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ウォールフラワー (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウォールフラワー
The Perks of Being a Wallflower
監督 スティーブン・チョボスキー英語版
脚本 スティーブン・チョボスキー
原作 スティーブン・チョボスキー
ウォールフラワー
製作 ジョン・マルコヴィッチ
ラッセル・スミス
リアン・ハルフォン
製作総指揮 スティーブン・チョボスキー
ジム・パワーズ
出演者 ローガン・ラーマン
エマ・ワトソン
エズラ・ミラー
音楽 マイケル・ブルック
撮影 アンドリュー・ダン
編集 ヤナ・ゴルスカヤ
メアリー・ジョー・マーキー
製作会社 Mr. Mudd
配給 アメリカ合衆国の旗 サミット・エンターテインメント
日本の旗 ギャガ
公開 カナダの旗 2012年9月8日TIFF
アメリカ合衆国の旗 2012年9月21日
日本の旗 2013年11月
上映時間 103分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $33,384,127[1]
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ウォールフラワー』(原題: The Perks of Being a Wallflower)は、スティーブン・チョボスキー英語版の小説『ウォールフラワー』を原作としたアメリカ青春映画である。監督は著者であるチョボスキー自身が務め、ペンシルバニア州ピッツバーグ近郊で2011年5月9日から6月29日まで撮影された[2][3]。アメリカでの公開は2012年9月14日

キャスト

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※括弧内は日本語吹替。ウォールフラワー (小説)#登場人物も参照。

製作

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企画

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映画制作会社ミスター・マッド(Mr. Mudd,『JUNO/ジュノ』の製作会社)は原作の著者スティーブン・チョボスキーに映画化を提案し、製作者ジョン・マルコヴィッチ、リアン・ハルフォンとラッセル・スミスは映画用脚本製作と製作指示のためスティーブン・チョボスキーを雇った。2010年、俳優ローガン・ラーマンエマ・ワトソンが出演交渉していると報道された[6]

2011年1月、サミット・エンターテインメントが配給権を獲得した[7]。その年の2月、ラーマンとワトソンはチャーリー役とサム役として出演すると認めた[8]。同じ月に、サミットはヨーロッパの映画業界でのスポンサーをベルリン国際映画祭で求めた[9]。2011年4月、メイ・ホイットマンがメアリー・エリザベス役で、ニーナ・ドブレフがキャンディス役で出演すると発表。ポール・ラッドが5月にビル役で出演すると発表した[10]。2011年5月9日、ケイト・ウォルシュが自身のTwitterを通じ、チャーリーの母親役で出演し、すでに撮影していると発表した[11]

撮影

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この映画はピッツバーグ近郊で2011年5月9日から6月29日まで撮影された[12]。映画冒頭の撮影はピッツバーグの監督スティーブン・チョボスキーの故郷であるアッパー・セント・クレアとピーター・タウンシップ高校を含むサウス・ヒルで行われた[13][14]

登場人物が『ロッキー・ホラー・ショー』のコスプレをするシーンはドーモントにあるThe Hollywood Theaterで撮影された[15]。監督チョボスキーが幼い頃『ロッキー・ホラー・ショー』をその映画館で見たことがあり、再オープンになると監督が聞きつけ、撮影のため貸切にした[16]

公開

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本映画はアメリカでは2012年9月14日に公開された[17]

レイティング

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はじめ「10代の若者による薬物摂取と飲酒、いくつかの性的言及」のため「R」に指定されたが、のちに「大人向けの薬物摂取と飲酒、言葉による性的内容、および暴力的シーンが全て十代の若者によるもの」のため「PG-13」指定となった[18]

エピソード

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  • エマ・ワトソンローガン・ラーマンは、撮影の合間に『Octopus Jam(オクトパス・ジャム)』というバンドを組んでいたという。「私がボーカルでローガンが作曲担当。彼は私のために一曲書いてくれたの。とても楽しい時間を過ごせたわ。」と語っている[19]
  • ピッツバーグにて本作品を撮影していたエズラ・ミラーは、マリファナを所持していたために逮捕されている。罰金を払い釈放された後「マリファナは感性を高めてくれるものだし、吸っていることを隠そうと思わない」と発言している。
  • エズラ・ミラーはインタビューにて「撮影中の数週間で、エマは僕の最も親しい友人(one of my dearest friends)の一人になったし、今後も永遠にこの友情が続くと思う。それに個人的には『ハリー・ポッター』のファンがこの映画を見て、エマはこんな事も出来るんだって驚くのがとても楽しみだ」と語っている[20]

サウンドトラック

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  1. It Could Be Another Change (The Samples)
  2. Come On Eileen (デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ)
  3. Tugboat (ギャラクシー500)
  4. Temptation (ニュー・オーダー)
  5. Evensong (The Innocence Mission)
  6. Asleep (ザ・スミス)
  7. Low (Cracker)
  8. Teenage Riot (ソニック・ユース)
  9. Dear God (XTC)
  10. Pearly Dewdrops' Drops (コクトー・ツインズ)
  11. Charlie's Last Letter (Michael Brook)
  12. Heroes (デヴィッド・ボウイ)

テレビ放送

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回数 テレビ局 番組名(放送枠名) 放送日 放送時間 放送分数 形態 視聴率
1 フジテレビ ミッドナイトアートシアター 2017年11月21日 1:55 - 3:55 120分 字幕版 0.6%
1 日本テレビ 映画天国 2019年06月04日 1:59 - 3:59 120分 字幕版 1.8%[21]
  • 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

参考文献

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  1. ^ The Perks of Being a Wallflower”. Box Office Mojo. 2013年8月24日閲覧。
  2. ^ 'Perks Of Being A Wallflower' updates plus filming locations in Pittsburgh May 9–13”. May 12, 2011閲覧。
  3. ^ A message from Emma”. EmmaWatson.com. May 12, 2011閲覧。
  4. ^ a b 'Perks Of Being A Wallflower' Stars Still Have Battle Wounds From Filming”. mtv.com (June 4, 2012). June 5, 2012閲覧。
  5. ^ Kroll, Justin (May 11, 2011). “McDermott packs a pair of pics into TV sked”. Variety. http://www.variety.com/article/VR1118036837 May 14, 2011閲覧。. 
  6. ^ McNary, Dave (May 19, 2010). “Watson, Lerman in talks for 'Perks'”. Variety. http://www.variety.com/article/VR1118019620. 
  7. ^ McNary, Dave (January 25, 2011). “Summit circles 'Wallflower'”. Variety. http://www.variety.com/article/VR1118030906. 
  8. ^ Lodderhose, Diana (February 9, 2011). “Emma Watson to star in 'Wallflower'”. Variety. http://www.variety.com/article/VR1118031935. 
  9. ^ Kay, Jeremy (February 17, 2011). “Buyers leave EFM with deals despite slow festival”. Screen Daily. http://www.screendaily.com/news/distribution/buyers-leave-efm-with-deals-despite-slow-festival/5023967.article 
  10. ^ Finke, Nikki (April 15, 2011). “Nina Dobrev Goes From 'Vampire Diaries' To 'The Perks Of Being A Wallflower'”. http://www.deadline.com/2011/04/123303 April 17, 2011閲覧。 
  11. ^ Wilkinson, Amy (May 10, 2011). “Kate Walsh Signs On For 'Perks Of Being A Wallflower'”. MTV. May 19, 2011閲覧。
  12. ^ “Movie Filming In Pittsburgh Wants To Make Your Car A Star”. WPXI. (April 27, 2011). http://www.wpxi.com/news/27690671/detail.html May 13, 2011閲覧。 
  13. ^ Emmers, Becky (May 9, 2011). “Movie Begins Filming in Upper St. Clair”. Upper St. Clair Patch. http://upperstclair.patch.com/articles/movie-begins-filming-in-upper-st-clair May 19, 2011閲覧。 
  14. ^ Emmers, Becky (May 19, 2011). “Kings Restaurant Closing for 'Perks' Movie Shoot”. Peters Patch. http://peters.patch.com/articles/kings-restaurant-closing-for-perks-movie-shoot May 19, 2011閲覧。 
  15. ^ Vancheri, Barbara (April 21, 2011). “Film Notes: Newly resurrected Hollywood Theater to appear in film”. Pittsburgh Post-Gazette. http://www.pittsburghpostgazette.net/pg/11111/1140711-60-0.stm May 14, 2011閲覧。 
  16. ^ USC Native to Film Scenes for Movie at Dormont's Hollywood Theater”. Dormont-Brookline Patch (April 25, 2011). May 14, 2011閲覧。
  17. ^ Puchko, Kristy (May 24, 2012). “The Perks Of Being A Wallflower Lands Release Date”. Cinema Blend. June 21, 2012閲覧。
  18. ^ MPAA Grants 'Perks of Being a Wallflower' PG-13 Rating”. The Wrap. Sharon Waxman (2012年3月8日). 2012年4月7日閲覧。
  19. ^ [1]
  20. ^ [2]
  21. ^ 週間高世帯視聴率番組10 VOL.23 2019年 6月3日(月)~6月9日(日)ビデオリサーチ 番組平均世帯視聴率、2019年6月30日閲覧。

外部リンク

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