ザ・ファントムギフト
ザ・ファントムギフト | |
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出身地 | 日本・東京都 |
ジャンル | ロック |
活動期間 |
1984年 - 1989年 2003年 (再結成) 2024年 (活動休止) |
レーベル | |
共同作業者 | 小西康陽 |
メンバー |
ザ・ファントムギフト(1984年 結成 - 1989年 活動停止 / 2003年 再結成 / 2024年 活動休止[1])は、日本のニュー・ウェイヴ系ロックバンド。1980年代の「ネオGS」ムーブメントの中心的存在として知られる。
略歴・概要
[編集]1984年(昭和59年)、結成。当時はザ・ダイナマイツの『トンネル天国』(1967年)、日本の60's GSおよび欧米の『60's サイケ/ガレージ・パンク』の埋もれた曲などをレパートリーとしたGS&ガレージ・パンクのカヴァーバンドであった。自主制作盤として、1985年(昭和60年)に『ジェニーは嘘つき』、1986年(昭和61年)に『夜空に消えたシンデレラ』をPLAYMATE RECORDSからそれぞれリリースした[2]。
1987年(昭和62年)3月10日、自主制作サード・シングル(EP)『魔法のタンバリン』を高護率いるソリッドレコードからリリース[2]、同年秋に、ミディからアルバム『ザ・ファントムギフトの世界』が発売され、メジャー・デビューを果たす[2]。同年、小西康陽と共同アレンジしたシングル『ハートにOK! / 太陽とベロニカ』が発売される[2]が、レコーディングされた2ndアルバム『ザ・ファントムギフトの奇跡』は発売が見送られ、メジャーからのリリースはこの1枚のみとなった。
1988年(昭和63年)6月25日、ソリッドレコードから発売されたコンピレーション・アルバム『ソリッドレコード夢のアルバム』に参加、ドラムスのチャーリー森田が新曲『ドゥビ・ドゥビ』を書き下ろし、泉アキをリードボーカルに迎え、編曲、演奏、コーラスを同バンドが行った[3]。
1989年(平成元年)、ピンキー青木の脱退とともに活動を停止した。
1993年(平成5年)10月21日、ミディが1stアルバム『ザ・ファントムギフトの世界』をCD再発売する。
2003年(平成15年)11月15日、幻の2ndアルバム『ザ・ファントムギフトの奇跡』に未発表レア・トラックを収録した同名のアルバムがソリッドレコードから発売され、同年12月13日、再結成ライヴを行った。
『魔法のタンバリン』は、1995年(平成7年)にサリー久保田率いるLes 5-4-3-2-1が、2007年(平成19年)にはおなじくサリー・ソウル・シチューが中島優美(GO!GO!7188)をリードボーカルに迎えてカヴァーしている。後者が収録されたアルバム『宇宙でランデヴー』では、『ハートにOK!』も平山みきをリードボーカルに迎えてカヴァーした。またデビュー・シングル『ジェニーは嘘つき(Jenny The Deceiver)』は2000年(平成20年)、ピンキー青木率いるLA MONSTER VIOLENTAによってセルフ・カヴァーされオーストラリアで7インチEPアナログ盤としてリリース、2007年リリースのピンキー青木名義のソロ・アルバム『Unknown Goldmine(Psych up records PSY6901 CD)』にも収録された。
2022年(令和4年)12月21日、「一色萌とザ・ファントムギフト」名義で「ハートにROCK!」をリリース。ナポレオン山岸、サリー久保田、チャーリー森田が演奏に参加しており、ザ・ファントムギフト名義では35年ぶりのレコーディングとなった[4]。
2024年(令和6年)、オリジナルメンバーのピンキー青木が死去[5]。同年、サリー久保田が脱退を決め、バンドは休止となった[1]。
ディスコグラフィ
[編集]シングル
[編集]- ジェニーは嘘つき / ベラドンナの伝説 1985年発売 (PLAYMATE RECORDS)
- 夜空に消えたシンデレラ / トンネル天国 1986年発売 (PLAYMATE RECORDS)
- 魔法のタンバリン 1987年3月10日発売 (ソリッドレコード)
- 『魔法のタンバリン』『リバノールの季節』 / 『海と女の子』『離したくない』
- ハートにOK! / 太陽とベロニカ 1987年発売 (ミディ) - メジャーデビュー・シングル
アルバム
[編集]- ザ・ファントムギフトの世界 1987年発売 (ミディ) - 1993年10月21日、CD再発売 (MIDI)
- ザ・ファントムギフトの奇跡 2003年11月15日発売 (ソリッドレコード) - 幻の2ndシングル音源を含むレア・トラック集
コンピレーション・アルバム
[編集]- ソリッドレコード夢のアルバム 1988年6月25日発売 (ソリッドレコード) - CDアルバム
- 泉アキ WITH ザ・ファントムギフト『ドゥビ・ドゥビ』
関連事項
[編集]- ヒッピーヒッピー・シェイクス
- ザ・コレクターズ
- ザ・ストライクス
- ワウワウ・ヒッピーズ
- レッド・カーテン
- マディ・ランプス
- グループ・サウンズ
- 週刊FM - 1987年夏頃に特集記事が組まれた事が有る。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “サリー久保田がザ・ファントムギフト脱退”. 音楽ナタリー (2024年3月28日). 2024年3月29日閲覧。
- ^ a b c d #外部リンクのナポレオン山岸公式サイト内の「profile」の項の記述を参照。
- ^ 「ソリッドレコード夢のアルバム」の項の記述、ならびに同アルバム同梱のブックレットの記述を参照。
- ^ “一色萌とザ・ファントムギフト(再結成!)、7インチシングル「ハートにROCK!」を12月21日発売!”. Rooftop (2022年10月14日). 2022年11月16日閲覧。
- ^ “ピンキー青木が死去、ザ・ファントムギフトのオリジナルボーカリスト”. 音楽ナタリー (2024年3月13日). 2024年3月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- NAPOLEON YAMAGISHI - ナポレオン山岸公式サイト
- ザ・ファントムギフト - Yahoo! ミュージック(ウェイバックマシン)