「日向市駅」の版間の差分
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* 当駅と細島駅の間には、1972年(昭和47年)の旅客営業廃止まで[[伊勢ヶ浜駅]]が存在していた。 |
* 当駅と細島駅の間には、1972年(昭和47年)の旅客営業廃止まで[[伊勢ヶ浜駅]]が存在していた。 |
2016年4月20日 (水) 18:04時点における版
日向市駅* | |
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西口全景(2010年7月20日) | |
ひゅうがし Hyūgashi | |
◄門川 (6.7 km) (2.2 km) 財光寺► | |
所在地 | 宮崎県日向市上町1-19 |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | 日豊本線 |
キロ程 | 276.7 km(小倉起点) |
電報略号 | ヒカ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,446人/日(降車客含まず) -2012年- |
開業年月日 | 1921年(大正10年)10月11日 |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 * 1963年に富高駅から改称。 |
日向市駅 | |
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ひゅうがし Hyūgashi | |
(3.5 km) 細島► | |
所属事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 日豊本線貨物支線(細島線) |
キロ程 | 0.0 km(日向市起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1921年(大正10年)10月11日 |
廃止年月日 | 1993年(平成5年)12月1日 |
日向市駅 駅舎 | |
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情報 | |
用途 | 駅舎 |
設計者 | 内藤廣建築設計事務所、交建設計 |
構造設計者 | 川口衞構造設計事務所 |
施工 | 九鉄工業 |
建築主 | 宮崎県、日向市、九州旅客鉄道 |
構造形式 | S造、W造 |
敷地面積 | 5,283.92m2 m² |
建築面積 | 2,891.54m2 m² |
延床面積 | 875.63m2 m² |
階数 | 1階 |
着工 | 2005年11月 |
竣工 | 2008年2月 |
備考 |
平成19年度社団法人鉄道建築協会賞(作品部門)受賞 2008年ブルネル賞受賞 |
日向市駅(ひゅうがしえき)は、宮崎県日向市上町にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。
日向市の代表駅で、全列車が停車する。
駅構造
現在の駅舎は、建築家の内藤廣や東京大学の篠原修など建築や都市の専門家・鉄道関係者・行政関係者・市民たちが協力し[1][2]、10年以上にも及ぶ期間を経て完成した。地元から杉材の活用を強く要望されたため、杉を使用している[1]。高架駅にもかかわらず木造を思わせる造りになっており、高架下の駅本屋内部も杉を前面に押し出したデザインで統一されている[1]。島式ホーム1面2線の高架駅で[1]、ホームは比較的広い。エレベーターが設置されており、バリアフリー対応である。
2008年(平成20年)9月、鉄道に関係する国際的なデザインコンテストのブルネル賞で最優秀賞を受賞した[3]。耳川流域のスギ材をふんだんに使い、独特の建築様式を取り入れた駅舎が世界で高い評価を受けての受賞である。駅舎の最優秀賞受賞は日本初である。 また、この地元宮崎県産杉材を用いた駅舎を含めた駅周辺の再開発による景観が評価され、国土交通省の2014年(平成26年)度の「都市景観大賞」都市空間部門の大賞に当駅周辺地区が選ばれている[4][2]。
高架化工事は、日向市駅近辺の踏切による交通渋滞緩和を目的として実施され、2006年(平成18年)12月17日から、宮崎県内では西都城駅・宮崎駅・宮崎空港駅に続き4番目の高架駅として使用が開始された。また、高架化に際し東口が新設され、駅東側からの利便性が向上した。
旧駅舎からはかつて細島港に向けて細島線が分岐していたが廃止された。
JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口が設置されている。
接近メロディーとしてひょっとこ踊りのお囃子が流れる。
のりば
1 | ■日豊本線(上り) | 延岡・大分・小倉・博多方面 |
2 | ■日豊本線(下り) | 宮崎・宮崎空港方面 |
利用状況
- 2012年度の1日平均乗車人員は1,446人(前年度比+50人)である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2002 | 1,238 |
2003 | |
2004 | 1,218 |
2005 | 1,278 |
2006 | 1,277 |
2007 | 1,283 |
2008 | 1,306 |
2009 | 1,327 |
2010 | 1,383 |
2011 | 1,396 |
2012 | 1,446 |
駅周辺
市民参加によるイベントの開催や維持管理活動が行われている[2]。これにより市民や県内外からの来訪者の交流人口が増えているほか、同地区内の定住人口も増加傾向にある[2]。
西側
- 都町
- 上町
- スーパーマーケットながの屋 日向市駅前店
- 鹿児島銀行日向支店
- 日向商工会館
- 日向農園
- 本町
- 中町
- 中央公民館
- 文化交流センター
- 南町
東側
- 国道10号
- 向江町
- 和田病院
- 鶴町
- 千代田病院
- 日向市駅東口バス停留所(宮崎交通、ぷらっとバス、ハッコートラベル)
- 日向郵便局
- 宮崎銀行日向東支店
- 宮崎県立富島高等学校
- 原町
- 日知屋
- 細島港
- 宮崎北部森林管理署
- ヤマダ電機テックランド日向店(国道10号を南に車3分)
歴史
- 1921年(大正10年)10月11日 - 富高駅(とみたかえき)として鉄道省が開設。
- 1922年(大正11年)9月2日 - 細島軽便線が細島線に線名改称。
- 1923年(大正12年)12月15日 - 日豊本線路線名制定により同線所属。
- 1963年(昭和38年)5月25日 - 日向市駅に駅名改称。
- 1972年(昭和47年)2月1日 - 細島線が旅客営業廃止により日豊本線に編入され同線貨物支線となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 1989年(平成元年)12月1日 - 細島支線全線休止。
- 1993年(平成5年)12月2日 - 細島支線全線廃止。
- 2002年(平成14年)11月2日 - 高架化工事着工[6]。
- 2006年(平成18年)12月17日 - 高架化。
- 2007年(平成19年)7月 - 旧駅舎の撤去工事開始。翌月上旬に完了。
- 2008年(平成20年)9月30日 - 鉄道デザインの国際デザインコンペティション「ブルネル賞」で、建築部門の最優秀賞を受賞。
- 2009年(平成21年)11月18日 - 国内の優れた建築物に授与される第50回BCS賞を受賞[7]。
- 2014年(平成26年)5月 - 国土交通省の「都市景観大賞」都市空間部門の大賞を当駅周辺地区が受賞[4]。
隣の駅
かつて存在した路線
- 当駅と細島駅の間には、1972年(昭和47年)の旅客営業廃止まで伊勢ヶ浜駅が存在していた。
脚注
- ^ a b c d 「地域で地道に 未来の駅を創る」『鉄道ジャーナル』第588巻、鉄道ジャーナル社、2015年、118頁、ISBN 4910164991051{{ISBN2}}のパラメータエラー: 無効なISBNです。。
- ^ a b c d “平成26年度都市景観大賞 「都市景観大賞」の受賞地区の概要及び「景観教育・普及啓発部門」受賞団体の活動の概要” (PDF). 国土交通省. p. 6. 2015年10月6日閲覧。
- ^ “主なデザイン関連受賞歴”. 九州旅客鉄道. 2015年10月6日閲覧。
- ^ a b 荒木勲(2014年5月15日). “都市景観大賞:今年度、JR日向市駅周辺が受賞 九州で2例目 地元協力の区画整理など評価”. 毎日新聞(毎日新聞社)
- ^ “寿屋日向店跡 24時間営業のトライアルがオープン” 宮崎日日新聞(宮崎日日新聞社). (2003年4月3日)
- ^ 外山勝彦「鉄道記録帳2002年11月」『RAIL FAN』第50巻第2号、鉄道友の会、2003年2月1日、21頁。
- ^ “日向市駅が建築業協会賞を受賞”. 朝日インタラクティブ (2009年11月20日). 2015年10月6日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 日向市駅(JR九州)
- 土地区画整理事業(日向市駅周辺) (PDF) - 国土交通省九州地方整備局
- 日向市駅紹介ビデオ - 日向市商工会議所