プロジェクト‐ノート:植物
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データベースWCSP (World Checklist of Selected Plant Families) は10月末に廃止される見通しです
[編集]表題の通りで、同じキュー植物園系のPlants of the World Online に一本化される見通しです(参照: WCSP; POWOの告知)。現在分類情報の出典としてWCSPを活用されている方はご注意下さい。取り急ぎご報告まで。--Eryk Kij(会話) 2022年9月20日 (火) 00:23 (UTC)
『植物研究雑誌』のPDFリンクが切れました
[編集]これまで『植物研究雑誌』の論文はPDFリンクが公式サイトから利用可能でしたが、今週になって J-STAGE 上での公開に完全移行した模様で、従来のPDFリンクは悉く切れている事が判明しました。見つけ次第 DOI への差し替えを行いたい構えではございますが、私一人では限界が存在しますので、典拠として使用した心当たりのある方はお手数をお掛け致しますが各自でもご確認を行って頂ければ幸いに存じます。--Eryk Kij(会話) 2023年4月26日 (水) 03:47 (UTC)
栽培品種名の表記について
[編集]最近、リンゴの栽培品種(以下「品種」)をいくつか加筆整理し、また「リンゴ」を加筆整理するつもりなのですが、品種名を「‘’」でくくって表記していたことについて独自の表記なのではないかとご指摘をいただきました。私は、スイレンやタイサンボクなどの観賞用栽培品種も「‘’」または「' '」でくくって表記していました。そのため、ここでご意見をいただきたいのですが、この表記に問題があるでしょうか?
最近出版された以下の果樹園芸学に関する和書では、果樹の品種名は全て「‘’」でくくって表記しています。
- 金浜耕基, ed (2015). 果樹園芸学. 文永堂出版. ISBN 978-4830041297
- 伴野潔・山田寿・平智 (2019). 果樹園芸の基礎. 農山漁村文化協会. ISBN 978-4540112041
一方、少し古い同分野の和書では、特に品種名は囲まれていませんでした。
- 山崎耕宇, 久保祐雄, 西尾敏彦, 石原邦, ed (2004). 新編 農学大事典. 養賢堂. ISBN 978-4-8425-0354-7
- 果樹園芸大百科 2 リンゴ. 農山漁村文化協会. (2000). ISBN 978-4540993329(一部のみ閲覧)
またGoogle Scholarにおいて「栽培品種、リンゴ」で検索した場合(上位から適当数)、論文タイトルに品種名があるものは15/18で「‘’」(3件「」)、「栽培品種、イチゴ」で7/15が「‘’」(1件""、7件「」)、「栽培品種、バラ」で3/6で「‘’」(1件""、2件「」)でした。最近の論文ほど「‘’」を使用している印象があります。
「‘’」でくくる表記は、おそらく栽培品種の命名規約(国際栽培植物命名規約)において栽培品種名を「‘’」でくくって表示するよう定められていることに起因するのではないかと思います。もちろんこれは正式な表記に関してであり(ですから和名をくくる必然性はないとは思います)、またこの規約では分類群の学名を前につけなければならないとか「販売名」(リンゴではJazzやPink Lady)はこのように表記してはならないとしているので、厳密に適用することは難しいとは思います。
もちろん一般的な検索では「‘’」はほとんど見当たらず、「」や囲みなしが多いようです。ただし、上記のように専門分野では「‘’」が一般的なようですので、この表記自体には問題がないように思っております。ご意見いただければ幸いです。表記の統一までは考えておりません。--Neobodo(会話) 2024年11月23日 (土) 09:28 (UTC)(リンク修正--Neobodo(会話) 2024年11月23日 (土) 10:16 (UTC))(スペルミス修正--Neobodo(会話) 2024年11月30日 (土) 01:52 (UTC))(スペルミス修正--Neobodo(会話) 2024年12月8日 (日) 10:20 (UTC))
- コメント 私は植物分野については専門外であり、感想ベースになってしまいますが、コメントします。
- 栽培品種を一重引用符で括るのは見たことがなく、いつだったか強化記事で「ふじ (リンゴ)」がピックアップされたときに拝見した際、非常に違和感を持ちました(個人的な感想ですが、とても見づらく感じました)。
- 一方、国際園芸学会『国際栽培植物命名規約 第7版』、アボック社、2008年、ISBN 978-4-900358-60-7 を読んでみたところ、第31条の「実例4」「実例5」(49ページ)に
‘天の川’
‘オウゴンセトウチ’
などの表記が見られ、国際的な取り決めでは(一応日本語でも)一重引用符で括ることとされているようです。 - また、ウィキペディアの記事においては、Neobodoさんの会話ページで「Neobodoさん独自の表記法」との指摘がありますが、実はそういう訳でもなさそうで「ボタン (植物)」での用例があります。
- ただ、この表記をウィキペディアで運用するには本議論で合意の上(ガイドラインやプロジェクトに表記方法が明示されていない)、表記の統一が必要と考えます(コメント依頼を出しました)。私は今のところ 中立の立場をとります。
- ところで、話の主題からは逸れますが、「ふじ (リンゴ)」などで記事第1文の「‘ ’」まで太字とするのはWP:LEADPARAGRAPH違反ですので、全件修正が必要です。よろしくお願いします。--Number Tea(会話) 2024年12月1日 (日) 07:24 (UTC)
- コメント 普段ワイン関連の執筆を行っている者です。このあたりの知識は皆無なので話半分に聞いていただければと。
- このような表記があることは初めて知りました。ご提示いただいた文献等は見ておりませんが、こちらの表記方法自体が存在していることについては特に疑っていません。また、感覚的には「とても見づらく感じた」というNumber Teaさんと同意見です。
- そのうえで、(『表記の統一までは考えておりません』とのことですが、仮に)全ての記事で栽培品種にはこの表記を使うべき、となったとしても、ワイン関連に関しては「やだよそんな書き方どこでもしてないじゃん」の一言で終わりだと思っています。ワイン絡みで出てくる品種なんて全部栽培品種ですが、ワインに関する文献では(少なくとも私が目にするような一般向けのものでは)このような表記がされていることはまずないですから。で、この違いがどこにあるかと考えると、これは完全に私の推測ですが、この表記は植物学の文脈で「種」と「品種」を明確に区別する目的で使われているのではないかな、と。ですので、食文化の文脈でワインの話をしているときには(品種の話をしているに決まってるということもあるので)使われないと考えるとしっくりきます。Wikipediaにおいても同様に、植物学の観点で品種であって種ではないことを明記する必要がある場合は「‘’」でくくる、品種であることが自明な記事では使わない、みたいな使い分けが望ましいのではないかな、と。リンゴでは植物学的な解説があるので(適宜)使う、ふじ (リンゴ)は品種の話以外ではありえないので使わない、みたいな感じが一例でしょうか。とはいえ、一つの記事に複数の表記が使われるのも気持ち悪いでしょうから難しいところではありますが。
- --Capsellanaut(会話) 2024年12月5日 (木) 12:12 (UTC)
- コメント いわゆる生物学/植物学の専門書・論文のマナーと、一般のマナーが異なっているということでしょうね。Wikipedia:記事名の付け方には「専門家よりも一般的な利用者の関心を重視」という記述があるのですが、記事本文での表現ではそこまでの規定はないのかも。
- 全統一というのはなかなか非現実的で、たとえば、植物学の学術的な文脈では専門的な表記を、そうでない文脈では一般的な表記、でよいのではないでしょうか。--柒月例祭(会話) 2024年12月5日 (木) 12:45 (UTC)
- ご意見ありがとうございます。最初に記したように、統一は考えておりません。ただ、挙げたような例があるので、「‘’」でくくったものでも許可していただきたい(統一されていなくてもいいのでは)、という思いでした。考えていたよりも拒否反応が強いようで、どうしようか、と思っています。「とても見づらく感じた」ということで、確かに私も最初はそう感じたのですが、今はあまり違和感は感じていません。「‘’」で括られていれば栽培品種を示していることがすぐわかりますし、特に品種名がひらがなの場合は文中に埋没しにくい(例えば「ふじやつがる、」)という利点があると感じています。また、ここで扱っているのは植物学の「品種」ではなく、「栽培品種」であるため(規約が違います)、植物学とはあまり関係がなく、農学・園芸学で使用されるようです。--Neobodo(会話) 2024年12月8日 (日) 10:20 (UTC)