「氷柱」の版間の差分
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== 人工の氷柱 == |
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*あしがくぼの氷柱([[埼玉県]][[横瀬町]]) |
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== 氷柱の画像 == |
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2017年1月9日 (月) 03:30時点における版
氷柱(つらら)は、建物の軒下や岩場などから棒状に伸びた氷。
形成環境
屋根雪が融けた水が垂れ落ちる時点で寒気に晒され氷結し、上から下へ徐々に成長したものであり、形成過程としては鍾乳洞の鍾乳石と似ている。一旦融けかければならないため、長い氷柱となるためにはただ極寒なだけでなく、寒暖がある程度繰り返される必要がある。 また、水が染み出る崖や締め忘れた水道の蛇口などが寒気によって氷柱を作り出すもの、滝の近くなど水しぶきがかかった枝や突起物などに形成される。
豪雪地帯では長さが数mにおよび、地面に達するものも見られる。滝が凍り付き、巨大な氷柱群と化したりもする(氷瀑)。
通常は重力に従い真下へ向かって伸びるが、気温が低く、そこへ屋根の雪に押されたり横風が強かったりなどの条件が伴うと、斜めや横へ向かって伸びる場合もある。
語源と季語
語源は「つらつら」の転といい、古来は氷など表面がつるつるし光沢のあるものを呼んでいたとされる。古くは「たるひ(垂氷)」と言った。この言葉は東北地方方言の「たろひ」などに残っている。
氷柱ができる主な滝・渓谷
- 層雲峡(北海道上川町)
- 乳穂ヶ滝(青森県西目屋村)
- 広瀬川上流(仙台市青葉区)
- 月待の滝(茨城県大子町)
- 雲竜渓谷「氷壁」(栃木県日光市)
- 早滝(群馬県神流町)
- 三十槌の氷柱(埼玉県秩父市)
- 富士サミットフォール(山梨県鳴沢村)
- 大禅の滝(長野県北相木村)
- 横谷峡「屏風岩氷瀑」(長野県茅野市)
- 御船の滝(奈良県川上村)
- 七曲滝「氷瀑」(神戸市北区)
- 扁妙の滝(兵庫県神河町)
- 白猪の滝(愛媛県東温市)
- 難所ヶ滝(福岡県宇美町)
- 古閑の滝(熊本県阿蘇市)
- 仙酔峡(熊本県阿蘇市)
- 七折れの滝(大分県九重町、玖珠川)