「アルベゾン閃石」の版間の差分
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光の[[干渉 (物理学)|干渉]]による[[金色]]や[[ブルー]]のハネが美しいものを、[[タンブル]]にしたり、丸玉などに加工されている。ネット上でも「[[ヌーマイト]]」と呼ばれているが、これは短い光る破片が特徴であり、全くの別物である。また、「藍針[[ルチル]][[虎目石]]」「虎目石タイチンルチル」などのフォールス・ネームも付けられて出回っている。 |
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{{仮リンク|星葉石|en|Astrophyllite}}(アストロフィライト、(K,Na)<sub>3</sub>(Fe,Mn)<sub>7</sub>Ti<sub>2</sub>Si<sub>8</sub>O<sub>24</sub>(O,OH)<sub>7</sub>)がアルベゾン閃石と共生していることがあり、その外観なども似ていることから、星葉石として虚偽表示されることがある。 |
{{仮リンク|星葉石|en|Astrophyllite}}(アストロフィライト、(K,Na)<sub>3</sub>(Fe,Mn)<sub>7</sub>Ti<sub>2</sub>Si<sub>8</sub>O<sub>24</sub>(O,OH)<sub>7</sub>)がアルベゾン閃石と共生していることがあり、その外観なども似ていることから、星葉石として虚偽表示されることがある。 |
2012年4月10日 (火) 18:43時点における版
アルベゾン閃石 | |
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分類 | ケイ酸塩鉱物 |
シュツルンツ分類 | 09.DE.25 |
Dana Classification | 66.01.03c.09 |
化学式 | NaNa2(Fe2+4Fe3+)Si8O22(OH)2 |
結晶系 | 単斜晶系 |
晶癖 | 繊維状で放射状に集合 |
双晶 | 単晶か[100]面で層状に結合 |
へき開 | [110]方向に完全 |
断口 | 不平坦 |
粘靱性 | 脆い |
モース硬度 | 5–6 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 黒色、薄い縁は暗緑色 |
条痕 | 濃紺または緑がかった灰色 |
透明度 | 半透明 - 不透明 |
比重 | 3.3 – 3.5 |
光学性 | 二軸性 (-) |
屈折率 |
nα = 1.652–1.699 nβ = 1.660–1.705 nγ = 1.666–1.708 |
複屈折 | δ = 0.014 |
多色性 | 強く、青緑色 - 黄褐色 - 灰紫色に変化する |
分散 | r > v strong |
文献 | [1][2][3][4] |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
アルベゾン閃石[5](アルベゾンせんせき、arfvedsonite、アルベゾナイト)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。化学組成は NaNa2(Fe2+4Fe3+)Si8O22(OH)2、結晶系は単斜晶系。角閃石グループの鉱物。
産出地
主な主産地はグリーンランド、フィンランド、ノルウェー、コラ半島、カナダ、アメリカ合衆国。中国やモンゴルなどにも出る。
性質・特徴
モース硬度は6。
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用途・加工
光の干渉による金色やブルーのハネが美しいものを、タンブルにしたり、丸玉などに加工されている。ネット上でも「ヌーマイト」と呼ばれているが、これは短い光る破片が特徴であり、全くの別物である。また、「藍針ルチル虎目石」「虎目石タイチンルチル」などのフォールス・ネームも付けられて出回っている。
星葉石(アストロフィライト、(K,Na)3(Fe,Mn)7Ti2Si8O24(O,OH)7)がアルベゾン閃石と共生していることがあり、その外観なども似ていることから、星葉石として虚偽表示されることがある。
サイド・ストーリー
1823年に発見され、鉱物名はスウェーデンの化学者ヨアン・オーガスト・アルフェドソンに由来する。
脚注
- ^ Arfvedsonite (PDF) . Handbook of Mineralogy
- ^ Arfvedsonite (英語), MinDat.org, 2012年4月10日閲覧。
- ^ Arfvedsonite (英語), WebMineral.com, 2012年4月10日閲覧。
- ^ 松原聰、宮脇律郎『日本産鉱物型録』東海大学出版会〈国立科学博物館叢書〉、2006年、8頁。ISBN 978-4-486-03157-4。
- ^ 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、3頁。ISBN 4-8181-8401-2 。
参考文献
- Leake, B.E.; et al. (1997). “Nomenclature of amphiboles: report of the Subcommittee on Amphiboles of the International Mineralogical Association, Commission on New Minerals and Mineral Names” (PDF). The Canadian Mineralogist (Mineralogical Association of Canada) 35 (1): 219-246. ISSN 0008-4476. NAID 80009626704 .
- 黒田吉益、諏訪兼位『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』共立出版、1983年、137頁。ISBN 4-320-04578-5。
- 森本信男『造岩鉱物学』東京大学出版会、1989年、158頁。ISBN 4-13-062123-8。
関連項目
- 鉱物 - ケイ酸塩鉱物 - 角閃石
- 鉱物の一覧
- 人名に由来する名前の鉱物の一覧
外部リンク
- 福岡正人. “Amphibole〔角閃石〕グループ”. 地球資源論研究室. 広島大学大学院総合科学研究科. 2012年4月10日閲覧。
- Hi-Power-Stone. “アルベゾナイト”. 2012年4月10日閲覧。