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「狂乱家族日記」の版間の差分

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2008年5月19日 (月) 05:55時点における版

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狂乱家族日記
小説
著者 日日日
イラスト x6suke
出版社 エンターブレイン
レーベル ファミ通文庫
巻数 既刊12巻(本編9+番外3)
アニメ
原作 日日日
監督 黒田やすひろ
シリーズ構成 池田眞美子
キャラクターデザイン 古賀誠
アニメーション制作 ノーマッド
製作 超常現象対策局分室
放送局 放送局参照
放送期間 2008年4月 -
テンプレート - ノート

狂乱家族日記』(きょうらんかぞくにっき)とはファミ通文庫から刊行されている日日日ライトノベル作品である。イラストx6suke。第6回えんため大賞(佳作)受賞作。

2008年4月より、テレビアニメが放送中。

概要

超常現象対策局の任務として人間や動物、生物兵器などの様々な存在が家族になる、という所から始まる物語。「狂乱家族」とも呼ばれる彼らの母である凶華を中心に様々なトラブルを「宴」と称して騒々しく解決する、というのが基本的な筋立てである。

章の始めには家族の交換日記である『狂乱家族日記』から抜粋された文章が書かれている。これが後の展開や家族の心情、事件の裏側などスピンオフ的な役割を果たしていたりする。日記を書いた本人以外の家族のコメントも書き込まれる。また、『狂乱家族日記』以外からの抜粋も時によって行われる。なお帝架は文字が書けないので凰火が口述筆記を行っている。月香の当番の日は凰火の月香観察日記となる。

ストーリー

1000年前に現れた破壊の化身「閻禍(えんか)」は、「1000年後に自分の<<子供>>が世界に絶望をもたらす」という不吉な言葉を残し滅びていった。それから1000年後、DNA鑑定の結果「閻禍の子供」の可能性のある人間・生物が複数発見された。そのどれが「閻禍の子供」であるかを確かめるため、ある作戦が決行されることになった。それは、「閻禍の子供」の可能性のある者を家族として共同生活させるという「なごやか家族作戦」。対策局対策一課行動部隊長である乱崎凰火は、この作戦に「父親」として強制参加させられる。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

声はドラマCD版、TVアニメ版共通の声優

乱崎家(みだれざきけ)

凶華(きょうか)
- 藤村歩
乱崎家の「母親」。本名はキョウキァ=エアエリアエア(「凶華」は本名の当て字らしい)。自称20歳。猫耳と猫の尻尾を持った小学生のような外見をしている。他人の思考、中枢神経に介入し操作する「携帯電話」という特殊能力を使う。その内容は普通の携帯電話とさして変わらないが相手が気を失っていたり、拒絶していたりすると効果がない。
狂乱家族計画に参加する以前は地下帝国・シャングリラで唯一神と崇め奉られており、いまだ地下帝国民からは神として信仰されている。
地下帝国民からは”バッカー・キョウキァ”(=『わが君キョウキァ』)とも呼ばれる。
性格はネコそのもの。かなり気まぐれで、かつ傲岸不遜の態度で家族に接する。しかし家族に対する愛情は深い。また自意識過剰で自分が主役のお祭り騒ぎをこよなく愛し、"宴"と称して様々な騒ぎを起こし強引な手口で事件を解決へと向かわせる。
魔族と呼ばれる精神生命体の先代女王ヴァネッサ・エルドラゴンが「破壊神」と呼ばれる謎の存在・SYGNUSS(シグナス)の肉体に取り付き、その精神を封印、その際にヴァネッサとしての記憶を失ったのが現在の「凶華」である。凶華自身は記憶がない事に大きなコンプレックスを抱いていた。滅多に表現することはないが、凰火に対しては恋愛感情を抱いている。そのため恋敵である三番に対しては過剰な対抗心を持っている。真夜中に彼の布団へ潜り込んだこともあるが、寝たふりをされたようである。そうした行為をしながらも子供の作り方は「よく判らない」という。魔族である"ヴァネッサ・エルドラゴン"が取り付いている影響で”SYGNUSS”の身体は成長せず身長も低く、胸も”洗濯板”と呼ばれてしまうほどに小さい。それを気にして普段は怠惰な生活を送っているにも関わらず、毎日欠かさず寝る前にバストアップ運動を行っている。
凰火(おうか)
声 - 近藤孝行
乱崎家の「父親」。本名は不明。3歳以前の記憶が無く名前が元々のものか後から付けられたものか明記されていない。本作の主人公的存在。27歳。大日本帝国超常現象対策局対策一課行動部隊長。冷静な性格だがかなりの朴念仁である。普段は凶華に振り回されているが、怒るとかなり怖い。3歳の頃に両親を事故で亡くし、その際全ての記憶を失う。両親の職場だった超常現象対策局で、Dr.ヘルや花山厳一郎に育てられた。いつもキツいツッコミをいれつつも凶華を愛しており、その思いは彼女の正体を知っても揺らぐことはない。死神三番とは幼馴染で、厳一郎の元で一緒に育った。
銀夏(ぎんか)
声 - 藤田圭宣
乱崎家の「長男」。本名は黄桜 銀一(きざくら ぎんいち)。23歳。極道の家系に生まれたが、幼い頃恋をしていた黄桜乱命という少女が父親に殺されたのをきっかけにその方針に反発するようになり、家出をした。性同一性障害。乱崎家では数少ない常識人でかなりの美青年。普段は女性的な口調で話すが、いざというときはは男らしい口調と態度になる。オカマバー「ビルゴ」で働いており、源氏名は「ぎんぎつね」。千花の過剰な愛情表現に辟易し、その対応に悩んでいる(彼女に対して好意はあるがそれは妹としてであり、異性・恋愛対象とは見られない。ただ冷たく突き放すことも出来ないで居る)。
帝架(ていか)
声 - 安元洋貴
乱崎家の「次男」。本名はシャクヤ。7歳。人語を解し話すことが出来るライオン。アフリカのサバンナで暮らしていた。「褐色皇帝」の最後の血族。含蓄のある物言いを好み、哲学者のように難解かつ高尚な思考を持つ。優歌に懐かれていて、クッション代わりにされたり「もふもふ」と称されることもしばしばある。誇り高い性格であるが、凶華や優歌の行動によってその尊厳を冒されつつある。結構天然で幼なじみのマダラが雌(雄に変装していたが)であることをマダラに明かされるまで気づいていなかった。
雹霞(ひょうか)
声 - 広橋涼
乱崎家の「三男」。本名は黒の十三番。3歳。もともとは「閻禍の肉片」を利用されて作られた陸戦型の生物兵器。ヘル・ゲボック・去彦の3人による共同作品。製造した研究所を完全に殲滅した後、3年間の眠りについていた。子供のような性格で、TVを見ることが趣味。研究所時代の記憶を故意に封印していたが、産みの親の1人である去彦との再会などによってほぼ完全に思い出したようである。また、家族や切子などとの交流をきっかけに人間らしい感情も芽生えつつある。黒の十三番と呼ばれる事を嫌がる。
千花(ちか)
声 - 戸松遥
乱崎家の「長女」。本名は姫宮 千子(ひめみや せんこ)。17歳。本当は閻禍の子供ではないのだが凶華が「携帯電話」の能力で不正な検査結果に導いた結果(本人は全く閻禍のDNAを持っていないため、乱崎家への参入は明らかに不正である)、第2巻以降に家族入りすることになった。優歌とは実の姉妹で、彼女と同様心に深い傷を持つ。幼いころに自分を救ってくれた銀夏に想いを寄せていて、歪んだ愛情表現をもって接している。巨乳であり、凶華から嫉妬を込めたセクハラ発言を受けることもある。不本意ながら、五重必殺学園というお嬢様学校の番長でもあり、同性から「お姉様」と呼ばれ異常に慕われている。
第3巻では凶華を初めて「おかあさん」と呼んだ。人外だらけの家族のなかでは、比較的常識人だがやはりどこかずれたところがある。(凶華曰く「ドS」)
優歌(ゆうか)
声 - 花澤香菜
乱崎家の「次女」(壱さつめでは長女)。本名は姫宮 零子(ひめみや れいこ)。9歳。元の家族に虐待を受けていた過去を持つ。「孤独人形」という蔑称を家族につけられていた。「姫宮」という鬼の一家で育ったにもかかわらず、穏やかで優しい性格をしているが家族を傷つけようとするものには「黒優歌」という鬼の顔を見せることもある。「さっぱり」を副詞として多用する癖がある。帝架の毛皮を気に入っていて、1日1モフモフをしないといけないくらい依存している。
月香(げっか)
声 - 佐藤利奈
乱崎家の「三女」(壱さつめでは次女)。本名はWARAVE(ワラビー)。普段はピンク色のクラゲ。正式な年齢は不明だが、かなりの年齢であることは確かである。対策一課行動部部長が釣り上げたのをふざけて検査にかけたら、閻禍のDNAを持っていることが判明した。
飄々とした性格で、 色の変化で感情を表現し黄色は喜び等となっている。寿司などの高級料理しか食べず文字を書くこともでき(しかも達筆)、海水を吸って巨大化したりもするなど本当にクラゲであるのか非常に疑わしい。クラゲは仮の姿で、本来の姿は十二単を纏った美女。困窮した家族の前に何度か姿を現している。クラゲが裏返ってこの姿に変わると作者は雑誌の対談で語っている。しかし毎月5日にしか本来の姿にはなれず、それ以外の日には少女の姿で現れることもある。月に関係しているらしい。
かつてはOASIS(オアシス)の故郷である星「海」の神であったが突然強欲王に求婚され、彼を恐れ1000年間逃亡していた。「災厄」の対処をする際にその力を使い果たし、第9巻の冒頭では赤子として家族の世話を受ける。

超常現象対策局

死神 三番(しにがみ さんばん)
声 - 森永理科
本名:霧岬 知紅(きりさき しるく)。対策一課行動部副隊長。凰火とは幼馴染で「自称」恋人だった。そのため凶華との仲は最悪であるが、一応凶華のことを凰火の妻として認めている。20年前にSYGNUSSによって住んでいた村と家族を失い、復讐のために死神の名を継いだ。愛するか殺すかという極端な行動しかとれない。いつも般若の仮面(死神に受け継がれるトレードマーク)を着用しているが、外すと火傷の跡があるものの美人である。一時はその醜い傷を隠すため、仮面をとろうとしなかった。「〜ですぅ」のような舌たらずな口調を使う。敵対する人物の「顔面を破壊する」性癖を持っていて顔の火傷がコンプレックスとなっての行動であるらしく、またそれが口癖である。
戦闘力はかなり高く、凶華と互角に渡り合えるほどである。
平塚 雷蝶(ひらつか らいちょう)
声 - 後藤邑子
別名:死神 二番(しにがみ にばん)。地上最悪の「傾国のテロリスト」と呼ばれ死刑にされたはずだが、超常現象対策局対策二課研究部長として就任。その数ヶ月後に超常現象対策局局長まで上り詰める。背中にの羽のようなものが生えており、額からは触覚が出ている。研究部長時代は、凶華の持ち出す無理難題を超常現象対策局の技術をもって叶えていた。「〜なのねん」「拙者」のようなふざけた口調を使うが、状況によってはきちんとした言葉で話すことができる。
本名は黄桜 乱命(きざくら らんめい)で、黄桜家の地下に監禁されていたところ銀夏(当時は銀一)に出会う。銀夏の初恋の相手で銀夏の性同一性障害の原因となった。
「来るべき災厄」に備え、あらゆる手段を使い迎え撃つ準備を進めてきた。
オデッサによると魔族のように見えるが魔族ではないらしく、影で魔族を食べる「魔族狩り」を行っているなど謎が多い。
花山 厳一郎(はなやま げんいちろう)
超常現象対策局副局長。凰火と知紅(三番)にとっては育て親。顔が極端に怖く、屈強な体つきであるが二人への愛情は深い。
≪蜘蛛≫(くも)
本名不明。超常現象対策局対策零課諜報部隊長。雷蝶の部下ではあるが、主人はミリオン。忍者のような格好をしている。常に不真面目な態度だが、戦闘時やミリオンのことになると真面目になる。
ピエール
声 - 喜多村英梨
本名:西倉 明(にしくら あける)。凶華にピエールと名づけられ、タキシードに大きくそう書き込まれている。本名よりもピエールの方の名が周知されているらしい。超常現象対策局二課研究部に所属していた。現在は凶華人民共和国の王。女とも男ともいえない顔立ちをしているが男である。千花のピンチには共和国民の「伊藤さん」を連れて現れ千花を助けた。
≪紅茶≫(こうちゃ)
本名不明。先代超常現象対策局局長で、「大日本帝国に忠誠を誓った」とのこと。全身を真紅で統一した派手な外見にもかかわらず、妙に存在感のない人物。
自称差別主義者で、紅茶嫌い。突然逆上する。本人によると「突然キレるのは相手を憤慨させて話を有利に進めるため」とのこと。
長い付き合いらしい花山によれば、「他人に嫌われる才能の持ち主」とのこと。

魔族

オデッサ=エイ
声 - 斎藤桃子
本名:オデッサ=エイグリフィン。凶華の体に取り付いているヴァネッサの妹で、魔界の女王。凶華は正確に言うとオデッサの姉ではないが完全に姉として扱い、「お姉ちゃん」と呼んでいる。とても優秀だった前女王の姉と比較されるのが原因で、凶華を敵視していた。しかし今は危険を冒してまで凶華に忠告を与える等、随分和らいだ。自分の名前に相当な誇りを持っており、馬鹿にされると怒る。
幼い口調に比例する精神年齢を持つが、大変な努力家で、姉より劣るものの有能な政治家である。
スィーア=レクレスネス
オデッサの家臣で、役職は魔族王族教育係係長。平たく言うと教育係。男性。
真面目で主に対する忠誠心は高い。その忠誠心のほどは、オデッサと凶華の対決を止めようとしたことから判る。
オデッサのわがままに振り回されているため、同じような境遇の凰火とは気が合う。
ヴァネッサ=エルドラゴン
前魔界の女王でSYGNUSS(凶華)の体にとり憑いている魔族。凶華の本体(?)。名前には「宵闇と白き炎」という意味がある。魔界史上最高の政治家で、とてつもない精神力を有する。

地下帝国シャングリラ

キューピー=ドゥー
帝国で旅芸人と呼ばれるうちの1人。18歳。凰火を「自分達から我が主(バッカー)キョウキャを奪った不埒な異教徒」とし、憎んでいる。いわゆるふんどしをはいていて、とても薄着。時々なぜか「〜ちゅ」という赤子のような言葉になる。
バルトロ=ダンデメオン
凶華が地下帝国にいたときの世話役。凶華によれば「万の言葉を尽くしても語れぬほどの醜男」。

その他

SYGNUSS(シグナス)
1000年前に存在していた化け物。光の蛇のようなものを人間にぶつけるだけで生気を吸い取り干からびかせる能力を持つ。唯一、死神の家系のみこの攻撃を無効化にできる。月香の妹。
凶華の身体であり、彼女の意識が身体から離れると活動できる。
破壊と狂乱を起こすことを好む危険人物だが髪型や服装にこだわりを持つ女の子らしい面を持ち、真面目で努力家。凶華の肉体であるが、料理の腕は凶華とは比べ物にならないほど上手いようである。また、凶華よりも家族からの支持率が高い。
本来は破壊神と恐れられているはずなのに狂乱家族には『ナス子』呼ばわりされている。
OASIS(オアシス)
強欲王が地球に来るのに便乗してやってきた宇宙人。
「海」という惑星の出身で、全ての生命が水に溶け合っている「海」では珍しい自我を持った存在。
突然自分に芽生えた「恋」という気持ちに悩み、まだ見ぬ恋の相手を探すために地球に降り立った。
地球に来て最初に出会った凰火に懐いている。
地球にやって来たことで、故郷では知りえなかった「個人」というものの素晴らしさや悲しさを学んでいく。
強欲王(ごうよくおう)
閻禍の残したもう1つの予言にあった「来るべき災厄」。
その正体は、1000年前に月香に恋をした宇宙の神(管理人)。
彼自身は平和主義者で非常に純朴な人物だが、神というだけあってその力は強大でありその能力故に地球に騒動を招いてしまう。
マダラ
声 - 井上麻里奈
「褐色皇帝」の生き残り。とある理由によりかつらを被って雄の振りをしているが、雌のライオンである。色素に障害を持つため、真っ白な体をしている。それが原因で谷から突き落とされ、皇帝一族を追放された。この時、体中のいたるところに大きな傷跡ができる。「マダラ」という名前は、白い肌に傷で斑になっていることを皮肉って自分でつけたもの。幼なじみの帝架に思いを寄せているが当人の前では素直になれない、いわゆるツンデレ
本人はナチュラルに忘れ去られていないかどうか、とても不安らしい。
去渡 去彦(さるわたり いぬひこ)
声 - 田中完
雹霞を開発した関係者の1人。猿のような顔立ちをしており、それが人生のおいての最大のコンプレックスとなっている。病気により死亡する。非人道な実験を雹霞に強要する他の2人に対し、雹霞をかばったりするなど情に深い面も見せた。
Dr.ゲボック(ドクター ゲボック)
声 - 川田紳司
本名:ゲボック=ギャクサッツ。雹霞を開発した関係者の1人でその中でもとりわけ頭が良く、現代科学で不可能とされていることを平然とやってのける。だが精神年齢が低く科学に携わるのも人に褒めてもらうためであり、そのためならどんなこともするマッドサイエンティストである。雹霞の暴走で重傷を負ったため身体の7割近くが機械で出来ており、頭には機械のようなヘルメットを被っている。その後も数度死亡しているようだが、超科学で復活している模様。ヘルとは幼なじみで、よくいじめられていたため彼女をひどく恐れている。歩く核爆弾(Dr.アトミックボム)という異名を持つ。最近は凰火にも恐れを持っているが、その理由はゲボックによれば「ヘルちゃんの子だから」。最近は正夢町のオカマバー「ビルゴ」にいることが多い。
凶華には稀に「下僕博士」と呼ばれる。
Dr.ヘル(ドクター ヘル)
声 - 川澄綾子
本名:ヘル・シーノウ。雹霞を開発した関係者の1人。デカメロンの開発者でもある。凰火が三番らと出会う前の育ての親で、彼の戦闘能力は彼女のスパルタ教育による所が大きい。ゲボックとは幼なじみで、彼をいじめていたらしい。作者は「複雑なツンデレ」と評している。現在は肉体は失ったが、デカメロンのなかに記憶と精神を移植し、を保っている。
デカメロン
声 - 石川英郎
 ヘルが作った諜報特化型生物兵器。雹霞に似た姿をしているが緑色で、カマキリに酷似している。本当の名前はマンティスだが、凶華が付けたデカメロンという名前が定着した(というか、本名はあまり認識されていない)。雹霞のことを「兄さん」と呼ぶ。
不解宮 ミリオン(わからずのみや みりおん)
世界一の大富豪・不解宮家のトップ(雷蝶いわく「お飾りのトップ」とのこと)。低い身長をウェディングケーキのような外装で誤魔化している。外界とほとんど接触がないためか、浮世ばなれした性格で友人と呼べる者もいない。雷蝶のスポンサーであり、友達であり、蜘蛛の依頼主でもある。
実は千花と優歌の姉。
鷹縁 切子(たかなし きりこ)
ゲボックと雹霞が再会したときの戦闘に巻き込まれたことで、雹霞と知り合った少女。パン屋をやっている父とパチンコ屋で働いている母の冷え切った関係を修復させようとしていた。実は雹霞の暴走の原因となった少女・結子の妹である。現在は町を出て一人旅中。雹霞とは恋人同士となり、度々コンタクトを取っているようである。
鷹縁 結子(たかなし ゆいこ)
切子の双子の姉。雹霞の造られた研究所に誘拐され、彼としばらく暮らしていた。雹霞に殺しをさせるための「生け贄」として生まれた少女。最終的には棺桶に閉じ込められた状態で、研究員に射撃訓練だと騙された雹霞によって射殺された。
ドリンダちゃん(源氏名)
歓楽街「正夢町」にある銀夏が働くオカマバー「ビルゴ」のママにして町の顔役。本名不明。2メートルの長身の持ち主でドレッドヘアチャイナドレスといういでたち。半獣化した人間を投げ飛ばすほどに強い。怒ると怖いが、ミルカトピら訳有りの人物を雇う度量の持ち主でもある。
ミルカトピ
声 - 下屋則子
出稼ぎのために大日本帝国にやって来た、「神聖合衆国」出身の妖怪少女。猫耳と尻尾を持っており、大人びた体格の持ち主。紆余曲折の末、自分を拾ってくれた男性・林道とともにオカマバー「ビルゴ」で働くことになる。
桂 林道(かつら りんどう)
声 - 日野聡
猫に変身していたミルカトピを拾った青年。ミルカトピのことを猫と呼んでいる。いたって普通な人物で、まるでラブコメギャルゲーの主人公のようだと評されるほど。かつては無断で大学に潜り込んでいたが、紆余曲折の末にミルカトピとともにオカマバー「ビルゴ」で働くことになる。
桃草 愛智(ももくさ あいち)
声 - 水沢史絵
五重必殺学園在籍の女子高生。五重必殺学園の番長だったが千花に敗れたことにより、番長の座を譲り彼女の子分になる。
黄桜組の傘下にある桃草組の組長の娘。古き良き不良の格好をしていて、柄は悪いが情に厚い。
罪木 静(つみき しずか)
声 - 五十嵐裕美
五重必殺学園在籍の女子高生。自称「千花の舎弟」。動物を異常なまでに好む。それが高じて「世界七大動物園」でアルバイトをしている。
元桃草組組員の多加墓真倉はアルバイト先の同僚で、獣化事件以来結構いい仲らしい。
山口 聖(やまぐち ひじり)
声 - 寿美菜子
五重必殺学園在籍の女子高生。自称「千花の舎弟」。静とは双子のように似ている。
弟の清を溺愛していて、カレンダーには清のスケジュールが隙間なく書き込まれている。
恋町麻衣子(こいまち まいこ)
五重必殺学園在籍の女子高生。小学生のような小柄な体系で、頭の上でまとめた髪がぐるぐるしている。千花を溺愛しており、乱崎家に「千花は同性愛者」という疑惑を植え付けた張本人。実は、空骨町に結界を張って化け物たちが外にでないようにしている「ハートの女王」と人間のハーフ。半分人外なので、半獣事件でも半獣にならなかった。
山口 清(やまぐち きよし)
優歌の同級生で聖の弟。
かつては優歌をいじめていた1人だったが現在はそのことを悔やみ、優歌に好意を持っているようである。
優歌にはよく「山本くん」などと間違って呼ばれる。
灰谷 羊子(はいたに ようこ)
優歌の担任の先生。頼りなく、自分に自信がない。いつも失敗ばかりしている。生徒からも「羊子ちゃん」と言われ、からかわれている。優歌が行方不明になったときも、パニックを起こしたことがある。
泪雨夜(るうや)
月香とSYGNUSSの1000年前の「家族」の一人。朝夜の妹。黒髪に褐色の肌、尖った耳、瞳と同じ色の真っ赤な刺青がある。「人間」を恨んでいる。朝夜と自分以外は全て敵だと思っていて、最初は「家族」を作ることに反抗的だった。現代において「家族を憎むもの」を自称し、乱崎家にトラブルを起こす。口癖は「ええ」。胸が小さいらしい。
朝夜(あさや)
月香とSYGNUSSの1000年前の「家族」の一人。泪雨夜の姉。刺青が青であること以外は泪雨夜とそっくりな外見をしている。泪雨夜のことを大切に思っている。月香(WARAVE)を神だと思っている。泪雨夜よりも信仰心があつい。

用語

大日本帝国
過去に実在した大日本帝国や今日の日本ではない架空の国家。世界最大の国であり、強い影響力を持つ。帝都は昔、東京とよばれた場所に存在しているが東京ではない。歴史の点でも千年前から軍事大国として存在していたりと、実際の日本とは多くの相違がある。ただし現実の日本ではないものの、作中で実際に存在する人名や作品が登場することもある(『小公女セーラ』、『スティーブン・キング』、『シャイニング』、『金田一少年の事件簿』など)。
超常現象対策局
警察では処理しきれない超常現象に専門的に対処する組織。世界的なトップ組織ともいえる。
なごやか家族作戦
コード名は「code-Olympus」。閻禍の子供とおもわれる存在を全て虐殺する「code-Armageddon」に代わる作戦。厳一郎が推奨した「code-Olympus」とは、閻禍の子供と思われる存在をすべて1カ所に集め家族として共同生活をしてもらい、閻禍の子供に家族の大切さを学んで人類虐殺を留めてもらうとすることにある。
魔族
精神生命体のことをさす。肉体は存在しておらず概念的存在。現実の人間に憑依することで(その際憑依したものに獣耳や尻尾が生えるなどするものの)現実で活動することができる。夢の中の住民であり概念的存在であっても組織的に団結することができ、王国というものも存在する。
死神
千の生物を殺すことで得られる称号。死神一番、死神二番、死神三番と番号によって区別される。死神一番と死神三番は同じ血族ではあるが単なる偶然であり、死神の称号を得るためには死神の血族であるという必要はない。
紅茶
大日本帝国に仕える特殊な役柄の者に与えられる称号。「あらゆる意味での国家の犬」と称される。
乱崎家が何か問題にまきこまれた際に国家プロジェクトに携わる一家として与えられている権限をフルに活用し、家族全員で派手な騒ぎに発展させ最終的に良い方向に導く事が多い。これを乱崎家において(凶華命名)「」と呼んでいる。関係者であれば超常現象対策局局長などもこき使う。大抵凶華によって考え出され、凶華主導で行われる。

既刊一覧

文庫本未収録作品
  • 番外 その気がなくてもドジデビル(FBSP vol.1 狂乱家族日記すぺしゃる掲載)
  • ショートコミック 花嫁になる日(FBSP vol.1 狂乱家族日記すぺしゃる掲載)
  • 番外コミック 奥様は魔女っ子♪(FBSP vol.1 狂乱家族日記すぺしゃる掲載)
  • 番外第3話 清くん完全育成計画☆(FB Online掲載)
  • 番外第4話 屍体処理屋のつぶらさん(FB Online掲載)
  • 番外第6話 熊殺シ温泉殺人事件(FB Online掲載)
  • 番外 天魔伏滅★マジカル優歌の魔界大冒険(FBSP vol.3 狂乱家族日記すぺしゃる掲載)
  • 番外 26時に遊びにおいで(FBSP vol.3 狂乱家族日記すぺしゃる掲載)
  • 番外 そばかす小公女(FBSP vol.3 狂乱家族日記すぺしゃる掲載)
  • 番外第7話 OASISの逆襲(FB Online掲載)
  • 番外第8話 とても可愛い女の子だから(FB Online掲載)

関連書籍

ドラマCD

  • 2007年12月29 - 31日に開催されたコミックマーケット73限定でランティスから発売(LZM-2003)。サブタイトルは『優歌はじめてのコミックマーケット』。
  • TVアニメ『狂乱家族日記』ドラマCD(2008年3月26日発売・LACA-5756)※コミケ限定販売の『優歌はじめてのコミックマーケット』に「凶華さまのありがたーいお言葉」と「キャストトーク」を新たに加えたもの。

テレビアニメ

2008年4月よりUHFアニメの形態で放映中。ハイビジョン制作。このアニメはファミ通文庫10周年プロジェクトの第1弾としている。

スタッフ

主題歌

オープニングテーマ
『超妻賢母宣言』
作詞:み〜こ、作・編曲:柏森進、歌:MOSAIC.WAV
エンディングテーマ
『狂乱戦記 〜日常ノ神サマ〜』
歌:乱崎凶華(藤村歩)、作詞:畑亜貴、作曲:浅野実希、編曲:村井大
『THE PITFALLS』
歌:乱崎凰火(近藤孝行)、作詞:畑亜貴、作・編曲:松井望
『コードネイムはLady-X』
歌:乱崎銀夏(藤田圭宣)、作詞:畑亜貴、作曲:福本公四郎、編曲:近藤昭雄
『我輩は守護獣である、か?』
歌:乱崎帝架(安元洋貴)、作詞:畑亜貴、作・編曲:金井江右
『ボクハ更新サレマシタ』
歌:乱崎雹霞(広橋涼)、作詞:畑亜貴、作・編曲:ツキダタダシ
『世界で一番ヤバイ恋』
歌:乱崎千花(戸松遥)、作詞:畑亜貴、作・編曲:橋本由香利
『ヘンな神さま知ってるよ』
歌:乱崎優歌(花澤香菜)、作詞:畑亜貴、作曲:伊藤真澄、編曲:Ballet Mechanique
『あっぱれ変化じゃ。』
歌:乱崎月香(佐藤利奈)、作詞:畑亜貴、作曲:福本公四郎、編曲:米田行弘
  • 『超妻賢母宣言』の終わり、『狂乱戦記 〜日常ノ神サマ〜』の始めには凶華の口上が挿入され、話数によって内容も変化する。
  • エンディングテーマは8つの放送局バンダイチャンネル配信分を除く)によって毎回使用されるものが変わる(第1話、第2話では同じ曲が使用された。)。どの曲がどの放送局に割り振られるかは超!A&GでのWebラジオ進め!狂乱電波日記』にて毎回抽選で決定される。毎週金曜日更新、翌日のアニメ放送分から適用される。
  • 『世界で一番ヤバイ恋』は千花の乱崎家参入に合わせて、第3話から使用されている。そのため第1話、第2話では『狂乱戦記 〜日常ノ神サマ〜』が2局で使用された。
局別エンディングテーマ放送順

バンダイチャンネル配信分のエンディングテーマは凶華の曲が使用されている。

話数 tvk TVQ
九州放送
チバテレビ テレビ
新広島
テレ玉 東海テレビ テレビ大阪 AT-X
1
2
凶華 月香 優歌 帝架 雹霞 凶華 凰火 凶華
3 帝架 銀夏 月香 優歌 凶華 千花 雹霞 凰火
4 雹霞 千花 月香 銀夏 優歌 凰火 凶華 帝架
5 千花 雹霞 凶華 凰火 銀夏 帝架 月香 優歌
6 月香 凰火 帝架 千花 優歌 雹霞 銀夏

Template:継続中の作品

サブタイトル

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 凶華様、君臨す! 池田眞美子 黒田やすひろ 古賀誠
2 宴の時間は終わらない こでらかつゆき 上坪亮樹 大田謙治
3 姫宮の鬼姫様 井上茜 田村正文
4 旅行も呪いも計画的に 宮崎なぎさ 山崎みつえ 鎌田祐輔 大城勝
5 サバイバルハネムーン 長谷川勝己 新留俊哉 牟田口裕基 大藪佳奈子・柳伸亮
6 狂気の博士と宴の二幕 中山敦史 山内尚樹

Template:継続中の作品

放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送区分
神奈川県 tvk 2008年4月12日 - 土曜 25時00分 - 25時30分 独立UHF局
福岡県 TVQ九州放送 土曜 26時40分 - 27時10分 テレビ東京系列
千葉県 チバテレビ 2008年4月16日 - 水曜 25時30分 - 26時00分 独立UHF局
広島県 テレビ新広島 水曜 25時35分 - 26時05分 フジテレビ系列
埼玉県 テレ玉 2008年4月17日 - 木曜 26時00分 - 26時30分 独立UHF局
中京広域圏 東海テレビ 木曜 27時35分 - 28時05分 フジテレビ系列
大阪府 テレビ大阪 2008年4月18日 - 金曜 26時35分 - 27時05分 テレビ東京系列
全国 AT-X 2008年4月21日 - 月曜 09時30分 - 10時00分
(リピートあり)
CS放送
バンダイチャンネル 2008年4月25日 - 金曜正午更新 ネット配信
  • 放映体制は地上波では概ね前番組の『true tears』を基本としているが、関西圏では関西テレビ(フジテレビ系列)からテレビ大阪に変更、さらにTVQ九州放送とテレビ新広島が加わっている。
  • AT-Xでは4月21日の放送開始1週間前に『狂乱家族日記』直前特番が放送された。
tvk 土曜25:00枠 / チバテレビ 水曜25:30枠 / テレ玉 木曜26:00枠
東海テレビ UHFアニメ枠
前番組 番組名 次番組
狂乱家族日記
-
テレビ大阪 金曜26:35枠
ときめきメモリアル Only Love
(26:30 - ・約1年の空きあり)
狂乱家族日記
-
AT-X 月曜9:30/20:30、木曜14:30/24:30枠
狂乱家族日記
-

脚注


関連項目

外部リンク

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