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さめがめ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Same gameから転送)
すみやたかひろによるMac OS

さめがめは、コンピュータゲームの一種である。 名前の由来は、ゲームタイトル「SAME GAME(セイムゲーム)」の英語表記を日本語ローマ字読みしたもの(#歴史を参照)。

1985年に森辺訓章(もりすけ)が「月刊ASCII」に投稿した「ChainShot!」が元となっている[1]。 ソースが公開されているため、タイムアタック制やステージ制を盛り込んだものなどさまざまなバージョンが存在する。 160*64ドット(駒ひとつは32*32ドット)のビットマップデーターを駒として使用することができるため、駒データーのみを公開している作者も多数存在する。

ルール

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画面は升目状に区切られており、いくつかの種類の駒が配置されている。プレイヤーは、画面上の駒を一つずつ選んで消していき、得点を競う。駒の消え方には、以下のようなルールがある。

  • プレイヤーが選んだ駒に接する同じ種類の駒は、同時に消える。(逆に言えば、同じ種類の駒が接していない、孤立した駒は消すことができない)
  • 同時に消える駒が多ければ多いほど、得点が大きくなる。
  • 消えた駒の上にあった駒は、下に落ちてくる。
  • 縦一列の駒が消えると、その右隣の列の駒は、左に移動する。
  • 消せる駒がなくなった時点でゲーム終了となる。
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歴史

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森辺訓章(もりすけ)がルールを考案し、本人作のコンピュータゲームが「月刊ASCII」に投稿された。 1985年11月号に「ChainShot!(もりすけ作、FM-8用)」「ChainShot!(小日向敏行によるPC-9800シリーズ移植版)」が掲載された。

その後、地道な移植作業を経て1992年に福本栄治(響人)がUNIX版(HIUXM版)『SAME GAME』をフリーウェアとして公開。

同年11月には、Macintosh版「ChainShot!」がDA(デスクアクセサリ)として馬渡栄一郎(K&M Software Corp.)から発売されている。[2]

同年12月、吉岡わたる(W.Yossy)がPC9801版を公開したことを契機に、 草の根BBSを中心に日本各地に広がっていった。

1993年にはWindows版が、1994年には高橋健(KEN Takahashi)によるMacintosh版「まきがめ」、An More Night☆によるFMTOWNS版『猿亀(さるがめ)』が公開された。

1995年プレイステーションで発売されたBreak Thru!は、さめがめのルールを応用したゲームである。

1996年には『鮫亀』の名称でゲームメーカーのハドソンによってスーパーファミコンにも移植された。「鮫亀」発売前にコマがマリオキャラクターになった『UNDAKE30 鮫亀大作戦マリオバージョン』がパイロット版として作られ、初心会などで使われた。コマはマリオ・タマゴ・コイン・キノコ・ファイアフラワーの5種類。販売店対抗鮫亀コンテスト参加店に配られ、ハイスコア大会の商品としてプレゼントもされた。また、サテラビューでも配信された。

1997年にはゲームボーイ版が『SAME GAME』の名称でハドソンから発売。2001年に同社から発売されたNINTENDO64ソフト『ボンバーマン64』、2003年に同社から発売された『ボンバーマンランド2 ゲーム史上最大のテーマパーク』にも「さめがめ」として収録されている。

2007年4月12日ロケットカンパニーより発売されたニンテンドーDS用ゲーム『わたしのリラックマ』に、さめがめの駒をリラックマのキャラクターにした「リラがめ」というミニゲームが収録されている。

2009年1月13日にハドソンからWii用サービスWiiウェア専用ソフトとして『さめがめWii』が配信された。

Swell Foopというクローンゲームが作られており、UbuntuなどLinuxディストリビューションの一部がバンドルしている。

そのほかにもYahoo!ゲームで公開されていた『ブロキシー(あにがめ)』、ハンゲームの『セイムパズル』、アニマロッタの『チェーンボンバー』など数多くのアレンジが存在する。

脚注

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  1. ^ 「CHAINSHOT」誕生まで”. www.asahi-net.or.jp. 2023年4月18日閲覧。
  2. ^ 馬渡栄一郎; 森辺訓章 (1992年11月8日). “ChainShotの詳細情報 : Vector ソフトを探す!”. www.vector.co.jp. 2023年5月9日閲覧。

外部リンク

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