谷尻誠
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谷尻誠 | |
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生誕 | 広島県 |
職業 | 建築家 |
公式サイト | https://suppose.jp/ |
所属 | SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. |
谷尻誠(たにじり まこと、1974年 -)は、日本の建築家。SUPPOSE DESIGN OFFICE代表。大阪芸術大学准教授、広島女学院大学客員教授、穴吹デザイン専門学校特任教授[1]。二級建築士[2]。
来歴・人物
[編集]1974年、広島県三次市生まれ[3][4]。 広島県立日彰館高等学校[5]、穴吹デザイン専門学校卒業。本兼建築設計事務所、HAL建築工房を経て、2000年にSuppose design officeを設立[1]。2014年SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. を吉田愛とともに共同設立[2]。
「建築をベースに新しい考え方や、新しい建もの、新しい関係を発見していくこと」を信条に、一般住宅や商業空間設計デザインのほか、アートイスタレーションや展示空間デザイン、ランドスケープ、プロダクトまで多彩なジャンルで活躍。
2018年に公開されたアニメーション映画『未来のミライ』では、作品の舞台となる主人公の自宅を設計した[6]。
特徴
[編集]大学で建築を学んだ訳ではなく、有名設計事務所での職務経験もない。専門学校でデザインを学び、建築の現場で設計のイロハを基礎から学び、自身を「落ちこぼれ」と呼ぶ[7]。
経歴
[編集]- 1974年 - 広島県に生まれる。
- 1994年 - 穴吹デザイン専門学校卒業。
- 1994年から1999年まで、本兼建築設計事務所勤務。
- 1999年から2000年まで、HAL建築工房勤務。
- 2000年 - Suppose design office設立。
- 2014年 - SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd. を吉田愛とともに共同設立。
- 2015年 - 大阪芸術大学准教授就任[7]。
作品
[編集]- EM CEE FIVE(広島県)
- 己斐の家(広島県)
- REGOビル(広島県)
- 皆賀の家(広島県)
- 毘沙門の家:float(広島県)
- 焼山の家(広島県)
- 大野の家(広島県)
- 高須の家(広島県)
- 東広島の共同住宅(広島県)
- WM 広島(広島県)
- Cafe La Miell(愛媛県)
- 大竹の家(広島県)
- 豊前の家(福岡県)
- 2008年 小網町の家(広島県)
- 安城の家(愛知県)
- The South Harbor Resort(広島県)
- 内科離宮(広島県)
- 檜原の家(福岡県)
- Milano salone 東芝インスタレーション Luceste(ミラノ)
- Onomichi U2
- Mazda 碑文谷ショールーム(東京)
- Mazda 高田の馬場ショールーム(東京)
- 今治のオフィス(愛媛)
- Book and Bed(東京、京都、浅草)
- HOTEL HOTEK (オーストラリア)
- agnes b (銀座、香港)
- 叢村書店(愛知県)
- くるりの森(静岡県)
- GU(東京)
- Studious(東京、香港)
- UNITED TOKYO(東京、香港)
- 森音テラス(東京)
- ひぐらしガーデン(東京)
- KOE HOTEL(東京)
受賞歴
[編集]- 2003年
- JCDデザインアワード 新人賞受賞
- GOOD DESIGN賞受賞(毘沙門の家)
- 2004年 - ひろしま街づくりデザイン賞受(FLOAT)
- 2005年 - JCDデザインアワード 奨励賞W受賞
- 2006年 - GOOD DESIGN賞受賞(LA.TERRASSE)
- 2009年
- 住まいの環境デザインアワード 特別賞受賞
- CDデザインアワード 銀賞
- 広島建築文化賞 入賞
- ダントータイルデザインコンテスト 入賞
- Modern Decoration International Media Prize / Annual Commercial Award (上海)
- AR Award / commendation (London)
- NAXデザインコンテスト 銀賞
- 電化住宅建築作品コンテスト 審査員特別賞
- 2010年
- 愛知まちなみ建築賞
- 住まいの環境デザインアワード/暮らしデザイン賞
- 住まいの環境デザインアワード/環境デザイン優秀賞
- THE INTERNATIONAL ARCHITECTURE AWARD(Chicago)
- 2011年
- 福岡県美しいまちづくり建築賞 大賞受賞
- JCDアワード 銀賞受賞
- 上州富岡駅プロポーザル 優秀賞受賞
- 生方記念文庫プロポーザル ファイナリスト
- 遠山保育園設計プロポーザル ファイナリスト
- 2012年
- INAXデザインコンテスト 銀賞受賞
- JCDアワード2012 銀賞受賞
- Station20 EU 設計コンペティション 最終選考
- DFA AWARD 2011 特別賞受賞
- 2013年
- 滋賀県守山中学校設計コンペ ファイナリスト
- 住まいの環境デザインアワード2013 部門最優秀賞、優秀賞受賞
- LIXILデザインコンテスト 銀賞、審査員特別賞受賞
- 2014年 - 台北デザインアワード2014 優選受賞
- 2015年
- 住まいの住環境デザインアワード2015 優秀賞、モダンリビング賞受賞
- JIA四国建築賞 大賞
- International prize for sustainable architecture (Ferara,Italy) Gold medal
- 第3回東海住宅建築賞 優秀賞
- 中国建築大賞2015 大賞
- 2016年
- 住まいの住環境デザインアワード2016 グランプリ
- 福岡県美しいまちづくり建築賞 大賞
- 第4回JIA東海住宅建築賞 優秀賞
- CDアワード2016 大賞
テレビ番組
[編集]- 日経スペシャル カンブリア宮殿 劣等感を武器に変える! 次世代建築家の驚き仕事術(2022年4月7日、テレビ東京)- サポーズデザインオフィス代表として出演[7]。
書籍
[編集]著書
[編集]- 『1000%の建築 僕は勘違いしながら生きてきた』(2012年3月10日、エクスナレッジ)ISBN 978-4767812199
- 『談談妄想』(2013年9月12日、ハースト婦人画報社)ISBN 978-4573031999
- 『日本の住宅をデザインする方法 新装版(2)』(著者:岸本和彦 田井幹夫 谷尻誠 手塚貴晴 廣部剛司 ほか)(2014年4月21日、エクスナレッジ)ISBN 9784767817835
- 『CHANGE-未来を変える、これからの働き方』(2019年8月23日、エクスナレッジ)ISBN 978-4767826455
- 『1000%の建築 つづき 僕は勘違いしながら生きてきた』(2020年5月29日、エクスナレッジ)ISBN 978-4767827681
- 『美しいノイズ 世の中の常識を打ち破るために、君はどう立ち向かうか』(著者:谷尻誠 吉田愛)(2021年10月1日、主婦の友社)ISBN 978-4074410750
- 『職業=谷尻誠』(2022年3月2日、エクスナレッジ)ISBN 978-4767829975
関連書籍
[編集]- 『ML30s 谷尻誠の家づくり モダンリビング別冊vol.2』(著者:ハースト婦人画報社)(2014年10月7日、ハースト婦人画報社)ISBN 9784573551312
- 『谷尻誠の建築的思考法』(著者:森清 松浦隆幸)(2021年7月8日、日経BP社)ISBN 9784296109715
脚注
[編集]- ^ a b “広島・東京建築設計事務所 Suppose Design Office Co.,Ltd −Profile−”. 2019年7月18日閲覧。
- ^ a b “谷尻 誠・吉田 愛|登録建築家|ザ・ハウス”. thehouse-a.jp. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “建築家の谷尻誠氏が「もちのえき」をオープン!出身地の広島・三次町に整備される「もののけ小路」に5/14開業 |CULTURE|TECTURE MAG(テクチャーマガジン)”. TECTURE MAG(テクチャーマガジン). 2022年8月2日閲覧。
- ^ “LOCAL PRIDE -Hiroshima-谷尻誠 ( SUPPOSE DESIGN OFFICE ) | PLUG MAGAZINE” (2019年1月9日). 2022年8月2日閲覧。
- ^ “谷尻 誠|穴吹デザイン専門学校 デザイナーがデザイナーを育てる環境”. 谷尻 誠|穴吹デザイン専門学校 デザイナーがデザイナーを育てる環境. 2022年8月2日閲覧。
- ^ “建築家ならではの一軒家 プロダクションデザイン 谷尻誠”. CINEmadori. 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b c 劣等感を武器に変える! 次世代建築家の驚き仕事術 - テレビ東京 2022年4月7日
外部リンク
[編集]- 広島・東京・建築設計事務所 SUPPOSE DESIGN OFFICE Co.,Ltd
- 谷尻誠 公式ブログ
- 谷尻誠 (tanijirimakoto) - Facebook
- 谷尻誠/suppose (@tanijirimakoto) - X(旧Twitter)
- ほぼ日刊イトイ新聞 谷尻誠×糸井重里 建築家・谷尻誠さんとの8年越しのおしゃべり。(2020年)