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2008年6月8日 (日) 15:13時点における版
山梨学院大学 | |
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蒼穹の門横山梨学院大学銘板 | |
大学設置 | 1962年 |
創立 | 1946年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人山梨学院 |
本部所在地 | 山梨県甲府市酒折2-4-5 |
キャンパス | 本部 |
学部 |
法学部 現代ビジネス学部 経営情報学部 |
研究科 |
社会科学研究科 法務研究科(法科大学院) |
ウェブサイト | http://www.ygu.ac.jp/ |
山梨学院大学(やまなしがくいんだいがく、英語: Yamanashi Gakuin University)は、山梨県甲府市酒折2-4-5に本部を置く日本の私立大学。1946年創立、1962年大学設置。大学の略称は山学(やまがく)、山学大、山梨学大もしくはYGU(ワイジーユー)。
概観
大学全体
建学の精神(校訓・理念・学是)
山梨学院大学の建学の精神は「徳を樹つることを理想とする。」などの建学理想を基に、「本学は、日本文化への深い理解と広い国際的視野をもって社会に貢献する人間の育成を目指し、豊かな教養と創造力を備えた人格の形成を図る。」となっている。
教育および研究
- 現在は法学部、現代ビジネス学部、経営情報学部の3学部4学科と大学院社会科学研究科、法務研究科(法科大学院)の2研究科からなる社会科学系の総合大学である。また、「大学コンソーシアムやまなし」の単位互換事業参加大学間で単位互換制度を実施している。
- 社会科学系の大学として、特に社会的ニーズの高い産学官連携、地域社会との共同研究や受託研究等の推進を行っている。具体的には大学研究者と企業等との共同研究や受託研究のコーディネーションを行い、情報提供窓口として諸種の研究課題に対応している。行政研究センターでは、法学部政治行政学科をバックボーンに年1回のシンポジウムを開催し、その研究成果を出版物として地域社会に還元している。特に地域産業振興にも注目して現状分析を行い、地域社会の行政、産業、経済等の有機的連携や構造的な特質についても研究を進めている。
- 全学部全学科に通年制の必修科目として「新入生研修」という授業科目があり、これは少人数単位(1人の教員が20名程度の学生を受け持つ)で行われる大学の入門的な独自の講義である。また、合同での講義も行われる。
- 全学部全学科でセメスター制を導入している。また、世界標準的な大学での学生の厳格な成績評価の方法であるGrade Point Average(グレード・ポイント・アベレージ)いわゆるGPAも算出している。
学風および特色
- 設置者の学校法人山梨学院は幼稚園から大学院まで有する総合学園である。
- 2006年度(平成18年度)新司法試験に大学院法務研究科(法科大学院)出身者11名が受験し、そのうち6名が合格した。これは出身法科大学院別合格率で55%、受験した58法科大学院中16位である。
- 公務員就職者数(法・政治学系)で法学部は就職者総数431名中76名(比率17.6%)、これは中央大学、東京大学、京都大学に次ぐ第4位にランキングされている(2002年3月卒業者卒業後の進路アンケート:河合塾の全国情報センター調べ)。
- 学生支援の一環として「学生チャレンジ制度」があり、これは学生自らチャレンジしたいことを企画書にして大学へ提出すると年2回春・秋に選考が行われ、応募企画の中から最高50万円の奨励金が支給される独自の支援制度である。また、この制度は2003年度(平成15年度)文部科学省「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP:Good Practice)」に採択されている。
- 大学院法務研究科(法科大学院)の実践的教育推進プログラムが、2004年度(平成16年度)文部科学省「法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム」に採択されている。
- 経営情報学部の専門科目「経営実践」で企画・制作した「山梨学院大学ハローキティ」の携帯ストラップ(根付け)が2006年に商品化され、数量限定でキャンパス内の「購買センター」などで販売された。また、2007年には、「山梨学院大学駅伝キューピー」も同科目の企画・制作により発売された。
- コミュニティ放送局である「エフエム甲府」のスタジオがキャンパス内にある。ちなみに、コミュニティ放送局がキャンパス内に設けられたのは、これが第1号である。なお、同放送局を経営する株式会社エフエム甲府の代表取締役社長には学長・理事長の古屋忠彦が就任している。
沿革
略歴
古屋眞一によって1946年に創立された山梨実践女子高等学院が前身。これを母体として1951年に山梨学院短期大学(栄養科〈現・食物栄養科〉設置)を設立し、1953年には法経科を増設した。1962年に同短期大学法経科を4年制大学(山梨学院大学〈法学部法学科設置〉)に改組し開学した。
年表
- 1946年 山梨実践女子高等学院創立
- 1951年 山梨学院短期大学(栄養科〈1968年:食物栄養科に改称〉設置)設立
- 1953年 短期大学に法経科(1962年:募集を停止し4年制大学に改組)を増設
- 1962年 山梨学院大学(法学部法学科設置)開学
- 1965年 商学部商学科を設置
- 1987年 商学部に経営情報学科を増設
- 1991年 法学部に行政学科を増設
- 1994年 商学部経営情報学科を改組し経営情報学部経営情報学科を設置
- 1995年 大学院公共政策研究科(修士課程)開設
- 2000年 大学院公共政策研究科を社会科学研究科に改称
- 2002年 法学部行政学科を政治行政学科に改称
- 2004年 大学院法務研究科(法科大学院・専門職学位課程)開設
- 2007年 商学部商学科を現代ビジネス学部現代ビジネス学科に改称
基礎データ
所在地
象徴
- 校章は「梶の葉」をモチーフにデザインされたものでその中央部には「大學」の文字が配してある。
- シンボルマークは「YGU」の文字をデザインしたもので各種学生スポーツなどに使用されている。
- スクールカラーはプルシアンブルー(濃青色)。
- マスコットはカモシカ(山梨県の獣)をモチーフにした「アルティ」&「ベッキー」である。これは創立60周年を記念して制定されたもので各種学生スポーツの応援などに登場する。また、愛称の「アルティ」&「ベッキー」は七夕伝説の彦星(アルテア)と織姫(ベガ)から命名されている。
- 山梨学院大学校歌
- 作詞:古屋眞一
- 作曲:坂口五郎
- 他に「山梨学院大学応援歌」がある。
教育および研究
組織
学部
大学院
短期大学部
- 山梨学院短期大学
- 食物栄養科
- 保育科
- 専攻科
- 食物栄養専攻
- 保育専攻
- 専攻科
附属機関
- 社会科学研究所
- 行政研究センター
- ローカル・ガバナンス研究センター
- 法科大学院法律事務所
- 生涯学習センター
- 国際交流センター
- カレッジスポーツセンター
- 総合図書館
- 広報スタジオ
教育
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 学生チャレンジ制度
- 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 実践的教育推進プログラム
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 3つのクラブハウスとカレッジスポーツセンターをはじめとする各種スポーツ関連施設を有する。
- 体育会
- 強化育成クラブ
- レスリング部(東日本学生レスリング連盟)(1977年指定) 監督:高田裕司
- スケート部(日本学生氷上競技連盟)(男子1977年指定・女子1987年指定) 監督:川上隆史
- ラグビー部(関東大学ラグビーフットボール連盟)(1978年指定) 監督:吉田浩二
- 陸上競技部(関東学生陸上競技連盟)(1985年指定) 監督:上田誠仁
- ホッケー部(関東学生ホッケー連盟)(男子2001年指定・女子1994年指定) 監督:寺本祐治(男子)、ジョン・P・シアン(女子)
- 柔道部(関東学生柔道連盟)(男子1996年指定・女子2000年指定) 監督:西田孝宏(男子)、山部伸敏(女子)
- 水泳部(日本水泳連盟学生委員会)(男子2001年指定・女子1999年指定) 監督:神田忠彦
- 硬式野球部(関甲新学生野球連盟)(2003年指定) 監督:米田俊次
- 硬式テニス部(女子)(関東学生テニス連盟)(2006年指定) 監督:富岡信也
- ソフトボール部(女子)(関東学生ソフトボール連盟)(2008年指定) 監督:清水正
- バスケットボール部(女子)(関東大学女子バスケットボール連盟)(2008年指定) 監督:梅嵜英毅
- 弓道部、山岳部、サッカー部、スキー部、硬式テニス部(男子)、ソフトテニス部、銃剣道部、卓球部、剣道部、合氣道部、アメリカンフットボール部、バスケットボール部(男子)、バレーボール部、自動車部、ユースホステル部、バドミントン部、ソフトボール部(男子)、ハンドボール部、空手道部、ゴルフ部、アイスホッケー部、少林寺拳法部、熱気球クラブ 他
- 強化育成クラブ
- 文化会
- 芸能部(軽音・演劇・音響)、法職研究会、写真部、文芸部、考古学研究会、ユリステンサークル、NSコンピュータ研究会 他
- 独立団体
- 應援團、吹奏楽団(ウインドブラスアンサンブル)、チアリーダー部
- 各種委員会等
- 学生会、体育会本部、文化会本部、独立団体会、樹徳祭実行委員会、卒業アルバム編集委員会
- 同好会
- フォークソング拓郎、ローバースカウト隊、教育研究会、天文同好会、BBS会、広告研究会、フライングディスク同好会、囲碁将棋同好会、アニメーション同好会、ボランティア同好会、鉄道研究会、ディターレントクラブ、テコンドー同好会、野球サークルマッドソックス 他
- 愛好会及びサークル
- 多数
- 体育会
学園祭
- 学園祭は「樹徳祭(じゅとくさい)」と呼ばれ、毎年10月下旬から11月上旬頃に開催される。また、名称の「樹徳祭」は建学理想の「徳を樹つることを理想とする。」に由来し、2008年で39回を数える。
- イベント内容
- 講演会
- 展示発表
- 模擬店
- フリーマーケット
- 各種イベント
- インディーズバンドによるライブ
- 芸能人トークライブ及びお笑いライブ
- ミュージシャンライブ
- イベント内容
- 毎年7月上旬に「アルテア七夕まつり」が開催される。恒例の催しとして、浴衣や甚平の着用者を対象に「ゆかたコンテスト」が行われる。
- イベント内容
- 模擬店
- インディーズバンドによるライブ
- 吹奏楽団(ウインドブラスアンサンブル)の演奏
- ゆかたコンテスト
- イベント内容
スポーツ
山梨学院大学はJOCスポーツ賞のトップアスリートサポート賞を受賞している。
スケート部
- 1977年創部
- 1977年強化育成クラブ指定
- 1994年リレハンメルオリンピックに今井英人 が日本代表出場
- 1998年長野冬季オリンピックに今井裕介、小澤幸、篠原祐剛が日本代表出場及び川上隆史が日本代表ヘッドコーチとして出場
- 2001年ソルトレークシティーオリンピックに今井裕介、篠原祐剛が日本代表出場及び川上隆史がショートトラック日本代表監督として、和田貴志がスピードスケート日本代表コーチとして出場
- 2008年現在
- 全日本学生ショートトラック選手権総合優勝(男子)16回、(女子)7回
- 日本学生氷上競技選手権総合優勝(女子)3回
- レスリング部は日本レスリング協会とPRIDE(プライド)の協力を得て「パンクラチオンチーム」を発足した。
- ホッケー部は男子・女子ともにホッケー日本リーグに参加している。
- 陸上競技部は箱根駅伝に1987年の第63回大会以来連続出場していることで全国的によく知られ、総合優勝も3回(第68・70・71回大会)果たしている。また、第84回大会(2008年)終了時点で、総合タイム11時間の壁を破った(第70回大会:10時間59分13秒)唯一の大学でもある(現コースとは一部異なる)。ちなみに、2008年現在箱根駅伝に22年連続22回目の出場を果たしている。なお、「山梨学院大学箱根駅伝物語」(佐藤眞佐美 著・山梨ふるさと文庫1993年刊)が出版されている。
大学関係者と組織
大学関係者組織
- 山翡翠の会(やませみのかい)は毎年9月に東京都内で開催される首都圏在住のOB・OGを中心とした懇親会である。また、長野・静岡・新潟の各地区でも開催している。
- 梶法会は法科大学院の在学生・修了生が一体となって、同大学院出身の合格者や山梨県弁護士会所属弁護士等の協力を得て、新司法試験合格を目指す勉強会である。
大学関係者一覧
施設
キャンパス
- 交通アクセス:JR中央線酒折駅下車徒歩3分、JR身延線善光寺駅下車徒歩15分、中央高速バス新宿~甲府線(石和経由)山梨学院大学バス停下車徒歩0分
- キャンパス内には数多くのモニュメント等が点在している。
- 銅像
- 彫刻
- 記念碑
- 鯉石台碑
- 伝播:世木田茂樹 作
- オツオリモニュメント(2006年に交通事故で逝去したジョセフ・モガンビ・オツオリ氏の鎮魂を願い建てられたメモリアル・モニュメント)
- 絵画・写真
- その他
- キネティック・ペインティング「ネウマ」
- イングリッシュオーク
- 噴水イーグル
- エコーズ オブ キャンパス
- LEDイルミネーションツリー
- 縄文の鼓動
学生食堂
- 学生食堂はカフェテリア方式とファーストフード方式からなる「プルシアンブルー」がある。
- キャンパス内に「マクドナルド」の店舗(山梨学院大学店)がある。
- 学生食堂の「プルシアンブルー」と同じ建物内に2008年1月まであった「購買センター」と「書籍センター」は、2008年4月より、書店・コンビニエンスストアなどからなる「丸善キャンパスショップ」になった。これは、丸善とエーエム・ピーエムが業務提携し出店するもので全国初となる。
講堂
- 古屋記念堂は創立20周年を記念して建てられた講堂兼体育館で、講堂としては主に入学式・卒業式等の式典や学園祭のイベントに、体育館としては主に体育授業やクラブ活動及び各種スポーツ競技会場に、それぞれ使用されている。また、館内には鍼灸接骨院(「YACC(ヤック)鍼灸接骨院」)も完備されている。
- メモリアルホールは40周年記念館内にある収容人員約650名のホールで、学内の各種イベント、コンサート及び学外の各学会等の会場として使用されている。
寮
- 法科大学院学生専用の舞鶴寮(L館・R館)が酒折駅近くにある。
対外関係
他大学との協定
- 「大学コンソーシアムやまなし」の単位互換事業は、2007年1月に山梨学院大学を含む参加7大学間で単位互換に関する協定が締結された。
- 海外学術交流協定校・姉妹校
- パシフィック大学(アメリカ・オレゴン州) 姉妹校提携(1986年締結)
- デモイン・エリア・コミュニティ・カレッジ(アメリカ・アイオワ州) 姉妹校提携(1990年締結)
- 南開大学(中国・天津市) 姉妹校提携・単位互換提携(1993年締結)
- 中国人事科学研究院(中国・北京市) 学術交流協定(1994年締結)
- 復旦大学(中国・上海市) 学術交流協定(1996年締結)
- 天主教輔仁大学(台湾・台北県) 姉妹校提携(1998年締結)
- 潘陽体育学院(中国・潘陽市) 学術交流協定(1999年締結)
- ユタ州立ウィーバー大学(アメリカ・ユタ州) 学生受入協定(1999年締結)
- 天津社会科学院(中国・天津市) 学術交流協定(2000年締結)
- 上海人事局公共行政・人力資源研究所(中国・上海市) 学術交流協定(2000年締結)
- 北京語言大学(中国・北京市) 学術交流協定・単位互換協定(2001年締結)
- 北京大学国際関係学院(中国・北京市) 学術交流協定(2001年締結)
- 西安交通大学(中国・西安市) 学術交流協定(2001年締結)
- 永達技術学院(台湾・屏東県) 学術交流協定(2001年締結)
- オレゴン大学(アメリカ・オレゴン州) 学生受入協定(2001年締結)
- ソルトレイク・コミュニティ・カレッジ(アメリカ・ユタ州) 学生受入協定(2002年締結)
- サハリン国立総合大学(ロシア・サハリン州) 学術交流協定(2002年締結)
- バンベルグ大学(ドイツ・バイエルン州) 姉妹校提携(2002年締結)
- 極東国立総合大学(ロシア・ウラジオストク市) 学術交流協定(2004年締結)
- 南昌大学(中国・江西省) 学術交流協定・単位互換協定(2004年締結)
社会との関わり
生涯学習センター
生涯学習センターは地域に根ざす生涯学習の拠点として、大学の教育的資源を活用して学習者の調査研究や自己啓発を支援し、地域社会の産業・福祉・教育・文化の発展に資するとともに、市民の学習活動及びその援助活動のあり方についての研究を行うことを目的とし、「地域主義」「質の追求」「時代への挑戦」を方針としている。また、学生だけでなく一般にも「やまなし学」などといった講座を開設している。なお、同センター地域福祉サービス研究部(通称・シリウス)では、山梨県内の認可保育所を対象に福祉サービス第三者評価を行っている。
日英グリーン同盟
山梨学院大学は2001年に英国で日本文化を紹介する「JAPAN2001」が開催された時に行なわれた「国際交流と和解の森」計画に賛同・協力した経緯から、日英グリーン同盟への参加を通じて英国や英国人への理解と共感を深めるための植樹式が催され、イングリッシュ・オークが同大学キャンパス内の21世紀広場に植樹された。また、この植樹式には英国大使館からコリン・ロバーツ政治参事官が参加した。なお、英国の国立記念森林公園内にある和解の森には、同大学から贈られた桜の木が植樹されている。
各団体との協定
- 山梨県弁護士会 司法改革推進のための協力協定(2002年締結)
- 東京地方税理士会山梨県会 租税に関する補佐人制度提携研修協定(2003年締結)
- 山梨県行政書士会 司法研修受け入れ協定(2005年締結)
- 甲府商工会議所 包括的連携協定(2007年締結)
附属学校
- 山梨学院大学附属幼稚園
- 山梨学院大学附属小学校
- 山梨学院大学附属中学校
- 山梨学院大学附属高等学校
公式サイト
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