「剃毛プレイ」の版間の差分
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[[剃毛]]は19世紀以降[[手術]]の準備段階などで行われる処置として一般的に女性看護士によって行なわれることが多かった([[剃毛]]の項参照)。特に[[虫垂炎]](俗に盲腸)の手術では広く行なわれていた。性器周辺の体毛を他人(異性)に剃られる体験に特異な性的興奮を覚える層が性的プレイとして持ち込むことがあり、イメージプレイやコスチュームプレイの側面ももつ。そのため医療における剃毛は[[頭髪]]、[[腋毛]]など[[体毛]]全てに対する処置なのに対し、剃毛プレイで扱われるのは主に[[陰毛]]のみである。 |
[[剃毛]]は19世紀以降[[手術]]の準備段階などで行われる処置として一般的に女性看護士によって行なわれることが多かった([[剃毛]]の項参照)。特に[[虫垂炎]](俗に盲腸)の手術では広く行なわれていた。性器周辺の体毛を他人(異性)に剃られる体験に特異な性的興奮を覚える層が性的プレイとして持ち込むことがあり、イメージプレイやコスチュームプレイの側面ももつ。そのため医療における剃毛は[[頭髪]]、[[腋毛]]など[[体毛]]全てに対する処置なのに対し、剃毛プレイで扱われるのは主に[[陰毛]]のみである。 |
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また、陰毛は[[第二次性徴]]の時期において発毛が始まり身体の成長がほぼ完成する頃に生え揃うため、成人の象徴として意識されていることが多い。これを他者が半ば強制的に除去するというシチュエーションは被験者に年齢にそぐわない裸体である |
また、陰毛は[[第二次性徴]]の時期において発毛が始まり身体の成長がほぼ完成する頃に生え揃うため、成人の象徴として意識されていることが多い。これを他者が半ば強制的に除去するというシチュエーションは被験者に年齢にそぐわない裸体であるという屈辱感を強く与え、[[マゾヒズム|マゾヒスト]]にとっては被虐的陶酔のもととなる。完全に剃毛が終わるといわゆる[[パイパン]]の状態となるため、その後は公衆浴場などで強制的に無毛を晒すなど無毛を意識したプレイが展開されることが多い。[[ロリータ・コンプレックス]]の気がある場合にも無毛嗜好が存在する。陰毛を失うと、女性の場合は性器外部が丸見えになるという自意識が生まれ、羞恥心を刺激する。特に西欧圏では毛色が目立たないため地域、文化により[[腋毛]]ですら剃るという概念が定着していない場合もあるため、剃毛に対する羞恥・屈辱が強い場合もある。一方男性の場合は陰茎付け根部分が露出し、成人男性としては非常に不恰好に見えるため、こちらも性別固有の羞恥心を煽る。剃毛後数日で陰毛が再び伸びると短い毛先がちくちくと皮膚を苛み、軽い痛みを感じる。その痛みも被虐的快感の一助となる場合もある。 |
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剃毛プレイはその性格上、[[露出プレイ]]などと組み合わせて行われることが多い。 |
剃毛プレイはその性格上、[[露出プレイ]]などと組み合わせて行われることが多い。 |
2007年6月29日 (金) 22:25時点における版
Template:成人向け 剃毛プレイ(ていもうプレイ)は性行為としての剃毛の呼称。主にBDSMなどで行われれ、羞恥プレイの一種として認識されている。
陰毛の剃毛
剃毛は19世紀以降手術の準備段階などで行われる処置として一般的に女性看護士によって行なわれることが多かった(剃毛の項参照)。特に虫垂炎(俗に盲腸)の手術では広く行なわれていた。性器周辺の体毛を他人(異性)に剃られる体験に特異な性的興奮を覚える層が性的プレイとして持ち込むことがあり、イメージプレイやコスチュームプレイの側面ももつ。そのため医療における剃毛は頭髪、腋毛など体毛全てに対する処置なのに対し、剃毛プレイで扱われるのは主に陰毛のみである。
また、陰毛は第二次性徴の時期において発毛が始まり身体の成長がほぼ完成する頃に生え揃うため、成人の象徴として意識されていることが多い。これを他者が半ば強制的に除去するというシチュエーションは被験者に年齢にそぐわない裸体であるという屈辱感を強く与え、マゾヒストにとっては被虐的陶酔のもととなる。完全に剃毛が終わるといわゆるパイパンの状態となるため、その後は公衆浴場などで強制的に無毛を晒すなど無毛を意識したプレイが展開されることが多い。ロリータ・コンプレックスの気がある場合にも無毛嗜好が存在する。陰毛を失うと、女性の場合は性器外部が丸見えになるという自意識が生まれ、羞恥心を刺激する。特に西欧圏では毛色が目立たないため地域、文化により腋毛ですら剃るという概念が定着していない場合もあるため、剃毛に対する羞恥・屈辱が強い場合もある。一方男性の場合は陰茎付け根部分が露出し、成人男性としては非常に不恰好に見えるため、こちらも性別固有の羞恥心を煽る。剃毛後数日で陰毛が再び伸びると短い毛先がちくちくと皮膚を苛み、軽い痛みを感じる。その痛みも被虐的快感の一助となる場合もある。
剃毛プレイはその性格上、露出プレイなどと組み合わせて行われることが多い。
- 露出 - 銭湯などに出向き、陰部を見られるかもしれないスリルや、実際に赤の他人に見られることによる羞恥心を味わう。
- 撮影 - カメラで撮影されることで、配布可能な証拠が残ってしまうことによる危機感・今後の成り行きを撮影者にゆだねるほかないというマゾヒズム的快感を味わう。現代においてはデジタルカメラが使われることが多いが、フィルムカメラで撮影しカメラ店に現像を委託することで露出プレイ的な趣向を加味することもある。
中高生によるいじめでは陰毛がしばしば興味の対象となり、その中で剃毛類似行為が行われることも珍しくない。ただしいじめにおける剃毛はあくまで暴力的な嫌がらせであること、十分な用具が用意できないことなどからその方法は被験者に配慮したものからは程遠く、ハサミでざく切りにする、ライターで火をつける、手でつかんで引き千切るなどの方法が多くとられる。また、抜き取った陰毛を被験者に食べさせたり、陰毛のなくなった陰部をカメラ付携帯電話などで撮影して同級生に送信したりする行為も過去に事件化した。これらは行為だけを見ればプレイとしても成立しえるものであるが、同意無きプレイは暴力以外の何物でもないという一例である。
陰毛以外の剃毛
陰毛以外の体毛のうち、その除去が特に性的興味の対象となりやすいものには女性の頭髪がある。「髪は女の命」などの句を挙げるまでもなく、頭髪は古来から女性的魅力の象徴として扱われてきており、この観念を持ったものにとって頭髪の除去は女性としての価値の否定を意味する。このため、剃髪行為への興味を示す者は少なからずいるが、剃髪・断髪への興味を持つのは比較的サディスト(この場合男性)側に偏っており、マゾヒスト(この場合女性)側ではさほどメジャーな趣向ではないのが興味深い。
実際においては、実生活への影響が大きすぎることや完全なスキンヘッドでは性的魅力を失いすぎることなどから性行為としての剃髪が現実に実行される例は少なく、性行為のジャンルとしては確立されていない。一方、これより現実的な趣向としては長髪を切断する断髪があり、こちらは前述の問題をかなり解消しているが、プレイジャンルとしての規模は不明である。
その一方で女性の髪を切る過程や、髪を切る前と後の外見の落差に興奮を覚える断髪系の髪フェチにとって女性の剃髪というのはある意味、究極の形である。そのため、女性の剃髪シーンだけを収めたビデオが国内外問わずインターネットを通じて販売されている。