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「暁星中学校・高等学校」の版間の差分

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* 美術部
* 美術部
* 音楽部
* 音楽部
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* 鉄道研究部
* 仏語部
* 仏語部
* 将棋部
* 将棋部

2011年2月11日 (金) 17:44時点における版

暁星中学校・高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人暁星学園
校訓 地の塩、世の光
設立年月日 学園1888年2月
旧制中学1899年10月
新制中学1947年4月
高等学校1948年4月
創立記念日 11月1日[1]
創立者 アルフォンス・ヘンリック
共学・別学 男女別学(男子校)
中高一貫教育 完全一貫制
課程 全日制
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 13505E
所在地 102-8133
東京都千代田区富士見一丁目2番5号
北緯35度41分49.7秒 東経139度44分53.3秒 / 北緯35.697139度 東経139.748139度 / 35.697139; 139.748139
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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暁星中学校・高等学校(ぎょうせいちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都千代田区富士見一丁目にある私立中学校高等学校中高一貫教育を行う。カトリック修道会マリア会を設立母体とする。

概要

文武両道の学校で、有名大学にも多くの合格者を出している進学校。

制服は7つボタン式の詰襟学生服で、両襟に金モールで刺繍した校章が付く他、後身頃のステッチや夏服生地の灰緑色が特徴的で、制帽制靴靴下の色、に至るまでトータルにデザインされている。フランスのサン・シール陸軍士官学校の制服をモデルとしたもので、大幅な改定をせずに当初からの制式を守り続けている。日本国内の姉妹校である光星、明星、海星の男子生徒も同形式の制服を着用している[2]

学内では中学校が1 - 3年生、高等学校が4 - 6年生と呼称され、実質上一つの学校となっている。2002年度以降、帰国生徒枠編入以外、高等学校からの新入生募集は停止されている。

また、主に在日フランス人子弟や邦人帰国生徒が通うリセ・フランコ・ジャポネ・ド・東京(旧称あけぼの学園)がシャミナード修道院側隣接地(小学校対面)にあるが、生徒間での交流は特にみられない。

沿革

経緯

暁星学校は、青年教育を目的とするパリのカトリック修道会・マリア会の会員5名(アルフォンス・ヘンリック、ニコラス・ワルテル、ジョセフ・セネンツ、ルイ・シュトルツ、カミーユ・プランシュ)がマリア会の要請で来日し、京橋区築地の築地カトリック教会の敷地内に神学校として開設された家塾を母体として、麹町区元薗町2丁目4番地の借家を校舎として学校設立申請を認可されて1888年に開校。その後1890年に現在地に移転して私立暁星小学校の設立が認可され、1919年には卒業生にフランスのバカロレアと同等の資格が与えられることになった。1923年の関東大震災では校舎に引火し被害が甚大なものとなったが、ローマ教皇庁はじめ世界中の国々からの浄財が集められ1925年に校舎が再建された。学制改正により暁星初等・中等学校となる。第二次世界大戦中の学童疎開に於いては、暁星疎開学園委員会を結成し軽井沢や箱根、山梨に別れて疎開した。第二次世界大戦降伏後の学制改革によって、暁星初等・中等学校は、暁星小学校、暁星中学校となった。1948年には暁星高等学校が認可設立され、小中高の一貫教育を開始した。

年表

教育

キリスト教の理念に基づく教育により人格の完成をめざし、社会の福祉に努める人物を育成することが同校の教育理念である。

中学3年時より主要教科(外国語・数学・国語)は習熟度別編成になり、高校2年時で文系・理系選択を行う。[3]。医師の息子が多いため理系を選択する学生が多く、その大半が医学部を志望する。そのためか数学・理科に関してはハイレベルな授業が展開されている。

数学はオリジナルの教科書を用いており、英語においても旧来より、ロバート・M・フリン神父著、上智大学編纂の『Progress in English』シリーズをテキストに用いている。

また、フランス語教育を行っており、小学校からフランス語教育が施され、中学進学時に、第1外国語を英語とフランス語から選択し、他方を第2外国語として中学3年時まで学習する。毎年6月頃には「フランス語フェスティバル」が行われ、暁星の他白百合雙葉カリタス聖ドミニコなどの学校からフランス語を第1外国語として履修する生徒が集まり、フランス語による劇やスピーチが行われる。

黄緑色の『Premier Livre』からステップごとの色別表紙が施されるテキストは本校編纂であり、前述のフランス語教育を行うカトリック系各校で利用されている。

また、週に1時間宗教の授業が「道徳」に代わり行われる。もちろん宗教とはキリスト教カトリック)のことであり、神父や神学校(上智大学の神学科など)を卒業した教師により聖書の朗読や読解、キリスト教宗教学の授業が行われる。

その他

  • 2000年度まで学食であった「大平食堂」は廃業。現在の学食はシダックスが運営。「大平食堂」のオーナーであった大平義道氏は2006年7月に逝去。

学校行事

  • 4月 入学式
  • 5月 1学期中間試験
  • 6月 修学旅行(高2)
  • 7月 1学期末試験
  • 8月
  • 9月
  • 10月 文化祭・2学期中間試験
  • 11月 研修旅行(中3)
  • 12月 2学期末試験
  • 1月 サッカー大会
  • 2月 入学試験
  • 3月 3学期末試験・卒業式

クラブ活動

部活動は盛んであり、特にサッカー部は強豪。本校においてサッカーは「校技」であり、サッカー部は日本サッカー協会より歴史が古い。これは学校がフランス人によって設立されたことに由来する。他のサッカー強豪校と異なりスポーツ推薦制度を採用していないが、高校は全国大会に10回の出場経験がある(ちなみに東京都では帝京高校に次ぎ2番目に出場回数が多い)。 中学は近年連続で全国大会に出場しており、2000年から2年連続で全国制覇を果たしている。小学校では週に1時間、体育の授業の他に「サッカー」の授業が設けられており、毎年「リフティング大会」が行われるほか、中学校に進学しても毎年2月に各学年で「サッカー大会」が開催される。

また、かるた部も全国的に強く、団体は2004・2005年度に悲願の全国優勝2連覇を果たし、2008~2010年度に3連覇を果たした。他にもスキー部が国体・インターハイ・関東大会の常連、バレーボール部・陸上部が東京都大会や関東大会の常連である。

  • 化学部
  • 生物部
  • 美術部
  • 音楽部
  • 鉄道研究部
  • 仏語部
  • 将棋部
  • 物理部
  • 室内楽研究部
  • 競技かるた部
  • コンピュータ部
  • 演劇部
  • 奇術部
  • 数学研究部
  • チェス部
  • 放送部
  • 軟式野球部
  • バスケットボール部
  • サッカー部
  • 陸上競技部
  • バレーボール部
  • 卓球部
  • ソフトテニス部
  • 山岳部
  • 剣道部
  • 水泳部
  • テニス部
  • スキー部
  • 柔道部

交通

著名な出身者

公人

法曹

学者・文化人

音楽

芸能

スポーツ

  • 石川健太郎(元プロサッカー選手)
  • 大倉智(元プロサッカー選手)
  • 加藤善之(元プロサッカー選手、東京ヴェルディ1969)
  • 松木安太郎(高校在学中に転校)(元サッカー日本代表・元Jリーグ監督)
  • 前田遼一(サッカー日本代表・プロサッカー選手)
  • 稲葉洸太郎(フットサル日本代表・フットサル選手)
  • 北原亘(フットサル日本代表・プロフットサル選手)

その他

姉妹校

かつて姉妹校関係にあった学校
伝統的に交流がある学校

脚注

  1. ^ 実際の創立は2月1日。11月1日が記念日なのは、諸聖人の日がこの日のため。
  2. ^ 光星学園の制服
  3. ^ 成績不良者は中学、高校進学の際退校を勧告される場合もある。

関連項目

外部リンク


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