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ブラン・ニュー・ヘヴィーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
The Brand New Heaviesから転送)
ブラン・ニュー・ヘヴィーズ
2016年、レーヴァークーゼンでのライブ
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランドイーリング
ジャンル アシッドジャズ
ファンク
ジャズラップ
活動期間 1985年~現在
レーベル Acid Jazzレコード
Delicious Vinyl
FFRR レコード
Chrysalis UK
EDEL
公式サイト TheBrandNewHeavies.net
メンバー Jan Kincaid
Simon Bartholomew
Andrew Levy
エンディア・ ダヴェンポート
旧メンバー サイーダ・ギャレット
カーリーン・アンダーソン
Nicole Russo
サイ・スミス
Jay Ella Ruth
ケリー・エヴァンス

ブラン・ニュー・ヘヴィーズ (Brand New Heavies) は、アシッドジャズおよびファンクの音楽グループである。1985年にロンドン郊外のイーリングで結成された。

来歴

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ブラン・ニュー・ヘヴィーズは1980年代に、ブラザー・インターナショナル (Brother International) というインストゥルメンタルアシッドジャズグループとして結成された。

彼らは最初のレコード契約の後、ジェームス・ブラウンが彼のシングルのライナーノートで"Minister of New Super Heavy Funk"(新しいスーパーヘビーファンクの大臣)と称されていたことから、ヘビーズという名前を冠し、現在のグループ名となった。[1] ブラン・ニュー・ヘヴィーズとして、彼らはロンドンのクラブシーンで熱烈な支持を得てからすぐに、クラブのレアグルーヴを受け継ぐアシッドジャズミュージシャンとしてクールテンポレコード英語版と契約することになった。1990年に、ジェイ・エラ・ルース(Jaye Ella Ruth)をリードボーカルとしてエディ・ピラー英語版のアシッドジャズレーベルで初レコーディングを行い、シングル"Got to Give"をクールテンポレコードからリリースしている。

1990年、アシッドジャズレコード英語版と契約し、ブラン・ニュー・ヘヴィーズが決定的な賞賛を得ることとなったアルバム ネヴァー・ストップ(邦題)英語版[2]をリリースした。次いで、クリサリスレコード英語版の一部門と契約すると、[3]アメリカではデリシャス・ヴァイナル英語版によって販売されることとなった。そして、デリシャス・ヴァイナルからメジャーデビューしていたエンディア・ ダヴェンポート英語版がメンバーとして加わり、彼女をボーカルとしたファーストアルバム「ネヴァー・ストップ」の再版バージョン「ブラン・ニュー・ヘヴィーズ」[4]がリリースされた。シングル"Dream Come True"、"Never Stop"および"Stay This Way"はヨーロッパおよびアメリカでヒットし、後にMTVのヘビーローテーションを見たDouglas Gayetonによってミュージックビデオが作られた。

ニューヨークでのMCサーチ (元3rd Bass) およびア・トライブ・コールド・クエストQ-ティップとの共演によって、彼らはヒップホップの要素を取り入れることを思いついた。セカンドアルバムHeavy Rhyme Experience, Vol. 1は、ギャング・スターグールーおよびファーサイドとのコラボレーションを含み、大きな賞賛を得た。この作品では女性ボーカルの曲は含まれなかった。

1994年、Colin LesterとIan McAndrewのWildlife Entertainmentのマネージメントの下、Brother Sisterをリリースした。そして、エンディア・ ダヴェンポートは彼女のソロアルバム(ブラン・ニュー・ヘヴィーズに加入するために先延ばしにしていた)を完成させるため、しばらくブラン・ニュー・ヘヴィーズのボーカルを抜けることとなる。このアルバムには多くのシングルが含まれている。マリア・マルダーの"真夜中のオアシス (Midnight at the Oasis)" をカバーしたものは、USバージョンのアルバムには含まれず、UKでヒットした。 1997年のアルバムShelterでは、サイーダ・ギャレットがメンバーに加わった。このアルバムには、ジェームス・テイラーのヒット作であるキャロル・キング作曲の"You've Got a Friend"も含まれているが、この曲もまたUSバージョンのアルバムには含まれなかった。このアルバムにはヒットシングル"Sometimes"も含まれている。"Sometimes"のリミックスはQ-ティップがラッパーとして参加している。

2000年、ブラン・ニュー・ヘヴィーズはベストアルバムTrunk Funk - The Best of The Brand New Heaviesをリリースした。このアルバムでは、カーリーン・アンダーソンがいくつかの新しくレコーディングされた曲のボーカルを務めている。2003年には様々なボーカリストを迎えた日本限定アルバムWe Won't Stopを、2004年にはイギリスの歌手ニコール・ルッソをボーカルとして迎えたAllaboutthefunkをリリースした。

2006年4月、ブラン・ニュー・ヘヴィーズは再びエンディア・ ダヴェンポートをボーカルに迎え、以前のDelicious Vinylレーベルへ移籍した。ニューアルバムGet Used to Itは2006年6月27日にスターバックスとCDショップから販売している。このアルバムはニューヨークとロンドンでレコーディングされ、リードシングル"I Don't Know Why (I Love You)" が3月初旬にリリースされた。このシングルは、少ししてからTom Moultonにリミックスを依頼してTom Moultonミックス版がリリースされた。同年、"Jump 'N' Move"が2006年のCGアニメフィーチャー映画ハッピー フィートのサウンドトラックおよび2004'年のゲームNBA Live 2005のサウンドトラックとして使われた。2006年の終わりにはツアーライブを行った。

2009年10月、ブラン・ニュー・ヘヴィーズはライブアルバムLive In Londonをリリースし、2010-2011年に2つのニューアルバムをリリースする計画を発表した。1つ目の"Heavy Rhyme Experience Vol. 2"は1992年の"Heavy Rhyme Experience Vol. 1"の続編となる予定である。Dizzee RascalとRoots Manuvaがこのプロジェクトに参加すると噂されている。2つ目のアルバムは、2006年の"Get Used To It"に続くエンディア・ ダヴェンポートがボーカルのものとなる予定である。これらのアルバムの正式な発売日は未定である。

メンバー

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名前 楽器 期間
Jan Kincaid
(1966年5月17日イーリング生まれ)
ドラム、キーボード 1985–
Simon Bartholomew
(1965年10月16日イーリング生まれ)
ギター、ボーカル
Andrew Levy
(1966年7月20日イーリング生まれ)
ベース、キーボード、作詞・作曲、プロデューサー
Lascelles Gordon パーカッション、ギター デビューアルバム (1991)
Jim Wellman テナーサックスソプラノサックス、キーボード
エンディア・ ダヴェンポート
(1966年5月6日アメリカジョージア州アトランタ生まれ)
ボーカル 1990–1995, 2005–
ケリー・エヴァンス キーボード 1985–1992
Jay Ella Ruth ボーカル 1990
サイーダ・ギャレット
(1960年6月24日アメリカカリフォルニア州ロサンゼルス生まれ)
1997
カーリーン・アンダーソン 2000
ニコール・ルッソ 2004
サイ・スミス 2003
マックス・ビーズリー
(1971年1月15日生まれ)
ライブパーカッション、ライブキーボード

ディスコグラフィ

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スタジオアルバム

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ライブ、リミックス、コンピレーションアルバム

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シングル

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  • 1988: "Got to Give"
  • 1990: "Dream Come True (Brand New Mix)" (Acid Jazz; 2年後にリリースされたシングルからの別バージョン)
  • 1991: "Never Stop" (UKチャート 43位)
  • 1991: "Stay This Way" (UK #24)
  • 1992: "Dream Come True '92" (UK #24)
  • 1992: "Ultimate Trunk Funk EP" (UK #19) (Never Stop/ Stay This Way/Mr. Tanaka/Don't Let It Go...)
  • 1992: "Don't Let It Go to Your Head" (UK #24)
  • 1992: "Stay This Way" (UK #40)
  • 1992: "Bonafied Funk/Death Threat"
  • 1994: "Dream on Dreamer" (UK #15)
  • 1994: "Back to Love" (UK #23)
  • 1994: "Midnight at the Oasis" (UK #13)
  • 1994: "Spend Some Time" (UK #26)
  • 1994: "Brother Sister"
  • 1995: "Close to You" (UK #38)
  • 1995: "Mind Trips"
  • 1996: "World Keeps Spinning" (好きと言えなくてサウンドトラックより)
  • 1997: "Sometimes" (UK #11)
  • 1997: "You Are the Universe" (UK #21)
  • 1997: "You've Got a Friend" (UK #9)
  • 1997: "Shelter" (UK #31)
  • 1997: "Top 5 Heavy Hits"
  • 1997: "You Can Do It"
  • 1999: "Saturday Nite" (UK #35)
  • 1999: "Apparently Nothing" (UK #32)
  • 2000: "Worst Case Scenario/Saturday Nite (Jay Dee Remix)" (Split EP with Fat Lip)
  • 2003: "What Do You Take Me For" (Flower Records)
  • 2004: "Boogie" (OneTwo Records/Edel Records, UK #66)
  • 2005: "Can We/Sometimes (Bullseye Remixes)" (Split EP with SWV)
  • 2005: "Surrender" (OneTwo Records)
  • 2006: "Get Used to It"
  • 2006: "I Don't Know Why (I Love You)"
  • 2009: "C'est Magnifique"

[5]

脚注

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  1. ^ Interview with Jon Scragg, Jazz FM 102.2 (London), 22 October 2004.
  2. ^ ポリスター版(規格品番:PSCW-1074、1991年発売)
  3. ^ Hammer, Steve. “Interview: Simon Bartholomew”. 2006年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月4日閲覧。
  4. ^ ポニーキャニオン版(規格品番:PCCY-00715、1995年発売、)
  5. ^ Roberts, David (2006). British Hit Singles & Albums (19th ed.). London: Guinness World Records Limited. pp. 75–76. ISBN 1-904994-10-5 

外部リンク

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