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Wikipedia:プレスリリース/記事数50万達成

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記事数500000本達成

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2月22日 (インターネット発) ボランティアによって作成される多言語百科事典ウィキペディア(Wikipedia.org)は、本日、執筆・公開中の記事数が50万本に達したことを発表いたします。これらの記事は52にわたる言語によって執筆されており、2003年1月時点での22言語・13万7千記事からの増加となっています。ウィキペディアは現在、世界最大かつ最も急速に成長するオープンコンテント型百科事典になっています。

ウィキペディアの国際化を反映して、最も著しい成長を遂げたのは英語版以外の言語によるウィキペディアでした。プロジェクトの発足以来初めて、英語版以外の記事数の合計が英語版の記事数を上回りました。現在、以下の10の言語によるウィキペディアが、各々1万本以上の記事を擁しています。

また、他に2つの言語によるウィキペディアが各5000記事を超えています。

この急激な成長により、ウィキペディアは他の主要なオンライン百科事典であるBritannica.com、Infoplease.com、Encyclopedia.comを上回るトラフィックを記録していることが、Alexa.comの集計から確認されています。

また、去る2003年7月20日には、非営利組織のウィキメディア財団 (wikimediafoundation.org) が発足しました。同財団はウィキペディアとその姉妹プロジェクトであるウィクショナリー (wiktionary.org)、ウィキクウォート (wikiquote.org)、ウィキブックス (wikibooks.org) (それぞれ多言語辞書、警句箴言集、学生向け電子書籍集のプロジェクト)の運営と資金の管理を行うものです。同財団には、発足以来すでに5万ドル以上の寄付が寄せられています。詳細は、wikimediafoundation.org/fundraisingをご覧下さい。

ウィキペディアは開かれた「ウィキウィキウェブ (WikiWikiWeb)」であり、ほとんど全てのページを、いつでも誰もが編集することができるようになっています(「ウィキ」はハワイの言葉で「素早い」という意味です)。記事の編集は他の参加者がそれ以前に行った投稿、推敲を元にして行い、論争の種になるような事柄について書く場合であっても、中立的な観点で共同作業をします。誤った内容の編集は、すぐに他の参加者によって修正されます。この報道発表も、ウィキウィキウェブを用いた共同作業を通じて作成されたものです。

ウィキペディアは2001年1月、インターネット起業家であるジミー・ウェールズ (Jimmy Wales) と哲学者のラリー・サンガー (Larry Sanger) によって始められました。ウェールズが運営するポータルサイトBomis (bomis.com) が資金などのサポートを提供し、サンガーは、最初の一年間、賃金をもらう編集者としてウィキペディアのコンテンツの開発を主導しました。サンガーの辞任以後、プロジェクトの運営は参加者間の議論と合意に基づいて行われるようになり、今日に至っています。現在、Bomisは無償でサーバ管理と帯域をウィキメディアに提供していますが、ウィキペディアプロジェクトはBomisからウィキメディア財団 (wikimediafoundation.org) への移管が進行中です。

ジミー・ウェールズは「ウィキペディアの成功は、礼儀・品質・中立性のコミュニティ標準を維持し、高等教育を受け、高い表現力を持った、世界中の参加者の存在によるものである」と述べています。また彼は、記事の質が保たれる理由の一つを次のように説明しています。「参加者はみんな『最近更新したページ』の内容を注意深く見守っている。投稿、編集した内容を常にお互いに推敲しあっている。」論争を巻き起こしがちな話題についても、このプロセスを通じて仕上げることができます。現に、20万本以上の記事を擁する英語版のウィキペディアにおいても参加者間で中立性の問題があると指摘されている記事の数は、200本に満たないのです。

ウィキペディアは世界中の様々なメディアでもとりあげられてきました。その中にはニューヨークタイムズ紙、MITのテクノロジー・レビュー、タイム誌、CNN、なども含まれています。また、ウィキペディアは学生やジャーナリスト、その他インターネットを使って情報収集を行う様々な人によって利用されています。

ウィキメディアの全てのコンテンツは、GNU フリー文書利用許諾契約書 (GNU Free Documentation License)英語版非公式日本語訳 - の下に提供されています。このライセンスは、第三者がウィキペディアのコンテンツを販売、無料配布などの形で利用することを一定の条件(同様の二次利用の許可、利用したコンテンツの著作権者の明示など)の下に許可しています。

日々、分刻みでコンテンツが更新されている現状からは、ウィキペディアと姉妹プロジェクトが1年後、どのような姿になっているかは予測できません。しかし、GNU フリー文書利用許諾契約書のお陰でひとつだけ確かなことがあります。コンテンツがフリーであり続けるということです。

詳細情報およびご連絡先

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お問い合わせ、取材の申し込み:

問い合わせ受付アドレス : info-ja@wikipedia.jp

頂いたメールは、よりよい対応のため、ウィキペディア内で公開させていただくことがありますので予めご了承ください。また、公開を望まない点については、お知らせ頂ければそのように対応致します。

ジミー・ウェールズ(Jimmy Wales), President, Wikimedia Foundation, Inc. (英語のみ)
電話: (+1)-727-527-9776
メール: jwales@bomis.com

詳細情報は以下のページでもご覧頂くことができます。


この報道発表は、ウィキウィキウェブを利用した共同作業によって執筆、編集されたもので、ウィキペディア日本語版内のファイルは、以下で参照することができます。

http://ja-two.iwiki.icu/w/wiki.phtml?title=Wikipedia:%E8%A8%98%E4%BA%8B%E6%95%B050%E4%B8%87%E9%81%94%E6%88%90&action=history

また、その下敷きとなった英語版の原稿は以下でご覧頂くことができます。 [1]

発表までに37人の参加者によって、250回以上の改訂を受け、18の言語へ翻訳されました。