦は、最終的にはいかに早く赤玉2個(おじゃまぷよ60個)を送り込むかという問題に収束したため、5連鎖や4連鎖ダブル(4連鎖目に2色同時消し)、3連鎖トリプル(3連鎖目に3色同時消し)をすばやく作る技術が問われた。土壇場での「回し勝負」などによる逆転要素はあったものの、基本的には「先に必要な分を送り込んだ方が有利」で、試合展開はスピーディーだが、戦略的には単調になりがちだった。
これを打開することもあり、次に作られた「ぷよぷよ通」では、乱入対戦および相殺システムが導入され、相手からのおじゃまぷよをこちらの連鎖で相殺できるようになった。前作と反対に「後から一段階上の連鎖を仕掛けた方が有利」となって、戦略に幅が生まれて好評となり、「ぷよぷよ通」も前作と同様に様々な機種に移植された。一方で、逆に相殺を回避するために「巨大連鎖」と呼ばれる10~13連鎖以上の仕掛けを作る集中力が常に要求され、一層マニアックな物になっていった。
この問題は次の「ぷよぷよSUN」に持ち越されたが、企画者が交代して開発されたSUNで、追加された「太陽ぷよ」システムは何の解決にもなっておらず、戦略も広がらず、「ぷよぷよ通」で完成されたゲームバランスを崩しただけで、マニアから批判を浴びた。また公式大会では「ぷよぷよ通」が使用され続けるという事態となった。
衰退とファン離れ
この失敗と前後して、コンパイルは拡大経営が破綻し(「ぷよぷよバブルはじけた」と揶揄された)、98年3月、約75億円の負債を抱えて倒産、和議申請をし、セガ・エンタープライゼス(現在のセガ)に『ぷよぷよ』シリーズの版権を売却した。ブームは次第に下火となったが、その後もセガからの許諾の元「ぷよぷよ~ん」「ぷよぷよBOX」などが発売された。しかし結局、かつてのようなヒットには繋がらなかった。
また仁井谷社長は1997年頃、「これからはディスクの時代だ」と発言しており、この影響からかは不明だが、任天堂系ゲーム機向けのぷよぷよシリーズを一部外注に委ねるなどしている。
4作目の「ぷよぷよ~ん」は当初ドリームキャストの性能を生かしたものとして発売されたことから、任天堂系ゲーム機でぷよぷよをプレイするファンの一部からは「NINTENDO64のスペックを可能な限り生かして移植を」という意見が同社宛に送られていた。その結果、発売3ヶ月程前にゲーム雑誌で公開されたニンテンドウ64版「ぷよぷよ~んパーティー」の画像は、演出面などがドリームキャスト版にも引けを取らない印象を受けるものとなっていた。
しかし、実際発売された同ソフトは、雑誌に掲載された画像よりも演出面などが劣っており、更には効果音の一部が前作「ぷよぷよSUN64」から流用されていたことから、「公開されていた画像と違う」「騙された」と結果的にファンの怒りを買うことになった。
後のプレイステーション版「ぷよぷよ~ん カーくんといっしょ」の完成度の低さ(オリジナリティの乏しさ)も相まって、低迷していたぷよぷよ人気を一気に貶め、ぷよぷよシリーズの復活への道を閉ざすこととなった。結果として販売数があまり多くないようで、現在では比較的高値で取引されている。
セガからの新作と現状
「ぷよぷよ~ん」の発売と前後して、セガなど、コンパイル以外のメーカーが過去のぷよぷよシリーズの移植作を発売しだした。そして2001年にセガの開発分社であるソニックチーム(2004年7月1日にセガと統合)の開発で、ぷよぷよ通システムのリファインバージョン『みんなでぷよぷよ』が発売された。一方コンパイルは、ぷよぷよシリーズの版権を使用できるという契約が2002年8月に期限を迎え、ぷよぷよシリーズからの撤退、そして新たなパズルゲーム『ポチッとにゃ~』をNAOMI基板での稼動を発表した。
その後、セガは携帯電話用アプリなどへ旧作の移植を行っていたが、2003年秋にシステム・キャラクターともに大幅なリニューアルを行った『ぷよぷよフィーバー』が発表、同年冬にはアーケード版が稼動され、家庭用ゲーム機にはプレイステーション2、ドリームキャスト、ニンテンドーゲームキューブ、XBOX版が発売された。
なお『ポチッとにゃ~』は延期につぐ延期、基板もNAOMIからMVS(いわゆるネオジオ)に変更された。2003年1月にコンパイルは『魔導物語』、『ポチッとにゃ~』など全てのコンパイルの権利と業務をアイキに譲渡したと発表。2003年11月6日に約54億円の負債を残して自己破産した。結局『ポチッとにゃ~』が稼動したのは2003年末。奇しくもぷよぷよフィーバーと同時期となった。
『フィーバー』発売を機に毎月24日を「ぷよの日」と定め、CMキャラクターとして歌手の松浦亜弥を起用して積極的なプロモーションを展開した。結果、低迷していた『ぷよぷよSUN』、『ぷよぷよ~ん』の二作品の売り上げこそ上回ったが、この年「CMタレント好感度ランキング」(CM総合研究所調べ)で女性タレント部門1位、総合部門3位を獲得した松浦を起用したにも関わらず、かつての「ぷよぷよ通」のような”大ヒット”には至らなかった。その上、それまでのキャラクターをほぼ一新したことで既存のファンの一部からは激しい反発を買うこととなった(無論フィーバーからぷよぷよに触れフィーバーのキャラを支持する層も存在する)。尚、ゲームボーイアドバンス版のCMには松浦亜弥(と前田健。これが2人の初の共演)を再起用したが、一番最後に発売されたニンテンドーDSとプレイステーションポータブル版のCMには起用しなかった。
2005年11月24日には続編となる『ぷよぷよフィーバー2【チュー!】』が発売されたが、プロモーションは松浦の起用を見送るなど地味なものとなった。売り上げも「フィーバー」と言うには程遠いが、それでも初週販売9000本、累計販売4.1万本(2006年7月2日現在のニンテンドーDS版のみの売上。ニンテンドードリーム調べ)を売り上げており、定番パズルゲームとしての地位と知名度は健在だと思われる(ちなみに同調査では『ZOO KEEPER』5.8万本、『ぷよぷよフィーバー』10.3万本、『メテオス』5.9万本、『瞬間パズループ』3.3万本)。事実値崩れはしていない(2006年7月現在。もっとも、パズルゲームは全体的に発売から日にちが経っても値崩れし難い傾向がある)。また作品内では旧作品の世界との繋がりが見受けられ、使うとフィールドの両端にぷよが積まれるアイテム「ハーピー笛」など、明らかに旧作品を意識したものもある。
セガでは今年2006年が「ぷよぷよ発売15周年」であるとして「“色々な事”をやろうと思っています」とコメントしている。手始めとして2006年2月3日から2月26日まで、ウェブサイト上でアンケートを実施したが、こちらでも、設問の中には旧作品に関するものが多く設けられた。
アンケートに次ぐ記念企画として2006年3月8日より12月まで、Windows PC を使用したオンラインイベント『ぷよぷよ15周年カーニバル』を開催、そして9月15日に『ぷよぷよ! Puyopuyo 15th anniversary』が発表された。
『魔導物語』のキャラクターを起用したコンパイル製の「ぷよぷよ」シリーズの人気の高さは、ぷよぷよフィーバー発表後も、セガから「ぷよぷよ通」や「ぷよぷよSUN」がプレイステーション2や携帯電話アプリに移植されたことからもわかる。現在でも中古市場で、特に「ぷよぷよ~ん」は前述の通り販売数が少ないこともあり、比較的高値で売買されており(ただしセガサターン版とドリームキャスト版はハード自体が普及しなかった為か安値、逆にプレイステーション版は高値の傾向がある)、熱心なファンも数多く、さっぽろ雪まつりに毎年旧作品のキャラクター雪像を作り続けているグループもある。
関連項目
- 魔導物語及びぷよぷよシリーズの登場人物
- ディスクステーション
- 魔導物語
- ぷよまん
- 全日本ぷよ協会 (AJPA)
- 全日本ぷよマスターズ大会
- コンパイル
- アイキ
- セガ
外部リンク
- 分割提案
- ぷよぷよ
- FM TOWNS用ゲームソフト
- MSX/MSX2用ソフト
- NINTENDO64用ソフト
- PC-9800シリーズ用ゲームソフト
- PCエンジン用ソフト
- Windows用ゲームソフト
- X68000用ゲームソフト
- Xbox用ソフト
- アーケードゲーム
- ゲームギア用ソフト
- ゲームキューブ用ソフト
- ゲームボーイ用ソフト
- ゲームボーイアドバンス用ソフト
- スーパーファミコン用ソフト
- セガサターン用ソフト
- ディスクシステム用ソフト
- ドリームキャスト用ソフト
- ニンテンドーDS用ソフト
- ニンテンドウパワー書き換えソフト
- ファミリーコンピュータ用ソフト
- プレイステーション用ソフト
- プレイステーション2用ソフト
- プレイステーションポータブル用ソフト
- メガドライブ用ソフト
- ワンダースワン用ソフト
- 携帯電話アプリゲーム
- バーチャルコンソール対応ソフト