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2009年11月16日 (月) 08:48時点における版
種類 | 公開会社 |
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市場情報 | |
略称 | 矽統(SiS) |
本社所在地 | 台湾新竹市公道五路二段180号 |
設立 | 1987年 |
業種 | 半導体,IC設計 |
事業内容 | チップセットの設計・製造・販売 |
代表者 | 会長:陳文熙 社長:陳燦輝 |
主要子会社 |
u-Pixel Technologies Inc. Linkvast Technologies Inc. |
外部リンク | http://www.sis.com/ |
矽統科技股份有限公司 | |
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各種表記 | |
繁体字: | 矽統科技股份有限公司 |
簡体字: | 矽统科技股份有限公司 |
拼音: | Xītŏng Kējì Gǔfènyǒuxiàngōngsī |
英文: | Silicon Integrated Systems Corp. |
矽統科技(しとう-かぎ、略称:SiS)は、台湾の半導体メーカー。 主にPC/AT互換機向けチップセットの開発・製造をしている。
沿革
- 1987年2月、設立。
- 2000年、自社ファブを設けて生産するようになる。
- 2003年、台湾の半導体メーカーUMC社の傘下に。グラフィックス部門を独立させ、XGI Technologyを設立、分離。更に、XGI社はグラフィックチップメーカーのTrident社を買収した。また、半導体部門もスピンアウトさせ、社名をSiS MicroElectronicsに改めた。
- 2004年、ファブを譲渡し、再びファブレス企業となる。
製品
チップセット
低価格製品を主力にしており、メーカー製PCのエントリーモデルなどに採用されている。自作機用マザーボードでは採用数は少ないが、安価かつ安定している製品が多いと一定の評価を得ている。ノースブリッジとサウスブリッジ間を「Multi-threaded I/O Link(MuTIOL)」という技術で高速にPoint-to-Point接続している。これはもともと、AMDのHyperTransportを独自に改良したものである。さらに、このMuTIOLを改良した「HyperStreaming」や「Advanced HyperStreaming Engine(AHSE)」という技術も保有している。また、ノース・サウスをワンチップにした製品も多い。グラフィックスチップを自社開発している強みで、グラフィックス統合チップセットも数多く存在する。マイクロソフトのゲーム機『Xbox360』には、同社のチップセットが採用されている。
互換プラットフォーム用
Socket7
- SiS530/SiS5595
- SiS540
- SiS5571
- SiS5591
- SiS5596/SiS5513
- SiS5597
- SiS5598
Intelプラットフォーム用
Socket 370, Slot 1
- SiS600/SiS5595
- SiS620/SiS5595
- SiS630/SiS960
- SiS633
- SiS635
Socket 478
- SiS640 (IGP)
- SiS645
- SiS645DX
- SiS648
- SiS648FX
- SiS650 (IGP)
- SiS651 (IGP)
- SiS652 (IGP)
- SiS655
- SiS655FX
- SiS655TX
- SiSR658 (Rambus)
Socket 775
- SiS649
- SiS655 (AGP chipset)
- SiS656
- SiS661
- SiS661GX
- SiS662 (IGP)
- SiS671
- SiS672
AMDプラットフォーム用
Socket A (Socket 462), Slot A
- SiS730
- SiS733
- SiS735
- SiS740/SiS961
- SiS741/SiS964
- SiS745
- SiS746
- SiS746FX
- SiS748
Socket 940, 754
- SiS740
- SiS741
- SiS741GX
- SiS755/SiS964
- SiS760/SiS964
- SiS761
- SiS761GX/SiS966
Socket 939
- SiS755/SiS964
- SiS756/SiS965L
Socket AM2
- SiS756/SiS965L
- SiS761GX/SiS966
DRAM
2006年からDRAMモジュール事業にも参入している。これはDRAMウェハを外部から購入し、パッケージングとガーバーへの実装のみをSiSが行っており、主にOEM用途で販売されている。
過去の製品
グラフィック
主にローエンドからミドルレンジをターゲットとしたグラフィックチップも自社で設計・製造していた。グラフィックコアを自社で開発していたことが、早くからグラフィック統合チップセットを手がけることを可能にしていた。Xabre(SiS330)を最後に単体グラフィックチップ市場からは撤退した。
ネットワークコントローラ
100BASE-TXに対応したネットワークコントローラSiS 900を製造・販売していた。国内ではメルコ(現バッファロー)社製ネットワークカードLGY-PCI-TXCに採用され販売された。
プロセッサ
RiSE Technologyから買収したmP6コアをベースとして、組込用途のx86互換プロセッサSiS 55xを提供していた。いずれもすでに終了している。
呼称
一般的には「シス」と呼称されるが、愛用者の一部からは「お嬢さん(翻訳サイトで"sis"と入力すると"お嬢さん"と翻訳されることから)」の愛称で親しまれている。またチップセットに限定せず、スターウォーズに登場するシスの暗黒卿から「暗黒卿」もまたSiSを指す俗称とされる。
関連項目