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関光汽船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
SHKライングループから転送)
関光汽船株式会社
KANKO KISEN Co.,Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
750-0025
山口県下関市竹崎町4丁目6-8
北緯33度56分54秒 東経130度55分37秒 / 北緯33.94833度 東経130.92694度 / 33.94833; 130.92694座標: 北緯33度56分54秒 東経130度55分37秒 / 北緯33.94833度 東経130.92694度 / 33.94833; 130.92694
設立 1948年昭和23年)9月1日
(関光海運株式会社)
業種 海運業
法人番号 2250001005236 ウィキデータを編集
事業内容 内航海運業ほか
代表者 代表取締役社長 入谷一成
資本金 2億5000万円(払込済資本金)
売上高 132億円
従業員数 200人
主要子会社
  • 産業運輸株式会社
  • 新洋運送株式会社
  • 有限会社新洋運送
  • 新洋福貨ドレージ輸送株式会社
関係する人物
外部リンク https://www.kankokisen.co.jp/
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関光汽船株式会社(かんこうきせん、: KANKO KISEN Co.,Ltd.)は、山口県下関市竹崎町に本社を置く、日本の海運会社。旧・関光海運

日本国内及び周辺国との貨客航路を展開する「SHKライングループ」の母体で、同グループの事業持株会社でもある。“SHK”の名称は当社グループの企業における頭文字が由来で、新日本海フェリーの“S”、阪九フェリーの“H”、関釜フェリーの“K”から来ている。

拠点

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  • 国内支店 - 東京・大阪・北九州・札幌・新潟
  • 国内営業所等 - 荒田(下関市彦島)・新門司(北九州市門司区)・帯広
  • 海外拠点 - 青島・蘇州(以上中国)・ソウル(韓国)・ホーチミン(ベトナム)

沿革

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  • 1937年昭和12年)3月 - 入谷豊州加藤海運から独立し「加藤海運商会」を下関市に設立、資本金27,000円[1]
  • 1939年(昭和14年)
    • 初の自社船「第二白山丸」就航、速力7.5ノットで当時瀬戸内で一番速い船とされる[1]
    • 入谷豊州が関門地区機帆船組合理事に就任[1]
  • 1942年12月 - 戦時統合に伴い加藤海運商会が「関門機帆船輸送組合」に吸収合併される[2]
  • 1944-45年(昭和19-20年) - 太平洋戦争の本土空襲で事務所と船を喪失[1]
  • 1947年(昭和22年)
    • 3月 - セメント輸送販売を行う「三聯商会」を設立、経営多角化のきっかけとなる[1]
    • 8月 - 下関機帆船輸送組合を「下関機帆船輸送株式会社」に改組[2]
  • 1948年昭和23年)8月 - 下関機帆船輸送を改め関光海運株式会社設立、下関船主組合の荷物集荷を担当する[1][2]
  • 1949年(昭和24年) - 戦後初の自社船として旧日本軍払い下げの機帆船を買船し「第五一関光丸」就航[1]
  • 1953年(昭和28年) - 日本甜菜製糖下関工場の商品輸送を目的として初の鋼船「糖油丸」就航、阪神地域との定期運航を開始[1][2]
  • 1957年(昭和32年) - 北海道定期航路事業を開始[1]。本社を大阪市に移転、下関市に支店設置。
  • 1966年(昭和41年) - 阪九フェリー株式会社設立、関光汽船株式会社と社名変更[1]
  • 1969年(昭和44年)6月 - 新日本海フェリー株式会社関釜フェリー株式会社設立[1]
  • 1970年(昭和45年) - 通関業、倉庫業取得
  • 1971年(昭和46年) - 一般貨物自動車運送事業取得、東九フェリー株式会社設立
  • 1976年(昭和51年) - 東九フェリー株式会社がオーシャンフェリー株式会社と合併、オーシャン東九フェリー株式会社となる
  • 1977年(昭和52年) - 本社を大阪市より下関市に移し、大阪市に支店設置
  • 1978年(昭和53年) - 下関グランドホテルを買収。
  • 1979年(昭和54年) - 下関市竹崎町に本社社屋新築
  • 1980年(昭和55年) - 下関-青島間のチャーター船運航を主目的として山口県・下関市・山口県内企業との出資による第三セクター・西日本商船株式会社(1984年6月に西日本汽船に改称[2])設立[3]
  • 1982年(昭和57年) - 新能越フェリー株式会社設立[4](1984年解散[5]
  • 1989年平成元年) - 日本クルーズ客船株式会社設立
  • 1997年(平成9年) - オリエントフェリー株式会社設立(2018年解散)
  • 1998年(平成10年) - 青島(中国)駐在員事務所設立
  • 2001年(平成13年) - 一般港湾運送事業取得
  • 2003年(平成15年) - 海運第二種貨物利用運送事業(外航・内航)取得
  • 2004年(平成16年) - 上海下関フェリー株式会社設立(現・蘇州下関フェリー株式会社
  • 2005年(平成17年) - ソウル(韓国)駐在員事務所設立、上海(中国)駐在員事務所設立
  • 2006年(平成18年) - グリーン経営認証取得、安全性優良事業所認定取得、中国現地法人「青島関光物流有限公司」設立、青関エクスプレスライン株式会社設立
  • 2007年(平成19年) - 蘇州(中国)駐在員事務所設立
  • 2008年(平成20年) - 国土交通省海事局の「平成20年度 エコシップマーク認定事業者(第1回)」に認定
  • 2009年(平成21年) - 上海下関フェリーの週2便化、第二種貨物利用運送事業(鉄道貨物運送)取得
  • 2010年(平成22年) - 韓国/関光ロジスティクス韓国株式会社設立(ソウル駐在員事務所を現地法人化)、中国/青島関光国際物流有限公司(現地法人)に煙台分公司、威海分公司、蘇州分公司の3支店を設立、国土交通省海事局の「平成22年度 エコシップマーク認定事業者(第3回)」に認定
  • 2011年(平成23年) - 国土交通省海事局の「平成23年度 エコシップマーク認定事業者(第4回)」に認定
  • 2012年(平成24年) - ISO9001の認証を取得
  • 2013年(平成25年) - 山口県内に本社を置く事業所初のAEO(認定事業者)制度での「認定通関事業者」、国土交通省海事局の「平成25年度 エコシップマーク認定事業者(第6回)」に認定
  • 2014年(平成26年) - 上海下関フェリー株式会社が、社名を蘇州下関フェリー株式会社に変更、J ACEP承認(コンテナ保守点検方法及び保守点検計画等の承認)
  • 2015年(平成27年) - 関光ロジスティクスベトナム株式会社設立
  • 2018年(平成30年) - SHKライングループ・横須賀市・北九州市の連携で横須賀港 - 新門司港間のフェリー航路計画検討を発表[6]
  • 2019年(平成31年) - 横須賀港 - 新門司港フェリー航路の運営会社として、東京九州フェリー株式会社を設立[7]

SHKライングループ構成企業

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  • 関光汽船 - 「SHKライングループ」の母体企業
  • 新日本海フェリー
  • 阪九フェリー
  • 東京九州フェリー
  • 関釜フェリー
  • オーシャントランス(旧オーシャン東九フェリー[8]
  • 蘇州下関フェリー
  • 西日本汽船
  • 下関グランドホテル
  • オーセントホテルズ(オーセントホテル小樽・ニセコ羊蹄の宿 楽 水山)
  • 青島関光国際物流有限公司
  • 関光ロジスティクス韓国株式会社
  • 関光ロジスティクスベトナム株式会社
  • 新協和商事株式会社
  • 協伸産業株式会社
  • 新門司フェリーサービス株式会社
  • 新日本海サービス株式会社
  • 株式会社ヴィーナストラベル
  • 協和リアルエステート株式会社
  • 協和ロジスティクス株式会社
  • マリネックス株式会社
  • マリネックス西日本株式会社
  • 万利寧(南通)国際物流有限公司
  • 株式会社KANKO LINE北海道(旧新洋運送株式会社)
  • 株式会社KANKO LINE新潟(旧新洋運送有限会社)
  • 株式会社KANKO LINE関西(旧株式会社新洋ドレージ(2016年4月から2024年3月末まで)←旧新洋福貨ドレージ輸送株式会社(2016年3月末まで))
  • 株式会社KANKO LINE九州(旧産業運輸株式会社)
  • シートランス株式会社
  • ノーザントランスポートサービス株式会社
  • マリネックストランスポートサービス株式会社
  • ノーザンオートサービス株式会社
  • はりま物流協同組合
  • ケイ・ファクトリー株式会社
  • 株式会社V・C・S
  • 株式会社SHKライン
過去の企業

提供番組

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現在
過去

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k SHKライン 編著『長距離フェリー50年の航跡 SHKライングループの挑戦』ダイヤモンド社、2018年8月。ISBN 978-4-478-08439-7 
  2. ^ a b c d e 池沢洋之『長距離フェリーを創る 入谷豊洲伝』内航ジャーナル社、1986年12月。 NCID BA70047374 
  3. ^ 「山口県と山東省の経済交流 10周年を契機に活発化」『日中経協ジャーナル』1995年9月号。 
  4. ^ 「ニュースガイド フェリー」『新潟県年鑑』 1983年版、新潟日報社、1982年10月、86頁。全国書誌番号:83017567 
  5. ^ 「マレーシアに合弁会社 阪九グループが航路開設」『内航近海海運』Vol.2371984年3月増刊号、内航ジャーナル、NDLJP:2880624 
  6. ^ 横須賀港〜北九州港 新規フェリー航路開設計画について(市長記者会見)(2018年12月18日)|横須賀市”. www.city.yokosuka.kanagawa.jp (2018年12月18日). 2019年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月25日閲覧。
  7. ^ 東京九州フェリー株式会社の情報|国税庁法人番号公表サイト”. www.houjin-bangou.nta.go.jp. 2019年9月7日閲覧。
  8. ^ 合併により資本系列が王子ホールディングスグループとなったため、関光汽船のサイトには記載されていない。

外部リンク

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