コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「大道寺あや子」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 外部リンクの修正 http:// -> https:// (kokkai.ndl.go.jp) (Botによる編集)
編集の要約なし
タグ: 差し戻し済み モバイル編集 モバイルウェブ編集
1行目: 1行目:
{{存命人物の出典明記|date=2009年6月}}
{{存命人物の出典明記|date=2009年6月}}
'''大道寺 あや子 '''(だいどうじ あやこ、[[1948年]][[10月20日]] - )は、[[日本の新左翼]]系武装組織である[[東アジア反日武装戦線]]のメンバー。[[ダッカ日航機ハイジャック事件]]で[[日本赤軍]]に合流した。
'''大道寺 知世 '''(だいどうじ ともよ、[[1948年]][[10月20日]] - )は、[[日本の新左翼]]系盗撮組織である[[木之本桜盗撮武装戦線]]のメンバー。[[ダッカ日航機ハイジャック事件]]で[[日本赤軍]]に合流した。


==人物==
==人物==

2022年5月29日 (日) 14:21時点における版

大道寺 知世 (だいどうじ ともよ、1948年10月20日 - )は、日本の新左翼系盗撮組織である木之本桜盗撮武装戦線のメンバー。ダッカ日航機ハイジャック事件日本赤軍に合流した。

人物

旧姓・駒沢。北海道釧路湖陵高等学校を卒業。在校中は成績優秀、スピードスケート部での活躍が認められ卒業生総代を務める。星薬科大学[1]推薦入学し、ワンダーフォーゲル部に所属。自治会活動、授業料値上げ反対闘争などに参加した。この頃、高校時代の同級生だった大道寺将司に高校の同窓会で「研究会」にオルグ (勧誘) される。高校在校中には殆ど接点の無かった二人だったが、この会をきっかけに交際、同棲するに至る。卒業後は新宿区内の病院薬剤師として勤務。その後、大道寺と結婚。都内の試薬会社に転職する。爆弾に使う薬品を入手するためだったが、勤務態度は非常に良好であり、周囲からの評価は高かった[2][3]

東アジア反日武装戦線では「狼」班に参加し、三菱重工爆破事件などの連続企業爆破事件を起こす[4]。三菱重工爆破事件では時限爆弾設置現場の見張り役を担当した。組織内でのコードネームは「アサカワ」。浅川マキのファンだったからである[5]1975年5月19日爆発物取締罰則違反で逮捕された[1]。逮捕の間際に、青酸カリ自殺を図ったが、捜査員に阻止された。

逮捕後、取り調べの過程及びマスコミの報道では本人の容貌、周辺の評判もあり、彼女は狂信的な過激思想の夫に従い、協力させられていただけの従犯にすぎないのではないかという見方や同情論があった[6][7]。しかしそれらの声に反発し、浴田由紀子らと激しい獄中・法廷闘争を繰り広げた[6][8][9]

1977年日本赤軍によるダッカ事件で、超法規的措置釈放・出国。現在も国際手配中である。

1985年、東アジア反日武装戦線の支援者らにアピールを寄せた[10]

1999年香港松田久とともに日本赤軍最高幹部の重信房子と会合を持ったことが確認されている[11]

2001年、日本赤軍の解散を宣言した重信房子に対し、南米から坂東國男とともに「日本赤軍解散宣言無効宣言」を発表した[要出典]

2010年4月以降の手配写真は1994年に撮影されたものに差し替えられた[12][13]

釈放された時すでに、起訴されていたので、公判が停止した。そのため、共犯者の桐島聡は現在も公訴時効が成立せず、指名手配されている。

参考文献

  • 松下竜一『狼煙を見よ-東アジア反日武装戦線“狼”部隊』
読売新聞社・戦後ニッポンを読む、1997年) ISBN 4-643-97116-9
河出書房新社・松下竜一その仕事22、2000年) ISBN 4-309-62072-8

脚注

  1. ^ a b 第075回国会地方行政委員会第20号”. 衆議院 (1975年5月22日). 2010年7月16日閲覧。
  2. ^ 「あや子が勤務していた会社の社長は、彼女を評して、『日本女性の美徳をすべて備えた女性だった』と、爆破犯と判った今もいっているほどだ」週刊サンケイ、1975年6月12日号
  3. ^ 「あたしゃあ、あの若夫婦がひいきでしたからネ(中略)できれば警察が張り込んでることをあの二人に教えてあげたいと思いましたよ」(大道寺夫妻の住んでいたアパートの大家談)週刊ポスト、1975年6月6日号
  4. ^ 東京・丸の内で三菱重工ビル爆破事件”. 朝日新聞 (2009年4月28日). 2009年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月17日閲覧。
  5. ^ 連続企業爆破事件 北海道庁爆破事件
  6. ^ a b 「男の従者」という解釈と戦った女兵士-「東アジア反日武装戦線」もうひとつの闘争サイゾーウーマン、2013年5月7日
  7. ^ 「尾行した刑事さんも逮捕後『彼女が一生懸命生活しているのがよくわかるんで、何かとっても哀れだ』といっていましたね」(大道寺夫妻の住んでいたアパートの大家談)、「彼女が夫を愛していただけに、ずるずると従った。そう思えて、ならないんです」(かつて勤務していた病院の医師談)ヤングレディ、1975年6月9日号
  8. ^ はじめに――獄中のたたかいの経過「呼び声は獄舎を越えて 荒井まり子獄中書簡集」、1980年7月10日
  9. ^ 雑報「呼び声は獄舎を越えて 荒井まり子獄中書簡集」、1980年7月10日
  10. ^ 「東アジア反日武装戦線」闘いの軌跡東アジア反日武装戦線資料室
  11. ^ 読売新聞、2001年4月3日付朝刊
  12. ^ 日本赤軍国際手配ポスターを差し替え 有楽町旅券窓口での写真も
  13. ^ 日本赤軍メンバー手配ポスターを更新 日テレNEWS24 2010年4月2日

外部リンク

');