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2012年6月6日 (水) 05:39時点における版
ダイナブック (DynaBook、2003年からdynabook) は東芝製のJ-3100SS(1989年発売)に始まるノートパソコンシリーズのブランド名称。
歴史
由来
ブランド名の由来は、アラン・ケイの提唱した「ダイナブック」を意識し目指した[1]ネーミングである。「ダイナブック」はアスキーが取得していた商標であり、当時は「DOSベースのただのノートパソコンにダイナブックという名前をつけるとは何事か」との批判もあったが、現在では東芝のブランドとして定着している。
ラップトップPCの開発
ポータブルパソコンの黎明期、東芝では1985年に当時としてはコンパクトなIBM PC互換機のラップトップPC第一弾、T-1000(重量4Kg)を輸出専用モデルとして発売。
欧米市場でのラップトップPCの成功を機に、東芝は本格的にPCハードウェア市場へ参入し、1987年には世界初のハードディスク(10MB)搭載ラップトップ型パソコンであるT-3100を発売し、その日本国内向けがJ-3100となった。ラップトップ型で培った小型化への技術の進歩は、その後に登場するノートブック型パソコンDynaBookシリーズへの布石となった。
小型ノートパソコンの登場
ダイナブック初代のJ-3100SSは20万円を切る低価格とそれまでのラップトップPCより小型軽量な筐体で注目を集め、「ブック型PC」(後のノート型PC)という新ジャンルを普及させた。
アーキテクチャ的にはそれまでのラップトップ型J-3100シリーズ同様にIBM PC互換で、独自の日本語表示機能(画面解像度は640x400 ピクセル、80桁x25行)を追加したものであり、英語モードではIBM PC用ソフトウェアが実行できた。いわゆるPC/AT互換機ベースであるが、初代は正確にはPC/XTベースで、グラフィック(英語モード)はCGA上位互換、内部バスはXTバス(8ビットISA)であった。MS-DOSでコンベンショナルメモリとして使用可能な640KBのメモリの他に、RAMディスクとして使える1.2MBの拡張メモリを搭載した。ハードディスクを持たないとはいえ、日本語環境とテキストエディタ、通信ソフト、コンパイラなどを外部メディアに頼る事なく携帯できるという、ノートパソコンに求められるスペックを十分に満たしたバランスのとれたマシンであった。 サイズの縮小には多大な努力が払われ、フロッピーディスクなども従来品では25.4mmの厚さがあったものを、18mmまで薄くすることが目標とされ、また、キーボード、液晶画面、その他筐体内の密度の高い実装について試行錯誤が繰り返された[2]。
1991年には東芝はOADGに加盟し、ダイナブックも独自の日本語表示機能から、純粋なPC/AT互換機(いわゆるDOS/V)に移行し、キーボード配列もOADG準拠の配列に移行した。ノートPCに必要な部品の多くを自社またはグループ会社で開発生産しており、新開発の部品を用いたインパクトある製品を他社に先駆けて発売出来るのも強みであった。1990年代後半の機種では自社開発によるBIOS、チップセットをはじめ、メインメモリー、ハードディスク、光学ディスクドライブ、液晶パネル、バッテリーのセルなどの部品が東芝またはグループ会社の製品で固められている個体も少なくない。ノートPCに最適化したチップセットの開発で培った電力制御技術を活かしてインテル、マイクロソフトと共に電源管理の規格ACPIの策定にも当初から参加した。
東芝は1994年から2000年までノートPC世界シェア7年連続1位を獲得した。なお2009年現在の世界PC販売ランキングは、HP、エイサー、デル、レノボに次いで東芝が5位である(出荷台数ベース、IDC調査)[3]。
日本国内のラインナップ
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ダイナブック(dynabook)の商標は日本国内のみで使用となっている。
- dynabook (ダイナブック)
- A4ノートおよびB4ノートのミドル~エントリークラスのノートPC。一般的なA4ノートおよびB4ノート。Qosmio登場後は主に普及帯のPCで使われる。
- dynabook Qosmio(ダイナブック コスミオ)
- 高性能グラフィックスを搭載したハイエンドノートPC。TVチューナーの有無で「Qosmio」と棲み分けしていたが、2010年からTVチューナー搭載モデルが登場、後述の2010年夏モデルで「Qosmio」を吸収統合、さらに2010年秋冬モデルでdynabook TVシリーズも統合し、TVチューナー内蔵モデルの位置づけとなった。
- dynabook REGZA PC(ダイナブック レグザピーシー)
- 東芝の液晶テレビを中心とした映像機器ブランド「REGZA」の映像技術を生かした液晶一体型デスクトップのブランド名。液晶一体型デスクトップモデルに関しては、東芝ノートPC発売25周年記念モデルとして「dynabook Qosmio DXシリーズ」を設定し、2010年秋冬モデル以降もモデルチェンジを行いながら発売されてきたが、2011年秋冬モデル発売時に「REGZA」を冠したブランド名に変更された。
- dynabook Satellite (ダイナブック サテライト)
- 企業向けA4ノートPC。コンシューマー向けではほとんど廃された内蔵FDDを標準装備している。ただし、コンシューマー向けのdynabookと筐体を共通化させている場合はFDDは存在しない場合がある。また、最近では店頭販売モデルの「dynabook」をベースに仕様変更(グラフィックス機能の強化など)を行った「東芝ダイレクトPC」限定のコンシューマー向けモデルも存在する。
- Equium (エクィアム)
- 企業向けデスクトップPC。現在はスリムタイプのみのラインナップ。
- MAGNIA (マグニア)
- 企業向けサーバ。
過去のラインナップ
- dynabook SS (ダイナブック エスエス)
- B5モバイルノート。現在は光学ドライブの有無と記憶媒体の違い、PowerPointの有無で4タイプ存在する。モバイルPCの先駆的存在。2005年にはDVDドライブ搭載をしたdynabookSS・MXを導入。2007年Windows Vistaがリリースした時にはレッツノートの一人勝ちだったモバイルPCに対抗するためにdynabookSS RXシリーズ[4](2010年1月現在「dynabook SS RX2」シリーズ[5])を発表。特徴はDVDドライブや大容量バッテリーが標準装備されて薄い事が特徴で、光学ドライブを搭載した12.1型液晶搭載ノートPCでは2010年1月現在でも世界最軽量である[6]。このため、レッツノート同様モバイルPCでは人気モデルになっている。更にdynabook SSと同様に東芝が開発した12.1型モバイルPCとしてdynabook NXを開発。dynabook SS同等の機能を持ちながらSSシリーズよりも価格を抑え更に女性向けにファッションやデザインを重視したモデル。更に2009年の春モデルではSSD128G搭載モデルが20万円で購入出来るように、ビジネスでもプライベートでも気軽に使え、製造やパソコンの買い替えなどにおいて環境に重視している事を強調している。なお、dynabook NXはdynabook SS RX2シリーズにベーシックモデルを設定した関係で2009年秋冬モデルを最後に姿を消し、dynabook SS自体も現在は生産終了となった。
- DynaBook SatellitePro(ダイナブック サテライトプロ)
- 企業向けA4ノートの上位モデル。現在では使われていない。
- dynabook TECRA (ダイナブック テクラ)
- 業務用A4ハイエンドノート。末期はアキュポイントとタッチパッド両方を装備したTECRA M5のみだった。現在では販売されていない。
- DynaBook Portégé (ダイナブック ポーテジェ)
- B5ノート。現在では販売されていない。
- dynabook TV(ダイナブック ティーヴィー)
- dynabookのTVチューナー内蔵モデル。後述の「Qosmio」の普及価格帯の位置付け。以前、「dynabook」ブランドでTVチューナー内蔵モデルを発売していたが、「Qosmio」の登場により一旦中断。2009年夏モデルから「dynabook TV」として同モデルが復活するも、「dynabook Qosmio」へ統合のため、2010年夏モデルを最後に再び販売を終了した。
- Qosmio (コスミオ)
- テレビチューナーを標準装備した大型のフラッグシップAVノートPC。コンパクトデスクトップのような位置づけであり、モバイル用途には適さない。2010年夏モデルでdynabook Qosmioに統合。
- Libretto (リブレット)
- モバイルサイズのミニノート。Windows95の時代からスーツのポケットに収まる小型ボディを実現していた。ここ数年は節目に登場するイレギュラーモデルとなっており、2010年6月に5年ぶりとなる新モデル「libretto W100」を発表(本機種は東芝ノートPC発売25周年記念モデルの1つとして用意される)した。現在は販売終了したが、一部に根強い人気がある。なお、このシリーズの思想はのちに同社から2008年10月に発売されたネットブックのNB100(→dynabook UXシリーズ)にほぼ引き継がれる事となった。
- DynaBook EZ (ダイナブック イージー)
- 個人・家庭向けA4ノートPC。「一太郎Dash」「Lotus 1-2-3」をROMで内蔵しており、電源投入後に表れる「DynaBookメニュー」から選ぶだけで、これらのソフトや住所録などの機能を利用できる。パソコンとワープロの中間に位置する機器である。熱転写プリンタを内蔵したラップトップ型の486P、CD-ROMドライブとビデオ出力を装備したマルチメディア志向の「Vision」もあった。いずれのモデルも液晶はモノクロであった。現在では販売されていない。
- BREZZA (ブレッツァ)
- AV機能に特化したデスクトップPC。現在では販売されていない。
- INFINIA (インフィニア)
- AV機能に特化したタワー型デスクトップPC。現在では販売されていない。
- Vision Connect (ヴィジョン コネクト)
- AV機能に特化したリビングPC。DVD-ROMドライブを内蔵し、DVD-Videoも視聴可能。ビデオ出力も装備し家庭用テレビをモニターに使用できる。現在では販売されていない。
- DynaTop (ダイナトップ)
- 企業向け液晶一体型デスクトップPC。現在では販売されていない。
- DynaNote (ダイナノート)
- 企業向けタブレットPC。現在では販売されていない。
- PV3000
- 企業向けデスクトップPC。現在では販売されていない。
- PV5000
- 企業向けタワー型デスクトップPC。現在では販売されていない。
- J-3100
- 企業向けデスクトップPC。現在では販売されていない。
海外展開のラインナップ
- Tecra(テクラ)
- A4ハイエンドノートパソコン
- Satellite(サテライト)
- 家庭向けA4エントリーノートパソコン
- Satellite Pro(サテライト プロ)
- ビジネス向けA4エントリーノートパソコン
- Portégé(ポーテジェ)
- B5ノートパソコン・薄型ノートパソコン(日本で言うdynabook SSシリーズにあたる)およびタブレットPC
- Equium(エクィアム)
- A4デスクノートパソコン(屋内、特に机上のみで使用されることを想定された比較的大きなノートパソコン)
- 欧州のみで販売されており、日本国内で販売されている同名の企業向けデスクトップパソコンとは全く別の商品。
また、一時期日本国内でもdynabookの名称と併記する形でこれらの名称が使用されていたが(例:DynaBook TECRA・DynaBook Portégé)、現在ではSatelliteを除き廃止されている。ただし、裏面の製品ラベルにはこれらの名称が記載されているものもある。(例:DynaBook G6シリーズ→「Satellite5200 series」、DynaBook Satellite4600シリーズ→「Satellite Pro4601 System Unit」…等)
最近のラインナップ
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東芝の一般向けデスクトップ型パーソナルコンピュータは皆無であったが、東芝ノートPC発売25周年を記念して、2010年夏モデルのラインナップに液晶ディスプレイ一体型の「dynabook Qosmio DX/98M」が登場し、以降も「dynabook Qosmio D」として販売していたが、2011年秋冬モデルから「dynabook REGZA PC」として販売している。なお、ノートパソコンは「リブレット(Libretto)」のラインを「ダイナブック」に集約している。また、最近ではパソコンの生産は台湾のOEM/ODMが主流であり、コスミオシリーズも中国の工場で作られていることから、数年前に比べて品質が低下しているのではないかという指摘もある。ただし、他の大手メーカーも組み立てのみ日本製という場合も多く事情は同じである。
2006年BCNランキングにてPOSデータ集計セールスナンバーワン・ベンダーを選ぶ第8回「BCN AWARD 2007」実売数ノートPC部門1位[7]を初受賞するなど、日本国内ノートパソコン販売シェアも堅調である。
- dynabook
- 1989年の初代モデルから2003年のC8シリーズ登場までは、DとBが大文字で斜体の『DynaBook』ロゴを使用してきたが、以降は小文字のみで正体の『dynabook』ロゴに改められた。この頃から、多くの機種にハーマン・カードンのステレオスピーカーが搭載される機種が登場した。
- 従来はカテゴリやグレードを示す2文字のアルファベットと世代を表す数字を命名ルールとしていたが、2010年秋冬モデルから命名ルールを刷新し、カテゴリーを表す1文字のアルファベット(D:液晶一体型(2011年秋冬モデルは「dynabook REGZA PC」専用となる)、T:個人向けA4サイズノート、R:B5サイズノート、N:ネットブック及びCULVノート(ただし、CULVノートについては2011年春モデルを最後に販売を終了)、B:ビジネス向けA4サイズノート(一部販売店向けのモデルで、dynabookの公式サイトには掲載されていない))と3桁の数字となった。3桁の数字は百の位から「グレード」・「画面サイズ」・「世代」を表す。
- dynabook T552
- 「dynabook T451」後継の15.6型ワイド液晶を搭載するスタンダードモデル。
- OSはService Pack 1適応済みのWindows 7 Home Premiumを採用しており、初期設定やリカバリー時に用途に応じて32ビット版・64ビット版を選べるセレクタブルOSとしている。
- CPUには第3世代クアッドコアのCore i7-3610QMを採用、光学ドライブにはBDXL対応のブルーレイディスクドライブを搭載する。
- OfficeはOffice Home and Business 2010を搭載する。
- バッテリー稼働時間は約5.2時間と、普及型の大画面ノートでありながら長時間稼働を実現しており、バッテリー単体での作業の時も長く使え、確実にスリープやシャットダウンを行うことができる。
- T552ではデザインを刷新し、前機種のT451から継続設定されているリュクスホワイト、プレシャスブラックに加え、新色のシャンパンゴールドとルビーロゼを加えた4色展開となった。
- dynabook R731
- 「dynabook RX3」後継の13.3型ワイド液晶を搭載した高性能スリムコンパクトモデル。R700番台の第2世代である。
- 卓越した高性能をより身近にする為、基盤小型化技術や堅牢設計技術など、東芝が長年培ってきた技術を導入し、先進の技術を備えつつ、コストがかかる特殊な部材に頼らず、ノートPC主流の部材を使用することでコストダウンを計った。
- 昨今の節電志向に対応すべく、電力需要のピーク時間帯に自動でAC稼働からバッテリー稼働に切り替え、電力需要の少ない夜間にバッテリーを充電することで電力需要の平準化を図る電源管理機能「東芝ピークシフトコントロール」と消費電力を抑えながら高速起動も可能にする「東芝高速スタート」を搭載している。
- 本シリーズは4機種が用意されており、intel Core i5-2450MとDVDスーパーマルチドライブを搭載したR731/36E、CPUをintel Core i5-2520Mに変更して性能をアップしたR731/37E、メモリを8GBに倍増し、ストレージを128GBSSDに変更したR731/38E、CPUをintel Core i7-2640M vProに変更したR731/39Eをラインナップする。OSはR731/39Eのみ32ビット版と64ビット版を選べるセレクタブルOS仕様のWindows 7 Professionalを、これ以外の機種には64ビット版のWindows 7 Home Premiumを搭載する。
- OfficeはOffice Home and Business 2010を搭載する。
- 2011年秋冬モデルから、グラファイトブラックとシャンパンゴールドの2色展開となった。
- dynabook R631
- 13.3型ワイド液晶を搭載したモバイルノートで、インテルが提唱する超薄型モバイルノート「Ultrabook(ウルトラブック)」。重量約1.12kgの世界最軽量(13.3型ワイド液晶搭載ノートパソコンにおいて)、最厚部において厚さ約15.9mmの世界最薄の設計としつつ、前述の「dynabook R731」と同じハニカム形状リブを採用したマグネシウムボディにより優れた堅牢性も併せ持つ。また、高コストの部材に頼らない独自技術を実現しており、コストダウンも図られている。2012年春モデルでは、ソフトウェアが追加された程度のマイナーチェンジで、ハードウェアのスペックは2011年秋冬モデルと同一である。
- OSはService Pack 1適応済みのWindows 7 Home Premium 64ビット版を搭載。
- CPUにはintel Core i5-2467Mを、128GBのSSDも搭載しており、ストレスのないパフォーマンスも実現している。
- アイソレーションキーボードにはバックライトを内蔵している為、暗い場所でも文字やキーの境目が光って作業がしやすくなっている。
- OfficeはOffice Home and Business 2010を搭載する。
- dynabook N301
- 「dynabook UX」後継の10.1型ワイド液晶を搭載するネットブック。N300番台の第2世代である。
- OSはService Pack 1適応済みのWindows 7 Starterを採用。
- 第2世代ではCPUを大幅に強化し、32ナノプロセスを採用した新世代のデュアルコアAtom N2800を搭載。これに伴ってCPU内臓グラフィックスも強化されたほか、HDD容量も増量された(250GB→320GB)。
- Atom搭載ネットブックでは世界で初めてharman/kardonステレオスピーカーを搭載するとともに、「東芝スリープアンドミュージック」機能を備えており、事前に設定しておけばPCの電源が入っていない状態でもポータブルオーディオプレーヤーと接続して外部スピーカーとして使用することができる。
- 本体カラーはカカオブラウン(N301/02EC)、ライムグリーン(N301/02EG)、パッションオレンジ(N301/02ED)の3色展開。
- OfficeはOffice Personal 2010 2年間ライセンス版を搭載する。
- dynabook REGZA PC(ダイナブック レグザ ピーシー)
- 液晶一体型デスクトップパソコン。全機種フルハイビジョン液晶としており、液晶テレビ「REGZA」の映像技術をベースに開発したパソコンである為、製品名に「REGZA」を冠している。
- dynabook REGZA PC D732
- 「dynabook Qosmio D711」後継の23型フルハイビジョン液晶モデル。D700番台の第2世代である。
- OSはService Pack 1適応済みのWindows 7 Home Premium 64ビット版を採用。
- CPUには第3世代クアッドコアのCore i7-3610QMを、光学ドライブにはBDXL対応のブルーレイディスクドライブを搭載する。
- TVチューナーは地上・BS・110度CSデジタルダブルチューナーを搭載。上位モデル(D732/T9F)は電源OFFから約5秒ですぐに視聴できる「今すぐTV」用に、視聴専用の地上デジタルチューナーをもう1基追加している。
- OfficeはOffice Home and Business 2010を搭載。上位モデル(D732/T9F)はAdobe Photoshop Elements 10とAdobe Premiere Elements 10も添付される。
- 本体カラーはリュクスホワイト、プレシャスブラック、シャイニーレッドの3色から選べる。
- dynabook REGZA PC D711
- 「dynabook Qosmio D711」が液晶サイズの大型化でランクアップしたため、21.5型ワイド液晶搭載モデルはエントリーモデル(D711/T3E)の位置づけとなった。
- CPUにはCeleron B815を搭載。
- 2012年春モデルではディスプレイのバックライトをLEDに変更したことで省電力化を実現した。
- 本体カラーはリュクスホワイトとプレシャスブラックの2色の設定。
- dynabook Satellite(ダイナブック サテライト)
- ビジネス向けA4ノートパソコン。現在はハイエンドとエントリーの区別は無くなっている
- 基本的には法人販売のみである。
- この種のシリーズでは非常に珍しい地上デジタル対応ノートパソコンもラインナップされている。
- Jシリーズなる、5年以上デザインを変えていない長寿モデルもあり、FDDやシリアル、パラレルポート搭載など近年では珍しいシリーズがある。ただし、FDDは2009年現在、在庫が無くなり次第終了する。
アキュポイント
かつての東芝ノートパソコンの特色の一つにアキュポイントがある。人差し指で操作するポインティングスティック・マウスとしてノートPCに採用され、独特の操作感覚・使用感には今なおファンは多い。初期のタッチパッドマウスは誤動作が多く機能面が貧弱だったため、法人向け需要が多かった東芝のダイナブックは、安定した動作のアキュポイントを2000年頃まで多くのノートPCに搭載した。
タッチパッドマウスの機能・感度が改善され長時間使用した操作性も良好になったことで、東芝ノートにも2000年頃よりタッチパッドが採用され始め現在では、ほぼすべての商品からアキュポイントは姿を消すことになった。
CMキャラクター
関連項目
- リブレット
- Qosmio
- docomo PRO series T-01A - 通称dynapocket。
- ドコモ スマートフォン T-01B - 通称dynapocket。
- IS series IS02(TSI01) - 通称dynapocket。こちらはau(KDDI・沖縄セルラー電話連合)向け。
- SoftBank X02T - 通称dynapocket。こちらはソフトバンクモバイル向け。
- REGZA
- 東芝
- ぱらちゃん
- プロ野球ドラフト会議(2009年から特別協賛しており、2年目の2010年では指名入札の方法を手書きから初導入されたデジタルシステムに変更。その際、各球団が指名をする際に使用するノートPCとして天板に各球団のデザインが描かれた「dynabookドラフトスペシャルモデル」を提供した。なお、同年9月の特別協賛発表時には非売品となっていたが、ドラフト会議開催日より「dynabook Qosmio T750」をベースにCPUをCore i7に変更、メモリを8GBに倍増し、WiMAXを搭載した高性能モデルとして商品化し、直販サイトにて1,200台(各球団100台ずつ)限定で販売された)
脚注・出典
- ^ DynaBook名前の由来
- ^ THE COMPUTER編集部(編)、1991、『パソコンヒット商品物語』、ソフトバンク ISBN 4-89052-194-1 pp. pp.68-74
- ^ 【IDC調査】3Qの世界PC市場シェア、エイサーが第2位に - COMPUTERWORLD
- ^ dynabook SS RXシリーズ
- ^ dynabook SS RX2シリーズ
- ^ RX2/T9Lでバッテリパック32A装着時で858g
- ^ 「BCN AWARD 2007」受賞メーカー・PC関連及びデジタル家電商品93部門の国内ナンバーワン・ベンダーを決定BCNニュースリリース